いつもの暮らしを丁寧に

毎日使う食器にこだわりたいけど、こだわり過ぎていつも食器棚に入ったまま…なんてことはありませんか？

毎日使うごとに愛着が湧いてくる。

いつもの暮らしを丁寧にする…気軽に使える手作り手描きの器をお届けします。

陶房遊とは？

わたしたちは愛媛県砥部町で作陶をする窯元「陶房遊（とうぼうゆう）」です。夫婦と数人の職人で器を作る、老舗でも、代々の窯元でもありません。

陶芸界ではまだまだ若僧の40代、初代窯元です。

そんなわたしたちは砥部焼のもつ手作り手描きで作りつづける伝統を大切にし、町内で採掘した砥石を原料とし白磁に藍色の染付を施した器づくりを心がけています。

わたしたちは、

『毎日の食事だから気兼ねなく使いたい方へ』

『家族のためにいつも美味しいごはんを作る愛情たっぷりの奥様へ』

『こだわりの料理にこだわりの手仕事の器を。料理が好きな男性へ。』

そんな毎日の食卓を豊かにしたい方へ、技術と伝統を守りながら新しい食器を作っています。

器ひとつひとつに個性がある

手作り手描きで作る器は機械生産にはない独特の魅力があります。

手に取るとよくわかる”個性”があります。

同じものを繰り返し作り続ける中で作り手であるわたしたちの技術も感覚も成長していっています。

”成長する器”としての”個性”も一緒に感じてほしいです。

従来の砥部焼から得た染付デザイン

陶房遊の染付は主に植物や幾何学のモチーフを使いシンプルで飽きのこないようデザインしています。

付立筆を大きく動かして描く砥部焼の伝統的な「唐草文様」をヒントに、あえて対照的に筆を置いて描くようなデザインを考案しました。

わたしたちがイメージする食卓は”明るい食卓”です。

食卓が華やかになるよう藍色の色味は明るく鮮やかな発色に。

艶やかな白磁にあわせることでとても上品な雰囲気となり毎日の食卓を気軽にワンランクアップさせてくれます。

形の使いやすさと佇まいをデザインする

形が変わっているものも好きだけど毎日の使う時・洗う時・収納する時と気軽に使うことができるから、形はシンプルなものが良い思います。

和食にも洋食にもよく似合うように、シンプルだからこそ使い勝手や器の見た目は丁寧にデザインしています。

【口反りハーフ丼／麺鉢】

size；口反ハーフ丼（φ 15.0㎝,H 7.3㎝)／麺鉢（φ 17.0㎝,H 9.0cm）

反らした口元からゆるやかに足元にむかってすぼんでいく美しい朝顔形の鉢。
口元が反っているのでお茶漬けや丼ものスープなど口に運びやすい。
ゆるやかに足元にむかってすぼんだ形は手に馴染みやすい。
「かきおとし」文様は素焼焼成前に呉須を何回もかさねて奥深い濃い藍色の染付を施した後、釘で一本づつ線模様を描き落とします。

