伝統存続願う、仏デザイナーが八女で出逢った工芸品をバッグで表現！

福岡県八女郡広川町のすだれと久留米絣を縫い合わせた、丈夫で軽くて柔らかい、どこか懐かしくも新しい「自然素材」のバッグです。ぜひ、工芸品を身に付けて、様々なファッションシーンを楽しみましょう！

浴衣・着物に合わせて

お祭りなどのシーンにはベストマッチ！伝統素材なので、浴衣や着物に似合うこと間違いなしです◎

軽くて女性が持ちやすいサイズ感も◎

すだれ素材が個性的で際立ちます。涼しげな雰囲気も漂い、夏祭りや秋祭りでのコーディネートにバッチリです◎

カジュアルにも、フォーマルにも

カジュアルな装いにも、フォーマルな装いにも、どちらにも兼用できます！結婚式などのパーティーシーンや、お子様の入学式や卒業式など幅広く使えます◎

ちょっとしたお出かけのシーンでも、カジュアルに使えるデザインです！タウンユースでも大活躍間違いなしです◎

キレイめカジュアルな装いにもマッチします！自然素材を合わせると上品さが際立ちます◎

製品・素材ともに手づくりの逸品

フランス人バッグアーティスト「クレモンティーヌ」が素材である「すだれ」と「久留米絣」を一針一針手縫いで丁寧にバッグに仕上げていきます。

「すだれ」の特性を活かして、縦使いで「包む」

横使いで「巻く」

「畳む」

「竹ひご」という硬い素材を柔らかなデザインで表現しています。

【すだれ着物バッグ】は量産できる製品ではありませんが、今回は早く手元に届けて欲しい方のために、限定数のみ早期納品でご対応させていただきます。

八女郡広川町の創業100年を超える老舗企業の素材

●すだれ

創業大正元年「八女すだれ」織元の株式会社鹿田産業の「すだれ」を使用。

竹を細く加工した「竹ひご」を一本一本織り上げたデザイン性のある「すだれ」をバッグのボディ部分に使用しています。

「すだれ」のデザインも30種類以上と多彩にありますが、今回はクレモンティーヌがセレクトした2種類の「すだれ生地」を採用しています。

クラッチバッグ・巾着バッグに使用。「丸ひご」と「平ひご」を組合せ、経糸を等間隔に編み込み、日本の伝統的な「格子柄」を表現した「すだれ生地」です。

ハンドバッグに使用。細く均一化された「丸ひご」に茶色の経糸で編み上げたオーソドックスなデザインの「すだれ生地」です。

窓周りや間仕切りとして使われてきた日本の伝統的な「すだれ」が、軽くて柔らかく丈夫なバッグの素材として、新たな命が宿りました。

●久留米絣

創業明治31年「久留米絣」織元の野村織物の「久留米絣」を使用。染色工程も自社で行い、無数の色と柄を生み出すことに力を注ぎ、全国各地に「久留米絣」の魅力を発信されています。

今回は「大海原に小舟」の生地を使用しています。経糸のみで柄を作る板絣（いたがすり）です。細かな柄は、遠目で見る楽しさと近くで見る面白さがあります。

【すだれ着物バッグ】を製作する上で欠かせない伝統的な綿織物「久留米絣」は、「すだれ」をつなぎ合わせる丈夫で、デザインのポイントとなる重要な素材となっています。

プロジェクト概要

この【すだれ着物バッグ】プロジェクトは、1人のフランス人デザイナーと地方の田舎町との出逢いから始まりました。舞台は福岡県八女郡広川町。昔ながらの集落が広がるのどかな地域です。

2020年11月、1人のフランス人デザイナーがこの広川町を訪れました。彼女の名前はクレモンティーヌ・サンドネール。リサイクルの着物や帯を素材にしてバッグをつくるアーティストです。【Mikan Bag】という自身が立ち上げたブランドで様々なデザインのバッグを生み出しています。

そして今回新しくデザインしたのがこの【すだれ着物バッグ】です。

こちらのバッグは彼女が広川町で出逢った2つの工芸品（すだれ・久留米絣）を縫い合わせて出来たモノなのです。現在、工芸品には様々な課題があります。後継者不足、伝統技術の継承…彼女の日本文化、工芸品、職人へのリスペクト。そんな想いが表現されたバッグです。

これからも工芸品が長く続いていってほしい！

ファッション小物ですだれや久留米絣を身につけるという新しいアプローチで工芸品の素晴らしさを伝え、その想いが世の中に広まっていくことを願っています。

〝ZERO WASTE″なモノづくり

彼女のブランド【Mikan Bag】は〝ZERO WASTE（ゼロウェイスト）″なモノづくりがコンセプト。「ゴミを0にする」ことを目標に、出来るだけ廃棄物を減らすことを念頭に置いて製作しています。その考え方は、着物がきっかけでもあります。

来日して間も無くの頃、フリーマーケットで目にした着物は、布地かと思うほど直線的なデザインで驚いたそうです。基本のパーツが長方形の袖と、見頃のみのシンプルさ、そして直線の縫い目を解いていけば生地として再利用がしやすい。

それは日本のモノづくりの精神が表れていて、元々の考え方として、代々長く着られるように、再び布に戻してサイズを変えたり、他の物に作り替えて長く使用できるよう想定して設計された衣服だと思ったそうです。

ファッションを学んだフランスでは服のデザインは基本的に身体に沿わせたシルエットで、それに合わせて布地をカットします。そうすると解いても布は直線的にならず、再利用ができる部分が限られる。

