大自然の恵みから生まれた、実生ゆずとハーブのやさしい香り。
300年の瓦職人の伝統を受け継ぐの鬼師の手仕事と水晶が織りなす、一点一点、手仕事で仕上げたアロマストーン。“休息とパワーを与える香り”をお届けします。

※「鬼師」とは、神社仏閣や和風建築の屋根の棟の端に設置される鬼瓦などの装飾瓦を、手作業で制作する専門の職人です。全国で７０名程度しかおらず、特に女性の鬼師の人数はとても少ないです。

山梨から豊かな自然を香りに変えて

国内の標高第1位「富士山」・2位「北岳」・3位「間ノ岳」のお膝元、山梨県の南西部に位置する富士川町。大法師公園の桜や妙法寺のあじさい、棚田や渓谷の紅葉、高下地区のダイヤモンド富士など、訪れる人々を魅了する自然の表情が多彩です。

また、日照時間が長く、清らかな水と寒暖差のある気候が、豊かな自然を生み出しています。

しかし近年、人口減少・廃棄作物・耕作放棄地の増加・森林荒廃などの課題が広がりつつあります。

（写真：富士川町高下からのダイヤモンド富士）

（写真：富士川町秋の大柳川渓谷）

香Lab.の誕生

「自然の恵みを活かし、心動かす香りを創造」
　豊かな自然や地域の課題への貢献のため 「香Lab.」 は誕生しました。

・廃棄される実生柚子の皮

・耕作放棄地を再生し、自社で育てたハーブ

・間伐で出る林地残材

これらを活用し、この地域ならではの精油・アロマウォーターを製造しています。自然循環を大切にしながら、暮らしに彩りと癒しをお届けします。

地域の恵みを未来へとつなぎ、私たちの創り出す香りが、毎日忙しいあなたに休息を与え、一歩踏み出すきっかけになって欲しい――それが私たち香Lab.の願いです。

品質を支える確かな蒸留技術

蒸留技術は、私たちの師事する薬学博士の先生から約2年間直接ご指導をいただき、生産技術及び品質管理について徹底的にご教授いただきました。私たちは、品質の確かな国産の精油をお届けしたいという想いを継ぎ、精油の生産、供給を続けてまいります。

富士の自然の香り「梨之香Rinoka」

こうした「香Lab.」の理念を実現するブランドとして、“山梨の香り”という意味である「梨之香 Rinoka」を立ち上げました。

富士川町を中心として活動し、将来的には同じ志を持った他の生産者とも協力し、山梨のアロマ、そして、日本のアロマの普及に貢献していきたいと考えています。

富士の香りとリトリート

梨之香の香りで、現代人に不足しがちな「休息」を補い、リトリートのような感覚を感じていただきたいです。

リターン製品の特長

梨之香のエッセンシャルオイル　

①実生の柚子

・富士川町の実生の柚子は、種から栽培された100年もの歴史のある大木から収穫されます。この柚子はまろやかで苦みが少なく、そのまま食べることができます。実生の柚子の精油は市場にほぼ流通しない希少な精油です。

・主成分はリモネン。爽やかで明るい柑橘の香りが広がり、前向きな気持ちを後押ししてくれるような印象です。気分転換やリラックスタイムに。

② 耕作放棄地を再生して栽培したハーブ

・20年間耕作放棄された田んぼは一面雑草に覆われていました。太い根を張った桑の木の伐根作業や密集したススキの草刈り、耕耘、土づくり、畝つくりを経て、初めての農作業を行い、私たちの手でハーブ畑を作りました。現在、日野春ブルーローズマリー、コモンセージ、イングリッシュスペアミント等のハーブを栽培しています。

ローズマリー

主成分は1,8-シネオールやカンファー。清涼感のあるすっきりとした香りですので、勉強や仕事の前におすすめです。

コモンセージ

主成分はツヨンやカンファー。セージらしい深みのある香りと甘さが特長で、女性に好まれる香りです。

ミント

主成分はメントールやカルボン。清涼感あふれるすっきりとした香りが、暑い季節や気分を切り替えたいときにぴったり。

③ 柚子とハーブの独自ブレンド

・実生柚子の明るくみずみずしい香りに、日野春ローズマリーのすっきりとしたハーブの香りを重ねました。リフレッシュタイムとリラックスタイムを同時に味わえるような印象です。季節の変わり目や、気持ちを切り替えたいときにおすすめ。

梨之香精油のおすすめシーン・使い方

現代人が不足しがちな「休息」。

お家に居ながらリトリート体験をお楽しみください。

１）精油利用シーン：40代男性の平日

朝：ローズマリーを寝室のアロマポットに一滴。スッキリとした香りで気分転換に。

昼：在宅ワークのオンオフ切り替えに、柚子をハンカチやティッシュに一滴。短い休憩でも爽やかにリフレッシュタイムに！

夜：家族が集まるリビングでのリラックスタイムに柚子とハーブのブレンド精油をアロマディフーザーに。自然な香りを家族で楽しみます。

２）精油利用シーン：30代女性の休日

朝：顔を洗った後にミントをひと呼吸。爽やかで前向きな気分に。

昼：仲の良い友人とのランチ。自然環境の保護に貢献しつつ、伝統工芸の温もりを感じることができる鬼師手作りの水晶付アロマストーンと柚子の精油を誕生日のプレゼントとして贈りました。