何度も重ねられた呉須は焼成により銀化する箇所もあり、美しく格好の良い印象があります。

【7寸丸皿】

size；φ 22.5cm,H 3.3cm

直径22㎝の丸皿はワンプレートとしても盛皿としても使いやすいサイズ。

平面の部分が広く縁は少し丸くしっかりめに立ち上がっているので汁気があるものを盛ることもできます。

やや厚手に作られているので毎日の器として気軽に使えます。

繰り返すパターンや自然のものをデザインした文様がどことなく北欧感が漂い、和と北欧の雰囲気を合わせもっています。

「葉」をモチーフにした「ブルーリーフ」文様

「雫」をモチーフにした「雨ツブ」文様

【7.8寸リム皿】

size；φ 23.5㎝,H 3.5㎝

リム部分と平面部分の堺に少し段差があります。

お皿だけ見ると大きく感じますが、リム部分が額縁となり一層料理を惹きたてます。

濃い色合いの「かきおとし」を施し凛と引き締まった印象。

【楕円鉢】

size；W 22.0cm,D 18.5cm,H 4.5cm~3.5cm

厚みを均一にした土の板を作って石膏型にあてて型取った”たたら成型”で作られています。

口元がなめらかに上下する舟形のフォルムは深すぎず浅すぎない深さで、ひとりずつのカレーやパスタ、盛鉢にも使い勝手が良いです。

手に取ったときに思ったよりも軽いのも気軽に使えるポイントの一つ。

【ミニボウル】

size；W 12.0cm,D 10.5cm,H 2.8cm~2.0cm

楕円鉢を小さくした形の器。

小鉢にも小皿にもなるちょうどいい深さの片手に収まるサイズの器です。

「ブルーリーフ」「雨ツブ」「花市松」「菊つなぎ」。

自然のものをモチーフにしてデザインしていきます。筆の使い方を統一することで違う柄なのに違和感なくあわせることができます。

【オーバル皿】

size；W 19.5cm,D 15.0cm,H 1.8cm

楕円鉢と同様に、厚みを均一にした土の板を作って石膏型にあてて型取った”たたら成型”で作られています。

丸い器ばかりの食卓に形の違う器が加わるだけで、単調な食卓が賑やかな印象になります。

丸い器を使いなれている方にとって形の違う器を取り入れたくてもなかなかハードルが高い…そんな方へ楕円型は丸に近いのでが丸皿を使うように手軽に使うことが出来ます。

リムの部分に描いた「十草」模様はシンプルなだけあって線の太さや描き方に窯ごとに特徴があります。

陶房遊の「十草」は先を切り落として丸みを持たせた筆を使って細すぎない線で描いています。

こんな風に使ってほしい

【口反りハーフ丼／口反り麺鉢：白米やうどんなど、白色が際立ちます】

【7寸丸皿：文様を額縁にしてメインのおかずを主役に。】

【7.8寸リム皿：大き目の盛皿として濃い藍色のリムが料理を豪華に見せます。】

【楕円鉢：ひとり用のオムライスやカレー、パスタにも。盛鉢にも幅広く使えます。】

【ミニボウル：薬味入れ、副菜用に。ちいさな器は並べるだけでも賑やかになります。お客様が来たときに小さな器にお菓子をそっと添えて。】

【オーバル皿：取り皿やデザート皿としてリムの文様が小さなメイン料理にも見せてくれます。】

器の使い方

綺麗に洗うだけで使えます。陶器のように目止めなど使う前の面倒な準備作業はいりません。

食洗器も電子レンジも使用可能です。

器の形と染付の色味

器はひとつひとつ手作り手描きのため記載しておりますサイズ、絵付に個体差があります。色味は焼成時によって違います。手作りならではの風合いとしてお楽しみくださいませ。

また、液晶画面に見えております色味と若干異なることがございますことご了承くださいませ。以上をふまえ検品をしておりますので、これらの理由による返品、交換はお受けできませんことご了承くださいませ。

器の素材

土は砥部町にて採掘される陶石を使った磁器土を使用しています。磁器土は高温焼成により硬く強度が高いため毎日使う器の材料としてとても適しています。

釉薬は透明釉薬(石灰釉薬)を使っています。綺麗な白の器に染付を施した際にかかせない釉薬で、透明なガラス質をまとうことで艶やかになり藍色の発色も良くはっきりと綺麗な絵を楽しむことができます。

