銭湯背景絵×富士山×手ぬぐい
日本特有の文化が詰まった手ぬぐいを日本中に、そして世界に届ける！

最近、いつ銭湯に行きましたか？

住宅環境の変化、老朽化、跡継ぎ問題等々に伴い、年々減少してゆく銭湯。
近年のサウナブームで、銭湯は盛り上がっているようにも感じますが、
全国的にも、東京でもやはり銭湯は減少傾向にあります。

銭湯といえば、イメージするのは浴場の壁にダイナミックに絵描かれた
富士山の絵！実は銭湯背景絵師 という職人の仕事であり、また現在は日本にたった3人しかいないことをご存知でしょうか。

銭湯背景画が登場したのは大正時代のことで、家へ帰るまでに湯冷めするのを防ぐため、熱い湯に少しでも長く入っていられるようにと涼しげな絵を描いたものと言われます。
東京で生まれたこの文化は関東を中心に広がり、公衆浴場といえば富士山の背景画というイメージが定着したそうです。

銭湯背景画の全盛期は1970年代で、広告会社が浴場壁画を無償で銭湯へ提供する代わりに、地元商店街などの広告を壁画の下に掲示させてもらうという形で広まったそうです。

今回のこのプロジェクトでは、消えつつある銭湯背景画の富士山を、お風呂アイテムの一つでもある手ぬぐいにして、日本中そして世界中に届けようというプロジェクトです。

日本の銭湯全盛期から活躍してきた
伝説の銭湯背景絵師・丸山清人さんについて

写真：2016年 ライブペインティングイベントの様子

今回、製作する手ぬぐいの図案は、現在日本に3人しかいない銭湯背景絵師のうち最も職人歴が長い丸山清人さんに描き下ろしていただいています。

丸山清人　プロフィール
１９３５年（昭和１０年）生まれ。
父親が銭湯広告物専門の会社に勤務していた関係で幼い頃から画師がそばにいる環境で育つ。絵を描くことが好きで、美術学校を卒業後、父親と同じ会社へ就職し、ペンキ運びなど兄弟子の手伝いからスタート。現場で絵師としての技術を学び、２５歳には一人で絵を任されるようになる。80歳を越してからも銭湯背景画教室や個展を開催するなど
銭湯背景絵にとどまらない活動展開する。

画材について
銭湯背景画は、ペンキで描かれ丸山さんが使っているペンキは5色です。
「白・黄色・赤・紺・群青」

丸山清人氏のペンキ絵の特徴
富士山を描くにあたり、「陰影とグラデーションが命」と話しております。
5色のペンキを調合して、グラデーションを作り上げていきます。

写真：2016年 ライブペインティングイベントの様子

銭湯の全盛期は1968年で、全国に1万7999軒あったそうです。
東京の銭湯の全盛期もまた同年1968年であり2687軒も存在しており、
丸山さんは日曜日以外は毎日銭湯背景画を描いてそうで、これまでに手がけた
銭湯背景画は1万点を超えています。

しかし銭湯に現存する丸山清人さんの富士山絵はどれくらいあるでしょうか。

丸山さんは、あるインタビュー内で、銭湯背景画について、”消される運命の絵”　
と答えています。
それもそのはず。銭湯背景画は浴室内に描くので、湿気、光にさらされているため、褪色や塗料の剥げが起こりやすいく、銭湯全盛期は毎年上描きされるものだったからです。時代とともに広告媒体の役割を終え、それに伴い描き変えのサイクルもかわり、また銭湯背景画をやめてしまったところ、老朽化にともない銭湯を閉じてしまったところもあります。そして、残っているものも、この先の未来には消えゆく運命が待っているのです。

このプロジェクトでは、丸山さんがこれまでに描いてきた「消される運命のペンキ絵」を手ぬぐいとして形に残し、その文化的価値を、”消された数1万点”に匹敵する数である”1万人”に届けることを目指し、その足がかりとしてMakuakeに挑戦します。

