プロジェクト実行者
最新の活動レポート
2022.01.28ストーリー
- 醤油を使い分けると、料理はもっとおいしくなる。そのことを多くの人に知ってもらいたい。
- 「醤油の使い分け」のための特別な醤油皿を開発。醤油の美しさ、つけやすさ、使いやすさを追求。
- キッコーマン、ヤマサ醤油をはじめ全国100以上の醤油メーカーが参画。醤油の新しい常識をつくる。

醤油を使い分けると、料理はグンとおいしくなる。
醤油は6種類に大別され、それぞれ料理との相性があります。例えばお寿司でも、赤身にはたまり醤油、白身には淡口醤油をかけるとおいしいと言われます。ワインがそうであるように、醤油も料理に合わせて使い分けたほうがよりおいしく味わうことができるんです。 そうした「醤油の使い分け」を、当たり前にしたい。そんな想いから生まれた活動が「醤3(ショウスリー)」です。
醤油の使い分けを広めるために、醤3では飲食店や家庭で使われる醤油皿を三口(さんくち)にすることを提案します。焼肉屋さんの三口タレ皿がそうであるように、料理を食べる時の醤油皿が三口になることで、自然と「醤油の使い分け」を楽しむことができると考えました。

料理をおいしくする特別な醤油皿ができました。
日本には全国1000以上の醤油メーカーが存在します。各メーカーがつくる個性豊かな醤油をもっと楽しんでもらいたい。そんな想いから、醤油を使い分けるための特別なお皿をつくりました。醤3が開発したオリジナル三口醤油皿は、醤油の味わいの違いだけでなく、醤油の色や香りの違いまで楽しむことができます。醤油を適量つけやすく、かつ食卓での使いやすさ、スタッキングのしやすさまで追求した、これまでにない醤油皿です。
醤油が合わない料理は、ほぼありません。お寿司に。お刺身に。餃子に。とんかつに。バニラアイスに。醤油と料理のマリアージュを、どうぞお楽しみください。
私たちが変えたいこと

「醤油は万能調味料」という呪い
日本を代表する調味料、醤油。多くの日本人がほぼ毎日、何かしらのかたちで醤油を口にしていることかと思います。「醤油は万能調味料」という認識が広まったからこそ、様々な料理に使われてきました。
一方で、醤油はあって当たり前の存在として、日常生活に溶け込みすぎているようにも思えます。万能調味料ゆえに「どんな料理にもこれ一本」という意識が強く、多くの家庭では醤油は濃口のみ、あっても濃口と淡口の2種類程度ではないでしょうか。
でも、本来醤油はもっと多様なものなのです。

醤油は大別すると6種類ある
醤油は大別すると6種類に分けられます。濃口醤油、淡口醤油、再仕込醤油、溜醤油、白醤油、甘口醤油の6つです。
例えばワインなどは「肉には赤ワイン」「魚には白ワイン」といったように、料理にあわせて種類を変えることがありますが、同様に醤油にも料理との相性があります。料理に合わせて醤油を使い分けた方が、料理の味はグンとおいしくなるのです。

同じ種類でも、醤油蔵によって味わいは異なる。
種類の違いだけではありません。例えば同じ濃口醤油でも、つくる蔵によって味は大きく異なるのです。その土地の気候や歴史、その蔵に住み着く菌の性質、そして諸味(もろみ)の育み方が醤油の個性に強く影響します。昔から「職人の性格が、醤油の性格に出る」と言われるほどに、比べてみるとその違いはハッキリとわかります。

醤油の多様性を守りたい
かつて日本には、地域に根付いた個性的な醤油蔵が6000以上ありました。しかし現在は1000近くにまで減少しています。決して数が多ければ良いというわけではありません。けれど、誰にも気づかれないまま醤油の多様性が失われていくのは、とても寂しく、もったいない気がしてなりません。

「醤油の使い分け」を当たり前にする
同じ醸造文化であるワインや日本酒のように、醤油も違いを楽しむ習慣が広がって欲しい。「醤油の使い分け」を当たり前にする。それが私たちの目標の一つです。
でも、どうすれば「醤油の使い分け」を広げることができるだろう?
様々なアイデアを考えていく中で私たちがヒントにしたのは、焼肉屋さんのタレ皿でした。焼肉屋さんでは、二口(ふたくち)や三口(さんくち)のタレ皿が提供されることがあります。三つに小分けされたタレ皿がテーブルに置かれることで「お肉の種類に合わせてタレや薬味を使い分けた方が良さそうだ」ということが直感的に理解できます。その結果「タン塩にはレモン」といった認識も定着していったのではないでしょうか。
醤油も同じように、飲食店で三口の醤油皿が提供されるようになれば「醤油の使い分け」は自然と広まっていくはず。そんな想いからオリジナル三口醤油皿の開発がはじまりました。

