スフェーンを逆さに留めちゃいました。「ファイアが美しい宝石」の新しい体験。

ダイヤモンドよりファイヤが多く出ると言われる「スフェーン」を、更にファイヤが見られるように逆さに留めてみました

スフェーンという「ファイア」が特徴的な宝石だから活きる

「逆さに留めるという発想」

多面体のカットと、光を受ける面積が広がることにより、多くの光の反射と屈折を受けて、持ち前の輝きを一層増して楽しむ事ができます。

スフェーンは、蜂蜜のような黄色から深い森のような緑と色幅がある宝石です

見る角度によって色味が変わる多色性と、光の中で虹色に輝くファイアの強さが魅力的な宝石です。その煌めきの美しさから、スフェーンはパワーを持っているといわれています。

地色の色以外に、赤や橙、黄、明るいグリーンと、まるで虹色にも似た輝きを見せること。それは、スフェーンが持つ、受けた光をスペクトル色にする特性によるものです。ダイヤモンドも持つ「ファイア」という特性なのですが、その高い屈折率はダイヤモンドをも凌ぐとも言われております。

スフェーンという名称は、ギリシャ語で「くさび」を意味するスフェノス（Sphenos）に由来します。結晶がくさびの形（V字型にとがった道具）に似ていることから付けられました。

7月の誕生石に加わった“スフェーン”

2021年12月、全国宝石卸商協同組合は63年ぶりに誕生石を改訂し、スフェーンは新たに7月の誕生石として追加されました。

誕生石は、発見者や命名者にちなんで何月にするか決められます。スフェーンが新種の鉱物として発見されたのは1787年のこと。発見者は、ジュネーブ共和国の科学ジャーナリストで自然哲学者のマーク・オーガスト・ピクテ。そして彼の誕生月は7月です。また、スフェーンの輝きが夏の森のような美しい色合いを持つことも、7月の誕生石となった理由の1つなのだそうです。

地金のデザインも特徴的

台座の渦巻き模様が石から透けて見える事で、地金のもつ色味と輝きが、更に深みと味わいを加えて、複雑な美しさを演出しています。

「逆さまに留めたスフェーン」×「珍しい地金の台座のデザイン」

ただ可愛いだけでなく、こだわりの深い魅力を堪能頂けると嬉しいです。

“ペリドット”と“スフェーン”の違い

スフェーンもペリドットも基本的な色は、黄緑色です。

スフェーンの外観的な特徴は、キラキラ感や華やかさです。 ペリドットはスフェーンと比較して華やかさはありませんが、落ち着いた緑色系の宝石です。

スフェーンのキラキラ感や華やかさの原因は、高分散や高複屈折量などによると考えられています。スフェーンの方が希少性が高いと言われるのは、ファイアが見られる、華やかさがあるからなのですね。

スフェーンリング【脇石あり】

・素材 K18YG、Pt900、K10YG、K10WG

・サイズ 5号～15号

・スフェーン：0.5ct～ 脇石 天然ダイヤモンド：0.05ct 10個

スフェーンリング【脇石無し】

・素材 K18YG、Pt900、K10YG、K10WG

・サイズ 5号～15号

・スフェーン：0.5ct～

スフェーンペンダント【脇石無し】

・素材 K18YG、Pt900、K10YG、K10WG

＊Pt900の場合、チェーンはPt850になります

・チェーンの長さ 40㎝ ＊3㎝下にアジャスター付き

・スフェーン：0.5ct～

スフェーン ルースのみ

・スフェーン：0.5ct～

・専用鑑賞ケースに入れてのお届け

※スフェーンの色味はランダムにてお渡しとなります。予めご了承くださいませ。

SORTE JAPAN

ジュエリー業界10年。
新しいお客様や新しいジュエリーとの出会いに感謝する日々。

日本人の女性に合う「繊細で美しい」ジュエリーを日々研究しております。

今回の主役は「スフェーン」。この希少な石と、本物素材の地金の組み合わせで、デザインにひと工夫加えて遊び心のある可愛いジュエリーを作りました。

宝石をひっくり返して留める、という発想は「このスフェーンの石の輝き・美しさをどうやって表現しよう？」と、石を眺めて、台座に乗せたりしている時に偶然出来たものでした。

光を受ける面積が増えて、ランダムに細かく出来たカット面のキラキラの輝きを見て、思わず「これだ！」と今回のデザインに決定しました。

常識にとらわれずに、遊び心をもって頭を柔らかくして。

これからも、皆さまに喜んで頂ける商品を作っていきたいと思っております。

宜しくお願いいたします！