新しく知った着物の形には、モノを大事にする考え方が大胆に表現されていると感じたそうです。

今回の【すだれ着物バッグ】もオーダーメイドすだれの端材を主に活用して製作しています。

製造の過程で生まれるこの端材を実際に工房で見て、とても美しく、これらを活用してバッグを製作することで、再び命を与えることが出来る。広川町で出逢った伝統的な素材に対して、〝ZERO WASTE（ゼロウェイスト）″なチャレンジをすることが、私にとって、とても魅力的です。

【すだれ着物バッグ】先行販売は３タイプ

●クラッチバッグ（重さ260g）

日常使いにもパーティシーンでも使いやすいクラッチバッグです。

40㎝のチェーンを取り付ければ、ミニハンドバッグとしてお使いいただけます。

肘に掛ければ両手も使えて、大事なシーンもカメラでパシャリ！

120㎝のチェーンを取り付ければ、ショルダーバッグとしてもお使いいただけます。

長めのチェーンでバッグの中身も取り出しやすくなりますね！

●巾着バッグ（重さ230g）

紐を持ち手に持ち運びできます。

120cmのチェーンを取り付ければ、ショルダーバッグとしてお使いいただけます。

開口部も広々、出し入れしやすいデザインです。

●ハンドバッグ（重さ390g）

持ち手の間口が広くて持ちやすいハンドバッグです。バッグ片手に涼みどころへお出けしたくなります。

持ち手の空間も広いので、さりげなく腕に掛けてもオシャレです！

110cmのレザーストラップを取り付ければ、ショルダーバッグとしてもお使いいただけます。

スケジュール

●８月25日 Makuake開始

●８月～ 製作開始

●10月22日 Makuake終了

●10月末 早期納品分第1便発送開始

●11月末 早期納品第2便発送開始

●1２月末 早期納品第3便発送開始

●３月末までに全ての数量の納品完了

リターンについて

手縫いで丁寧に仕立てるハンドメイドバッグ

すだれ生地と布（久留米絣）を縫い合わせるため、ミシンを使わず、全て手縫いで丁寧に仕立てていきます。そのため、今回は限定数のみの販売となります。素材も職人さんが丹精込めて作る工芸品であるため、価格は下げることはできません！しかし、納期だけはがんばります！

「早く手元に届けてほしい！」

そんな応援購入者の皆様のご要望にお応えするため、今回は1か月ごとに数量限定、早期納品でのお届けでチャレンジします。

【第1便】10月末納品（限定各２個）

【第2便】11月末納品（限定各３個）

【第3便】12月末納品（限定各5個）

【第4便】3月末までに納品（限定各15個）

実行者紹介

このプロジェクトはフランス人バッグアーティストのクレモンティーヌと福岡県八女郡広川町の伝統工芸品の出会いから生まれました。たった1つのきっかけから生まれた【すだれ着物バッグ】をお披露目できることに喜びを感じています。この製品が広がることで、工芸品を魅力を伝えたい！地域の宝である工芸品が今後もずっと続いていくことを願っています。

●製作者

フランス人バッグアーティストのクレモンティーヌ・サンドネールです。私は2020年の冬に、久留米絣について知るため、また久留米絣を素材としてバッグ製作をするために広川町地域おこし協力隊による「Bon Voyage」というアーティストレジデンシーに参加しました。

滞在中に「久留米絣」と、「久留米絣」の作り手にとてもインスピレーションを得ました。この伝統的な綿織物を使って日常生活の中で使えるバッグを作ることで自分なりの久留米絣への敬意を表したいと思いました。

レジデンシー中に「八女すだれ」にも出会うことができました。ヨーロッパにはない「竹」という素材に非常に魅了されました。「すだれ」を製造している現場を見に行き、その際、「竹の織物」を想起させられました。

製造で出る「すだれ」の端材を見て、とても美しく、この素材を使ってバッグを作ることで端材に再び命を与え、自分のコンセプトであり、自分のバッグ製作の上で重要である〝ZERO WASTE（ゼロウェイスト）″を「すだれ」で表現したいと思いました。地域の宝である広川町の工芸品にリスペクトを表します。

Mikan Bags

【HP】https://www.mikanbags.com/

●プロジェクトリーダー

竹と天然素材と暮らす店【鹿田室礼（しかだしつらい）】の中村昌史です。今回のプロジェクトリーダーを担当しています。お店の母体の会社は福岡県八女郡広川町の鹿田産業です。

創業大正元年、福岡県知事指定特産民工芸品「八女すだれ」織元の会社です。2020年冬、【すだれ着物バッグ】製作者のクレモンティーヌと出会いました。

「すだれ工房」を案内すると、彼女は、ヨーロッパにはない「竹」という素材に興味を持ち、神社などの神聖な場所に使われる「すだれ」に魅了されたようでした。

クレモンティーヌと出会い、【すだれ着物バッグ】が生まれ、こうして新たなチャレンジを一緒にできることが嬉しいです。

竹と天然素材と暮らす店【鹿田室礼（しかだしつらい）】

福岡県八女市にある天然素材インテリアショップです。江戸時代から続く八女福島の白壁の町並みにお店を構えています。この地域は、今もなお、伝統工芸と職人が息づく町です。

奥八女の自然を原料として活かし、生み出された暮らしの道具。それは人々の暮らしを支え、自然環境を整えることにも繋がっていました。鹿田室礼は竹と天然素材のインテリア製品にこだわり、その原料となる里山保全活動にも取り組んでいきます。

【HP】https://s-shitsurai.com/

野村織物有限会社

創業明治31年、こつこつと地道に何十もの工程を重ねようやく辿り着く絣の模様は、いにしえから語り継がれた「染め」と「織り」の無から有を生み出す尊い工夫からなります。野村織物は約200年の伝統を持つ重要無形文化財久留米絣を未来へ紡いでいます。

【HP】https://nomura-orimono.com/