午後：読書や音楽と共にセージをアロマポットに。落ち着いた空間に整える。

夜：寝る前に柚子をベッドサイドに。やさしい香りに包まれ、心地よい睡眠環境へ。

「梨之香」柚子精油モニターの声

梨之香の芳香蒸留水（アロマウォーター）

梨之香の芳香蒸留水は、富士のふもとで育った柚子やハーブを蒸留して得られる、自然そのものの香りを閉じ込めた100%天然素材のアロマウォーターです。

精油を抽出する際に同時に生まれるアロマウォーター（芳香蒸留水）は、やさしい香りと植物由来の成分を含み、ルームスプレーやリネンウォーターなど幅広く活用できます。

アルコールや添加物を含まず、子どもから大人まで使用できるのも魅力。暮らしに寄り添うサステナブルな香りのアイテムです。

アロマウォーターの使い方

・ルームスプレー・リネンスプレー：自然な香りでお部屋を包みます。

・サウナロウリュ水：お好みにより１０倍程度に薄めてお使いください。

・お風呂に加えて：精油ほど強くなく優しい香りを楽しめます。

・アイロン用スプレー：衣類にほんのり香りをつけられます。

・加湿器：10倍程度に薄めて加湿器に入れてお使いください。尚、加湿器を痛めることがありまので、ご使用の際にはメーカーにご確認ください。

※使用期限の目安としては開封後3ヶ月～6か月となります

蒸留で使う湧き水について

富士川町鰍沢の上町水道組合が100年近く管理してこられた湧き水は地域の人々の生活に無くてはならないものでした。現在でも貴重な非常用水源として大切に守られています。梨之香のエッセンシャルオイルやアロマウォーターはこうした地域の皆さんの優しい思いを受け継いでいます。

梨之香と地域の伝統技術との融合

私たちの精油は、富士川町の自然から生まれました。

一方で、鬼瓦や和紙、水晶といった伝統工芸は、この山梨で長い時間をかけて育まれてきた文化です。自然の恵みと人の手で守り継がれてきた技をひとつに結びつけることで、この地ならではの物語を香りとともにお届けしたい──そんな想いから“香りと伝統工芸の融合”が生まれました。

① 甲州鬼面瓦

300余年の歴史ある瓦造りの伝統を基に甲州鬼面瓦が生まれました。梨之香の精油とともに使うのが、鬼瓦職人「鬼師」の永利郁乃（花阿弥）さんとアシスタントの深澤葉子さんのデザインによる手作りの水晶付きアロマストーンです。鬼瓦の製作技術を受け継ぐ山梨県唯一の鬼師の手仕事によって作られたアロマストーンは、同じものが無く、一つひとつが表情豊かで力強さを感じさせます。

水晶を組み合わせることで、よりパワーや美しさを高め、空間に清らかな気を宿す特別なアイテムとなりました。

甲州鬼瓦は山梨県の郷土伝統工芸品に認められており、今回の水晶付アロマストーンも同様に伝統工芸品として認められた商品となります。

自然素材とデザイン性を融合させたアロマストーンは、デスクや寝室に置いて、ほのかな香りを楽しむことができます。火や電気を使うことなく、気軽に香りを楽しめる製品です。

② 甲州和紙

甲州和紙の歴史は長く、奈良時代末期の773年（宝亀4年）に甲斐が紙の産地として記録されたことが始まりです。平安時代以降、紙漉きが盛んとなり、障子紙や書道半紙の産地として国内屈指のブランドとなっています。また、山梨県の伝統工芸品としても指定されています。この1000年を超える伝統を継承し、人々の生活に寄り添い喜ばれるものを作りたいという和紙職人の想いから「甲州和紙」というブランドが誕生しました。

今回、この甲州和紙の職人のご協力を頂き、手漉き和紙フレグランスカードを作成いただきました。梨之香の精油を柔らかく包み込むような和紙カードで香りをお楽しみください。

③ 山梨の水晶

約1000年前に「御岳昇仙峡」の奥地金峰山周辺で水晶の原石が発見されたことから始まる甲州における水晶の歴史は、300年前の江戸時代に研磨技術が伝わり、現代でも山梨県はジュエリーの産地として有名です。水晶はパワーストーンとして浄化作用があり、邪気を払い災難を防いでくれる効果があると言われています。鬼師の手作りアロマストーンに埋め込むことで、より一層パワーを高め、あなたの身近な守り石となってくれるでしょう。　

