「接ぎ木」ってなんだろう？

初めて聞いた方も多いんじゃないでしょうか。

「接ぎ木」とは、ふたつ以上の植物をくっつけてひとつの個体として生長させる技法です。

日本においても歴史は古く、平安時代における「月詣和歌集」の中で平経盛は、

「ならの八重ざくらを家のはなにつがんとて」

と詠んでおり、接ぎ木は古くから我が国日本でも継承されてきました。

（写真：ユーフォルビア ラクテア錦綴化（らくてあにしきてっか） 接ぎ木）


接ぎ木をすることで、

・育成や生存が難しい植物の保存や繁殖を可能にできる
・生長の遅い植物を通常よりも早く生長させたり、多く結実させたりできる
・樹形を変える

造園的な観点からも「大変重要な技術」と言えます。

今回お届けするむっつの個体には、すべて接ぎ木を施しております。

上に付く生長の遅い「顔」となる穂木が、下に付く力強く生長する台木の力を借りることによって、通常よりも2〜3倍早く生長すると言われております。

生長期の変化を見るのは、日常の中において、「新たな楽しみのひとつ」になるでしょう。

（写真：紫太陽（むらさきたいよう） 接ぎ木）

ふたつのサボテンが一体となった個性的な風貌のプレミアムサボテンアート。

・おうち時間で一緒に過ごす新しい植物として
・玄関先のちょっとした彩りとして
・テレワークで見慣れたデスクのアクセントとして

シーンを選ばず大活躍します。

そのかわいらしいデザインは、お部屋のインテリアとしても最適です。

（写真：金晃丸綴化（きんこうまるてっか）接ぎ木）

ふたつのサボテンが繋がって生長する

ふたつのサボテンが繋がると、上に付く穂木が、下の台木の力を借りることによって、通常よりも2〜3倍早く生長すると言われております。

そのため、普通のサボテンとはちょっと違った生長の仕方をしたり、早く生長したりと、そのひとつひとつが個性的な風貌になります。

どのように生長するかは個体ごとにバラバラ

通常のサボテンは3年後の姿が想像できますが、接ぎ木サボテンは全く想像ができません。

サボテンが初めての人でも、今までサボテンを育ててきた人も全く新しいサボテンとのおうち時間を過ごせます。

ユニークな造形だからこそ価値がある

接ぎ木サボテンは最初の姿からは想像できない姿・形に生長することがあります。

その姿は、人の姿に見えたり、妖精に見えたりと個体ごとに風貌・雰囲気が変わります。

さて、あなたが出逢う接ぎ木サボテンは一体どんな姿に生長するでしょうか。

（写真：玉翁殿（ぎょくおうでん）接ぎ木）

おうちで過ごす時間が増えてきた昨今、自然の癒しを求めて、生活空間に植物を取り入れる人が増えています。

観葉植物を買うとなると、

・ホームセンターへ行く
・植物屋さんに足を運ぶ

というのが一般的ですが、「せっかくだし、珍しい植物を育ててみたいな」こんな思いを持っている方も多いんじゃないでしょうか。

私もその一人です。

そこでご紹介したいのが、「接ぎ木サボテン」です。

「突然変異」や「交配育種」により、通常とは異なる様相を纏った「希少品種」

私も初めて見た時にその姿・形を見て、すぐさま心が奪われました。

まさに生きた芸術作品。

この衝撃的な出逢い、生きた芸術作品を1人でも多くの人にお届けしたいと思い、広島の植物屋 「叢」へ伺いました。

今回は、その店主であり世界的にも有名な植物アーティストである小田康平さんによる協力の下、「むっつの個性的なプレミアムサボテンアート」を製作いたしました。

ぜひご覧ください。

1.紫太陽（むらさきたいよう）のサボテンアート

エキノケレウス 紫太陽（むらさきたいよう）

「エキノケレウス リギディッシムス（太陽）」の変種。

メキシコ チワワ砂漠 原産

円輪状に生えた縁刺（ヘリサシ）という赤紫色の刺で身を包んだエレガントなサボテン。

英語圏では、Rainbow Cactus(レインボーカクタス)と呼ばれる人気種。

小ぶりながらも寒さや乾燥にも強く、その力強い生き様から創出される端整な造形と華麗さこそが「真美」と言えるのではないだろうか。

光と風を十分に与えてあげることで、太陽のような美しい大輪の花を咲かせる。

2.金晃丸綴化（きんこうまるてっか）のサボテンアート

パロディア・レニングハウシィ 金晃丸綴化（きんこうまるてっか）

ブラジル南部リオグランデ・ド・スル州 原産

野生だと、崖の急斜面にのみ自生し、比較的寒さにも強い。

刺色は黄と白があり、綺麗な大輪の黄色の花を咲かせる。

しかしこの金晃丸は一味違う。

綴化（てっか）により生長点がグニャッとうねっているため、大変ユニークな生長をするに違いない。

3.玉翁殿（ぎょくおうでん）のサボテンアート

マミラリア 玉翁殿（ぎょくおうでん）

メキシコ東北部から中部 原産。

