小さい・薄い＆鍵ポケット付き財布が進化、使いやすくなった小銭入れを見てください

こんにちは、スタイルストアMDチームです。
こちらのプロジェクトでご紹介する商品「Slice（スライス）」は、薄くて軽い＆鍵ポケットつきのコンパクト財布です。
ミニ財布というとカジュアルなものが多いので、スーツにも似合う上質さを目指して、栃木レザーを使いました。使うほどに経年変化を楽しむことができ、「古く」なるのではなく「美しく育つ」革。お札、小銭、カードに加え、鍵専用ポケットには最大4本のカギが入ります。
このたび「Slice」が皆さんの声を受けて、使いやすくバージョンアップしました。

今年の初め、達成率377％と多くの皆さんにご支援いただいた、私たちのプロジェクト「小さい・薄い・大容量＆鍵ポケットつき財布 Slice」。

製品をお届けした後、私たちは支援者の皆さんへ「使ってみてどうだったか？」のアンケートを実施しました。

「大変満足」または「満足」と答えてくださった方が全体の8割と高評価だった一方、改善要望が集中したポイントが。それは小銭入れとカード入れの2か所。

改善点が明確だったので、すぐにバージョンアップに向けて動き出しました。

小銭入れへ寄せられた声は
1、小銭が見にくい
2、取り出しにくい
の2点。

そこで新たにマチをもうけ、小銭入れが三角形に大きく開くように改良しました。最大か所でおよそ5センチ開きます。

これによって、小銭の出し入れのしやすさが格段にアップ。

小銭の視認性もアップし、硬貨の選別がしやすくなりました。

もう一か所、カード入れに関して頂いたご意見は「出し入れしにくい」というもの。ギリギリまでコンパクトに設計しているので、ポケットの大きさがそもそもジャストサイズであること、革の質感を楽しむためにも、なるべく縫い目を表に出したくなくて、内縫いを採用していたことによるものです。

縫い方を変えることで仕様は改良しつつ、Sliceの持ち味である「コンパクトさ」はなんとか維持したい。3回ほど試作を重ね、型を作り直し、ようやく納得のいく形に仕上がりました。

小銭入れのみならず、財布自体の開きが良くなったことで、奥にしまう鍵もカードも、ぐっと出し入れしやすくなりました。縫い目が干渉することもありません。

ほんのちょっとの差で出し入れがかなりスムーズになり、型から作り直して良かったと思っています。これもリクエストを寄せてくださった支援者の皆さんのお陰です。

ここで改めてSliceの特徴をご説明します。
小さく、薄い、でも大容量で鍵まで入る、コンパクト財布Sliceには大きく5つのメリットがあります。

1、薄くてコンパクト

サイズは9.5cm×10.5cmと一般的な二つ折りサイズより小さめ。L字ファスナーでぐっとまとめる感じになるので、厚みが出にくく、すっきり持つことができます。

ジャケットの内ポケットにも収納できるコンパクトさ。パンツのヒップポケットに入れても、シルエットを崩しません。

2、財布と鍵を一緒に持てる

Sliceはミニ財布ですが、お札、小銭、カード入れと必要充分な機能を備えています。さらに鍵用ポケットがついているので、キーケースを別に持つ必要がありません。

鍵用ポケットは、昨今鍵のサイズも様々なので、余裕を持ったつくりになっています。写真のような一般的な鍵でしたら、1か所に2本、合計4本収納できます。

3、お札に折り目がつきにくい

Sliceの小銭入れは、1センチほど底上げされています。

底上げによって、小銭入れの中が見やすく、コインを取り出しやすくすると同時に、小銭入れの下にお札をくぐらせて収納することが可能になっています。

慣れるのにちょっと時間がかかる人もいますが、使い慣れるとコツが掴めてきて、片手で曲げてしゅっと収納できるようになります。

一枚一枚二つ折りにする手間がかからず、4千円のお釣りでもワンアクションでしまえます。真ん中に癖はつきますが、くっきりした折り目はつきにくく、券種の確認がしやすいというメリットも。

4、意外と大容量！

Sliceにはお札、小銭、鍵4本、カード最大12～15枚程度が収納できます。

改良でカードポケットにゆとりができた為、1か所に2枚収納できるように。入りきらない分は、まとめて小銭入れ横に入れることができます。

実際Sliceを手にすると、こんな大きさでこんなに入るのか！と驚かれることと思います。ただ、型崩れさせずにきれいに使うには、なるべく中身は詰めすぎずにお使い頂くのがおすすめです。

