子どもたちが手を動かす楽しみを感じられる木工キットを伝統工芸士が考案。パーツは自らが制作。作り方の冊子付きで、親子で本物の伝統工芸に触れながら豊かな時間を体感していただけます。

サシモノッチとは？

はじめまして、伝統工芸士の清水隆司と申します。サシモノッチは、私が発案した、誰にでもDIYを楽しんでいただける木工キットです。お子様でも簡単に本格的な桐(きり)箱を作ることができます。

「サシモノッチ」の由来

日本の伝統工芸に、「指物(さしもの)」と呼ばれる分野があります。

私は指物師として50年以上の経験があり、「箱づくり」に生涯取り組んできました。そんな私の箱づくり人生も、もともとは幼少期の小さな箱作りからスタートしました。「サシモノッチ」は、難しいものと思われがちな指物を、楽しみながら体験してもらいたいと付けた名前です。

サシモノッチ・キッズ

これまでにもサシモノッチは販売していましたが、今回、より多くのお子様にサシモノッチを楽しんでいただけるようにしたリニューアル版の「サシモノッチ・キッズ」を販売します。

ポイント１：
知育教材としてお子様向けに！

箱のサイズを小さな手のお子様にもフィットするよう工夫しました。

キットに同封の冊子には、木工のノウハウや、社会科学習的な要素を含んだ読み物を掲載。お子様に、遊びながら学んでいただける工夫をしました。

ポイント２：
大人まで楽しめる！

工作キットは子供もおもちゃのイメージがありますが、このサシモノッチ、実は、大人の方にも楽しんでいただけます。

お手持ちの工具や画材を使って、こだわりの仕上げにしていただくことも可能です。
実は、子供よりも大人が熱中してしまうことも多いんです。

ポイント３：
親子で豊かな時間共有を！

どんな年代の方にも楽しんでいただけるサシモノッチは、ご自宅での工作タイムにぴったり。

付属の冊子には、箱のデコレーション実例を10通り以上掲載しています。さまざまな難易度の例を掲載していますので、親子で同時に楽しむことも可能！保護者は手伝うだけ…のキットではなく、ご家族いっしょに楽しめます。

サシモノッチ・キッズの特徴

伝統工芸士が作った部品

サシモノッチは単なる木工キットではありません。パーツの一つ一つをこの道50年の伝統工芸士が、誇りを持って制作しています。

伝統的な指物の世界では、金属の釘などを使わずに、加工した木材どうしを組んで箱を作ります。サシモノッチ・キッズのパーツにも、この伝統的な技法を使った溝や45度の加工が施されています。これらを組み立てることで、日本の伝統工芸の技術に触れていただくことができます。

素材には「桐(きり)」を使用

桐は、指物の世界では昔からよく使われる素材ですが、木工キットにもぴったり！やわらかく加工がしやすいので、好きな仕上げにしていただけます。

白い木肌で木目も美しく、見た目にも楽しんでいただける素材です。

作ったあとの使い道

このようなサイズ感の箱が完成します。

・宝物入れに…
・お道具箱に…
・お菓子の箱に…

使い方は作る人次第！あなただけの箱を作っていただけます。

子供が夢中に…

これまでにもワークショップなどを行うことがありましたが、木工制作中の子供はみんな静か…夢中になって目の前の箱に向き合い、自分の作品を仕上げようと一生懸命になります。

最初は乗り気じゃない子も、スマホで遊んでいる子も、木の部品を手に持って組み立てているうちに木の持つ自然の質感が心地良いのか…だんだんとのめりこんでいく。プラスチックのものづくりキットにはない良さが、木にはあります。

仕上げは自由！

「完成図」は箱を組み立てるところまでしかありません。

仕上げは自由！

キットにはカラーペン3本(色はおまかせ)が付属します。

キット内付属品だけでもデコレーションが可能です。

どんな仕上げにするかを考えることは、デザインをする力につながります。どんな仕上げにするかで、使う道具も作業方法も変わってくるので、自分で考えて行動する力も身につきます。

キットの制作

箱を組み立てるところまでは、小さなお子様でも簡単に取り組んでいただけます。

秘密は、箱がきっちり作れるよう職人がパーツに溝を掘っているから。

「パカッ」と気持ちよくはまるパーツに感動していただけるはずです。

サシモノッチ誕生・開発ストーリー

小さい頃から物を作るということがなおざりになっています。ですが、自分で色々考え工夫し、時に失敗しながら何かを作ることはきっと成長に役に立ちます。大人になってからとんでもなく素晴らしいものを作る人が出るかもしれません。

私が18歳で仕事をはじめた頃は、職人といえば「見て覚えろ」の厳しい世界でした。後輩に対する厳しい教育方法は伝統工芸の現場では当たり前でした。しかし、今は時代が違います。70歳になった私ですが、「サシモノッチで箱作りに挑戦してくれる子供の1000人に1人でもいい、未来の日本で活躍する指物師の卵が生まれてくれたら」という期待を込めて、サシモノッチを通じた教育活動に力を入れています。

仕様

◆桐箱
サイズ
幅14.6cm 奥行10cm 高さ7.4cm

材質
桐(中国産)

◆本
全ページカラー
26ページ
A4サイズの冊子型

◆付属品
紙やすり・ボンド・デコレーション用カラーペン３本・輪ゴム

FAQ

Q.何歳の子供を対象とした木工キットですか？

A.対象年齢は6歳以上としています。ですが、小さなお子様にしか楽しんでいただけないキットではなく、大人の方にも楽しんでいただいております。

Q.制作時間はどれくらいですか？

A.シンプルな箱を作るのは、ボンドの乾き待ち時間含めて1時間以内、それ以降はデコレーションの難易度により変わります。

スケジュール

プロジェクト開始：2023年9月28日(木)

プロジェクト終了：2023年11月29日(水)

発送開始：2023年12月頭より順次発送予定

リターンについて

こちらが1セットの内容になります。

1セットからご購入可能ですし、ご家族やワークショップでお楽しみいただけるよう、セット数が多いほど割引率の高いリターンをご用意いたしました。

1セット

ご家族用セット

ワークショップ用セット

(補足)元の値段は定価と送料の合計となります。

さいごに…

このページを最後までお読みいただきありがとうございました。

70歳になった私は、「日本の伝統工芸である指物を後世に伝えたい…」という想いからサシモノッチ等の教材を開発しています。後継者不足が課題となっている伝統工芸の世界での私の使命でもあります。ですが、そういった難しいこととはさておき私が一番嬉しく感じるのは、大人も子供も一緒になって夢中になって箱作りに取り組んでいらっしゃる姿を拝見する時です。サシモノッチ・キッズで出来上がるのはたった一つの小さな箱ですが、きっと一緒に作った人との楽しい思い出が詰まった箱となるでしょう。お子様やお孫様と、サシモノッチ・キッズで是非楽しい時間をお過ごし下さい。

伝統工芸士・京指物師
清水隆司