プロジェクト実行者
プロフィールストーリー
- 選び抜かれ丁寧に下処理された竹素材による、家族代々使えるこだわりの竹かご
- 古くから日本人の暮らしに寄り添ってきたサスティナブルな素材「竹」を見直し、使って欲しい
- 丁度よいサイズ感と端正な仕上げで、現代のライフスタイルにも取り入れやすいデザイン
竹松商店は滋賀県で130年以上、竹に携わってきました。
自然素材である竹は古くから日本人の生活に寄り添ってきた、軽くてしなやかな美しい素材です。そんな竹を暮らしに取り入れ、良いものを長く使う持続可能なライフスタイルをかなえる竹かご「Taketo(タケト)」をご提案します。
商品の特徴
端正で美しい、長く使える竹かご
日常で接する竹かごであるかごバッグや農作業、台所用品の荒物かごのイメージとは違う、リビングで使いたいかご、ゲストに見てもらいたいと思ってもらえるかごを作りを目指しました。「Taketo(タケト)」の強さと美しさの秘訣は以下3点です。
(1)厳しい素材選びと下処理
京都の亀岡市で選び伐採いただいた青竹を弊社内で油抜き、晒しといった下処理を施している厳選素材を使用しています。
(2)手作業による丁寧なひごづくり
かご作りの7割は素材選びと下処理、ひご作りにあります。竹を割ってはばと厚みを揃え一本一本ヒゴを均一に丁寧に製作することが、長く使える美しいかごを編む基礎となります。
(3)修理出来るからより長く使える
職人の手仕事で作られているため製作時間はかかる一方、修理もまた可能であり、長く使っていただける高品質な竹かごです。
モダンさと機能を兼ね備えたデザイン
「Taketo」のデザインは、伝統の編みの技法を用いながら現代の生活空間でも使いやすい、軽くシンプルなものとしています。昔ながらの竹かごのスタイルを活かしつつ、リビングでゲストの足元に違和感なく置けるなど、現在の生活に取り入れやすいサイズ感や、竹の節の位置の統一感などの細部へのこだわりを大切にし、試行錯誤して作り上げました。
底上げ型の構造となっており、ゲストの荷物や衣類など床に直置きしたくないものを収納するのにも最適です。
"TakeTo" タケト 開発の背景と動機
商品名に込めた思い
「竹と」暮らす。「竹」を暮らしに「取り入れ」てほしいという意味と、英語で読むTake to =「興味を持つ、好きになる」の二つの意味を込めました。この商品をきっかけに竹に興味を持っていただけたらと思っています。
竹を使う文化、日本のものづくりを次の世代へ
衰退、廃業が続く竹業界
昨今どの伝統産業でも言えることですが、竹の業界もまた衰退しつつあります。特によい竹を選び伐採してくれる業者は、高齢化が著しくここ何年かでもいくつも廃業してしまわれました。
竹業界を支える「選別・伐採」や「油抜き等の下処理」の工程
竹を加工する業者によって生育年数、太さ、節の長さなど求めるところは様々です。それらを見極め伐採し、傷がついたり日焼けしたりせぬよう注意して運搬する作業は繊細な目と体力を必要とする仕事です。
そして次項でご紹介する油抜きなど、竹の下処理の工程もまた、特殊な設備と経験値と体力が必要です。ともに一朝一夕に身につく技術ではありませんが、そのために若い方が新たに参入するのが困難で衰退するばかりとなっています。ですがどんなにきれいなかごを編める職人も、伐採し油抜きをしてもらわなければ材料を得ることができません。
竹を生活に取り入れてもらうことで、日本の竹文化を支えたい!
