一生モノ。経年変化を楽しむ「育てる服」奇跡の日本製・播州セルヴィッジB.Dシャツ

超限定！！！一生モノ。経年変化を楽しむ「育てる服」奇跡の日本製・播州セルヴィッジB.Dシャツ

※今回使用する生地は今後の生産が決まっておらず、わずかな数量しかないため限定数で販売させて頂きます。

ヴィンテージ」をデザインする

30年後にただの古着ではなく「ヴィンテージ」と呼ばれる商品になるために、時を経てどういう風にエイジングしていくかを思い描きながら「育てる服」を製作してます。
今回は定番中の定番ボタンダウンカラーシャツ（以下B.Dシャツ)を「育てる服」仕様にアップデートしました。まさに「一生モノ」です。
☆ヴィンテージ：製造から30年以上経過した古くて価値のあるモノ

「育てる服」には、着れば着るほど日々の経年変化により、シワやアタリなど服の表情を変える様が美しく、素敵なものに変化するデニムのような価値観があります。
これは無意識の内に日本人が持つ独特の美意識「侘び寂び」に通じているのだと考えます。

また「育てる服」には以下4つの特徴があります。
①生地・付属はエイジングを楽しむための工夫がされたクオリティを使用。
②流行に左右されない、どんなコーデにも合う定番的なデザインや色とサイズ感。
③着用頻度の高さを考慮した耐久性の高い縫製仕様と着心地の良いパターン設計。
④愛着が湧き、長く大切に扱うことで大量廃棄が軽減されるという思想。

B.D(ボタンダウンカラー)シャツとは
B.Dシャツの起源は、イギリスのポロ競技の際に衿が風でパタパタと動かないように衿を身頃に縫い付けたユニフォームを着用している選手からヒントを得て、アメリカ・ブルックスブラザーズの創業者、ジョン・ブルックスが考案したのが始まりと云われています。因みに衿がめくれている状態をup、めくれていない下がっている状態をdownと捉えているのでボタンダウンカラーと呼びます。

デザイン・縫製仕様のこだわり
①前立て巾が38mm②アームホールの縫代折り伏せ巾10mm③背中のボックスプリーツ④ハンガーループ⑤羽衿後ろバックボタン
ヴィンテージ感満載、昔ながらの王道アメトラスタイル仕様です。

芯地の選定
また縫製の難易度は上がりますが、表地の風合いを活かし、仕立て映えを考慮してフラシ芯地を使用しました。
衿とカフスは厚みのある起毛タイプ、前立ては少し薄くて起毛無しの２種類使い分けています。この細かな選定の違いで衿に立体感が増し美しく仕上がるなど、完成度がずいぶん変わってきます。

ボタンサイズ9mmには9の刻印、10mmには10の刻印する。

裏丸仕様：ボタンの開閉をスムーズにするために裏底に丸みを付けた高級オーダーシャツで重宝されている仕様。特に外す時の圧巻の滑らかさに驚愕です！

利き腕ではない左手でこのスムーズさでボタンを外せます！

丁寧で細かく記載された縫製仕様書を作成することで、縫製工場とのコミュニケーションが良くなり、オペレーションを円滑に回すことができます。その結果、縫製ミスが少なくなり商品クオリティが上がります。

【ONでもOFFでも決まる】

ネイビーブレザー x グレートラウザーズ x レジメンタルタイの王道アメリカントラディショナルスタイルが完成。ジャケスラからスーチングスタイルまでどんなスタイルにも融合できるユーティリティ性が魅力です。

【ジーンズ合わせのONスタイル】

ウールスラックスを程よい細身のジーンズに穿き替えるだけで、丁度良いドレスダウンONスタイルに変身。ネクタイしてもしなくてもブレザーやジャケットにとても相性が良いです。

《朝の身支度が短縮》

ジーンズ、チノ、ミリタリー系など定番のボトムスとの相性が抜群。どんな服でもほとんど違和感なく合わせられるので、OFFスタイルもまた、コーディネートを心配しなくて良いユーティリティ性が魅力です。