スケジュール

プロジェクト終了後製作していきます。

お渡し時期につきましては3か月～6か月以内に予定しております。

リターンについて

①【特別企画】- いまこそ力をあわせよう！砥部焼コラボセット -

この度Makuake様にて企画された「オンライン陶器市」へ産地・砥部焼として、わたしたちだけではなく【老舗窯元 梅山窯】さんが参加することを知りました。

梅山窯さんは産地・砥部焼を語るにはなくてはならない窯元。

砥部で最も大きな窯元です。

窯元としてお互いを知ってはいるもののなかなか交流という機会はないものです。

しかしこの度「オンライン陶器市」という同じ企画へ参加することをお互いに知り、同じ気持ちをもって前へむかっているのだということ。

こんなときだからこそ【力を合わせて産地を盛り上げていけたら！】とお互いを励ましあうようにこちらのコラボセットが生まれました。

【特別企画】－ いまこそ力を合わせよう！砥部焼コラボセット -

＊「梅山窯 醤油さし + 陶房遊 小皿2枚」セット

砥部焼の老舗窯元 梅山窯の卓上に置く小さな醤油さしと陶房遊の小皿。

食卓の風景を切り取って皆様へ…醤油や餃子の合わせ酢をいれたら小皿に注ぐそのシーンがまさにワンカット。

＊「梅山窯 バターケース + 陶房遊 6.5寸リム皿」セット

砥部焼の老舗窯元 梅山窯の卓上にバターケースと陶房遊の6.5寸リム皿。

朝の食卓をちょっと優雅に。小麦香る焼き立ての食パンにバターをたっぷりとそんな食卓シーンのワンカット。

この機会限りのコラボ企画です！是非手に取ってくださいね。

②【陶房遊コーディネートセット】ごはんを食べるのが好きな方へ！

＊ 口反ハーフ丼「かきおとし」ペアセット

濃い藍色が美しく格好の良い「かきおとしの口反ハーフ丼」。

白米にシンプルに明太子をのせるだけでもごちそうになります。

＊ 7寸丸皿「ブルーリーフ」＆「雨ツブ」セット

文様が見えるように盛り付けてることで額縁となって華やかな印象になります。

おかずを中央に。藍色は野菜の色と相性がいいです。

＊オーバル皿「十草」4枚セット

今持っている器にも加えやすい「十草」文様の楕円皿4枚。

取り皿やデザート皿として使いやすいサイズ。

丸い形以外を使ってみたい方へおすすめの器です。

…

そのほかもご準備しております。

資金の使い道

陶器市などのイベントがなくなりお客様へ器を手に取っていただける場がなくなってしまいました。全国の方に器をお届けするべくオンラインで当窯の器を紹介することで一人でも多くのお客様へ器をお届けできるのではないかと考えました。こちらで集まった資金はご注文いただきました商品をお届けするための発送人員確保や器作りを存続するために使わせていただきたいと思っています。また、新たな器作りにも挑戦したいと思います！

実行者紹介

陶房遊／

松田啓司(まつだけいじ)

1975年愛媛県砥部町出身

砥部焼「中田窯」の中田正隆に師事。

8年の修行を経て2003年陶房遊を開窯。

窯元として器をつくることを大事に。一途に思っています。

主にすべての轆轤成型をしています。

夫婦で話し合いながら新しい器を作る際は奥さんがイメージする器をあっという間に形として作り上げてしまう。細かな形の調整もなんなくこなしてしまう器作りの大黒柱。

繊細な絵付が得意で筆を走らせる絵付けは絵が得意な人であることを感じさせます。

陶房遊／

松田奈織子(まつだなおこ)

1980年広島県出身。

大学で建築を学び地元住宅建築会社へ就職。

その後、結婚を機に2006年愛媛県砥部町へ。

主人・松田啓司が開窯した陶房遊にて夫婦二人三脚で作陶に励む。

主に絵付・デザイン・販売に関しての仕事をするようになり元々好きな「住まい」と「食」は「器」と通ずるものがあり「器」という視点からだけではなく、生活や食卓で使う視点からの「器」づくりも目指して陶房遊での仕事を楽しんでいます。

わたしたち夫婦は料理をするのも好きで自らの毎日の食卓をヒントに「使うことを考えた器づくり」をするようお互いに意見を出し合い器のデザインをしています。

皆様の食卓が豊かになりますように…と日々作陶しています。