平成以降は特にこの需要と供給の破綻が顕著となっています。ひとりでも多くの方にこの現状を知っていただき、身近に竹製品を使って素材の良さを感じていただくことが、竹業界全体の維持につながればと思っています。
製造工程
1.晒し竹作り
まずは全ての竹製品の基礎となる晒し竹作りからご説明します。
青竹の入荷はだいたい年末から年明けにかけて行われます。油抜きには、熱湯を使う「湯抜き式」と火を使う「火炙り式」の2通りあり、竹松商店では「湯抜き式」で行います。長さを整えた竹は1~2か月外気にさらしある程度水分を飛ばしておきます。
特殊な窯にお湯を沸かして竹を一本ずつ入れてゆき、竹の油分(あく)を抜きます。竹の切り口にブクブクと泡が出てくる頃合いを見極めて一気に引き抜き、拭き手が受け取ります。ここでタイミングを間違えるときれいな晒し竹になりません。
釜から出たばかりの竹はもちろん素手では到底持てないくらい熱々ですが、出てきた油分が再びしみ込んでしまう前に拭き取らなければいけません。真冬に汗をかきながら必死で拭きます。この作業を3人一組で一日中行います。
釜から出し、拭き上げたばかりのまだ熱々の竹はきれいな若草色をしています。
油分を拭き取られた竹は再び天日で2~3か月干されてやっと晒し竹となって、職人の手で竹製品に生まれ変わってゆくのです。
2.竹ひごづくり
竹は当然ながら自然のものです。とても硬くてまっすぐなイメージがあるかも知れませんが、竹同士ぶつかったりして傷が付いていたり、曲がったりしているものが多くあります。その中からできるだけ傷と曲がりの少ない竹を選んで一本一本ヒゴを作っています。実はかご作りで一番気を遣い、時間もかかるのがこの材料選びとヒゴ作りなのです。よく見ると傷があったり、節でくねくねと曲がっていたりします。
まず必要な長さに切った竹をなたで割ります。
かご編みでは竹の表側(皮)を使うため細く割った竹を薄く「へいで」不必要な部分を取り除いていきます。この作業を「へぎ」と呼んでいます。
左が半分に割っただけのもの、右がなたでの割りへぎが終わって皮部分だけになった材料です。なただけで約1~0.8㎜ほどまで薄くします。
材料づくりはまだまだ続きます。丸太に小刀を打ち込んでその間に材料を通し「はばきめ」をしていきます。
次は面取りです。同じ小刀を、今度は横にして刃がVの字を書くように打ち込みます。この間を通すと材料の面取りが出来ます。
厚みきめはここからです。せんびき台と呼んでいる刃を固定する道具で材料の厚みを均一にしていきます。最終的には小刀と手の感覚だけでより薄く仕上げる場合もあります。作るかごによってヒゴの厚みは変わりますが、分厚いものでも0.5mmほどまで薄くします。
3.かご編み
ひごが完成し、やっとかごを編む工程に入ります。
竹の編み方はいろいろありますが、このかごで使用しているのは六つ目編みと麻の葉崩しという編み方です。底を六つ目編みで立ち上げ、側面を麻の葉崩しで仕上げています。
枠を付けて籐を巻いて仕上げます。
革のハンドルを取り付ければ完成です。
利用シーン
『竹かご=かごバッグ、荒物かご』のイメージを払拭しおうち時間になじむかご
荒物かごといえば農作業や台所用品としての竹かごの総称です。古く味わい深いものもありますが、長く風合いが変わらずより端正な竹かごを目指しました。
ゲストのコートや荷物入れなどおもてなし雑貨として。またリビングで雑誌やひざ掛けなどを入れておくつろぎのお供にいかがでしょうか。
本商品の開発に当たってはミヤケデザイン様にご指導いただき、シンプルで実用性もあるデザインに仕上げることが出来ました。一つのお品を、末永く丁寧に暮らしのなかに取り入れて使いたいと思っておられる方にご縁をつなげていただければと思っています。
商品仕様
商品サイズは以下のようになります。一点一点手作りですので多少の誤差はご容赦ください。
竹かご "TakeTo"(小サイズ): Φ33㎝×H25㎝
竹かご "TakeTo"(大サイズ):Φ36㎝×H35㎝
持ち手の色は3種類ご用意しております。
カラーバリエーション:黒、緑、赤
大津市のアトリエグングニル様でご用意いただいた、イタリア製の牛革ブッテーロを使用しています。スナップ仕様で取り外しも可能なので、ご利用シーンに合わせてお使いください。
スケジュール
プロジェクト公開開始 2022年1月28日
プロジェクト公開終了 2022年2月27日
応援購入手続き受領順に商品製作 完成したものから発送
2022年3月~4月にかけて順次発送予定
リターンについて
竹かご "TakeTo"(大サイズ)1点、お礼の手紙
竹かご "TakeTo"(小サイズ) 1点、お礼の手紙
実行者紹介
実行者 片山祐里
