【建築士がつくる｜改良版】 冬の寒さから外猫を守る 屋外用猫ハウス

もしも自分が猫だったら———
陽だまりで温められた木の香りに包まれ、
天然木のぬくもりに触れていたい。

壊れてしまっても、
家のように大工さんが直してくれる———
そんな「猫の家」をお届けします。

これは“命を守る小さな家”です。

からだを包み込むような“フィット感”で、熱が逃げにくく、あたたかい構造です。

木の香りに包まれながら、冬の間、安心して眠れる“猫の家”になりました。

この活動は、元野良猫「きちん」との出会いから始まりました。

彼女を看取ったあと、「外で生きる猫たちのために」と決意し、猫ハウスの設計をスタートしました。

2023年、READYFORで開発資金を調達。
2024年にはMakuakeで販売を開始し、開始わずか2週間で50台を完売しました。

多くの方が「あの子のために置いてあげたい」と応援してくださいました。

販売後にいただいたご意見——

「もう少し広いサイズがほしい」
「地面の湿気が心配」
「壊れても直して長く使いたい」

それらを反映し、改良版が完成しました。

最も多かった要望は「もう少し広く」。
縦・横 +7cm（センチ）、高さ +5cm（センチ）大きくなりました。

丸まって眠る猫たちが、ゆったりと過ごせる広さになりました。

床が地面に直接触れない設計で、湿気・カビ・腐食を防ぎます。

凸凹面でもガタつきを抑え、安定設置できるようになりました。

初期の故障や破損は、無償修理いたします。（お届けから6ヶ月以内・送料ご負担）

製作を行う（株）アオキウッドの青木社長は元大工さん。「猫たちの家だって、壊れたら直しますよ！」と快諾してくれました。

サイズUPや機能追加で価格・送料は上がりますが、猫のことを考えると品質は落としたくありません。

品質はそのままに、開発コストの圧縮で“価格据え置き”を実現しました。

厚さ3cm（センチ）住宅用の断熱材で包み込みました。出入り口は最小限で、冷気の侵入を防ぎます。

木と断熱材の“ダブル構造”が、冬の夜もやさしくあたため続けます。

１． 庇（ひさし）付き

屋根が出入り口より張り出した設計です。雨や風が入りにくい構造になっています。

２． 劣化対策（ダブル構造）

発泡スチロールなどの断熱材は、直射日光に当たるとボロボロになってしまいます。

断熱材を木で包む二重構造で、劣化を抑えながら保温性と耐久性を両立します。

木材は、岐阜県産ヒノキ（国産）を使用。
防虫・防カビ効果を持ち、外壁や浴槽にも使われる丈夫な素材です。

香りは時間とともに柔らかく馴染んでいきます。

すべての素材は、「F☆☆☆☆」相当品で、猫の健康にも配慮しています。

寒冷地でも“さらに暖かく”を実現。
配線がすっきり収まる切り込み加工仕上げです。

ヒーターは、過熱を防ぐ安全設計。防水仕様＆噛みつき防止ケーブルで、屋外使用にも配慮しています。

※標準タイプには切り込み加工はございません。

社長の青木さんは、元大工で職人。
丁寧な手仕事で、一台ずつ“家具のように”に仕上げます。

“家のように直せる猫ハウス”は、設計者・工場・サポーターみんなで育ててきた製品です。

プラスチックや発泡スチロールは安価ですが、
におい・結露・劣化の早さという課題があります。

木は呼吸し、日中の熱をゆるやかに蓄え、夜に少しずつ放熱します。“やさしい温度変化”が、猫の体を包みます。

間伐材や端材の活用で、環境負担を低減。修理しながら長く使うことは、木の命を最後まで活かすことにもつながります。

全国で野良猫の数は増え続けています。
その多くは、人間の都合によって外で暮らすことになった猫たちです。

国が推奨するTNR （捕獲 → 不妊手術 → 元の場所へ戻す） は、「その後の見守り」が大きな課題。
エサはあっても、 休める“家”がありません。

この猫ハウスは、地域猫のための「冬の命を守るインフラ」になると信じています。

一匹でも多くの命が守られ、穏やかな未来につながることを願っています。

※野良猫問題やTNR活動の背景は、下記をご覧ください。　▼クリックいただけます
前回プロジェクト：https://www.makuake.com/project/kichinya_01/

