魔法のタンブラー「78mm（ナナジュウハチミリ）」は、独自の金属触媒加工により口当たりをまろやかにする効果があります。

飲み物と触媒加工部が接触することで雑味が分離し、口当たりやわらかな、角のない飲みやすい味わいへと変えてくれます。

さらに今回、長年叶わなかったカラータイプのタンブラーが、「マイスターズグリット株式会社」様の高度な塗装技術によってついに実現しました。

金属の質感と光沢を活かした美しい色合いです。

マンネリ化した家飲みに楽しみや充実感を与えてくれる魔法のタンブラーで、いつもの晩酌を、プレミアムな体験にしませんか。

2017年
ブランド立ち上げと共に「78mm ステンレスタンブラー」が誕生。

その後、マクアケで展開したマドラーやぐい呑みなどの兄弟商品も多くの応援購入をいただきました。

そして今回、シリーズの原点である「78mm」の新色が登場します。

「78mm」発売以来、最も多く寄せられていたのが“カラーバリエーションを増やしてほしい”というご要望でした。

しかしステンレスは本来、均一に色をのせることが非常に難しく、試作を重ねても色むらが出る・発色が安定しない・ステンレスの質感が失われるといった課題が常について回りました。

工業用塗料では色は付きますが、口に触れるものとして安全性の観点から使用できません。

さらに、金属触媒加工による口当たりをまろやかにする効果は、ステンレス素材だからこそ十分に発揮するもので、他の素材に置き換えることもできません。

そのためステンレスで理想の発⾊を実現することは、長年困難とされてきました。

そんな状況を変えたのが、「マイスターズグリット株式会社」様の技術との出会いでした。

同社は、通常金属には使えない「樹脂用塗料」を金属に適用できる技術を独自に開発。

樹脂用塗料を採用することで、金属用塗料でありがちな「べた塗り感」では表現できない、多彩で深みのある色表現を可能にしました。

さらに、一般的には140〜160℃という高温で行う乾燥工程を、溶けやすい樹脂用塗料に合わせて低温乾燥を採用。

これによりステンレス本来の質感を活かしながら、美しい仕上がりを実現することが可能となりました。

また、マイスターズグリット社からの提案により、タンブラーの側面を鏡面磨きにしてから塗装する工程を導入。

燕三条の職人がひとつひとつ丁寧に研磨した鏡面仕上げは、塗装の発色を最大限に引き出す土台となっています。

鏡面の反射が塗装後の色に奥行きを与え、これまでにない深みをもたらしました。

最もリクエストの多かった深みのあるブルーブラックと、デザイナーが厳選した上品なゴールド。

長年の試作を経て、ステンレスの美しい質感を活かした理想の仕上がりが実現しました。

独自の金属触媒加工により、たった10秒で口当たりをまろやかにする魔法。

例えば、一般的に若いワイン（収穫年数が近年のワイン）は熟成が足りず、渋味や酸味を強く感じることがあります。

そんな時に「78mm」に注げば、短時間で角のない飲みやすいワインへと変えてくれます。

ワインだけでなく焼酎やウイスキーなどのお酒類、コーヒーやジュース、さらにはお水にもお使いいただけます。

お酒が好きな方やユニークな商品が好きな方はもちろん、コミュニケーションを楽しみたい方にもおすすめです。

“上質なデザインのマドラーが生む風味の変化”という新しい体験で、相手との会話が弾むこと間違いなしです。

なぜまろやかになるのか？

このような口当たりの変化は、ステンレス表面に施された独自の金属触媒加工によるものです。

金属触媒加工された表面が液体と触れ合うことで、液体中の水素や酸素に反応し、飲料中に含まれる不純物が触媒表面に吸着されます。

その結果、液体の粘性を低減させ、苦味や酸味が和らぎ、まろやかで深みのある風味へと変化します。

商品の性能評価として、赤ワインと米焼酎に対して試験を実施しております。

商品を使用することで酒類の味、香り、口当たりに変化が生じるか否かを専門家モニター5名による官能評価試験にて検証しました。

試験の結果、お酒の種類によって差はあるものの、アルコール飲料中のネガティブな要素が軽減され口当たりはまろやかになり飲みやすくなる可能性が示唆されました。

出典：株式会社味香り戦略研究所（報告書はこちら）

赤ワインでは「アルコールのツンツンとした刺激が柔らかくなっている」「甘くてフルーティーになり、飲みやすくなった」といった評価を受けております。

※「78mm」と同様の触媒加工が施された「220mm」を用いて検証した結果です。

シンプルでありながらもスタイリッシュなこのタンブラーは、プロダクトデザイナー秋田道夫氏によってデザインされました。

直径と高さは、商品名の通り78mmです。

大きすぎず、小さすぎない。

手に収まり、倒れにくい。

何にでも使える汎用性が、このサイズの秘密です。