入社8年目。京都園部の伝統工芸大学校竹工芸科で学んだことを活かして、ものづくりの仕事がしたいと希望して採用いただきました。前職の経験から営業渉外の仕事も兼任しつつ、勉強の日々です。
今回のプロジェクトは、竹製品を多くの方により身近に感じていただくのにどんな商品が良いかと考え、デザインのアドバイスを頂きながら製作しました。
竹の編み目や、籐巻き、革のハンドルなど細かいディテールにこだわって作っています。
是非多くの方に手に取って頂ければと思います。
リスク&チャレンジ
スケジュールはプロジェクト開始時点でのものとなります。 応援購入の性質上、また一点一点手作りのものであるため、発送に遅延が発生する可能性もございます。原則として発送遅延による応援購入のキャンセルは出来ませんが、発送予定時期を2か月以上過ぎてしまった場合は希望者に限り、キャンセルを受け付けます。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2022年02月27日までに支払いを完了した時点で、応援購入が成立します。
円(税込)
36,740【早割】竹かご TakeTo (小サイズ) 〔10%off〕
竹かご "TakeTo"(小サイズ)1点、お礼の手紙
〔一般販売予定価格39,600円(税込)の10%off+送料1,100円(税込)〕
サイズ小 高さ約25cm(ハンドル除く)直径約33cm
※革製ハンドルの色は黒、緑、赤の3色からお選びいただけます。
※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
のサポーター
2022年04月末までにお届け予定
円(税込)
39,600竹かご TakeTo (小サイズ)
竹かご "TakeTo"(小サイズ)1点、お礼の手紙
〔一般販売予定価格39,600円(税込)、送料サービス〕
サイズ小 高さ約25cm(ハンドル除く)直径約33cm
※革製ハンドルの色は黒、緑、赤の3色からお選びいただけます。
※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
のサポーター
2022年04月末までにお届け予定
円(税込)
41,690【早割】竹かご TakeTo (大サイズ) 〔10%off〕
竹かご "TakeTo"(大サイズ)1点、お礼の手紙
[一般販売予定価格 45,100円(税込)の10%OFF+送料1,100円(税込)]
サイズ大 高さ約35cm(ハンドル除く) 直径約36cm
※革製ハンドルの色は黒、緑、赤の3色からお選びいただけます。
※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
のサポーター
2022年04月末までにお届け予定
円(税込)
45,100竹かご TakeTo (大サイズ)
竹かご "TakeTo"(大サイズ) 1点、お礼の手紙
〔一般販売予定価格45,100円(税込)、送料サービス〕
サイズ大 高さ約35cm(ハンドル除く) 直径約36cm
※革製ハンドルの色は黒、緑、赤の3色からお選びいただけます。
※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
のサポーター
2022年04月末までにお届け予定
円(税込)
32,780【超早割】竹かご TakeTo (小サイズ) 〔20%off〕
竹かご "TakeTo"(小サイズ)1点、お礼の手紙
〔一般販売予定価格39,600円(税込)の20%off+送料1,100円(税込)〕
サイズ小 高さ約25cm(ハンドル除く)直径約33cm
※革製ハンドルの色は黒、緑、赤の3色からお選びいただけます。
※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
のサポーター
2022年04月末までにお届け予定
円(税込)
37,180【超早割】竹かご TakeTo(大サイズ) 〔20%off〕
竹かご "TakeTo"(大サイズ) 1点、お礼の手紙
〔一般販売予定価格45,100円(税込)の20%off+送料1,100円(税込)〕
サイズ大 高さ約35cm(ハンドル除く) 直径約36cm
※革製ハンドルの色は黒、緑、赤の3色からお選びいただけます。
※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
のサポーター
2022年04月末までにお届け予定
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「創業130年の職人の技 家族代々使える竹かご収納 "TakeTo"」プロジェクト詳細ページです。