地方の倉庫に眠ったマシンの復活、そしてサーキット走行を応援しよう！

「カストロールトムススープラ」。車好きなら誰しも一度は耳にしたことがある名前だろう。

1998年の全日本GT選手権（JGTC）で活躍したこの車体が、破損した状態で中国地方のとある倉庫に眠っているという情報から、このプロジェクトは立ち上がった。

プロジェクト発足の経緯

私たちトムスは、これまでSupraと共に歩んできた歴史＆実績を持つレーシングチームである。2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により、シーズン開幕の延期や無観客でのレース開催が検討されており、これまでのようなレース観戦様式が完全に戻ってくる日はほど遠いというのが現状でもある。

そんな状況の中、少しでもモータースポーツ業界を盛り上げようと、各レーシングチームからは懐かしいレース写真や映像、ファンからは過去に撮影した自慢のコレクションがSNS上で投稿され、苦しい状況の中でも大いなる盛り上がりを見せた。

そして、このSNSの投稿を通じて私たちは1つの情報を手に入れる。

中国地方のとある倉庫に、当時全日本GT選手権（JGTC）でも活躍していたマシンが破損した状態で眠っているという。

それが「カストロールトムススープラ」である。

トムスの歴史の中でも重要な位置付けにあり、今もなお人気を誇る「Castrol TOM'S Supra（カストロールトムススープラ）」。

我々は、倉庫の持ち主とコンタクトを取り、この幻のマシンと再会した。

詳しい経緯は更なる調査が必要だが、当時チームから関係者を通じてお渡しした車両が、そのまま長期間倉庫で保管されていたようだ。

メンテナンス等は行われないままの保管であった為、当時の華々しい姿は見る影もない。当時のレースで付いたと思われる傷口からパーツは錆が生じ、エンジンはお預けした当初に抜き取られたまま。タイヤに至っては全てがパンクしており、レーシングカーの状態からは程遠い状態での発見となった。

▲発見時の写真

▲ボンネットを開けた内部の様子

Supra元年と呼ばれている今年、この破損した「カストロールトムススープラ」を日本全国のレースファンや車好きの皆様の力をお借りして、なんとか今一度蘇らせ、サーキットでの走行を目指そう、というのが本プロジェクト「’98カストロールトムススープラ レストアプロジェクト」である。

今回のプロジェクトでは、集まった金額に応じて段階的に、スープラの復活をサポートしていく。

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Level.1：達成金額1,000万円：
外観および内装のレストア

Level.2：達成金額3,000万円：
外観および内装に加え、通常走行が可能な状態へのレストア

Level.3：達成金額5,000万円：
外観および内装に加え、
当時のドライバーによるサーキット走行が可能な状態へのレストア

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「カストロールトムススープラ」が、またあの姿でサーキットを走ることができるよう応援のほど、何卒よろしくお願い致します。

about Supra

車両概要

参戦レース ：全日本GT選手権（JGTC）

年代 ：1998年シーズン

車両名 ：カストロールトムススープラ（Castrol TOM'S Supra）

エントラント名：TOYOTA Castrol TEAM TOM'S

車両番号 ：36号車

ドライバー ：関谷正徳（日本）
：ノルベルト・フォンタナ（アルゼンチン）

タイヤ ：ダンロップ

参戦体制 ：36号車／37号車の2台体制

※37号車ドライバーは、鈴木利男／ケルビン・バート

実行者の想い

今年は日本を代表する人気レース「SUPER GT」において、新型スープラが各トヨタチームからデビューする年。

ファンの間でも「2020年はSupra元年」と、その活躍を期待されていた。

そんな中でのレース開幕延期。

2020年はSupra元年になるはずだったが、実車のお披露目すらできない状況になってしまった。

ならば、Supraと歩んだ歴史＆実績があるレーシングチームの私たちだからこそ出来ることをやりたい。そうすることでモータースポーツ業界全体を盛り上げたいと考えたのが、このプロジェクト発足の原動力である。

このプロジェクト方針に賛同して下さるファンの方々と一緒に、「’98カストロールトムススープラ レストアプロジェクト」を成功させるべく、支援の募集開始させて頂きます。

資金の使い道

現在レースに参戦しているTEAM TOM'Sの現役メカニックらが自ら「カストロールトムススープラ」のレストアを実施。

そのレストアにかかる費用の一部をご支援頂きたいと思います。

※本プロジェクトは、集まった支援金額に応じて、車両修復のレベルが変動します。※目標金額の全額を到達した場合には、当時のドライバーによるサーキットでの走行を予定しております。

今回のプロジェクトでは、サーキットでの走行可能な状態までのレストアを目指します。数々のレースに参戦する現役メカニックらチームが一丸となることで、20年以上手つかずの車両を走行出来る状態までレストア出来ると確信しています。
しかし、そのためには資金が必要となります。

今回支援頂いた方々に対しては、プロジェクトの進捗状況のご報告はもちろん、支援頂いたメニューに応じて、レストア完了後のお披露目イベントや走行会へのご招待などをご用意しております。ぜひ応援をお願い致します。

スケジュール

2021年度中のレストア完成を目指します。

但し、現在一部未定である今シーズンのレース開幕時期によっては、当初の予定よりも完成時期が延びる場合がございます。予めご了承下さい。

株式会社トムスについて

トヨタのファクトリードライバーとして活躍していた舘信秀とトヨタディーラーのスポーツコーナー責任者であった大岩湛矣の2名によって1974年に設立される。

以降、数々のレースカテゴリに参戦し、現在では日本国内を代表するレースカテゴリの「SUPER GT」や「Super Formula」をはじめ、数々のレースに参戦中。

中嶋一貴をはじめ、ニック・キャシディや関口雄飛、平川亮といった若手の実力派ドライバーがチームの勝利を目指して活躍を続けている。