5、スーツにも似合う栃木レザーの風格

コンパクトな機能系の財布というと、合皮や顔料でカラフルに染めた革などカジュアルな雰囲気のものが多いもの。Sliceは「スーツでも持てる」がコンセプトの一つなので、高級感があり、経年変化で美しく育つ栃木レザーの革を使っています。

使うほど艶が出て色も深くなり、新品の時よりも雰囲気がぐっと良くなります。薄くコンパクトなので、ジャケットはもちろん、パンツの前ポケットにもすっきり入ります。

商品名の「Slice（スライス）」は言葉の意味である「薄い一切れ」を財布の状態に見立て、名付けました。前回の人気色、ブラック、ダークブラウン、キャメルに加え、レッドが新たに仲間入り。赤は特に育てると色濃くなってかっこよくなります。数量も少ないので貴重です！

■サイズ　：縦9.5cm×横10.5cm

■重量　：約55g

■素材　：牛革（植物タンニン鞣し、栃木レザー）、内生地 コットン100％

■開閉　：L字ファスナー

■仕様　：カード入れ×4、鍵用ポケット×2、小銭入れ、札入れ

■製造国　：日本

■カード容量　：10～15枚程度

■鍵ポケット内寸　：横幅約4.7cm（一般的なサイズの鍵が鍵ポケット一か所に2本入ります）

■皆さまからのご支援の状況を見て、リターンを追加させていただく可能性がございます

＜　製品Q&A　＞

Q　：栃木レザーとはどんな革ですか？

A　：栃木レザーさんは、1937年創業のタンナーです。化学薬品を使わず、じっくりと時間をかけて革をなめす「植物タンニンなめし」を得意とし、日本国内でも屈指の技術を誇ります。Sliceには栃木レザーがなめした革を使っています。

Q　：植物タンニンなめしとは何ですか？

A　：革をなめす方法には、「タンニンなめし」と「クロームなめし」という、大きく2つの方法があります。前者は、草木の中に含まれているタンニンを使い、後者は塩基性硫酸クロムという化学物質を使ってなめします。植物タンニンなめしは、昔からある伝統的な方法で、革本来の風合いを大切にした仕上がりです。定期的なメンテナンスが必要ですが、経年変化が楽しめるため、つかい手と共に「育つ革」として多くのクリエイターやユーザーに愛されています。

Q　：どんなメンテナンスが必要ですか？

A　：通常は、とにかく使って頂くことが一番のお手入れです。手で触って頂くことで、革が育っていき、艶が出て色が深くなっていきます。長くきれいな状態でお使いいただくには、雨や汗など「水濡れ」を避け、形を美しく保つには、中身を入れすぎないようにして頂くのがおすすめです。

Q　：カードポケットに、2-3枚カードを重ねて収納できますか？

A　：一か所のカードポケットに、プラスチックカード2枚までは収納できます。紙製のポイントカードなど薄いものと合わせてなら3枚入ります。鍵ポケット背面のカードポケットは、鍵を収納した状態ではほかの箇所に比べて出し入れしにくく感じると思いますので、保険証や免許証など、使用頻度が低いけど携帯しておきたいカードの収納をおすすめします。

Q　：2018年2月のプロジェクトのSliceと今回のモデルの違いは何ですか？

A　：小銭入れにマチがつき、縫い方が内縫いから外縫いになりました。サイズは同じで、マチがついた分、重量が新作は5gほど重くなっています。小銭入れが使いやすくなり、財布自体も開きがよくなって特に鍵とカードが出し入れしやすくなりました。カード容量もアップし、前回は10枚程度のところ、今回は14枚程度収納出来ます。

＜　スタイルストアについて　＞

スタイルストアは(株)エンファクトリーが運営するオンラインのセレクトショップ。2005年の開店から、つくり手の顔が見える、こだわり商品を日本全国からセレクトし、皆さまにご紹介してきました。

近年お客さまの声をいかした製品開発にも力を入れており、この財布「Slice」も自社製品の一つとして制作したものです。

長くお店を運営してきた中で、本当にいいものは、つくり手とつかい手によって作られる、という実感があります。今回のバージョンアップもそうですが、新生Sliceもさらに多くの皆さんに使って頂くことで、さらに進化していく可能性も大。ぜひ、多くの方々に使って頂きたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。