ついつい癖になる晩酌の一品 ３種のフレーバーのおつまみ芋けんぴ

はじめまして、回転式そうめん流し発祥の地で知られる「唐船峡」で製造業を営む株式会社唐船峡食品と申します。

今回おやつ、そしておつまみにぴったりな３種類の芋けんぴを製造し販売する事になりました。

しっかりとした塩味の黒糖塩味、ゆずの風味がアクセントになる黒糖ゆず味、あまじょっぱさと後口に爽やかなゆずの香りが広がる黒糖ゆず塩味の３種類をご用意しておりますのでぜひご自宅でご賞味ください。

▲さつま芋けんぴ

当社は、芋けんぴ（素揚げしたスティックさつま芋に砂糖液などをからめたお菓子、別名”芋かりんとう”）を製造・販売しています。

芋けんぴは、鹿児島県民の代表的なおやつとして、スーパーや道の駅などで好評を博しています。

また、鹿児島定番のお土産として、空港や駅の売店でも人気を集めている商品です。

【さつま芋といえば鹿児島県】

鹿児島県はさつま芋の収穫量が日本一。

鹿児島県では、古くからさつま芋を焼酎やでん粉の原料にしていました。焼き芋やお菓子などの加工も含めて、さつま芋の関連産業は今でも鹿児島県を支える主力産業です。

さつまいも基腐病で原料不足に

▲「サツマイモ基腐病」の様子

2018年秋から、鹿児島県のさつま芋畑において、ツルが枯れてイモが腐敗してしまう「サツマイモ基腐病」という病気が多発しはじめました。

中でも、焼き芋やお菓子に加工されるさつま芋の主力品種は、基腐病に弱く収穫量が激減してしまいました。

現在は、鹿児島県等がサツマイモ基腐病対策の防除マニュアルを作成・広報しており、生産者と関連団体が一丸となって、被害の軽減に努めています。

私たちは、「サツマイモ基腐病」の対策をすすめながら、病気に強い品種の加工適性を検証し、加工品の商品開発をしています。

それによって、鹿児島県のさつま芋産業やさつま芋農家さんの助けになると信じています。

コロナ禍でダブルパンチ

鹿児島県は、世界自然遺産と世界文化遺産の両方を持っている日本でも数少ない都道府県です。

豊かな自然と多様な文化に彩られ、見所たっぷりの観光立県として知られています。

芋けんぴなどのさつま芋のお菓子は、旅行のお土産としても定番商品。

私たちのような菓子製造業にとって貴重な販売ルートでもありました。

しかし、昨今のコロナ禍の影響で、観光地を訪れるお客様は激減し、お土産品があまり売れなくなってしまったのです。

一筋の光明

現状打破のために、地域食農連携プロジェクト（LFP）にLFPパートナーとして参画。

その戦略会議において、一部の生産者様が栽培している「べにまさり」が加工原料として入手可能なことが分かりました。

素揚げするとほどよいポリっとした食感が特徴の「べにまさり」を使用

今回の芋けんぴには生産者である吉川農園様に協力いただいて原料を確保し、「べにまさり」を用いたお菓子（芋けんぴ）の試作にトライしました。

「べにまさり」は、焼き芋にするとしっとりとした食感ではありますが、ホクホク系の「コガネセンガン」と同じように、素揚げすることでほどよいポリッとした食感になります。

