スコッチウイスキーの古樽＆シェリーの古樽と麦焼酎による美味さの協創

「らんびきSHINY GOLD #05 SMOKY CASK FINISH 」

「らんびきSHINY GOLD #06 SHERRY CASK 」

蔵の中で煌く個性的な樽熟成焼酎を四季を通じてお届けする

「らんびきSHINY GOLD」シリーズの第5弾「SMOKY CASK FINISH」と第6弾「SHERRY CASK」を各150本限定で先行販売いたします。

※こちらは一般販売用の各３00本と合わせても各４５０本限定の樽熟成焼酎となります。

おかげさまで「らんびきSHINY GOLD」シリーズの第1弾「SAKURA CASK FINISH」に始まり、これまでにシリーズ第4弾まで無事発売することができました。

この第5，6弾は本プロジェクトの最終章となりますが、第1弾の発売から半年間で皆様から多くの温かいご支援とご評価を賜り、当蔵に大きなお力添えをいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

木樽貯蔵による熟成焼酎の歩み

木樽貯蔵を始めて60年になる当蔵には大小さまざまな種類の樽があり、

熟成焼酎「らんびき」として出荷されるまで静かに熟成の時を刻んでいます。

蔵に届いて間もない樽は力強い熟成効果を与えてくれる一方、50年以上経過した古樽は落ち着き感があり、優しく繊細な熟成効果をもたらせてくれ、まさに樽一本ごとに異なる個性を持っていると言えます。

通常これらの樽原酒はバランスよくブレンドされ、当蔵の主力製品である6年貯蔵の「らんびき角」や3年貯蔵の「らんびき25°」等となって出荷されていきますが、

中でも特に個性的な風味をもつ原酒や熟成15年を超えるような原酒については、ブレンド用としてだけではなく、より原酒そのもの個性を楽しんでいただく方法はないものかと考えるようになりました。

このような原酒はそれぞれの貯蔵量も少ないため蔵出しできる本数は限られてしまう上、当蔵の生産体制では一度に多くの種類を製品化しお届けすることは困難です。

但し、年間を通して5～6種類を製品化していくことは可能であり、少しずつではありますが、当蔵らしい熟成焼酎の真髄をぜひ皆様に楽しんでいただきたいとの想いからこのプロジェクトがスタートしました。

蔵の中で煌く原酒に因んでシリーズ名を「らんびき SHINY GOLD」といたしました。

樽1本1本の熟成具合を確かめることは、それぞれの原酒の行く末を見極めるとても大切な作業ですが、そこでは熟成原酒の持つ魅惑の芳香に驚嘆させられることもしばしばです。

特に、古い樽の原酒の色は淡く薄い金色ではありつつも素晴らしい芳香を放つものがあり、そのような原酒と出会った瞬間、暗い貯蔵庫の中にパッと花が咲いたかのような眩い光明を感じることもあります。

焼酎には吸光度0.080までという色度規制があるため色度の範囲内で特徴を表現していかなければなりませんが、色度規制があるからこそのチャレンジと言えるかもしれません。

煌く金色。この色と共に表現できる極限まで可能性に挑み続け、高品質で個性あふれる樽熟成焼酎を皆様と共有することができれば幸いです。

今回、第5、6弾の主役はスッコチウイスキーとシェリー酒の熟成にそれぞれ使われた古樽です。

スコッチウイスキーの古樽で追熟…

第5弾の「SMOKY CASK FINISH」は、琺瑯タンクで10年熟成した原酒をスコッチウイスキーの熟成に長年使われた古樽にて2年追熟成させ仕上げたものになります。

スモーキーカスクと銘打った理由は、この樽が持つの独特なスモーキーな香りです。このスモーキーな香りは、ピート香といい、スコッチウイスキーの麦芽を製造する過程で焚かれるピート（泥炭）からもたらされる特徴香です。

全てのスコッチウイスキーにおいてピートが焚かれるという訳ではありませんが、スッコチウイスキーならではの香りとして広く認知され、好き嫌いも分かれる嗜好性の高い香りでもあります。

ピート香の強いウイスキーの貯蔵に長年使われていますので、オーク材の効力そのものは弱くなっているのですが、強いピート香を纏っています。

この樽の特徴を程よく活かすために琺瑯タンクで10年熟成し落ち着いた原酒を樽に詰め、2年間追熟成させる方法をとりました。

ピート香という嗜好性の高い特徴がどう焼酎に反映されるのか？冒険的ではありましたが、お好みが分かれるのは承知の上で造らせていただきました。

焼酎らしいコクにピートの香りが重なった重厚感ある味わいを是非お確かめください。

シェリーの古樽で18年…

第6弾の「SHERRY CASK」は、スペインのシェリー酒の熟成に長年使われた古樽にて18年以上熟成した原酒3種と琺瑯タンク熟成18年原酒のブレンドにより仕上げています。