玉翁殿の品種名の後には「lanata（ラナタ）」が続く。ラテン語で「羊毛のような」という意味があり、名前のごとく白く長いふわふわの綿毛は、まるで愛おしい小動物の様。

海外では、あまりの愛好家の多さからマミラリア協会が設立されるほどの人気種。

マミラリア属の中でも f.lanata（ラナタ）を品種名に持つこの「玉翁殿」は、海外ではほとんど認識されておらず、日本でのみ認識されている個体といっても過言ではない珍品。

一定の大きさに育つと群生し始め、大切に育ててあげることで、ピンクの花冠のような素敵な花を咲かせるかもしれない。

4.ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう）のサボテンアート

スルコレブチア ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう）

ボリビア原産

植物の生長に必要な光合成には、葉緑素が不可欠。

このラウシーのあざやかな黄色い本体の大部分からは葉緑素が抜けており、本来であれば単体で十分に生長していくのは困難であろう。

台木である緑の竜神木が縁の下から栄養を送ることで、命の生長を手助けする。

その上で黄色のラウシー達は、ここぞとばかりに群生していく。

ふたつの命が織りなす奇跡とはこのことか。これぞ珍品。

5.弥勒柱綴化（みろくちゅうてっか）のサボテンアート

クレイストカクタス 弥勒柱綴化（みろくちゅうてっか）

南米原産

普通だと、縦に伸びるはずの弥勒柱が綴化（てっか）という突然変異により横にグニャグニャとうねり出す。

まるで脳みそのような造形は、もうひとつ先の世界への前進を始めようとする弥勒柱の思考を具現化したかのごとく。

金色の刺は個体の荘厳なオーラを引き立てる。

これまたユニークな生長を遂げるであろう珍品。

6.ユーフォルビア ラクテア錦綴化（らくてあにしきてっか）のサボテンアート

ユーフォルビア ラクテア錦綴化（らくてあにしきてっか）
※サボテンではなくてユーフォルビアという多肉植物

インド原産

ユーフォルビアにはたくさんの種が存在し、サボテンと大変似ている多肉植物。

そのユーフォルビアの中でも、ラクテアという種類のこれまた綴化（てっか）した変異種。

ところどころに斑が入っており、昆虫の様な派手な見た目は日常空間の中のアクセントになること間違いなし。

ご紹介したむっつの個体の中には、突然変異によりユニークな見た目に姿を変えたモノもあります。

そこでいくつかの「変異」をご紹介いたします。

“綴化（てっか）”

元々、植物の生長点は茎頂に1点ありますが、そこに突然変異が起きることで、帯状に生長します。

一般的には嫌厭（けんえん）されがちな奇形というのが、「ユニークな個体」として評価されます。

（写真：弥勒柱綴化（みろくちゅうてっか）接ぎ木）

“斑（ふ）入り”

突然変異により葉緑素が生成されず、植物の素の色が現れたものです。

斑入りのサボテンの名前の後には、錦（にしき）が追加されます。

（写真：ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう）接ぎ木）

この「変異」したサボテンはレア物・珍種として通常のサボテンよりも価値をつけることが多いです。

今回ご用意したサボテンの中でも、

2.金晃丸綴化（きんこうまるてっか）
4.ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう）
5.弥勒柱綴化（みろくちゅうてっか）
6.ユーフォルビア ラクテア錦綴化（らくてあにしきてっか）

はこのように変異した穂木を接ぎ木しており、大変貴重なものになっております。

通常の生長だと3年後に見ることができる姿を、接ぎ木をすれば1年後には見れるかもしれません。

接ぎ木はまるで「生きるタイムマシン」のようです。

コロナ禍で、目まぐるしく変化し続ける世界。

人の「技術」と、生の「偶然」が掛け合わされることによって繋がれた命は、3倍凝縮された人生をあなたとともに歩むパートナーとなるでしょう。

また、今回ご用意したプレミアムサボテンアートには、

・送料込み（全国一律）
・厳選されたデザイン鉢（写真とは異なる可能性がございます。）
・土・化粧砂
・はじめての育成ガイド

をすべて含めた金額での販売とさせていただいております。

1.紫太陽（むらさきたいよう）
2.金晃丸綴化（きんこうまるてっか）
3.玉翁殿（ぎょくおうでん）
4.ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう）
5.弥勒柱綴化（みろくちゅうてっか）
6.ユーフォルビア ラクテア錦綴化（らくてあにしきてっか）

