徹底的に【糖度12度以上】にこだわりました。スイカ＆キンカンウリ食べ比べセット

スイカの美味しさの要は糖度。その糖度は7割がた「品種」で決まる、

と私は考えています。

今回皆さんに提供する種なしスイカの品種は、

黄色いスイカやオレンジ色のスイカを含め、何種類ものスイカを作っては食べ、

作っては食べを毎年繰り返し、厳選を重ねてようやく見つけ出したもの。

この品種にたどりつくまで、おおよそ5年かかりました。

私のノウハウがぎっしり詰まっているので、品種名は企業秘密ですが、

毎年、信頼できる種苗会社から仕入れた確かな品種だけを栽培しています。

農協などの基準では、スイカの糖度の合格ラインは11.5度以上。

これでも十分甘いスイカなのですが、私は12度を最低ラインに設定しています。

実際には13～14度のものも珍しくありません。

なぜここまで糖度にこだわるのか。

それはスイカにはバナナやメロンなどと違い、

収穫後に甘くなること（追熟）がないからです。

つまり「そのスイカが美味しいかどうか」は、全て生産者の責任。

「熟す前に食べたから美味しくなかった」という言い訳は通用しません。

だからこそ、品種はもちろん、生産管理においても、徹底的に糖度にこだわるのです。

スイカを始めとするウリ科の果物は、「一番果」と呼ばれるツルの根本に最も近い実が一番甘く仕上がります。

しかし、ここには落とし穴があります。

根本に近い実ほどは空洞になりやすく、割れやすいという欠点があるのです。

そこで私は長年の試行錯誤から、

ツルの根本から1.5メートル付近の位置に一番果をつけさせる技術を確立しました。

これにより、高い糖度と美しい見た目を両立させることに成功したのです。

100個作って2割が規格外になるのは当たり前の世界。

だからこそ、確かな技術が必要なのです。

キンカンウリは、日本の伝統的な夏のフルーツで、

古くは縄文時代から食べられてきたメロンの原種です。

マスクメロンのような香りを持ちながら、メロンよりもスッキリとした甘みが特徴。

ビタミンCやカリウムといった栄養素が豊富な点も魅力です。

どちらかというと今では珍しい果物ですが、

60代以上の方の中には「夏の風物詩」として記憶している方も多いはず。

逆に若い世代にとっては「こんな果物があったのか」と新鮮な思いでお召し上がりいただけます。

親世代への贈り物として。

あるいは孫世代と一緒に楽しむフルーツとして。

種なしスイカに負けず劣らずの甘くて美味しい味わいをお楽しみください。

プロジェクト開始：2025年3月3日
プロジェクト終了：2025年3月30日
配送開始：2025年7月〜
配送完了：〜2025年8月末

改めまして、新井美岐雄と申します。

私はスイカ農家になる前、20年近く、東京の医療機器商社で営業として働いていました。

病院設計の担当者と話しながら、最適な機器を提案する仕事です。

しかし次第に「自分で作ったものを売りたい」という想いが強くなり、

思い切って農業の道へ進みました。

では数ある農作物の中で、なぜスイカ作りを選んだのか。

それは私の実家のある福井・東尋坊近くが、

当時数百人もの生産者を抱えるスイカの名産地で、その土地で育った者として、スイカ作りに深い愛着があったからです。

今回「ワケあり品」としてご提供する商品は、確かに見た目は少々難ありかもしれません。

しかし味には一切の妥協がなく、

身内だけで食べてしまうのはもったいない仕上がりだと自負しています。

このプロジェクトを立ち上げたのは、一般的には流通しにくいこれらの「ワケあり品」を、なんとか全国の方々に届けたいと思ったからです。

だからこそ、価格もできる限りお求めやすく設定しました。

ぜひこの機会に、私が丹精込めて作った果物の味をお楽しみいただければ幸いです。

苗、肥料、資材、光熱費、人件費など