工業デザイナーが考案ハイテク時短財布|小さく.薄く.速く.そして広く全方位特化型

01, カードポジション　｜素早い動作のカード支払い特化型

02, コインポジション　｜意外と多い小銭だけの会計に最適

03, メクリポジション　｜小銭だけでは足りない時に便利

04, オープンポジション｜財布を使う支払い全般に対応可能

様々な会計スタイルに適応し、各ポジションで最適化する革新的なシステム

フタを開かずサイドファスナーを開けると「サッと」カードを取り出せる軽やかなポジション

カードが縦向きなのでスライドして選びやすい、使用頻度の高いカードは前面＆後面に配置がオススメ

キャッシュレス決済の代表格クレジットカードに特化したスタイル、交通系カードはファスナーを閉じたままでも使用可能

シチュエーション

コンビニ・飲食店等、あらゆるクレジットカード支払いでの会計時

背面サブフラップを開ければコインスペースにダイレクトアクセス、手前にストックされたコインは取り出しやすく選びやすい

傾けたコインはストッパーで「ドサッと」キャッチ、シンプルで効率的なポジション、意外と多い小銭だけの支払いに最適

シチュエーション

自動販売機・コインパーキング・テイクアウト等、小銭のみ必要な場合

コインポジション時、上部の革をめくるとお札を「スッと」引き出せる、小銭だけでは足りない場合に便利なポジション

メクリポジションとコインポジションを併用すれば、メインフラップを開けずにほとんどの現金会計に対応

シチュエーション

自動販売機・コインパーキング・テイクアウト等、お札のお釣りがない場合

メインフラップとサイドファスナーを展開すると、「ガバッと」開く自由度の高いポジション、内容物を一目で見渡せるパノラマ設計

コイントレイは長財布並みの広さで視界性抜群、手が入りやすいのでコイン選びも楽々

カードポケットはサイドがオープンなので、まとめて入れてもスライドして選びやすいユーザビリティに優れたデザイン

コンパクト財布でも折らずお札を収納、25枚程度収納可能（推奨18枚前後）

シチュエーション

財布を使う支払い全般に対応可能なポジション、ポイントカードや診察券等お金以外も必要な場面で効果を発揮するオールラウンダー

柔かい金属「錫」を用いたギミック、簡単に曲がりその角度をキープする特性は、のれんをくぐる動きにフィットしたマテリアル

コインポジション時の「明るい視界＆広々空間」を確保、僅か10数mm広いだけで環境が一変する、コンパクト財布の弱点である窮屈な小銭操作を見事に解消

※錫のれんは、毎回曲げなくとも一度曲げればある程度の期間、そのままの形をキープします

コイン・カードが重なりにくい内部構造、これだけ収納しても空っぽとの差異は僅か4mm程

また、容量が増えても内容物を均一に保てるので一部だけが膨らみにくい設計

※日常使いに十分な紙幣7枚・カード6枚・コイン10枚・鍵１本で厚さ約18mm

薄さの秘密は、階段状に立体形成されたカードポケットにある

カードスペースとコインスペースを分割せず同じ空間でも共存できる仕切りになる、クワトロウォレットの要でもあるギミック

カード容量は10～12枚程収納可能（推奨6～8枚程度）コインは下部に収まりカードと重なりにくい構造

※カード収容枚数は他の内容物によります

硬貨が収まるコインプールには15枚程収納可能、また15枚を超えた場合、予備スペースにもストック出来る、合計25枚程度収納可能（推奨18枚前後）

※コイン収容枚数はコインの種類や他の内容物によります

「押す・つまむ・握る」動作をスムーズに行うべく、緻密に計算された背面フラップ、フタの薄さはそのままに、コインストッパーを素早く展開する為、様々な仕掛けを搭載

コイントレイに十字の溝を筋を掘る事で、綺麗な握り癖がつけやすくなる、革は一定の動きを繰り返す事で形状を記憶しより開きやすくなる(野球グローブも同じ原理)