Q. 猫はヒノキが苦手と聞きましたが？
→ 精油（濃縮）は避けてください。一方、自然乾燥の木の香りは穏やかで、多くの猫が問題なく利用しています。個体差もありますので、様子を見ながらご使用ください。

Q. サイズはどれくらいの猫に合いますか？
→ 平均的な成猫（体重3〜5kg前後）に合わせたサイズです。6kgを超える猫ちゃんや、ゆったり使いたい場合は少し狭く感じることがあります。

Q. 大きめサイズはありますか？
→ 今回のプロジェクトは標準サイズ（平均的な成猫向け）のみを販売しています。ご意見を参考に、今後「特注サイズ」対応も検討予定です。

Q. 雨ざらしでも大丈夫？
→ 軒下や直接雨が当たりにくい場所を推奨しています。濡れた後は直射日光での急乾燥を避け、陰干しで自然乾燥を行ってください。

※天然木のため、割れ・反り・変色が生じる場合があります。（修理相談可）
※自然オイル塗布（例：リグナF #IG-12、オスモ #701 など）で耐久性が向上します。


Q. オイル塗装はお願いできますか？
→ 標準は無塗装仕上げです。ご意見を参考に、今後、安全性の高い植物性塗料による「オイル塗装仕上げ」対応も検討予定です。

Q. ヒーターの安全性は大丈夫？
→ PSE（電気用品安全法）認証のヒーターを採用しています。防水コンセントや漏電遮断器付きタップの使用を推奨しています。

※コンセントが雨に触れないように設置してください。
※ヒーターは消耗品のため、破損や被覆の劣化がないか定期的にご確認ください。

Q. 組み立ては必要？
→ 不要です。完成品をお届けしますので、箱から出してすぐにご使用いただけます。

Q. メンテナンスは？
→ 屋根は持ち上げて簡単に外すことができます。内部の清掃・点検も容易です。

Q. 修理できますか？
→はい。初期の故障や破損などは、無償修理いたします（お届けから6ヶ月以内・送料ご負担にて）。その後も可能な範囲で修理・サポートを承ります。

【サイズ】
外寸：（約）幅470ｍｍ×長さ570ｍｍ×高さ前325ｍｍ・高さ奥365ｍｍ

内寸：（約）幅370ｍｍ×長さ470ｍｍ×高さ前235ｍｍ・高さ奥275ｍｍ

屋根：（約）幅500ｍｍ×長さ640ｍｍ×厚み47ｍｍ

出入口：（約）幅140ｍｍ×高さ140ｍｍ

【ヒーター付（オプション）】
本体：配線用加工済み
防水ヒーター：（約）幅300ｍｍ×長さ400ｍｍ（PSE認証品）

※ご使用の際は、防水コンセント・漏電遮断器の併用を推奨しています。
※配線部分が濡れた状態での使用はお避けください。
※漏電・感電防止のため、定期的に状態をご確認ください。

【素材】
岐阜県産ヒノキ無垢材＋断熱材（厚さ30mm）
※天然木のため木目には個体差があります。
※室内天井面と床面地面側はベニヤ仕上げです。

【底部】
高さ調整アジャスター付き（湿気防止・水平調整可）

【組立】
不要（完成品）

【6ヶ月保証・アフターサポート】
初期の故障や破損は送料のみご負担で修理いたします（お届けから6ヶ月以内・その後も修理のご相談可）。

【塗装】
無塗装仕上げ
（推奨：自然オイル「G-NATURE リグナF #IG-12」、「オスモカラー #701」 など）

【プロジェクト期間】
プロジェクト開始：2025年11月4日（火）09:00
プロジェクト終了：2025年12月1日（月）22:00

【配送時期】
12月2日〜順次（ご購入順）
※お届け予定は余裕を持って設定しています。少しでも早くお届けするため、ご注文順に随時製作に取り掛かります。

【特許】
本製品デザインは特許庁に登録済みです。（意匠登録2024年12月）

江ノ島で出会った、元野良猫の「きちん」。

彼女はどんな時も私のそばに居てくれました。
そして、たくさんのことを教えてくれました。

— 野良猫たちが置かれている過酷な現実 —。
— 人間とは切っても切れない関係性 —。

たった3年しか一緒に居る事はできませんでしたが、私は最後に彼女と約束を交わしました。

「お父さんにできる事をしていくからね」と。

それが、この猫ハウスの原点です。

人間の便利さの裏側で、負担を強いられている動物たちがいることを知りました。

建築士として、一人の人間として、懸命に生きる猫たちのために行動しようと心に決めました。

この猫ハウスには、人の想いと優しさが詰まっています。あなたの応援購入が、一匹の猫の冬を変えます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

近藤 航宇（合同会社木賃屋 代表／二級建築士）

協力：株式会社アオキウッド（岐阜県）