シンプルで機能的な物は美しい

車や工具、家具や調理器具など、その用途・目的のために突き詰めた物は、シンプルで我々の目を奪います

余計な物を出来るだけ省き、素材や手間の一切を惜しまない事で、一見普通の見た目ながらハッとするような出来栄えになるからでしょう

この長財布・ヴェンティも、同じコンセプトで開発しました

例えばカードの縦幅が8.56cmに対して、ヴィエンティの縦幅は約9㎝

そして３つのカードポケットを並べただけで、財布の横幅キッチリに！

一切の無駄をそぎ落とした事が、これだけでもお分かり頂けるでしょう

突き詰めたシンプルさと機能的な作りが心地良いのです

大容量なのに薄い、これもこだわりのポイントです

硬貨31枚、カード22枚、紙幣24枚入れても、厚みは約20mm

このスーツの場合、胸ポケットに入れても表には殆ど響いていませんでした

大抵の財布は縫製して作るため、縫い代分の大きさは必要です。

ところがヴェンティは立体的に貼り合わせる特殊製法なので、縫い代がなく、その分小さいわけです

例えば一万円札の横幅が16cm、手書き領収書が16.7cm

これに対し、ヴェンティは17cm！

ギリギリまで小さいサイズですが、紙幣を包むように型が付いているので、スムーズかつ大量に収納可能！

この特殊な貼り合わせ製法を簡単に説明すると、内革を立体的に組み立て、表革に載せて包み、上から蓋革で覆う構造です。

「え、縫わないの？耐久性は大丈夫？」と思ったかもしれませんね

実は逆です

縫わない事により、非常に強くなりました

財布を買い替える理由として、糸の擦り切れ・縫い目が裂ける事が多く挙げられます。革自体は強い素材ですが、縫うという行為は、穴を等間隔で開ける事。

これはチケットでいうミシン目で、強い力がかかるとビリビリに破れる恐れがあります

ヴェンティはそもそも縫わないので、そういった縫い目問題とは無縁なのです

この貼り合わせ製法はかなり合理的ですが、決定的な弱点がひとつありました

蓋革が簡単に剥がれるリスクがあったのです

蓋革の端には指が触れやすく、開発当初はすぐにめくれてしまいましたが、その弱点もカバーに成功しました

蓋革周りに芯材を入れ、厚みを持たせたのです

指に当たりづらくなり、めくれに相当強くなりました

また芯材の厚みは1mm程度。財布本体の厚みにはほとんど響かないので安心してください

3つのポケットがあり、収納できるカードが10枚、10枚、1~2枚と大容量

カードを重ねて収納する物は多いですが、更に取り出しやすさ、見やすさにもこだわりました！

束ごと軽く引き、上から一枚ずつ広げるだけ

トランプ手札の送り方と同じです。またカードを仕舞う際、束の一番上に入れる事で、頻度の高いカードほど上部に残り、使わないカードはどんどん下に溜まります。

「いつもの所だから上の方にカードがあるだろうな」「久々の店だから、下の方だな」「このカードは全然使わないから捨てるか」など使い勝手がよく、また断捨離にも適したスタイルです

※広げる際、一番上のカード右下部がV字切れ込みから出さないように親指で押さえながら確認すると、すぐに束をまとめられ、一瞬で収納することができます。上記のGIF画像を参考にして下さい。

また大ポケットは車のカギも収納可

車に乗る際、免許と鍵、それに財布も必要ですが

鍵がここに入るサイズ感であれば、ヴェンティだけでドライブに行くことが出来ます

左利き用もご用意しました

ご支援欄から進むと「右」か「左」の選択肢を用意しております。基本的に右利きなら「右」という選び方で結構ですが、左利きでもペンは右で持つ方は「右」だったというケースもあります。そういった左利きの方は、以下の方法をお試しください。

トランプか複数枚のプラスチックカード（クレジットカードやポイントカード等）を用意して頂き、手元で広げ、一番上のカードが右手ならば「右」、左手ならば「左」がお勧めです。

コインがたくさん入る財布は底が深いのがお決まりです。しかし取り出しにくく、また硬貨が見づらいのが難点。

ヴェンティはここにもこだわりました

同じく底は深いのですが、ピンク色の線状にある傾斜をつける事で硬貨が見やすく、取り出しやすくなりました。硬貨を確認する際は傾斜に沿わせるように軽く財布本体を振ってやると便利です。