リターンプラン

※下記のリターン商品は全て送料が含まれています

プロジェクトスケジュール

・プロジェクト期間：　

　2025年9月29日（月）～11月12日（水）45日間

・リターン出荷予定時期：　12月初～１月末

実行者紹介

株式会社エヌテックス香Lab.事業部　高村宗一＆プロジェクトメンバー

この事業は社内の新規事業検討プロジェクトでの一人の女性社員からの発案から始まりました。検討にあたって、「自分の好きな事」と「興味/関心のあること」を掛け合わせて構想しました。そして、自分の好きなアロマで、小さいころから住んでいる地域に少しでも貢献できる事業をしたいという想いに行き当たりました。

山梨県の南西部にある富士川町では、古くから柚子の栽培が盛んであり１００年近くもの樹齢を持つ種から育った実生の柚子が大切に育てられてきました。しかし、大きく成長した柚子の管理は大変な労力が必要であり、世代が変わるにつれ、それを引き継ぐ後継者不足が大きな問題となっています。そうした農家の果汁搾りのお手伝いをし、廃棄される柚子の皮を仕入れ、エッセンシャルオイルを作り、多少でもお役に立てるべく活動をしています。

また、近隣の田畑では所有者も代替わりにより農業から離れ、使われなくなった田畑が多くなり、その管理が大きな負担になっています。維持するだけでも大変で、税金を払いながら草刈りを年に何回も行っていらっしゃいます。そうした状況をお聞きし、耕作されなくなった土地をお借りし、土地を再生し、ハーブを植えてみようと考えました。農作業の素人の私たちが、雑草と格闘し、土地を耕し、苗を植え、何とか収穫に辿り着くことができました。皆さまに喜んでいただけるようなエッセンシャルオイルを作っていきます。

そして、この地域は山林も多く、林業の国内産出額の低迷に伴い、その整備や労働力の確保も大きな課題になっています。地元の峡南森林組合では、森林整備のため間伐作業を行いますが、その際に間伐材として枝葉が出てきます。多くの場合、そうした枝葉はその場に放置されることになります。私たちは地元で育ったその枝葉を活かしていきたいと思い、峡南森林組合にお願いして、間伐材を山に拾いに行かせていただいています。そして、ヒノキや杉のエッセンシャルオイルを作っています。

私たちは地域の自然に守られ育てられてきました。その自然の恵みへの感謝を忘れずに、植物から貴重なオイルをいただき、我々の生活に生かしていきたいと考えています。

そして、地域の伝統工芸に対しても同様の想いがあります。三百年の伝統がある瓦産業も衰退し、鬼瓦を作る職人さんも瓦造り以外の仕事も多く、技術の継承が危ぶまれる状況です。また、市川三郷町で千年の歴史のある和紙作りも、会社も職人も減少しており、現在継続している複数の会社が「甲州和紙」という新ブランドを掲げ、生き残りをかけた展開をしています。

こうした地域の伝統技術の継承をされている職人さんや企業に少しでも貢献したいと思い、アロマストーンやフレグランスカードの生産をお願いしました。

あなたの応援購入が、森や畑、そして伝統工芸を未来へとつなぎ、この香りの物語を広げていきます。ぜひご一緒に歩んでください。

よくあるご質問（FAQ)

Q1. 精油やアロマウォーターは、どうやって作っているのですか？

A. 富士川町で育った柚子やハーブ、森のヒノキや杉を、「水蒸気蒸留法」で抽出しています。自然そのままの香りをお届けしています。

Q2. どうやって使えばいいですか？

A. 精油はアロマストーンやディフューザーでふんわり香らせたり、お風呂に数滴入れるのもおすすめです。アロマウォーターはルームスプレーやリネンウォーターにぴったり。暮らしの中に気軽に取り入れていただけます。

Q3. どのくらいの期間使えますか？

A. 精油は開封後1年以内、アロマウォーターは6か月以内が目安です。直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所で保管してください。特に柚子は揮発性が高く、劣化しやすいため、開封後半年以内、冷暗所での保管を推奨いたします。

Q4. リターンはいつ届きますか？

A. プロジェクト終了後、１２月初旬以降、順次発送予定です。進捗はMakuakeのメッセージで随時ご案内します。

Q5. 海外への発送はできますか？

A. 今回は日本国内のみの発送です。将来的には海外にも届けられるよう準備を進めています。

Q6. 香りは強いですか？人工的な香料との違いは？

A. 天然の植物だけから抽出しているため、やさしく自然に広がる香りです。人工香料のような強さはありませんが、その分、深く心地よい余韻を楽しめます。

Q7. 保存料や添加物は入っていますか？

A. 一切入っていません。精油もアロマウォーターも植物そのままの恵みを生かした、100％ナチュラルです。

Q8. 開封後のおすすめの使い方はありますか？

A. 香りは時間とともに少しずつ変化します。開封直後はフレッシュに、数週間後はまろやかに。季節や気分に合わせて、暮らしに取り入れてみてください。

Q9. サステナブルな取り組みって、具体的にどんなことをしていますか？

A. 廃棄される実生の柚子や、耕作放棄地で育ったハーブ、間伐材のヒノキや杉を活用しています。香りを楽しむことが、地域の自然や文化を未来につなげる一助となります。