ストッパー展開ラスト、「握る」動作時に、折り目の頂点が最も負荷が掛かる、切れ込みを入れる事で力を分散し無理なく展開できる

そして設計上、偶然配置したボタンと切れ込みが顔に見えてとても可愛い、より愛着を持てるようクワトロ君と命名

通常革製品は、山折りは頻繁に使われるが谷折りにする事は極端に少ない、原因の一つとして革の表面にシワが出来てしまうからである

折り筋(圧力をかけて革を凹ます)を付ければ余分なシワ抑えられる、クワトロウォレットは谷折りをする全ての箇所にこの手法を施している

カード入れ側面には、鍵を収納できるスリットが備え付けられ、旅行やキャンプ・出張等の際は身軽に鍵を携帯できる

カード6枚ほどではスッキリと内側に、カード8枚以上では外側へとライフスタイルに合わせて選べる

一般的に財布の内容物で最も小さいモノが直径約20mmの１円玉、錫のれんのスリットは約14ｍｍなので、通常の使い方では理論上中身が飛び出る事はありません

スリットの形状やサイズ・位置等試作を重ねたベストな設計、１円玉を入れて激しく振っても突破されない鉄壁のディフェンス

錫のれんスリット右側は斜め45°の形状、左と同様の真っすぐな切れ込みだとお札をしまう時引っ掛かりが発生する、45°にする事により引っ掛かりが緩和され、同時にコインも飛び出しにくい形状に

錫(すず)は、古来より縁起が良いとされ、錆びにくく水を浄化する特性があり、酒器や茶器・皿や器等様々な製品で親しまれている、縁起物なのでお金を入れる財布とは相性が良い素材

その美しいテクスチャーは、日本の伝統技術「鎚目」がなせる業、錫は柔らかく金鎚で叩く工程は非常に繊細で高い技能を要する

※錫は柔かい金属なので、過度な曲げ伸ばし(90度以上の角度や折り畳む等)を繰り返すとヒビ割れや破損の原因になります。予備として「交換用錫プレート×1＆簡単プレート交換マニュアル」を同封させて頂きます。通常の使い方(錫のれんを曲げる程度)でしたら問題なくご使用頂けます。

メインフラップには真鍮プレートをあしらったデザイン、真鍮ならではのエイジングを革と共に楽しめる

ボタンよりも広範囲で固定しているので革への耐久性も高くフラップも開けやすい

ファスナーは最上級YKKエクセラを使用、スライダーも薄く凹凸の少ないDF6を採用

イタリアンレザー「プエブロ」を使用

ペトローリオ ・ ネイビー ・ コニャック ・ ブラック

カバンの中はもちろん、ズボンのポケットでもかさばらない、大きすぎず、小さすぎない、持ち歩きに最適なジャストサイズ

コンパクトサイズながら十分な容量

【推奨収納枚数】紙幣：12枚・コイン15枚・カード8枚・鍵1本

財布を右手に持って、左手でコインやお札を操作する方は左利きになります

左利き用は左右反転し左手メインでご使用頂けます

エイジング

ブルーグリーンから次第に、深い青と緑の中間色へ

エイジング

ネイビーから次第に、光沢のある濃紺へ

エイジング

キャメルブラウンから次第に、光沢のある琥珀色に

エイジング

マットブラックから次第に、艶のある黒色へ

ラスカス製品は、非常に革選びにこだわりを持って製作しております

今回のMakuakeプロジェクトには、イタリアンレザー界の雄、名門バダラッシカルロ社の「プエブロ」になります

プエブロについて

イタリアのサンタクローチェ地方の都市フィレンツェにあるBadalassi Carlo Srl （バダラッシカルロ社）製レザー、1000年以上の歴史を有するバケッタ製法を現代に蘇らせたことで有名なタンナー

表面をわざと毛羽立たせる加工を施しより早いエイジングを楽しめる。とてもしなやかで手触りも素晴らしい高級皮革

Rascasseオリジナルパッケージにてお届け

Rascasseでは、デザイン保護を強化し、他にはない独創性の高い製品を設計・製作しております。「Quattro Wallet Spec2」は、意匠登録を出願しております。

