最近プラスチック削減への動きが加速し、プラスチック製品を使わないようにしている方も多いのではないでしょうか。歯ブラシもまたプラスチックを消費し続ける道具のひとつということで、旅先や家庭でも必ず捨てられてしまう道具の一つです。

海外メーカーや国内メーカーで様々な歯ブラシが生まれてくる中で、弊社では今一度「今必要な歯ブラシ」のあり方について考えてみました。その結果、たどり着いたのがこの「Organic Bamboo 竹歯ブラシ」です

(1). ボディからブラシまで植物性

ボディは天然の竹を使用。いずれ土に還っていく循環型素材で、その中でも日本人に昔から馴染みの深かった「竹」は、懐かしさとともにやさしい風合いを演出します。
また竹は、3～4年で育つとてもサイクルの早い樹木です。その竹を定期的に伐採し、使用することで、竹林を保全することができます。そして竹ならではの抗菌作用と強度で、繰り返しの使用も可能です。
また、丸型の持ち手に使用しているカラー部分は天然の漆塗り、平型、丸型ともブラシ部分はナイロンポリマーのナイロン610を使用しました。

ナイロン610とは、ヒマシ油を精製したセバシン酸を62%と、ヘキサメチレンジを合成して作られたナイロンポリマーで、植物化度は60%になります。また、普通のナイロン製ブラシより強度はやや弱めです。

(2). 漂白剤、防カビ剤不使用

口に入れて使うもの、という考えでは歯ブラシはお箸やスプーンと同じ。だからこそあまり薬剤は使いたくない…当社では漂白剤・防カビ剤不使用の竹割箸を作っている技術をそのまま竹歯ブラシにも流用して、薬剤を使わない竹歯ブラシを作りました。

天然竹は煮沸、乾燥の工程を経て研磨を施したのち、さらに超音波・紫外線照射での処理を行い、含水率を7%以下にまで下げて最終研磨で仕上げます。
持ち手に刻まれた「Organic Bamboo」のロゴは、まさにこだわりの証でもあります。
※ご使用後はよく乾かして、清潔で湿気のない場所での保管をお願いします。

(3). 口に入れやすいサイズのヘッドブラシ

海外の歯ブラシは、ブラシ部分が大きいものが多くて磨きづらいと感じました。そこでヘッドブラシを小さくスリムにし、さらに子供用なら、国内で販売されている子供用（6〜12歳用）のヘッドブラシとほぼ同じ大きさにしました。子供はもちろん大人でも、小さめのヘッドブラシがお好みの方にもおすすめです。
※子供用歯ブラシは、市販の対象年齢6才〜12才のものを参考にしました。

(4). スタンダードな平型と握りやすい丸型

スタンダードな平型の歯ブラシに加え、円筒形ボディの丸型をご用意。太くて丸い握り部分で持ちやすく、乾燥度を上げた竹を使用しているので、重量もプラスチック製のものより軽く、操作性の高い持ち感を実現しました。

※重量は平均的な目安ですので、1本1本には個体差があります。

(1). 出張や宿泊を伴うおでかけに・平型個包装仕立て

トラベル専用の歯ブラシを買っても、たまにしか使わないから衛生面が心配…普段使っている歯ブラシを持っていこうとすると、前夜まで使っていたり、朝も使うから忘れやすい。個包装になっている平型歯ブラシなら、宿泊先のプラスチック歯ブラシのお世話にならず、環境にやさしいワンユース品を持ち歩けます。
※平型竹歯ブラシは燻し加工タイプもありますので、2人でのお泊まりでも違いをつけられます。また、燻しタイプは口に入れたときにほんのり燻した香りがします。

(2). 贈り物として楽しめる・丸型箱入りセット仕立て

一般的な歯ブラシとは違う、丸い持ち手の竹歯ブラシもご用意しました。握りやすくてカラフルな12色を、クレヨンのように箱に並べて仕立てました。長さとブラシの大きさが異なる、大人用と女性・子供用をご用意しました。

小学校で環境問題学習をやっても、難しくてわからない…そんなお子様に、地球の資源の使い方や正しい消費を一緒に「体験」してみてはいかがでしょうか。
※色の並び方は、変更になる可能性があります。

(3). 丸型歯ブラシには転がり防止に「歯ブラシのまくら」

丸い歯ブラシはコロコロ転がっちゃうのでは？というお悩みを解決する、その名も「歯ブラシのまくら」を1箱につき2個お付けします！歯ブラシを寝かせて乾かすことで、衛生状態を清潔に保つことができます。
※「歯ブラシのまくら」は、普通では廃棄されてしまう竹の節（ふし）の部分を利用して作っています。

どうぞお好みのスタイルでお使いください！

歯ブラシを噛んでしまうお子様や、強く磨く方は消耗が早くなりますので、見た目で劣化が見られましたら速やかに取り替えてください。

今なぜ竹なのか？〜竹という資源の注目度〜

人が食事をする限り、歯を磨くことも必要です。その道具である歯ブラシのほとんどはプラスチック製で、電動歯ブラシもヘッドはプラスチック製の交換式です。消耗品である限り、このゴミは人類の数だけ出続けることになります。これをプラスチック以外の材料で作ることができれば、プラスチックの削減へつながるのでは？という考えから生まれたのが竹で作った歯ブラシです。世界的にも竹歯ブラシを製造するメーカーは増え、ネットで検索すると多くの商品がヒットするようになりました。