また、「べにまさり」は基腐病に比較的強い品種であるといわれています。

▲吉川農園吉川さんと「べにまさり」

窮状を転機として

とはいえ原料を置き換えただけでは目新しさはないですし、そもそもお土産品が売れないので新しい販路を開拓したいと考えていました。

すると、ビッグデータを駆使してマーケティング支援を行う企業様より、「都市部においては、芋けんぴをお酒のつまみにする消費者も多い」とのアドバイスが。

▲芋けんぴ製造の様子

そこで、鹿児島県の特産品である芋焼酎とのマリアージュを目指し、味付けに工夫を凝らし、ようやく皆様にお出しできる商品が完成しました。

食べ出したら止まらない甘じょっぱい味付け

今回の商品は鹿児島県産のさつま芋・黒糖・ゆずで作った、着色料・保存料無添加の鹿児島県産のお菓子です。

「芋焼酎」には糖分が全く含まれておらず、すっきり辛口な味わいです。

その芋焼酎にマッチするように、甘塩っぱい味付けにこだわりました。

食べ終わりには、さつま芋の風味が強く感じられるのが、べにまさりを使ったけんぴの最大の特長です。

さつま芋の風味が消え去る前に、すかさず芋焼酎を一口含むと、再びさつま芋の風味が蘇ります。

芋焼酎に馴染がなかった女性の方や、普段は焼酎をあまり飲まない方にもオススメです。

また、おつまみ芋けんぴは、ご家庭だけではなく飲食店を経営されている方にも是非手に取っていただきたいです。

飲食店を訪れたお客様に、「芋けんぴをおつまみにして、芋焼酎をゆっくりじっくり味わっていただきたい」のです。

皆さんも是非、おつまみ芋けんぴと芋焼酎で「よか晩（鹿児島の方言で『良い夜』のこと）」を過ごしてみませんか。

鹿児島の魅力がギュッと詰まったおつまみ芋けんぴと芋焼酎は、お酒の愉しみ方をグンと広げてくれることでしょう。

また、今回の新商品を通して、原料不足に未だ苦慮しているさつま芋菓子製造業やさつま芋焼酎製造業に少しでも思いを馳せて頂けますと幸いです。

リターン一覧

リターン１：お店のおつまみセット（飲食店や芋けんぴが大好きなかた向け）3,600円

・おつまみ芋けんぴ（黒糖+塩味）300ｇ

・おつまみ芋けんぴ（黒糖+ゆず味）300ｇ

・おつまみ芋けんぴ（黒糖+ゆず塩味）300ｇ

おつまみ芋けんぴ３種（バルク包装）900ｇの、ボリューミーなセットです。

飲食店の方だけではなく、芋けんぴが大好きな方にもオススメです。

リターン２：お家でおつまみセット（一般消費者向け）3,600円

・おつまみ芋けんぴ（黒糖+塩味）50ｇ

・おつまみ芋けんぴ（黒糖+ゆず味）50ｇ

・おつまみ芋けんぴ（黒糖+ゆず塩味）50ｇ

・オリジナル芋焼酎「唐船峡」（25度 720ml）1本

50ｇ✕３種=150ｇと当社オリジナル芋焼酎「唐船峡」１本のセットです。

芋焼酎が好きな方はもちろん、おつまみ芋けんぴにどんな焼酎を合わせたら良いか分からない方や、そもそも芋焼酎に馴染がない方向けに、オリジナル芋焼酎をセットにしてお届けします。

芋けんぴに合わせて【本格焼酎「唐船峡」もお届け】

当社が製造する「むらさき芋そうめん」にも使用する、鹿児島県産の紫芋を使用したフルーティな味わいの芋焼酎です。

後味も軽く大変飲みやすい逸品です。

焼酎によっても特性があるだけではなく、水割り・ロック・ストレート・お湯割り等、飲み方によっても味わいが異なります。

焼酎の奥深さに触れてみませんか。

３種のフレーバー紹介

お客様のお好みにあわせて、味付けの異なる３つのおつまみ芋けんぴをご用意しました。

【芋けんぴの3つの味】

▼黒糖塩味

おつまみユースにこだわった塩味です。

しっかりと塩味を感じますが、その塩っぱさが焼酎にピタッとはまります。

ポリッカリッという歯応えの良さも魅力のひとつです。

原材料名：さつまいも（鹿児島県産）・植物性油脂・加工黒糖・塩

賞味期限：製造日より120日

保存方法：直射日光・高温多湿を避け、常温で保存

特定原材料７品目：該当なし

▼黒糖ゆず味

塩分が気になる方にオススメな、塩味ひかえめの芋けんぴです。

ゆずの風味がアクセントになっており、さっぱりした後味。

おつまみだけではなく、おやつにもピッタリです。

原材料名：さつまいも（鹿児島県産）・植物性油脂・加工黒糖・ゆず

賞味期限：製造日より120日

保存方法：直射日光・高温多湿を避け、常温で保存

特定原材料７品目：該当なし

▼黒糖ゆず塩味

当社イチオシの味で、甘塩っぱさが後を引きます。

後口には爽やかなゆずの香りが広がり、甘味・酸味・塩味が織りなすハーモニーを楽しめます。

原材料名：さつまいも（鹿児島県産）・植物性油脂・加工黒糖・ゆず・塩

賞味期限：製造日より120日

保存方法：直射日光・高温多湿を避け、常温で保存

特定原材料７品目：該当なし

資金の使い道

今回得られた資⾦は、開発した際に使用した商品化技術を、新しいさつま芋の品種を加⼯利⽤する際の注意点としてとりまとめるために用います。

そして、⿅児島県内の菓⼦製造業等に紹介する等の活動費に⽤います。

スケジュール

プロジェクト開始日：３月 ８日

プロジェクト終了日：３月３０日

お届け予定日：４月中旬頃より順次

実行者紹介

▲社員一同

株式会社唐船峡食品は昭和62年6月6日に創業しました。

「企業として個人として輝く未来を目指す」を経営理念に掲げ、地元鹿児島産の原材料をふんだんに使用した製品を多数製造しています。

回転式そうめん流し発祥の地で知られる「唐船峡」。

年間を通してそうめん流しが楽しめるのは、清涼で豊富な湧き水を利用しているから。

「唐船峡めんつゆ」は、天然の湧き水と鹿児島県枕崎産の鰹節にこだわって製造した当社の看板商品です。

芋麺（芋うどん・芋そば・芋素麺等）や農産加工品（冷凍菜の花）製造、美味しい芋菓子等、鹿児島県産のさつま芋を使用した商品が沢山あります。

▲芋けんぴを製造する工場の様子

中でも芋菓子は、昭和48年頃から田上物産が製造していたものを、平成22年6月1日の株式会社唐船峡食品さつまフーズ創業時に受け継ぎ大切に手掛けてきた製品です。

さつまフーズの工場面積は429㎡で、2021年の芋チップ・芋かりんとうの生産量は約300トン。

学校にある25mプールの水の重量が約250トンなのを考えると、「とても多い」と言えるかもしれません。

鹿児島はさつま芋の生産量は日本一ですが、加工等の面では高知県や茨城県等が有名です。

地元の特産物を県外だけではなく、地元でも加工し地域を盛り上げていきたいのです。

また、さつま芋だけではなく、オクラやソラマメ等鹿児島にはまだまだ美味しい特産物が沢山あります。

「鹿児島の美味しい特産品を製品化し、地域をアピールすると共に鹿児島を活性化していきたい」と思い日々頑張っています。

鹿児島では昔から、1日の疲れを「だれやめ」でとる習慣があります。

だれやめとは、焼酎をのむ晩酌のことです。

ぜひ鹿児島の晩酌の定番のひとつ、焼酎と芋けんぴのセットでだれやめを楽しんでください。