全国100社以上の醤油メーカーが参加
全国の飲食店や家庭で三口醤油皿を導入してもらうには、全国の醤油メーカーの協力が欠かせません。2021年9月27日時点で、キッコーマンやヤマサ醤油をはじめ、102社の醤油メーカーが醤3に参加してくれています。
醤油を使い分けることは、ある意味ライバル会社の醤油と比べられるということでもあります。でも、それ以上に醤油の多様性を伝えたいのです。業界を挙げて、醤油の常識を変えることに挑んでいきます。
三口(さんくち)醤油皿のデザインについて

30回以上試作を重ねた醤油皿
世の中に醤油皿は数多くありますが、醤油の使い分けに特化した醤油皿は見かけたことがありません。既に販売されている三口小皿や醤油皿を3枚使って醤油を使い分けることも可能ではあります。けれど、私たちは醤油の使い分けを楽しむためのベストなお皿をつくりたいと思いました。
醤3のオリジナル三口醤油皿は、プロダクトデザイナーの小林幹也さんとともに開発を進めました。

その制作は、試行錯誤の連続でした。醤油のつけやすさ、食卓を邪魔しない大きさ、スタッキングのしやすさ・・・あらゆる視点からデザインを検証し、試作品は30種類以上を超えました。試行錯誤の末にたどりついた形が、この醤油皿です。

醤油の「つけすぎ」を解消する
どんなにおいしい醤油でも、つけすぎれば料理の味を損ねます。一方で、料理につけたい醤油の適量は人それぞれ異なるもの。ちょっとだけつけたい人もいれば、たっぷりつけて食べたい人もいるでしょう。

私たちが目指したのは、醤油のつけ具合を一人ひとりが調整できる醤油皿。醤油を注ぐくぼみの内側に、少しだけ曲率を変えた“角(かど)”をつけています。醤油をつけすぎたとしても、その角に料理を添わせることで醤油を切ることができます。

醤油の個性を楽しめるお皿
醤油の魅力は味わいだけではありません。発酵がもたらす美しい色合い。その違いを楽しむことも醤油の醍醐味です。つけやすさを維持しつつ、色の違いを美しく魅せる平面レイアウトを追究しました。
一方で、醤油皿にも限界があります。味わいや色の違いは表現できても、醤油の種類や銘柄といった情報まで伝えることはできません。そこで、種類や銘柄を記載した「使い分けカード」と併用できる高台の形状を採用。醤油の美しさを引き立てつつ、他のお皿や料理を阻害せず様々な食卓シーンと調和する佇まいを探りました。醤油皿の下にカードが収納できるため、テーブルのスペースを必要以上に占めることもありません。

あらゆるシーンで使いやすく
また、飲食店などで毎日繰り返し使われることも想定し、側面の持たせの角度の精査による持ちやすさと指あたりの良さの追求、そして持たせ部分が重なることによるスタッキング性にも丁寧に配慮したデザインになっています。
料理を食べる人、料理を提供する人、双方にとって嬉しい醤油皿になることを目指しました。

醤油の歴史を支えてきた波佐見焼
この三口醤油皿は醤油の歴史にもとづき、長崎県の波佐見焼でつくっています。
江戸〜明治時代、東南アジアやヨーロッパへ醤油を輸出する際に「コンプラ瓶」と呼ばれる容器が使われていました。コンプラ瓶は、長崎で生産されている波佐見焼でつくられたのがはじまりです。

醤油は日本から長い時間をかけて海を渡り、東南アジアなど高温多湿な国まで旅をします。そのため気候の影響を受けにくく風味の劣化を防ぐ陶磁器が好まれたのです。醤油皿をつくるからにはその歴史を踏襲することがふさわしいと考え、波佐見焼で制作しました。

醤3(ショウスリー)が目指す未来

醤油をもう一度、文化にする。
醤3は、一部の誰かが利益を享受するのではなく、醤油に関わる全ての人が幸せになる活動でありたいと思っています。
・一般の方:醤油の使い分けで料理がおいしくなる。食卓が楽しくなる。
・飲食店の方:醤油の使い分けを前提にした新しい料理が開発できる。
・小売店の方:全国の醤油を取り扱うことがお店の価値になる。
・醤油メーカー:より個性的な醤油を思いっきりつくれるようになる。
醤油はその昔、高級品でした。米一升と醤油一升を比べると醤油の方が高かったのです。平安時代には皇族向けに使われていたようで、その後も高級品としての扱いは続き、江戸時代に入って庶民の口に運ばれるようになったそうです。
醤油の存在が一般的になったことで、多くの人を幸せにしたのは間違いありません。けれど「あって当たり前」の存在として醤油が消費されてしまう状況は変えていきたい。醤油の違いを味わう習慣を広げていきたい。そうすれば、きっと日本の食文化はもっともっと楽しいものになっていくと、私たちは信じています。

