サムライホップスは、熊本県南阿蘇村で育てているアロマホップを使用したクラフトビールです。ホップは2年後に有機JASの認証試験を受ける計画でいます。

南阿蘇村は、高台にあり風通しが良く、さらには「水の生まれる郷」と呼ばれるほど村のあちこちに水源地が点在しています。

ホップは日当たりがよく涼しい気候を好むため、この南阿蘇村はとても良質なホップが育つ環境です。

ビールの醸造は、南阿蘇村からほど近い、オリジナルビールの開発から販売までを一貫して手掛けているダイヤモンドブルーイングさんで行います。

一般的にホップは香りが飛ばないよう、収穫後１時間以内に真空冷凍もしくは、乾燥処理がなされます。

私たちはホップを収穫したその日に乾燥処理を行い、ホップの芳醇な香りを閉じ込めています。

また、ホップの栽培地からブルワリーまでの輸送時間は１時間以内であり、将来的にはホップを乾燥せずに、フレッシュなまま、ホップ本来の香りを最大限に活かしたビール作りを行うことも考えています。

ビールの種類はペールエールで、シトラスや柑橘を思わせるフルーティーなアロマとフレーバー、そして優しい苦みが特徴です。

世界に私たちのクラフトビールの魅力を知ってもらうため、日本固有の文化を象徴する「サムライ」を商品名に加え、「サムライホップス」と名付けました。

兜をかぶったホップのデザインにすることで、日本のサムライを想起させ、一目で日本のクラフトビールであることを理解してもらえるような工夫をしました。

現在、国産クラフトビールのほとんどは、海外から輸入された原料（麦芽やホップ）を使用しています。

世界のホップ生産量の国別シェアを見ると、日本はトップ10にも入りません。

さらには農業従事者不足や地域の過疎化により、日本国内のホップの生産量は直近10年のうちに半減しており、ますます国内生産量が少なくなってきています。

一方で、国内のクラフトビール市場は徐々に拡大しています。

海外展開しているクラフトビールメーカーも少なくありませんが、海外からは「日本のクラフトビールなのに、なぜ外国産の材料を使っているの？」と疑問を持たれることもあります。

しかし、ほとんどの場合、国産ホップは大手ビールメーカーとの契約栽培。

小さなブルワリーは、そもそも国産ホップを入手すること自体が困難な状況なのです。

そんな中、私たちは原料を全て国内調達し、純国産のクラフトビールを作り、世界へ発信していきたいと考えるようになりました。

国産の材料が調達できないのなら、どうにかして自分たちで作ることはできないかと考え始めました。

ビールの主原料は、麦芽・ホップ・水です。

中でも、ホップはたくさんの種類があり、その種類によってビールに苦味や香りをつけたり、泡持ちを維持させたりする、ビール作りには欠かせない原料です。

私たちは、まずビール原料作りの第一歩として、ホップの栽培場所を探し始めました。

そんな折、熊本県南阿蘇村の皆さまのご協力もあり、この南阿蘇村で、カスケードというビールに香りをつけるアロマホップ栽培の挑戦が始まりました。

一般的に、ホップは日当たりがよく涼しい気候を好むため、日本国内のホップ栽培は東北3県（岩手、秋田、山形）がほぼ独占しています。

しかし、南阿蘇村は高台にあるため日当たりや風通しがよく、さらには良質な水源も無数にあり、ホップ栽培に適している土地であることがわかりました。

2023年8月にホップ栽培を始めて2回目の収穫を行いましたが、収量については、苗を追加で植え付けしたこともあり、昨年比25倍の145kgとなりました。

現在は栽培しているホップの種類が1つしかないため、外国産のホップを混ぜざるを得ない状況ですが、ゆくゆくは、苦みをつけるホップや大麦の栽培にも挑戦し、純国産のクラフトビールを世界へ発信することを目指しています。