手ぬぐいについて（全2種）

本プロジェクトのリターンは全2種。

図柄1種類目【FUJIYAMA】
5月頃の爽やかな青空と富士山。銭湯背景画の定番風景。

図柄2種類目【赤富士】
広告用途の背景画では使われなかった、“幻”の富士山図。

元々の銭湯背景画の成り立ちは広告としての役割があるため
赤富士は赤字を連想させるため、タブーの図柄でした。


丸山清人さんは、銭湯背景画を描く傍ら、2015年（80歳）ごろから自宅に飾れる絵画としての小さなサイズを描くようになり個展などもしてきました。

写真：2015年の個展で購入したペンキ絵を購入しました！！

ただ、それを手ぬぐいの図案にするには比率が全く異なり、Hasu no hanaでは、
製作する手ぬぐいの比率で描き下ろしていただいています。

写真：手ぬぐい比率で描き下ろしていただいた赤富士と、2015年の個展にて購入したペンキ絵。

丸山清人さんは1万点を超える富士山を描いていますが、自己採点はいつも90点
といい、常に100点を目指して描いていると語っています。
そして80歳を超えてもなお、新しいことに挑戦しその一つが個展の開催で、
富士山のさまざまなシーンを発表してきました。
赤富士もまさにその一つであり、ある年の個展会場で見た赤富士がとても印象に残っていたため、お願いをして描いていただきました。

印刷方法について　

手ぬぐいの王道といえば、染めですよね。
ですが、今回製作する手ぬぐいはインクジェットプリントになります。
丸山さんの富士山の特色であるグラデーションを綺麗に出すことを考えるとインクジェットプリントで正解であると思っています。
色落ちがなく、手ぬぐいとしてハードに使用してもかなり綺麗な色彩を長く保たせることができます。
※プリントは表のみとなり、裏はうっすらと透けている感じになります。

手ぬぐいは色々なシーンで使える

使うのが勿体無い！！という方には、手ぬぐいを額装をして、飾ることをご提案いたします。風呂場は湿気などもあるため、絵画を飾るには難しい場所の一つになるかもしれません。ただ、こちらのプロダクトは、手ぬぐいです。洗うこともできるので、絵画ほど慎重にならなくても、気軽にアートを生活に取り入れることができます。

また、お弁当を包んだり、ワインやお酒などを包んで手土産にするのも粋ですね。
その他、簡易マスクや、包帯代わりに、防災時にも役立つ布アイテムです。

誕生・開発ストーリー

私は、365日銭湯に通うヘビーユーザーです。以前は東京でも特に銭湯の多く残っているエリア・大田区に住んでいていました。歩いていける３つの銭湯のうち１つの銭湯には大きな富士山のペンキ絵がありました。何気なく見ていましたが、誰かが描いた、ということは気に止めてませんでした。

2015年に、知人のギャラリーにて、丸山清人さんの個展が開催され、そこで初めて銭湯背景絵師という職業を知りました。
ちょうどパブリックアートやホスピタルアートに関心を寄せている時期だったので、
銭湯背景画は”昔から存在するパブリックアート”であったことにハッとしました。
そして、この"かつて大衆文化"でもあった銭湯背景絵は,現在"絶滅危惧種"であることを知り、大衆文化ではなく、もはや”伝統文化”ではないか、と気づいたのです。

そこで、2016年に、丸山清人 ライブペインティングングイベントを企画することにしました。その際、銭湯背景画がかつて広告の一環だったという形をなぞり、知り合いの店を中心に営業をかけ、ライブペインティングのチラシに広告を出してもらい、その費用でライブペインティングの運営費を賄うことにしました。
その際に、本プロジェクトの手ぬぐいは小部数で製作をしたことがあります。

実は今年の5月、丸山清人さん展覧会が都内で開催されました。そこに出品されていたものは2年前に制作されたものとのことで、おそらく最後の展覧会になるのではないかとギャラリーの方から話を伺いました。

写真：2025年5月丸山清人さんとお孫さんとの展覧会 丸山清人×千奈 二人展 「THE 銭湯富士」の様子

そして、手ぬぐい再販希望の声も私の元に届き、丸山さんの描いては消されていった富士山の数だけ、手ぬぐいとして人々に届けよう、という新たな目標ができました。
すぐに丸山さんのご家族に相談し、今回このプロジェクトを立ち上げることができました。

銭湯ファンの方や、海外の方へのお土産に何かお探しの方、手ぬぐいや富士山コレクター、銭湯背景絵の成り立ちを知りご興味をもった方など、多くの皆様に手に取っていただけたら幸いです。