シェリー酒の熟成に使用される樽には、アメリカンオーク材が使われています。理由として熟成効果はもちろんですが、オロロソ30年といったシェリー酒の長い熟成に耐えうる耐久性もあります。

そのおかげもあり、当蔵に届いた後も30年、40年と長期間活躍してくれています。

アメリカンオーク材の特徴であるバニラやナッツ様のシンプルな芳香とシェリー酒の香りとのバランスがシェリー樽の魅力です。

シェリー酒由来のほんのり葡萄のような芳香、奥行きのある甘みと麦焼酎らしいコクとが滑らかに円やかに調和した深い味わいを是非この機会にお楽しみいただければと思います。

樽は廻る。時の旅。

スコッチウイスキーとシェリー。焼酎以外のお酒が熟成された2種類の古樽。

一つ樽の歴史をさかのぼるとストーリーがあります。

今回使用したスコッチウイスキーの古樽は、元々アメリカでバーボンウイスキーに一度使用された樽です。アメリカからスッコトランド、そしてはるばる日本へ。当蔵の焼酎で3種類目のお酒を熟成することになりました。

樽になるオーク材も樹齢200年を超えるものだったりします。

樽とのご縁をどう良いものにできるのか？長い時間はかかりますが、挑戦を続けて参ります。

樽熟成焼酎を飲まれる際には、樽が旅してきた距離や時間も一緒にお楽しみいただければ嬉しいです。

お楽しみ方

これから気温が下がる季節になりますが、今回の2種類は寒い季節にちょっぴり「暖かみ」を感じていただけるような味わいです。

「SHERRY CASK」 は、ぜひストレートでシェリー樽ならではの甘みと18年古酒らしい奥行きを味わっていただければと思います。

また、「SMOKY CASK FINISH」 は、お湯割りでもスモーキー香が引き立ち、焼酎らしいコクと相成って濃厚で個性的な味わいが楽しめます。

秋冬シーズン、年末年始にかけて様々なシーンで、皆様の大切なひと時にご一緒できましたら幸いです。

地元朝倉の田圃では、10月いっぱいで稲刈りも終わり、爽やかな秋空の下で稲わらの香りがほのかに漂っていました。

5月末の麦の収穫から6月の田植え。そして約5カ月後にはこうして米の収穫が今年も無事に行われました。そして11月には程なくして麦の種まき時期を向かえます。

1年を通して休むことなく実りをもたらせてくれる田畑と生産者の方々にあらためて感謝の念を抱きつつ、当蔵としては次の焼酎醸造へ向けて気持ちを切り替える季節でもあります。

収穫を終えた米が、玄米の状態で当蔵に届きました。焼酎の仕込み前に精米を行い、麹用の原料となります。次の世代の原酒として活躍できるように心を込めて醸して参りたいと思います。

「四季の移ろいと共に熟成焼酎を楽しむ」をテーマに企画いたしましたプロジェクト「熟成焼酎の煌 らんびきSHINY GOLD」シリーズ。クラウドファンディングとしてはこれで最終章となりますが、来たる2022年も更に輝けるよう磨きをかけて参りたいと思います。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

仕様

商品名：らんびき SHINY GOLD #05 SMOKY CASK FINISH （ﾗﾝﾋﾞｷ ｼｬｲﾆｰｺﾞｰﾙﾄﾞ#05 ｽﾓｰｷｰｶｽｸﾌｨﾆｯｼｭ）

らんびき SHINY GOLD #06 SHERRY CASK （ﾗﾝﾋﾞｷ ｼｬｲﾆｰｺﾞｰﾙﾄﾞ#06 ｼｪﾘｰｶｽｸ）

商品記号：らんびきSG＃05、#06

品 目：本格焼酎

原材料：大麦（福岡県産）・米麹

アルコール分：42度

貯蔵年数：12年（＃05）、18年（＃06）

容 量：500ml

※ギフト箱入り

スケジュール

2021年11月6日プロジェクト開始

2021年11月15日プロジェクト終了

2021年11月17日商品発送予定

リターンについて

「らんびき SHINY GOLD SMOKY CASK FINISH」

「らんびき SHINY GOLD SHERRY CASK」

資金の使い道

「らんびき SHINY GOLD」シリーズの開発費と更なる熟成焼酎の発展に向け新たに導入する個性的な樽の購入費

実行者紹介

ゑびす酒造株式会社 〒838-1506福岡県朝倉市杷木林田680-3

明治18年創業の本格焼酎専業蔵です。地元筑紫平野産の大麦やミネラル豊富な英彦山系の天然水など地域の特色を活かした自然で豊かな旨味ある本格焼酎を醸しています。貯蔵熟成による酒質向上を信条に、現在は長期熟成酒のみを出荷。更なる深い旨さを追求して参ります。

https://www.ranbiki.com