南阿蘇村では、阿蘇の恵まれた水や自然を活用し、米、野菜、花き、果樹などの耕種農業や、肉牛などの畜産農業など、多種多様な農業生産が行われています。

しかしながら、農産物の価格低迷、従事者の高齢化などにより、後継者不足や耕作放棄地の増大が深刻な課題となっています。

私たちは、南阿蘇村でのホップ栽培や、クラフトビールの醸造によって、これらの課題を解決していけるよう、以下の3つのミッションを掲げています。

国産ホップの卸売価格はキロ単価2000円程度とほぼ価格変動がなく、そのほかの農作物と比べて高水準で取引されています。そのため、ホップ栽培は既存農家にとって収入を増やす重要な役割を担うことができます。

ホップ栽培には最低必要面積として1haが必要であり（1haで収穫量2t弱）、多くの耕作放棄地を有効活用することができます。

現在育てているアロマホップ以外にも苦味をつけるマグナムというホップの栽培も計画しており、今後ますますの活用を見込んでいます。

ホップの生産に加え、クラフトビールの製造・発送・販売など、クラフトビールを通じた多面的な雇用創出を行います。

私たちは、①～③のミッションを掲げながら、南阿蘇村で作った純国産クラフトビールを世界へ発信していきます。

応援メッセージ1

ホップ栽培に南阿蘇村を選んでいただいたことに心から感謝いたします。

良質なホップが育ち、芳醇なクラフトビールが誕生することを大いに期待しています。

熊本県南阿蘇村長　吉良 清一様

応援メッセージ2

レコルトの小畑社長には、いつも社員が、ホップ栽培で大変お世話になっております。

レコルトさんの考えは、弊社のビジョンとも重なり、大変素晴らしい取り組みを一緒に経験させて頂いておりまして、感謝しかありません。

ダイヤモンドブルーイングとしても引き続き一緒に何かやれればと勝手ながらワクワクしております。

皆様の応援を賜りますよう、宜しくお願い致します。

株式会社ダイヤモンドブルーイング

代表取締役　鍛島 勇作様

リターンの概要は以下をご覧くださいませ。

※詳細については『応援購入する』のページを参照

2024年3月：クラフトビール醸造・その他リターン品の製造開始

2024年4月：クラフトビール・その他リターン品の完成

2024年5月：リターン品の発送開始

2024年8月：ホップの収穫体験実施

※ 上記は予定であり、変更となる可能性があります

ご協力いただいた資金は、クラフトビールの製造費用を中心にリターン品の製造のために充てさせていただきます。

皆さまプロジェクトページを最後までご覧いただきありがとうございます。

私は和歌山県の農家の長男に生まれ、2021年1月に農業関連のビジネスを行う株式会社レコルトを設立しました。

2022年からは熊本県の南阿蘇村にて、現地の農家さまにもご協力いただきながら国産ホップの栽培を行っており、2年後には有機JASの認証試験を受ける計画でいます。

この度、上記ホップを活用したオリジナルのクラフトビールを醸造することになりました。

現在市場に流通している国産のクラフトビールは、ほとんどが外国産原料でつくられたビールです。私はクラフトビールと名乗るからには、伝統的な方法・地域の特産品などを原料にした個性あふれる国産原料のビールをつくり、日本中に、そして世界に発信していきたいと考えています。

まだ弊社のオリジナルビールも、水とホップの一部しか国産原料ではありませんが、今後水、ホップ、麦芽（モルト）、酵母、副原料など、すべての原料を国産にするべく、熊本県の農家さまやブルワリーさまと準備を進めています。遅くとも2030年までには純国産のクラフトビールをつくる計画です。

そして、今回のプロジェクトはそのスタートを切る大切なプロジェクトです。日本の良いものを日本中に、そして世界に届けるという想いに共感していただけた方は、クラフトビールを応援購入いただけますと幸いです。

皆さま一人ひとりの応援が力になります。ぜひ応援購入のほどよろしくお願いいたします。