ラスカスでは、革製品製作を始め様々な活動に取り組んでおります。

レザークラフトhow-toコンテンツを配信し世界中からご視聴頂いております。

機械パーツ製造では工業用ミシンアタッチメントを主軸にレザークラフト関連の工具を設計・製造・販売をしております。

定期的にミシンパーツの使い方等の講習会を全国で実施しております。

詳しくはこちら

4年前に行ったクワトロウォレット初期型

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2021年にクワトロウォレット初期型のMakuakeプロジェクトを行ってから早4年、この財布を発売以降は革製品の設計から少々遠ざかっておりました。

クワトロウォレット初期型は、当ブランドでも最も反響があった財布です。完成した時は「これ以上の財布は作れない」と思ったくらいです。

一種の燃え尽き症候群もあり、同時に機械部品の設計に本腰を入れた為、2024年末頃まで革製品の新作を発表しておりませんでした。

とにかく機械部品の設計が面白くて夢中でのめり込み気が付けば4年たった感覚です。

クワトロウォレット改良版の構想は以前から頭の隅にあったのですが、4年寝かせて正解でした。

まず、自分の設計レベルが4年前に比べて格段に向上致しました。

以前は割とセンスとアイデアだけで勝負していたのですが、今は論理的思考も加わりパワーアップしております。

今回の財布設計の出発点は弱点の克服でした。メインコンセプトの4つの使い方は非常に優秀なのでそのまま踏襲し、実際に長く使ってみて改良点が幾つかあったのでそこを修正してゆくプランです。