仕様

商品サイズ：横幅900×高さ360mm
素材：徳岡（日本製）
印刷方式：表面インクジェットフルカラー（裏面無地）
種類：FUJIYAMA / 赤富士　　

FAQ

Q、洗濯や干し方は？　
A、通常のお洗濯と同じに洗濯をしていただいて大丈夫です。
乾燥機にかけても大丈夫です。

Q、色移りはしますか？
A、インジェットプリントなので、色移りはしません。

Q、海外発送は可能ですか？
A、現時点では国内発送のみ対応しております。ご了承ください。

Q、初期不良品の対応や保証については？
A、■お客様の都合による返品について
商品の性質上、お客様のご都合による返品・交換はお受けできませんので予めご了承下さい。

■弊社に原因のある際の返品について
品質管理には十分留意しておりますが、万が一ご注文の商品と違う商品が届いた場合や、商品の破損、傷み、プリントのずれなどの品質上の問題があった場合には、恐れ入りますが商品到着日より5日以内にご連絡ください。
返品商品到着確認後、4営業日以内に発送をいたします。
尚、返品の送料・手数料については当社が負担いたします。

スケジュール

2025年10月中旬ごろより順にお届けいたします。10月下旬から11月中旬には
全てのお客様に届くように進めてまいります。

リターンについて

1. 超超早割30%OFF　先着100名　
丸山清人インタビュー付き包み紙にお包みします。　

2,660円
・FUJIYAMA手ぬぐい or 赤富士手ぬぐい
どちらか1点お選びいただけます。
（一般販売予定価格3,800円の30％オフ）

以前ライブペインティングを開催した際のフライヤー（裏に丸山清人氏のインタビュー記事あり）にお包みします。外国人のご友人への贈り物にしたいなど場合は、
インタビューの英訳をおつけすることができます。

2. 超早割20%OFF　先着100名　
3,040円
・FUJIYAMA手ぬぐい or 赤富士手ぬぐい
どちらか1点お選びいただけます。
（一般販売予定価格3,800円の20％オフ）

3. makuake割 15%OFF　300名　
3,230円
・FUJIYAMA手ぬぐい or 赤富士手ぬぐい
どちらか1点お選びいただけます。
（一般販売予定価格3,800円の15％オフ）

4. 超超早割 紅白手ぬぐいセット25%OFF　先着100名
丸山清人インタビュー付き包み紙にお包みします。　
5,130円
２点セット
・FUJIYAMA手ぬぐい×1点
・赤富士手ぬぐい×1点
（一般販売予定価格6,480円の25％オフ）

以前ライブペインティングを開催した際のフライヤー（裏に丸山清人氏のインタビュー記事あり）にお包みします。外国人のご友人への贈り物にしたいなど場合は、
インタビューの英訳をおつけすることができます。

5. 超早割 紅白手ぬぐいセット20%OFF　先着100名　
5,472円
２点セット
・FUJIYAMA手ぬぐい×1点
・赤富士手ぬぐい×1点
（一般販売予定価格6,480円の20％オフ）

6. makuake割 紅白手ぬぐいセット15%OFF　300名　

5,814円
２点セット
・FUJIYAMA手ぬぐい×1点
・赤富士手ぬぐい×1点
（一般販売予定価格6,480円の20％オフ）

7. 超超早割 手ぬぐい5枚セット 34%OFF 先着30名　

12,540円
・FUJIYAMA手ぬぐい or 赤富士手ぬぐい2種の中から
図柄組み合わせ自由の5枚セット
（1枚あたり、一般販売予定価格3,880円の34％オフ）

８. 銭湯経営者向け　 おまとめセット 42%OFF 先着10名　

本リターンは手ぬぐいを販売したい銭湯経営者様向けのリターンになります。
or 銭湯が窓口となる共同購入の形でもご活用ください。
22,040円
・FUJIYAMA手ぬぐい or 赤富士手ぬぐい2種の中から
図柄組み合わせ自由の10枚セット

銭湯での販売は、11月中旬以降一般販売の予定価格である3,800円（税込）で
お取り扱いいただけます。

実行者の紹介

フクマカズエ　（Gallery Hasu no hana）https://www.hasunohana.net/

1977年生まれ、神奈川県出身。2011年にギャラリー Hasu no hanaを立ち上げ、様々な展覧会を企画する。アートとは、色々な角度から世界を解こうとしている一つの方法であり、そして真実がそこにはあると信じている。展覧会のジャンルは多岐に渡るが、心が震えたもの、を軸にしている。