二重構造になっており、外側には1.2mmという肉厚のステンレスを使用。ずっしりとした重さを感じていただけるはずです。

しかし、二重構造でもあえて真空にはしていません。

真空の二重構造は保温性が高いですが、火傷の可能性も同じく高いです。

あえて真空にしないことで中の温度が伝わり、あたたかさを手に感じながら飲んでいただけるやさしいデザインに仕上げました。

パッケージは黒を基調としたデザインになっており、贈り物にもぴったりです。

金属工芸のまちである新潟県燕三条で製造し、高い品質を誇っております。

二重構造である「78mm」は、内側と外側それぞれ板の厚みが異なる材料を使用し、飲み口の角度も精巧に計算し作られています。

厚みの異なる材料の溶接に加えて溶接部の角度まで求めるのは高度な加工技術が求められるため、製造していただける会社の模索に1年を費やしました。

結果として、「78mm」には“燕三条のハイレベルな金属加工技術でしか再現することができない高品質なタンブラー”という付加価値も加わりました。

VANTECH PRODUCTSについて

私たちヴァンテックは、琵琶湖を抱える滋賀県の企業として廃水処理事業を中心とした環境分野で事業を育ててまいりました。

また、持続可能な環境保全を目指し、国内の環境活動に取り組みながら、地元滋賀だけでなくベトナムでの環境問題の調査・啓蒙活動に従事し、グローバルな視点で環境問題に取り組んでおります。

金属触媒のあたらしい使い方を探していた私たちは、2017年にVANTECH PRODUCTSという生活用品ブランドを立ち上げました。

それまで、金属触媒技術は排水を処理するために用いてきた技術でした。

しかし、「もっと多くの人に使ってもらえる商品を作りたい」「一般のお客様にも触媒技術を知ってもらいたい」という思いから、触媒を身近な存在に感じていただけるような商品の開発に挑戦いたしました。

金属触媒の「液体の粘性を下げる」という特徴を、飲み物の風味の変化にも応用できないかと試行錯誤し、3年の準備期間を経てVANTECH PRODUCTSが誕生しました。

今後も環境事業で蓄積した技術を生活用品ブランドに展開させながら、さまざまな環境事業に取り組んでまいります。

マイスターズグリット株式会社について

マイスターズグリット株式会社は、「挑戦し続ける塗装屋」として、あらゆる素材・用途に対応する塗装技術を強みに、製品の付加価値を高めるソリューションを提供する企業です。

ゴム・樹脂・ガラス・金属など多様な素材への特殊塗装をはじめ、耐久性や遮光性を高める機能性塗装も実現。

さらに独自開発の抗菌剤を用いた抗菌塗装など、生活・工業の幅広い分野で応用可能な技術を保有しています。

塗装を起点に新しい価値を創出する革新的な企業です。

マイスターズグリット株式会社 HPはこちら

リターン一覧

製品仕様

＜プレミアムグラスの使い方＞
飲み物を注ぎ、マドラー等でゆっくり10〜15回かき混ぜる
※ノーマルタイプには金属触媒加工が施されておりません。

＜メンテナンス方法＞
食器用洗剤をつけたやわらかいスポンジなどで洗ってください。

力を入れすぎるとキズがつきやすいので、気を付けてください。

＜注意点＞
・本製品は塗装工程の特性上、同じカラーでも個体ごとに色味や風合いに差が出る場合があります。あらかじめご了承ください。

・触媒の特性上、炭酸が抜ける場合がございます。

・塩素系漂白剤は使用しないでください。サビの原因や、機能の低下につながる恐れがあります。

・研磨剤入りのスポンジは、傷が付着しやすくなるのでご使用をお控えください。

デザイナーについて

プロダクトデザイナー 秋田道夫

プロダクト担当。1953年大阪生まれ。1977年愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業。ケンウッド、ソニーを経て1988年に独立。 フリーランスのプロダクトデザイナーとして現在に至る。 デバイスタイルの「一本用ワインセラー」、生活家電シリーズ「MA」、コクヨIDカードホルダー「HUBSTYLE」、ステンレスステーショナリー「プリマリオ」、 またセキュリティーゲートやLED式薄型信号機など幅広くデザインに携わる。著書に『自分に語りかける時も敬語で』（夜間飛行）、『機嫌のデザイン』（ダイヤモンド社）などがある。

ブランドディレクター 南政宏

パッケージやロゴ等のブランディング担当。1978年大阪府生まれ。2003年滋賀県立大学大学院環境科学研究科環境計画学専攻修士課程修了。現在、香川大学創造工学部造形・メディアデザインコース准教授。滋賀を中心とする中小企業のブランディング、グラフィック、プロダクト、パッケージなどのデザインを担当し、地域にある様々な問題をデザインの力で解決したり、商品の魅力を適切に伝えてゆく活動を行なっている。木村水産株式会社のパッケージデザインでpentawards ２０２０ 金賞・銅賞を受賞。