この度は、低迷する京都地場産業のキモノと漆器技術者が手を組み、ジャンルを超えて酒器 UtsuKE をつくりました。

命名 UtsuKE

業界の異端児＝うつけ者三人が取り組んだプロジェクトにちなむもの

底が半球体をしていながら垂直に起つUtsuKE

　轆轤引き上り

　細密彫刻上り

　漆塗仕上がり

各工程に課せられたミッション

●　球体底をもつ器の、傾いても起きあがれる重心を探せ

●　湾曲面に均一な文様を彫刻できる方法を編み出せ

●　透明感のある漆色をつくりだせ

ミッションクリアー

〇木地師は轆轤算術による数か所の調正で、重心を探りあてました

〇友禅型染師は小紋型柄送り算術の応用で、レーザーの新境地を開きました

〇漆うつけ師は車の漆塗装から、漆の耐候性・透明性を導きました

スタイルとカラーバリエーション

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機能性①兼用リングは箸置き両酒器置きの三種兼用

利休型　筒盃型　箸置き 酒器置き 兼用台

同じリングでお箸・利休型・筒盃型酒器それぞれ共に置けます。

機能性②Utsukeの総合力

【木地木目】天然美を残すことは、同じものが無い証

【細密彫刻】重厚な表面は滑りにくく軽く、口当たりが好い

【 漆 塗 り】金属的異素材を思わせる影と艶の妙味

【 総 合 美】真の友・大切な客人をもてなすに足りる品格

【 ＋α 】非日常的な危険・遊び・気づき・愉しみの体現

つかい育てる酒器　UtsuKE

漆器は時間の経過とともに濁りがうすれ、奥行きのある姿にそだちます。

ご提案

目上の方や大変お世話になった方に、あなたのオーダー品を贈りませんか

贈り主の心をこめて、自由な組み合わせをオーダーできます。

技術者の紹介

UtsuKE＝うつけ者　その１

木の板に友禅模様を活かし立体彫刻で仕上げた作品

立体レーザー彫刻を覚醒させた　うつけ者

４５年前、京友禅彫刻師に学んだ三彩工房 峪社長。コロナ禍に「今がチャンス」と思い立ち、筆と刷毛をレーザーに持ち替え、木材相手に技術を覚醒させました。　

今までの「レーザー加工は平面加工技術」の考えを、自らが手掛けてきたキモノ小紋柄連続送りの計算式を応用し、球体・曲面彫刻を可能にしました。

Utsuke＝うつけ者　その２

車に漆塗装をした第一号車

漆という材料の魅力にかぶれてしまった　うつけ者

エル・サルヴァドルの国立農業学校で青年海外協力隊員の経験を持つ 佐藤社長が先代たちが取り組んできた「耐候性に優れた漆材料開発」の集まりに参加した席でそれは決まりました。

それは「漆塗装の自動車を走らせる」という突飛もないプロジェクトでした。

写真は耐候性に優れるMR漆を開発した仲間と、若い彼の行動力によって実現をみた、正真正銘の漆塗装第1号車です。

このとき彼は漆という材料の魅力にかぶれ、国内外を走り回る漆のウツケ者となったのでした。

UtsuKE=うつけ者　その３

漆樹液から柔らかい糸を創る制作集団による「漆織り信玄袋」。

不可能と言われると可能にしたくなる　うつけ者

米農家の経験と料理全般、それに化粧品のノウハウを知っておくと、もれなく「不可能」が「可能」になる入り口が見えてくると言い切る、橡きょうと工房の松原代表が、今回のプロジェクトの発起人です。

とび入り　うつけ者

自称：オモチャから人間国宝・古美術まで取り扱う、ただの楽しい骨董屋

骨董「じんごろう」の主人　野口　聡さん

この方、骨董商仲間が一目おくほどの知識者！　旧軽井沢の骨董蚤の市でUtsuKEを使って初めて呑んだお相手です。

さ～吞もう！呑もう！

UtsuKEの感想を含め、コメントを頂きました。

人の来ない避暑地の骨董市の小部屋での事。彼の店には過去に見たことのない技法で作られたものばかりで、新鮮な驚きと静かな感動を呼ぶ品々だった。その中に木で出来たぐい呑みが置かれており、「お！ちょっとこれで呑んでみたいな！」と、酒器好きの私は顔に出さず心で思った。

一つは半筒の利休型で、桃山時代の志野であればひとつは持ってみたい形である。もう一方は立ちくい型で、垂涎（すいぜん）の古唐津筒盃に近い。どちらの形も酒好きがうなる魅力でつつまれ、使い飽きない形である。

驚くのは、酒器についてまったく無知なその男が、ボールペン１本でぐい呑みの絵を描いたことだ。そして彼の直感で生まれた実用の美と、起き上がり小法師の遊び心まで備わっていることで、今宵は愉しい酒の席となった。

仕様

利休型　筒盃型　箸置き 酒器置き 兼用台

商品サイズ・重量

利休型　幅６４mm × 高さ４２mm ２５グラム

筒盃型　幅５５mm × 高さ６０mm ２８グラム

箸置き酒器置き兼用台　径６３mm ９グラム

商品の材質製造国

欅材：国産 　漆：中国産

漆色：黒 緑 藍 茶（拭き漆）

使用上の注意

垂直起ちするUtsuKEにお酒を注ぐとき、筒盃タイプのみ六分目を過ぎると傾きかけます。これは酒器の重心が移動するからです。ゆっくりその観察をするもよしですが、お酒がこぼれては勿体無い。気にせず呑みたい方は、酒器置きにおいて思う存分お楽しみください。

FAQ

Q.初期不良時を確認した時にはどうしたら良いですか？
A.梱包品と商品の写真を撮って、すみやかに連絡を入れてください

Q.贈答用の梱包は可能ですか
A.全員の方共通で、艶のある白上げ化粧箱に緩衝材は紙対応です。それ以外は、個々でご対応をお願い致します。

Q.洗い方や手入れはどうしたらよいですか。

A.使った後は早めに水などの低温のもので洗って、できれば空拭きしてください。浸け置きはしないでください。高温になる電子レンジ・食洗器・お湯洗いはしないでください。

スケジュール

９月１１日スタート　１０月２５日終了

１０月下旬より、各発注色の漆塗り仕上げに入ります

１１月下旬から配送開始 し、１２月２０日までに納品完了の見込みです。

リターンについて

【今回限定の特典】酒器Utsukeと箸置き酒器置き兼用リング台をセットでご提供

１セット購入13％引き30名様　　　

２セット購入17％引き30名様　　　

３セット購入20％引き15名様　　　

４セット購入23％引き15名様 　

橡きょうと工房について

　　橡（つるばみ）きょうと工房は、人と自然との調和をテーマに、消えゆく銘木の糸化にとりくみ、千年先に遺すべきものとして、屋久杉織帯・黒柿孔雀杢織帯を創り出してきました。令和５年の現在は、手掛けてきた原木の枯渇により、世界中で活用できる漆糸開発に取り組んでいます。