6種類ご用意いたしました。

すべて、500mmペットボトル前後のサイズです。

※500mmペットボトルが約220mm（高さ）

1.紫太陽（むらさきたいよう）のサボテンアート
サイズ:115mm（縦）×115mm（横）×230mm（高さ）
重量:1114g

2.金晃丸綴化（きんこうまるてっか）のサボテンアート
サイズ:115mm（縦）×115mm（横）×210mm（高さ）
重量:1098g

3.玉翁殿（ぎょくおうでん）のサボテンアート
サイズ:115mm（縦）×115mm（横）×255mm（高さ）
重量:1218g

4.ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう）のサボテンアート
サイズ:120mm（縦）×120mm（横）×190mm（高さ）
重量:961g

5.弥勒柱綴化（みろくちゅうてっか）のサボテンアート
サイズ:115mm（縦）×115mm（横）×220mm（高さ）
重量:1025g

6.ユーフォルビア ラクテア錦綴化（らくてあにしきてっか）のサボテンアート
サイズ:120mm（縦）×120mm（横）×300mm（高さ）
重量:964g

※2021年10月時点でのサイズです。
常に生長しているため、お手元に届く際には上記サイズから変動している可能性が高いです。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。

（写真：ラウシー錦 群生球（らうしーにしき ぐんせいきゅう））

Q.サボテンの育て方は？

A.サボテンというと「乾燥しているところの植物だから水はいらない」と思い極端に乾燥させてしまったりや、日本の草花のように水をかけてしまい、根を腐らせてしまうという両極端な例がよくあります。

サボテンも多肉植物も、植物なので水と光は欠かすことはできません。

元気に育てていくためには、しっかりとした管理をしてあげましょう。

水のあげ方は、春と秋には用土が乾ききったら水をあげてください。

接ぎ木の場合は、梅雨も夏もしっかり光を与え、水を週１回与えます。

サボテンの生えている場所の気候は日本とまったく違います。

乾燥地では四季は無く、雨期と乾季があり、雨期には水を吸い上げて生長し、乾季には暑さと乾燥に耐えて休眠しています。

水は、日中、とくに真昼にはあげず夕方にあげるのが無難です。

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Q.日光管理は？

A.春夏秋（4月～9月）は遮光くらいがが望ましいです。

夏などは直射日光だとサボテンが日焼けをおこしてしまうこともあります。

そのかわり寒い冬はたっぷり日にあててください。

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Q.水の管理は？

A.サボテンにも水は必要です。

春と秋にはしっかりあげましょう。

梅雨も夏もしっかり光を与え、水を週１回与えましょう。

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リターンは以下の6種類×3パターンを用意しております。

Makuake限定販売、特別価格となっております。

数に限りがございますのでお早めにお買い求めください。

Special Thanks !

小田 康平氏

1976年、広島生まれ。「叢」店主。多肉植物の販売・展覧会のみならず、アーティストとのコラボレーションや人気施設の植栽など多方面で活躍している。

はじめまして。

Porro（ポロ）共同代表の山城（やましろ）です。

Porroはアート事業をメインに、開発、輸入、企画、設計、メンテナンス、販売まで一貫して手がける、日本のアートトータルプロデュース会社です。

日本で活躍する才能あふれるアーティストさんやクリエイターさんが、日々の生活に頭を抱えることなく自分の製作活動に集中でき、ストレスフリーに生きていけるような愛に溢れた社会を実現したい。という想いから2021年8月に生まれました。

クラウドファンディングは私たちとしても初めての挑戦です。
どうぞよろしく申し上げます。

私たちの会社のミッションは、

「本物・真実」を知ってもらう機会を提供する

です。

今回のMakuakeプロジェクトを通して接ぎ木・プレミアムサボテンアートを知っていただき、ご自宅のインテリアとして置いていただくことで、身近にアート体験を感じてもらえると嬉しいです。

2021年12月30日（木）プロジェクト終了
2022年2月15日（火） 出荷開始
2022年3月下旬 順次配送開始予定

ご支援いただいた大切な資金は、次回作品の制作資金、アーティストやクリエイターの応援型プラットフォームの開発資金に使用させていただきます。