30年後に「ヴィンテージ」と呼ばれるクオリティを

触ったことのない初めての感触、袖を通す度に心を豊かにして、日常をランクアップさせてくれる肌触り＆シワ感。洗う度に風合いが良くなる究極のエイジング素材。原料からこだわったセルヴィッジ仕様のオックスフォードとシャンブレーの魅力をご紹介します！

B.Dシャツと言えばオックスフォードクロスというくらい定番中の定番素材。オリジナルのオリーブセルヴィッジがデザインされています。

ネイビーシャンブレーはどんなコーディネートにも合わせ易いユーティリティ素材。こちらもオリジナルのオリーブセルヴィッジがデザインされています。

普通のオックスフォード、シャンブレー生地よりもワンランク上のエイジングを楽しむための3つの工夫。

まずは製織＝” 織り ”です。通常一般的な生地を製織する場合に使用するのが革新織機です。革新織機は性能が高いので製織スピードが速く、且つ綺麗に仕上がり、また生産効率も高いため市販されている生地のほとんどが革新織機製です。
しかしこの特性を活かすと製織スピードが速いため糸が潰れて生地の表面が均一且つ平坦で綺麗に仕上がるので、今回の”エイジングを楽しむ”というテーマには革新織機は適して無いという選択になります。
ではエイジングを楽しむにはどういう織機が適しているのでしょうか？

革新織機ではなく上記画像や動画のヴィンテージシャトル織機を使用します。昨今世界的にも注目を集めている、岡山のセルヴィッジデニムを製造する際に使われる織機と言えば知ってる方もいらっしゃると思います。このヴィンテージシャトル織機は革新織機の製織スピードの1/4や1/5とも言われ生産効率が悪い反面、ゆっくり丁寧に時間をかけて製織するため、糸の膨らみが残りとても立体的な生地に仕上がります。また洗濯後には生地表面に凹凸が現れるので立体感が更に増します。

※2回洗濯後

二つ目は紡績＝”撚り”です。着用し洗濯する度に着用感が増すように立体的な美しいシワと若干油分の抜けたヴィンテージ古着に近いタッチを表現するためにオリジナルの強撚糸を使用しました。

最後三つ目は原料、内面的な部分にも配慮しています。見た目の品質の高さや見た目のカッコ良さの追求も大切ですが、やはり着用頻度の高い商品になりますので、見た目以上に内面的にも共感や満足いただけるように原料剪定にも配慮しオーガニックコットンを採用しました。

オーガニックコットンとは、スーピマ、ギザなどブランド綿のように「光沢のある高級な原料」みたいに外見で分かり易い特徴はありませんが、生産背景や作られる過程の厳選された基準をクリアしないとオーガニックコットンと認められませんが、そこにオーガニックコットンを選ぶ二つの理由が存在します。

①地球環境にやさしい
通常のコットンを生産すると土壌への環境負荷や、本来殺す必要のない生物も殺してしまうなど、栽培時の環境への負荷が問題となっているため、化学物質由来の農薬・肥料を3年以上使用していない農地で、禁止されている農薬や化学肥料は使わずに栽培、加工したオーガニックコットンは、環境負荷を軽減しながら生産することが可能です。

②労働環境への配慮
綿花栽培が盛んな国は発展途上国が多いため、幼い子供たちによる児童労働や人権を含めた劣悪な労働環境を排除できるように、オーガニックコットンは社会的規範を設けられ労働環境に配慮しています。
オーガニックコットンはこのように社会と共存し、人々が共有することで価値が発揮します。

この三点によりエイジングを楽しめる生地にアップデートすることができました。
思う存分に経年変化を楽しんでいただきたいと思います。

出会えたら奇跡！日本製アパレル。

今では国産アパレルに巡り合うことが奇跡なくらい国内生産率は減少の一途を辿っています。1990年50.1%→2022年1.5%にまで減少。
海外生産との価格競争や後継者不足などの問題を払拭できずに廃業されるアパレル企業を目の当たりにしてきました。

これほど国内の縫製業が大変な時に、敢えて日本製をこだわる理由が二点あります。

①サプライヤー様への恩返し
縫製の品質だけ求めるなら海外製品で質の高いものはいくらでもありますが、私が日本製にこだわる理由は以下になります。
まず一つ目は、今までモノづくりの部分で各産地のサプライヤー様から各産地の特色や色々な知識、また技術などを学び成長させていただきました。まずは今まで大変お世話になってきたサプライヤー様へ恩返しがしたいです。

