婦人服の仕立て屋である『おはりこ』が、男女の垣根を超えたユニセックスのファッションに挑戦します。

世界に１つ あなただけの
大島紬のライダースジャケット

レディース特化の仕立て屋として、大島紬のお着物をお洋服にリメイクしたいとのご依頼はとても多く、今までに仕立てたアイテムは割とフォーマル感の強いコートやワンピースばかり。私は、もっと大島紬の可能性を見出したいと強く思っていました。

着物生地は生地幅が狭い！デザインが限られる！柄が渋いものが多い！
そこを生かしたカッコいいアイテム！考えた先がライダースジャケットでした。

男女の垣根を超えて、『カッコいいアイテム』として大島紬に拘ったライダースジャケット。

大島紬の艶を残しつつ、重みのあるインパクトを入れることで【カッコいい】を際立たせたく、ポケット口には《本革》を使用しました。

故郷鹿児島の世界三大織物である大島紬の江戸時代に自分で織った貴重な大島紬をどのような思いで泥田に隠したか…

同じ衣類を手掛ける職人として心に刺さる切ない思いを、

『反逆』の意思を示すファッションの代表とも言える『ライダースジャケット』へ重ねたいと思います。

全ての『大島紬ライダースジャケット』に証紙をお付けします

世界三大織物・大島紬とは

大島紬（おおしまつむぎ）は奄美大島を発祥の地とする絹織物で日本の民族衣装を代表する着物です。約1,300年の歴史を持ち、古くは高級絹織物として着る方のステータスシンボルとなっていました。

当初、自家用として奄美で織り作られ愛用されていたようで、江戸幕府の支配下となった際にその美しさから貴重品として目が止まり、薩摩藩への上納品となったそうです。それから庶民が身につけることや所持することさえも禁止され、それでも自分で織った紬を手元に残しておきたいという思いから、役人に取り上げられまいと泥田の中に隠し、役人が去った後に洗ってみたところ光沢のある美しい黒に染まったことが、泥染の始まりと言われているようです。

作り手「おはりこ」の思い

ここまでプロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。
Ordermade＆Remakeおはりこの松村です。普段は、鹿児島市で婦人服の仕立てを行っています。

私はSDGsという言葉が広がる現代、箪笥に眠っている「衣服」がオシャレに自由に息を吹き返すをテーマに、リメイクについて社会に伝えたいと思って事業を行なっています。

世界に1つだけのオリジナルのお洋服を作りたい方や、ご本人のサイズに合ったオーダメイド服、ウェディングドレスの制作をデザインからパターン、縫製まで一貫して行っております。

また箪笥に眠っている着物やサイズが合わなくなったブランド服などを別のお洋服へ仕立て直すリメイク等も行っております。

お客様の暮らしがお洋服を通じて輝くことを願いながらOrdermadeとRemake の商いを営んでおります。

私がこの世界に足を踏み入れたのは、母の影響です。
私の母の若い頃のお話です。

1970年から80年代当時、婦人服のオーダメイドの絶頂期。
母は婦人服のオーダメイド・オートクチュールの仕立てを手掛けるアトリエサロンに在籍しており、縫い子さんが20名ほど在籍している中で後輩の育成をしながら、素敵なお洋服を仕上げるために日夜働いていたそうです。

その後、父と知り合い結婚。
私が誕生したことで会社を退職しました。

それでも働き好きの母の性分と、父の『手に職のある仕事は、途絶えさせてはいけない。大切にするべきだ』という言葉。

ー「家にいるのもなんだかな。皆様のお役に立てるのなら独立するべきなのではないか。」

そして、1983年におはりこを創業しました。

それから母は大忙し、朝から晩まで働いていたり、押し寄せる大量のご依頼に、一週間帰ってこないこともよくありました。

そんな母を見ていた私は「おはりこなんてなるものか！」と息巻いていたことをよく覚えています。

ただ私も成長して高校生になると進路に迷っていました。

こんな職業についてみたいな？と思うものはあっても、働いているイメージは出来ず、漠然と将来に対する不安を持っていました。

夢もなく、これからの将来、私には何が出来るんだろう。

そんな時でした。

ー「おはりこは歳を取りおばあちゃんになっても、何歳までも働けるよ」

何気なく聞いた母の一言。

私は心に響いた､この一言で自分のペースで、何がやりたいか分からない私でも夢を考えながら働ける。

「今の私が進む道は、きっと”おはりこ”なんだろう」と決心がつきました。

母には「あんなに家業は嫌だと言っていたのに」と笑顔で驚かれながら私は急遽、ファッションの道に進みました。楽しかった専門学校の日々。たくさんの仲間も出来て卒業。

その後、社会も知ってみたいと会社員も経験しましたが、やはり母のように洋服を作りたいと「おはりこ」に。地元の鹿児島に戻ることにしました。

久しぶりに元気な母の働きぶりを見れる。

そう意気揚々と帰ってきたのですが驚きました。家業が傾いていました。

オーダメイドが衰退して大口の契約先も無くなっていました。

「このままではいけない」と将来の夢を考えるどころか目の前の事にもう猪突猛進。

ウェディングやリメイクなど新しいサービスを開始し、良い素材を求め県外にも繋がりを広げ、お陰様でリピーター様に支えられて今日も母と一緒に楽しくお洋服作りが出来ています。

家に戻ってきたときの”再起する、挑戦する、息を吹き返す”この初心を大事に今回はMakuakeに挑戦します。

リターン紹介

①【完全オーダーメイド】大島紬ライダースジャケット １着 250,000円

カラーは５パターンご用意しています。

オーダーメイドの技術を生かし、細見だけれども着苦しくない

世界にひとつだけの服

をお届けいたします。

『おはりこ』の職人は全員が女性です。

『おはりこ』の縫製では、柔らかく仕上がります。

男性のスーツなどを仕立てるテーラーは、割と硬めにしっかりと仕上がるのが特徴ですが、レディース仕立てを取り入れながら仕立てる《大島紬ライダースジャケット》は割と柔らかくしなやかに仕上がります。

袖を通してみないとわからない。

【南の島の宝物】世界三大織物の大島紬を使ったライダースジャケットお届けいたします。

その他にも大島紬を使用した商品もご用意しています。

②大島紬 サコッシュ 18,000円

③大島紬 巾着バッグ 25,000円

④プロジェクト報告会 8,000円