肉と呑む。コシヒカリの氷濃縮純米大吟醸「春岳」モンドセレクション金賞受賞

■日本酒の常識を覆す一本

肉には米が合う。当たり前である。　だが、肉には赤ワインを合わせるのが国際的な主流である。それは肉の味に米から造られた一般的な日本酒が負けてしまうからだ。

「春岳」の特徴

・福井産コシヒカリの酒（精米歩合５０％）

・氷濃縮製法（アルコール度数２１％）

・モンドセレクション金賞受賞

・濃厚芳醇で、肉と合わせて呑める（特に牛、鴨と相性がよい）

■モンドセレクション金賞受賞

コシヒカリは長く日本一のコメの座に君臨しているが、それは炊いて食べる場合に限られる。お酒にすると、おいしさの元となるたんぱく質が反対に雑味の成分になりやすい。このため、仕込みには、雑味の少ない山田錦などの酒米（さかまい）が好んで使われる。

精米度を上げればくどさは減る。しかし、コシヒカリは酒米ほど粒が大きくないため磨きすぎると割れてしまう。  なにより、コシヒカリの旨みを引き出そうという商品のコンセプトに反する。精米度は５０％にとどめた。残るは、仕込みの温度管理など、酒造りの基本技術を工夫するしかない。

出来上がった酒は、ほんのり色が付いている。コシヒカリのうまみ成分だ。コクに富んでおり、山田錦の酒ではないことが分かる。日本酒の傾向は淡麗辛口であり、審査員は雑味を嫌う。

コシヒカリの酒は日本の鑑評会に出しても高い評価が得られないことは私にもわかっていた。ならば海外しかない。私は、白ワインの上品さと同時に赤ワインの野性味を愛するヨーロッパ人ならコシヒカリの酒を理解してくれると予想し、モンドセレクションに出品した。予想は見事に的中した。

１９９５年９月１２日、ベルギーのブリュッセルで金賞が授与された。

■コシヒカリの旨みを引き出す「氷濃縮」製法（特許取得済み）

私と杜氏は試行錯誤の末、コシヒカリの欠点を抑え、長所を引き出す手法を会得した。当初造った酒はどれもこれも味がくどすぎ、「コシヒカリは酒に向かない」という定説を、図らずも証明する結果になってしまった。 当時の酒は、捨てるに捨てられず、今も蔵の中に眠っている。

日本酒の原酒のアルコール度数は１７～１８度。通常は割水をして１５度前後に抑える。「春岳」では逆にコシヒカリの旨味を際立たせるために濃縮する。「氷濃縮」製法（特許取得済み）では原酒を凍らせ、氷だけを丁寧に取り除く。それにより、コシヒカリの雑味が取り除かれ、芳醇な旨味と甘みだけが凝縮される。

米から造られる日本酒は、うまみの元であるグルタミン酸の含有量がワインの５倍と言われる。肉のうまみ成分であるイノシン酸と日本酒のグルタミン酸が合わさることで、ワインより圧倒的に強い「味わいの相乗効果」が感じられる。「春岳」は米の王様コシヒカリから造られ、さらに「氷濃縮」によりうまみが濃縮されている。肉には「春岳」が合う。当たり前である。　

■前蔵元が亡くなり酒造りを停止したが、同じレシピ・製法で復刻

上記は「春岳」を開発した亡き前蔵元の手記から抜粋したものです。

私はどうしても「春岳」の味を忘れられず、また、前蔵元の思いを繋げるために、残されたレシピや醸造記録をもとに当時の酒を復刻させました。この幻の酒「春岳」を楽しんでいただけますと幸いです。

■お客様の声（試飲会より）

・こんなに旨味が強烈な酒は初めて飲んだ。でもキツくなく、飲みやすいのが不思議だ。（N様）

・刺身には普通の酒の方が合うが「春岳」は肉に合う。特に合わせる肉料理によって味わいが変わる。自分は和牛のカルパッチョと合わせたときが一番うまかった。（R様）

・「春岳」のあとに他の酒を飲むと、どれも薄く物足りなく感じてしまう。本当に罪な酒だ。（S様）

■今回ご用意したリターンについて

　（１）8,000円（税込）：【先着 30名・早割！】「春岳」1本（720ml）
　（２）15,000円（税込）：【先着 20名・早割！】「春岳」2本（720ml）

　（３）10,000円（税込）：【数量限定 80名】「春岳」1本（720ml）
　（４）18,000円（税込）：【数量限定 60名】「春岳」2本（720ml）

※「春岳」はコシヒカリの酒なので風味が変わりやすいです。お酒が届きましたら冷蔵保存でお願いします。

■おわりに

「春岳」は氷濃縮されたコシヒカリの酒で、肉の味に負けない超濃厚で芳醇な味わいが特徴の、まさに「日本酒の常識を覆す一本」です。私は前蔵元の想いを引継ぎ、この「春岳」を赤ワインのAlternativeになりうる日本酒の文化として世界に広めていきたいと考えています。今回は復刻した最初の「春岳」をMakuakeにて限定販売させていただきます。特別な日の食卓に、また、日本酒好きの友人への贈り物に、この「春岳」をご活用いただけますと幸いです。

ぜひ応援をよろしくお願いします！

■恵まれた越前の地で約３００年営々と酒つくりに生きてきた酒家 ”朝日酒造”

１７１８年（享保３年）創業。越前福井のおいしいお米を大事に磨き上げ、技と愛情でコメのうまみをかもしだした伝統のお酒。全てが一品造りの意気込みで蔵出ししております。