②日本製の価値
二つ目は日本人は古来より「ものを大切にする精神」を大切にしており、この精神はものづくり文化やサステイナブルな技術の発展に影響してきました。
自然と共存共栄の精神が根底にあり、繊細さや緻密さ、優しさや丈夫で長持ちなどの価値観が育まれています。
このようなことから日本人ならではの真面目で丁寧、配慮の行き届いたモノづくりをプロダクト全般で垣間見れるからです。

この二つの価値があれば、大切に少しでも長く着ていただける→大量廃棄を軽減出来るにつながると信じて、皆様に愛される服を作りたいと思います。

生地メーカー/縫製工場：株式会社播

織布工場
生地の生産地は、播州織で有名な国内の先染めシャツ生地の70%のシェアを誇る播州(兵庫県西脇市周辺)です。播州織とは糸を先に染め、染め上った糸で柄を織る「先染織物」という手法が1番の特徴で、200年以上続く地場産業のため西脇市周辺は播州織と共に発展してきました。この播州織の特徴を活かしたオリジナルのセルヴィッジオックスフォードとシャンブレー生地を染色・製織・整理(仕上げ)まで播州一貫で生産しました。

縫製工場
同じ産地内で生地〜製品まで一貫生産することは国内でとても稀な事例です。また日本のアパレル産業が縮小し、国産アパレルの生産比率が落ちている最中の2023年に縫製経験が全く無い１生地メーカーが新規の縫製工場を立ち上げたことに対して驚きを隠せません。アパレル産業に携わる一人の人間としてこの勇気ある行動に賞賛と敬意を払いたいと思います。
現状の日本アパレル産業の一筋の希望として、今後も誠に勝手ではありますが微力ながら応援と協力させていただきたいと考えております。

サカノシタノデニム「育てる服」Vol.06究極のB.Dシャツ
①セルヴィッジオックスフォード：胸ポケットバージョン or 胸刺繍バージョン
②セルヴィッジシャンブレー：胸ポケットバージョン or 胸刺繍バージョン
生地は2種類でオックスかシャンブレーをどちらかを選び、デザインも2種類で胸ポケか胸刺繍のどちらかを選択して下さい。

《商品説明》

細部のディテールは元祖アメトラB.D仕様を徹底ししております。しかし、米国の効率重視のパターン設計では、着心地はイマイチ、縫製クオリティは決して満足いかない部分が多くみられます。そのため少しアレンジを加えた、快適な着用を心がけパターン設計と縫製仕様を作製しました。

衿周りから肩にかけて、ある程度体のラインに沿わせた美しいライン。またシャツの重量を分散させるパターン設計を心掛け、長時間の着用でも快適な着心地を持続できます。
デザインポイント：①前立て巾が38mmや②アームホールの縫代折り伏せ巾10mm、③背中のボックスプリーツ、④ハンガーループ、⑤羽衿後ろバックボタン

※通常の商品に比べて高価ですが、出会えるだけでラッキーなくらい減少している奇跡の日本製です。またトレンドに左右されず長期で着用することや、一生物私クオリティ生地・付属、耐久性のある丁寧な縫製仕様やディテールを考えるとかなりコスパ良く製作されています

《サイズ選び注意点》
洗濯後にタテ約4cm、ヨコ2cm縮むことが予想されますので、縮み分を考慮してサイズをお選びください。

日本国内を生産地とし、現地のサプライヤー様と連携し、30年後にただの古着ではなく「ヴィンテージ」と呼ばれる商品になるために、時を経てどういう風にエイジングしていくかを思い描きながら「育てる服」をテーマに”一生モノ”と呼ばれるクオリティのモノづくりを目指すアパレルブランド・サカノシタノデニムを展開しています。

「育てる服」は着用する度にエイジングされる表情や感触を楽しむことで、愛着が湧き幸せな気持ちになれるモノづくりを目指して製作しています。
そのため生地や付属も特別な素材や製法にこだわり、一からオリジナルで製作しています。