―日本のものづくりに着目するOSOCUとして取り組む第3弾―

練習しながらおしゃれも楽しむ。

『野球の練習に最適なファッションを作りたい』

そんな思いがこもった野球人向けの機能性練習着登場！

ユニフォームはチームカラーやコンセプトが関係するので、主に練習でのシーンを想定したウェアを考えました。

いわゆる“Vジャン”と呼ばれる、ユニフォームの上に着用するウィンドブレーカー。ウォーミングアップする際、特に投手において肩が冷えないためにベンチで待っている間、風が強くて体感が冷える日、など野球をしていると着用するシーンが何かと多いウェアです。

寒いシーズンだけではなく、保温性もありますので、汗を流してストレス解消したい時や雨の日など、活用の幅は広いです。

特長①少し長めの着丈

一般的なVジャンは裾にゴムが入っているため、裾がどんどん上にあがって来て、動き勝手が悪いことありませんか？

頻繁に、裾に手をやり、上がって来るVジャンを何度も下げて「面倒くさいなぁ」と感じることも度々。

今回のVジャンは着丈を少し長くすることで、上にあがる嫌な感じを無くしました。動きを邪魔しない程度の長さには調整しているので、モニターでも動きにくさの声はありませんでした。

ロング丈仕様で、ウエスト・腰周りがスッキリとなり、シルエットも今までのVジャンには無い雰囲気に仕上がりました。

着用しているモデルは170cm、80kgです。L着用。

丈の長さは全然気にならないです。むしろデザイン的に好みです。筋肉質でガッチリした体型ですが横幅の違和感も無く、動きやすいVジャンです。

特長②着脱しやすさを追求

Vジャンで大事なこと、それは「着脱のしやすさ」です。

この点はデザインと同じくらい重視しました。

試合中、練習中など素早くストレス無くVジャンを脱いだり、着たりしなければいけません。もちろんデザインも大事ですが、裾を広くして着脱しやすさには、とてもこだわり、何度も検討して3度仕様を変えています。

一番のポイントはサイドの生地です。脇から下にかけて良く伸びるジャージ素材を採用。着るときの動きを考えて、実際のプレイヤーの声を取り入れた仕様になっています。

特長③裾ドローコード

丈長と同じく風が入りにくくする工夫です。

着る際は着やすいように裾を広めにしていますが、着た後はきゅっと裾を絞れるようにドローコードを付けました。

絞っても良いし、絞らなくても良い。

縛られず自由な着回しが出来ます。

特長④ポケット

このウェアのままコンビニや自販機にも行けるよう、ファスナー着きでスマホ大のポケットを付けました。切替の縫い目を活かしたポケットで、デザイン性も意識しています。

ICカードやスマホなどを入れ、ちょっとした買い物にはこのまま行けるように考えました。ファスナー付なので、落としたり無くしたりする心配もありません。

通常のサイドポケットもファスナー付。ぱっと見には分からないようなデザインを邪魔しないポケットです。

特長⑤迷彩柄

色々と迷いましたが、「目立ちたい人が多い」という意見を取り入れ、ちょっと変わった迷彩柄をチョイスしました。

生地（画像左）ナイロン100%の丈夫な生地にタイガーカモフラージュのプリント柄。名前の通り、普通の迷彩柄ではなく虎の模様に近づけた個性的な柄です。

生地（画像右）目立つと言えばゴールド！というこで、ポリエステル100%のジャガード織のゴールドカモフラージュ生地。こちらはプリントではなく糸の織りで柄を表現しているため、表面に凹凸があり一味違った迷彩柄です。

特長⑥機能性の裏地

裏地には、東レのエアファインという機能素材を使用しています。

この生地は毛細血管原理を活かした構造で、吸汗・拡散・速乾性に優れた素材です。

汗をかくフォームアップウェアにはピッタリの裏地素材であるため、今回採用しています。

特長⑦実は少ないスポーツウェアの日本製

スポーツウェアは国際的なブランドが多いこともあり、日本製というのは少ない分野です。

日本製だから良いウェアという気は全くないのですが、せっかく身にまとうのであれば顔の見える日本で作ったウェアが良いと考えました。

OSOCUが目指す長く続く取り組みの観点でも日本製であることは大切な要素です。

そんな縫製は、名古屋にあるOFURIYAさんに依頼します。

高齢化が進む縫製業界の中で、若い力を活用した会社です。

技術を受け継ぎつつも、新しいチャレンジにも積極的で、自らブランドを企画もされています。

第一回目の企画で依頼したヴァレイさんと同じく、OFURIYAさんも従来の縫製工場のイメージとかなり違う会社です。

これからの縫製業界でとても新しくユニークな価値を持っていると感じます。

ずばり“着る楽しさ”です。

スポーツなのだから、競技に直接関係ないこうした要素はいらないのでは？と思われるかもしれません。

しかし、

カッコイイ物を着るとテンションが上がりませんか？

誰も持っていない物を持っているとテンション上がりませんか？

スポーツにおいて、この“テンション”はとても大事です。

日頃 の練習やトレーニングは大変で、モチベーションを保ちテンションが上げないと続けられないこともあります。

（※上記タイガーカモの画像はファーストサンプルのため、サイドの切り替えや衿周りの素材・形状が若干リターンと異なります。）

プロ選手ではない大半のプレイヤーにとって、スポーツはパフォーマンス以上に“楽しむ”という要素が重要だと私たちは考えています。楽しめずにスポーツをやめてしまっては元も子もないですよね。