初期型のウィークポイントは窮屈なコイン支払いの操作性でした。

これはコンパクト財布全般に言える事なので黙認しておりましたが、上側の革がめくれれば広いコイントレイになるのではないかと思いつきました。

錫のれんの前身の案はトルクヒンジでした、要するに硬い蝶番です。

ここから設計迷路に迷い込みました、、、

トルクヒンジは小さい物でも蓋やドアのようなモノの支点に付けるので、使う時の力点は、蓋の先端で支点から遠くテコが働きます。

この使い方を想定して作られた製品なので硬くて当然、硬くないといけない部品です。

結果のれんは小さ過ぎてテコが全く働かず硬すぎる理由から却下になりました。

余談ですが、トルク（硬さ）の単位はニュートンとこの時初めて知りました。ニュートンが最も低い小さいヒンジでも指先だけの力で動かすのは困難でした。

初期構想は右側（45°の方）の切れ込みは真っ直ぐもっと深く、左右で切れ込む深さが違うので、のれん全体が斜めにめくれる仕様でした。

切れ込みが深い分、簡単にコインが外に出る事象があったので隙間なく閉じる事が最重要事項です。

そこから、磁石や真鍮の棒、真鍮の板、バネ付き蝶番、いっそのことパーツを設計しよかとかなり迷走しておりました。

僕は思いついた事を総当たりで検証するので非常に多くの失敗します。ですが全く心は折れません、なぜなら失敗は失敗を知れるからです。

1つの失敗を排除出来る事はとても実りのある収穫です。それはもう成功なのです。

幾つかの試作の中に現在の形に近い浅型のれんを試した時、十分な操作性向上を感じ、1円玉がギリギリ通らない設計に落ち着きました。

しかしまだ課題は残ります。のれんを曲げた時にそのままの状態をキープできる素材は非常に厄介でした。

薄い金属プレートではないかと思い、鉛や金、真鍮や鉄、アルミ等をどうシミュレーションしてもしっくりこない。

薄さよりも柔らかさではと調べてゆくとようやく錫に辿り着きます。

錫のれんの試作を作って成功した時は飛び上がるほど喜んだ事を覚えております。

思い描いていた通りの動きを再現するだけでなく、縁起が良い素材と言うオプション付き。

他にもメインフラップの補強や鍵を入れるスリット、背面フラップなどの修正をし完成に至ります。

革細工の技術的にも4年前には出来なかったテクニックや工業用加工機の導入など製品レベルも上がり素晴らしいマイナーチェンジをする事が出来ました。

前作もでも言いましたが今作も紛れもなく傑作でございます。

最後に今回のプロジェクトで最も困難だった製作は今ご覧になっているプロジェクトページです。

写真や動画の撮影や編集、文章の構成などなど、やらなきゃいけない事が山積みです。

製品の良さを的確にどう伝えるのか、とは言えカッコつけながら強烈な個性も出す。全て1人でこなすのはマルチなスキルを要します。

そして僕はその全てがスペシャリストではありません。僕の性分は設計者です。

毎回プロジェクトページには苦労しますが今回のページは過去一の出来と自負しております。

最後までお読み頂きありがとうございました。

僕の夢はコンビニで並んでいる前の人の財布がラスカスである事です。

夢が叶う財布になる様に応援の程宜しくお願い致します。

元時計職人の工業デザイナーが独学でスタートした、レザープロダクトブランド「Rascasse-ラスカス」

独学で開始したフラットさと、時計修理作業で培った繊細さを併せ持つ、
また工業デザイナーによる奇抜な視点で自由に発想し、それをカタチにできる

「ユニーク」「ユーモア」「ユニバーサル」を理念とし高級イタリアンレザーや手染め染色の一点物まで革製品を様々なアプローチで製作

ご発送について
ヤマト運輸ネコポス便でのご発送になります。ご住所等お間違いございません事を宜しくお願い致します。

製法について
当ブランドは、すべての作業をハンドメイドによって製作しております。
手作業ゆえにサイズ等に若干のズレが生じる場合がございますがご使用に問題ない範囲でございます。

革について
天然素材になりますので、色味の濃淡や血筋・しわ・傷跡・色ムラなどがある商品がございますがすべて生きた証です。
それらを含めて革の魅力になります。是非ラスカスの革製品をお楽しみください。
※傷等の理由での返品・交換はお受けできませんのでご了承の上お買い求めください。

革のメンテナンスについて
使用しているプエブロは、オイルをたっぷり含んだ革になりますので特段メンテナンスの必要はございません。使い込んで頂くのが一番のメンテナンスです。
お好みで必要がありましたら牛革用のメンテナンス剤はご使用頂けます。
革製品全般の扱い方ですが汗等で湿ってしまった場合、直射日光の当たらない風通しの良い場所でしっかりと乾燥させてあげると永くご愛顧頂けます。

色落ちについて
できる限り色止め加工をしておりますが、色落ちする場合がございます。特に水に濡れた状態の際です。
また天然皮革は水に弱く、シミや水ぶくれの原因となります。ご注意の上ご使用ください。

カラーについて
掲載商品の色味は出来る限り実物の色味に近づけておりますが、ご利用のパソコン、
スマートフォン、モニター環境によって、画像の色味が異なって見える場合がございます。予めご了承下さいませ。

修理やアフターフォローについて
ファスナーや金具の修理は、有償ですが弊社にて修理・交換させて頂きます。
クワトロウォレットはパーツ類を修理や交換をしやすい設計になっております。もちろん初期不良の場合は無償でご対応させて頂きます。

交通系のカードについて
交通系のカードは、収納したままお使い頂けます。
初期型(カード収納方法はほぼ同じ)を数年使用して、コンビニ、駅の改札等でタッチが反応しなかった事はありませんでした。

最後までお読み頂きありがとうございます。

工業デザイナー兼革細工職人のラスカス池羽塁と申します。

当ブランドの製品はすべてハンドメイドで製作しております。

画期的なアイデアと独自のセンスで作り上げたクワトロウォレットSpec2を通じて、沢山の方とご縁があればと思っております。

今回のプロジェクトで応援購入頂いた資金は、今後の開発費や設備資金に充てさせて頂きます。

どうぞ宜しくお願い致します。