地球を正しく消費するために

竹は成長が早く、繁殖力の強い植物です。それ故に、他の植物には驚異的な存在ともなります。他の植物を守るためにも竹という資源を消費することは、地球を正しく消費する新しいスタイルとも言えます。

現在プラスチックごみによる海洋汚染が問題となっている中、プラスチック削減へ向けて「プラスチックの代替品になるもの」は、と考えました。
私たち日本人は元々昔から竹で作られた台所用品や生活用品に囲まれて生きてきました。それが時代の変化とともに、プラスチックに変わっていったのです。今一度竹製品の良さを見つめ直し、令和の時代のサステナブルなライフスタイルに寄り添う「竹製品」の開発を目指していきます。

大切なことは「継続性」です。いくら道徳的な正しさでエコな製品を作っても、売れ続けることができなければ意味がありません。売れ続けることとは、消費者のニーズに添うものでなくてはなりません。今回のプロジェクトは、そのための「テストマーケティング」です。どうか、皆様のご意見をお聞かせ願えれば幸いです。

コースが多いので、内容にはどうぞご注意ください。
※金額はすべて送料・税込み価格です。
※子供用の対象年齢は6〜12才です。

今回の製品で、変更が生じる箇所1点、印刷物に関する誤字が1点ございます。
こちらの点をご理解、ご了承いただいた上でのご購入をよろしくお願いします。

・変更が生じる箇所
対象製品：丸型竹歯ブラシ大人用／丸型竹歯ブラシ子供用
歯ブラシを支える間仕切り部分をもう少ししっかりとブラシを挟めるように改良、変更致します。

・印刷物に関する誤字の箇所
対象製品：平型竹歯ブラシ（標準・燻し）
こちらの印刷ミスで、竹歯ブラシの長さの表記が「190mm」になっております。正しくは「180mm」です。箱印刷の修正が間に合わなかったため、このままの状態でお届けとなります。ご了承ください。

プロジェクト期間は24日間です。
製品はすでに製造に着手しており、配送準備を経て、9月下旬より配送開始予定、という計画で進めておりますが、季節的に台風その他自然災害等で、海上輸送や配送関係に影響が出る可能性がありますこと、ご了承願います。

8月6日 プロジェクト開始（製造中）
8月30日 プロジェクト終了（製品完成予定）
9月1日〜30日 商品梱包〜発送予定
※注文数が多い場合、商品の梱包に時間がかかり、発送が遅れる可能性がございます。どうぞご了承ください。

私たち「株式会社アステップ」とは

1963年(昭和38年)で創業。翌39年には東京五輪が開催された時代に、おしぼりレンタルを生業としてスタートしました。日本のおもてなしを理念に一貫して58年という歳月を飲食店舗の成長と共に歩んで参りました。時流時代と共に自社製品開発や貿易から販売と取扱い品目も少しづつ広がり、現在に至ります。
アステップHP https://1963astep.com/

竹製品のはじまり「竹一番」

2007年(平成19年)、料理人の使う「盛り付け箸」を参考にした高級竹箸「竹一番」を開発しました。

一般的な竹箸はコストをかけずに長期保存を可能にする為に、防カビ剤や防腐剤などの薬剤を使用しています。竹一番の竹箸では、あえてコストのかかる超音波処理・紫外線照射による十分な処理を行い、薬剤を一切使用しないで長期保存を可能にする製造方法を確立しました。
竹一番HP https://take1ban.com/

足掛け二年の開発

私達は日本人が古から親しんできた身近な素材「竹」こそ歯ブラシに最適であると考えてきました。旅先で一回使うと捨てられるもの、ご家庭でも必ず捨てられる消費材がプラスチック歯ブラシです。地球が悲鳴を上げている今こそ、この人類誰しもが使う象徴的な歯磨き道具から考えてみたいのです。

また、日本中で使われる多種多様な歯ブラシを本当に必要な機能なのか？をシンプルにゼロから問いかけると欧州ヨーロッパを中心としてBamboo Toothbrushの普及は地球という視点からも確かな人類標準を明示していると思います。

弊社の竹製品開発のスタートは2007年ですが、既に世界的な森林伐採や脱石化素材が問題視されチーム－６％をはじめ環境認識は高まっていました。その中でもセブンイレブンが箸を木から竹に変更する新しいトレンドが生まれ、私共も３～5年で循環される竹に着目し箸事業に参入し、技術的な製法特許を取得しOrganicと独自研磨を施した製品を世に出しました。

今回Organic Bambooの製品は、Makuakeでは竹カトラリーに次いで第二弾となります。様々な困難がありましたが、約二年をかけて自社での竹加工機・穴あけ加工・技術者を要する半自動化という手間暇のかかる生産ラインを独自に作りました。工場は風光明媚な中国福建省の山村ですが、多くの竹林と豊かな渓流が流れる素晴らしい場所です。

竹を生かしたシンプルで最低限の歯ブラシかも知れませんが、素朴な素材に弊社の独自製法を要したOrganic、更に植毛素材も自然由来プラスチックであるナイロン610を採用しました。この機会にお試し頂ければ幸いです。