そんな楽しむ姿勢をサポートし、より楽しい雰囲気にするためのウェア（服）があればと考えました。

今回は、スポーツの中でも野球に着目して企画をしています。

野球の練習ウェアの配色はとにかく地味です。

黒、紺、白がベースの無地が基本。色味やデザインに楽しさが少ないと感じています。また団体スポーツの代表的なスポーツでもあるので、チームでお揃いを着用する傾向が強いのも野球の特徴の一つです。

目立ってもいいんじゃないの？

野球の練習ウェアをもっと楽しんでいいんじゃないの？

練習の時くらい自分の好きな柄やデザインで楽しめないだろうか、そんな単純な発想が今回のプロジェクトの種となりました。

どことなく野球というスポーツはデザインやファッション的なイメージからは遠い存在と感じます。野球をファッションとして楽しむ日が来てもいいんじゃないか。我々はそう思っております。

そんな野球だからこそ、“着る楽しさ”を提案するのにぴったりな分野だと考えました。

＜他に無いオシャレで目立つVジャンを目指して！＞

もちろん、投球の邪魔をしない、投げやすく着心地の良さも重視。

＜打撃の邪魔もしない！＞

軽くて、無駄にシャカシャカ音が出ないので集中して練習に取り組めます。

何より、メーカーにも無い迷彩デザイン！

”着ることも楽しむ”という点に共感して頂ける方にご支援頂ければ幸いです！

ちなみに。

プロジェクト実行者の一人であり、モニターも引き受けて頂いたYさんは、野球シーンだけではなく、趣味のジムトレーニングでもVジャンを愛用しています。

着心地感が抜群で動きやすいので、ウエイトトレーニング、ランニング、バイクトレーニング、なんでも問題なくトレーニング可能とのこと。

保温性も高く汗をしっかりかけるので、動きやすいサウナスーツといったところです。

ユニフォームの上から着ることを想定したVジャンは、カバっと着ることができるので、手っ取り早く汗をかきたい時にはピッタリなウェアなんだと改めて実感しました。

着用写真

全員Lサイズ着用

着用モデル：162cm、62kgです。

・着心地はとてもいい感じ。

・Lサイズだと丈、幅ともに大きく感じるのでMサイズが良いと感じる。

着用モデル：182cm、85kgです。

・派手好きなので迷彩デザインは気に入った。

・丈、幅ともにちょうど良い。

・裾が上がって来る感じは無いので着用感バツグン。

着用モデル：170cm、100kgです。

・バットのグリップも迷彩にしているぐらい迷彩好きなのでデザインは気に入った。

・丈はちょうど良い。

・肩周り、お腹周り、お尻周りが窮屈なのでカスタムサイズかなと思う。

ユニフォームの上から着ることを基本に想定しているので、かなりゆったりとしたサイズ感にしています。

ユニフォーム無しで着ることを想定している方はMサイズ→Lサイズ、Lサイズ→LLサイズと読み換えて頂ければと思います。

OSOCU ☓ スポルアップ　共同開発

使い手を見据えた“作り手の心”を感じられるものづくりを企画するOSOCUとして、また一つ新しいチャレンジを始めます。

今のスポーツを変えることをミッションに掲げる株式会社スポルアップさんと異業種間でタッグを組み、スポーツウェアの分野でも今までにないウェアを企画していきます。

といっても大手のような豊富な資金力があるわけではないので、デザイン面とウォームアップウェアであるVジャンの課題を解決することを重視した、純粋に“あったらいいな”というウェアを生み出せれば、と思います。

私たちOSOCUは縁あって140年という長い歴史のある会社（谷健株式会社）で働くメンバーが立ち上げたプロジェクトチームで、使い手を見据えた“作り手の心”を感じられるものづくりをコンセプトとしています。

そして株式会社スポルアップは今のスポーツを変えることをミッションにスポーツの分野で広く活動する会社です。

今回はそんな2社がタッグを組んだ新しい取り組みです。

小さな一歩ですが、ここから少しでもスポーツシーンが楽しく、豊かなものになるウェアが生み出せればと思います。

自分はこれを着ると気分が上がる！

そんなウェアが理想です。

スポルアップ×OSOCU　プロジェクトチーム一同

※プロジェクト文面中に記載している、グリーンのタイガーカモのウェアはファーストサンプルで、その後改良を加えているため、リターン実物とは若干異なります。下記の点をあらかじめご了承ください。

１）ゴールドカモと同じく、サイドは同系色（グリーン系）の伸縮性の高い生地で切り替えます。

２）衿周りの形状や素材はゴールドカモと同じ仕様になります。サイド切替の生地と同じものを衿にも使用します。

３）裏地はゴールドと同じ黒です。

■リスク&チャレンジ

※本プロジェクトを通して想定を上回る皆様からご支援を頂き、現在進めている環境から量産体制を更に整えることができた場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※開発中の製品につきましては、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。