関西国際学園ロボティクスフェアとは、中等部の生徒がScience、ICTの授業で取り組んだ「ロボティクス」の成果をプレゼンテーションする場です。

関西国際学園中等部は昨年2016年4月に開校し、ロボティクスフェアは今回で2回目を迎えます。生徒の数が増えたこと、そして昨年よりさらに発展的なロボティクスに取り組むことから、ロボット教材の充実が必要です。その際に必要となる資金の一部をクラウドファンディングでご協力をお願いしようと考えました。

二回目となるロボティクスフェアは2018年3月4日に予定をしています。

１．ロボットは社会の様々な場面と結びついている

ロボットは指示に従うようプログラムできる機械で、私たちは日常的に触れています。多くの人がソフトバンクのペッパー君、掃除器のルンバをイメージされると思いますが、より日常生活で使われている例があります。洗濯機は洗濯についての特定の仕事をプログラムされています。コーヒーメーカーは好みに応じたコーヒーを入れるようにプログラムされています。Siriのような人工知能は人々の助けとなり、AI産業が教育、交通、医療や様々なサービス産業に結びついていくと言われています。ロボットとAIは学習の方法を自ら学んでいき、私たちの生活とますます結びついたものとなります。

昨年のロボティクスフェアでは人の助けとなる福祉の技術に取り組みました。
1年間の授業を通して私たちの学んだことを応用する方法を見つけて、生活をよりよくするロボットの開発に挑戦しました。
最終的に3つのロボットを作りました。1つ目は災害の復旧と救助用のロボットです。これは世界中で放置されている地雷の問題についての学習から生まれたアイデアです。このタイプのロボットは日本でも地震などの災害の際に使われています。

2つ目は室内の植物の成長を助けるロボットです。このロボットは植物に水や栄養を与えるようプログラムされており、経済と資源の学習の際にヒントを得ました。

3つ目は障害を持つ方やお年寄りの人を助けるためにデザインされたロボットです。このロボットは物を運べるよう階段を登り降りできるようになっています。歩いたり屈んだりするのが難しい人の助けとなります。このロボットは障害を持つ方を助ける技術について学んでいる際にアイデアがうまれました。

２．プログラミング、製作だけではなく、様々なスキルが学べる。

全てのロボットのデザイン、組立、プログラミングは私たち生徒が行いました。この過程の中で将来に必要な様々なスキルを学ぶことができました。

　　　　　　　　　チームワークとコラボレーション

　　　　　　　　　クリティカルシンキング

　　　　　　　　　問題解決力

　　　　　　　　　クリエイティビティ

　　　　　　　　　デザイン

　　　　　　　　　コーディング、プログラミング、基礎工学

ロボットは私たちが言語、数学、サイエンス、アートなど様々な分野の概念を学ぶためのツールです。何か月もかかって最初のロボットが出来上がったときは、とてもうれしかったです。失敗も多くありましたが、学習者として、イノベーターとしてとても成長できました。

集まったお金の使い道は。
昨年はロボットの教材をそろえるのに70万円使いました。今年はさらに学校の規模が大きくなり、全ての生徒が十分にロボティクスを学ぶのにさらに資金と設備が必要になります。今回のファンディングの目標は50万円です。このお金は機械や部品、基盤のCPUや動力源、充電器、そしてロボットのデザインをするときに使う3Ｄプリンターに使う予定です。

関西国際学園は、保幼小中一貫の日英バイリンガルスクールであり、初等部ではIBの初等プログラムPYP校としての認定を受けています。国際社会に貢献するリーダーの育成を学園理念とし、英語教育とともに日本人としてのアイデンティティの確立の両立を図る教育に力を注いでいます。中等部は2016年4月に開校し、日英バイリンガル教育に加えて、フランス語・乗馬・空手・弦楽器（ヴァイオリン等）を必修科目としています。

ロボティクスフェアに加え、将来は国際的なロボティクスの大会に出場したいと考えています。

皆様の応援を力に変え、魅力的なロボティクスフェアを開催したいと思いますので、是非応援をよろしくお願い致します。