日本の醤油を、一緒に面白くしませんか?
我が家で、お店で、ぜひ三口醤油皿を使ってみてください。それが何よりの応援になります。頻繁に使わなくてもかまいません。ふと思い出したその時に、三口醤油皿で醤油を使い分けてみる。そこから醤油の未来は変わっていきます。醤油を使い分けるおいしさ・楽しさを知っている人が増えていけば、きっと醤油メーカーは、もっともっと個性的な醤油をつくることに踏み出せるようになります。
多種多様な醤油が全国に増えていくことで、料理は間違いなくおいしく、楽しくなっていきます。「やっぱり地元の醤油が一番だな」なんて郷土愛が生まれるかもしれません。「タン塩にはレモン」のように「アイスには醤油」なんて習慣も根付くかもしれません。このクラウドファンディングを通して、一緒に醤油の未来を面白くしていきましょう。
リターンについて
リターンは4つのコース、全13種類をご用意しました。

醤油皿が欲しい方は「醤油皿応援コース」を。醤油の違いを楽しみたい方は「利き醤油応援コース」を。醤油を活かしたプロの料理を堪能したい方は「体験応援コース」を。純粋に醤3を支援したい方は「プロジェクト応援コース」をお選びください。

三口醤油皿を含むリターンはいずれも、オリジナル醤3パッケージに入れてお届けします。
チーム醤3について

醤3(ショウスリー)は、2019年に広告会社に勤務する小泉和信を中心とした醤油好きメンバーが、職人醤油の代表・高橋万太郎に自主提案したことからはじまりました。2021年から具体的なプロジェクト構想がスタートし、2021年10月1日「醤油の日」にMakuakeでクラウドファンディングを開始。以後、全国の醤油メーカーや飲食店をはじめ、様々な人や組織の協力を得ながら「醤油の使い分け」の浸透に努めています。
高橋 万太郎/たかはし まんたろう
1980年群馬県前橋市出身。立命館大学卒業後、(株)キーエンスにて精密光学機器の営業に従事し2006年退職。(株)伝統デザイン工房を設立し、これまでとは180度転換した伝統産業や地域産業に身を投じる。現在は蔵元仕込みの醤油を100ml入りの小瓶で販売する「職人醤油」を運営。これまでに全国の400以上の醤油蔵を訪問した。
小泉 和信/こいずみ まさのぶ
1989年生まれ。広告会社に入社後、コピーライター/クリエイティブディレクターとして様々な商品のブランディング・プロモーションを担当。醤油が好きなことをきっかけに2019年から醤油業界に関わるように。2020年には職人醤油の新ブランド「大好物醤油」を企画。醤3では企画構想・クリエイティブディレクションを担当。
リスク&チャレンジ
※今回のクラウドファンディングで集まった資金は、三口醤油皿の生産費用として活用させていただきます。初回の生産で1万枚を予定しています。クラウドファンディング後は全国の醤油メーカーと協力しながら飲食店への導入や小売店での販売を広げていく予定です。 ※応援購入の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。配送に遅れが生じる可能性が判明した場合、直ちにご報告させていただきます。 ※今回制作する三口醤油皿に万が一大きな仕様の変更が発生した場合はすみやかに活動レポートでお知らせいたします。その他リターン品につきましてもデザイン・仕様が一部変更になる可能性がございます。 ※三口醤油皿の使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。 ※「体験コース」は飲食店に直接来訪いただき料理を召し上がっていただくことを想定していますが、新型コロナウイルスの状況次第では延期やオンライン開催になる可能性があります。延期などが決まった場合はその時点でリターン購入者のみなさんにご連絡いたします。 ※本プロジェクトを通して想定を上回る皆様から応援購入頂き、現在進めている環境から量産体制を更に整えることができた場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。 ※本プロジェクトの実施において十分確認は行なっておりますが、並行輸入品、類似品が発覚する可能性がある点、ご了承願います。 ※記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。 ※応援購入サービスの性質上、以上の注意点につきましてあらかじめご理解とご了承いただいた上でご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
サポーターからの応援コメント
このプロジェクトはAll or Nothing型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2021年11月20日までに支払いを完了した時点で、購入が成立します。

【醤油皿応援コース】三口醤油皿:2枚セット

【利き醤油応援コース】利き醤油セット(三口醤油皿2枚+醤油3本)

【醤油皿応援コース】三口醤油皿:4枚セット

【醤油皿応援コース】三口醤油皿:6枚セット

【利き醤油応援コース】プレミアム利き醤油セット(三口醤油皿2枚+醤油6本)

【利き醤油応援コース】オンライン蔵見学+利き醤油セット

【プロジェクト応援コース】1万円サポーター

【プロジェクト応援コース】3万円サポーター

【醤油皿応援コース】三口醤油皿:20枚セット

【プロジェクト応援コース】10万円サポーター

【プロジェクト応援コース】30万円サポーター

【体験応援コース】醤油フルコースA@橋畔亭(by キッコーマン)

【体験応援コース】醤油フルコースB@分とく山(by ヤマサ醤油)
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、プロダクトカテゴリの「料理をおいしくする「三口醤油皿」 by 醤3(ショウスリー)プロジェクト」プロジェクト詳細ページです。
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