理論上、硬貨は15枚でお会計に対応できますが、会計事に必ず硬貨を確認する必要があります。それは面倒、ヴェンティなら心配いりません。

早く会計を済ませたい時は紙幣だけ出して、余分にコインを受け取ってもガサっと収納できます

30枚程度は余裕で入る懐の広さ

また厚みが出ないよう、対面のカードポケットの凹凸をいかして、財布自体の膨らみを抑えました

さらにコインが出ないよう、裏側にストッパーを付けています

使う時にめくり、しまう時はストッパーの端と端を、内側に入るよう撫でるだけ。上記のgifでよく分かると思います。

ファスナーのような全くこぼれない性能！とは言い切れませんが、その分壊れにくく、財布があなたの癖を覚えてどんどん使いやすくなります。

実はストッパー部中央にロゴが入っています。シンプルを極めた財布なので、ロゴの主張もできる限り控えました。

内装は本革です。ただし内装用のペラペラな革だと美しい立体になりません。そこで薄くてもハリが強い革を探しました。

姫路産の牛革ラメール

厚みを0.5mmまで削っても、表面の凹凸はしっかり残っています。端正な顔つきで、高級感は十分。ちなみに表革としての価格・クオリティなので、販売者の本音としてはもっと安い革だと助かりました。ただ、しっかりとした凹凸がカード類の取り出しやすさを向上させ、汚れも付きにくい特性からこちらの革を選びました。

カラーは４種類

ブラック、グレージュ（コインポケット部はブラウン）、ブラウン、バイカラー（グレージュ×ブラウン）からお選びいただけます

一番のおススメはバイカラーです。どの表革の色とも合い、また視認性の観点から厳選した組み合わせだからです。もちろんその他もご満足いただける自信があります。

また硬貨・カード・紙幣ポケットのそれぞれ見えないところまで、ぎっしりラメール100%で構成されています。もはや持ち主でさえ見る事のない部分でさえも、一切の妥協はしていません。

表革は2種類用意がございます

まずは内装と同じ姫路のラメール

表も裏も同じ革で、高級感は抜群。内装と同じ色にすると、革財布らしからぬ異質な雰囲気になります。敢えて違う色にするのも使い勝手が良くおススメです。

やわらかい雰囲気がお好みの方にはマストロット社のイタリア製しぼ革を用意しました※名称にはイタリア語とフランス語が混在しており、語学に詳しい方は不快に感じる可能性がございます。また色味の名前はイメージです。

よく立体の薄いシボ革が出回っていますが、マストロット社はキレイな凹凸を持ちます。またモチモチとした気持ちの良い肌触りながら手の汚れなどは移りにくい絶妙なバランス。その上、イタリアメーカーならではの美しい発色を誇ります。

品のある色だけを選びましたので、自信をもっておススメいたします

右:ブロン（真っ白）と左:ストゥッコ（白）は同じ白系ですが、やはり並べると全く雰囲気が異なります。お好みに合わせてお選びください

※ご支援の際、ラメールとしぼ革の各色計10種の名前から選択頂きます。スマホでご覧の方は見返すのが大変だと思われるので、ご希望のカラー名を把握して頂いてから、ご支援いただくとスムーズです。

ヴェンティをカバンに入れっぱなしにされたい方はぜひお選びください

外観にデザインを持たない財布なので、たった一つの金具がとても綺麗に映えます

重量が増さないよう、小さくて軽い金具を選びました。女性はもちろん、男性にもお選び頂きたいオプションです。

上記のシルバー・アンティーク・ゴールドの3種類からお選び頂けます

（※金具は結合した状態で遊びがあります。また使用に伴いメッキや表面加工が削れる可能性があります）

オプション金額は1,800円です。

※マストロット社のしぼ革をお選びの場合、ベルトの内側は蓋革と同じ色になります。ただしヴェンティ本体のご支援がなく、当オプションのみご支援の場合、商品の発送はできかねますのでご注意くださいませ。

また財布と同構造の名刺・カード入れもご用意しました。財布と全く同じ革・種類の組み合わせでお選びいただけます。

元々名刺入れ自体が小さいアイテムなので、よりコンパクトさを実感しやすいです。ただ収納枚数が少ない場合、ゆっくり開閉するとズレてしまいます。もちろんある程度の量を入れていただけると問題ございません。

そもそも財布と名刺入れを、同時に見せる機会はまずありません

同じ革でそろえたところで、誰かに褒められる事はないわけです

財布と名刺入れが同じ革で楽しめるのは、あなただけなんです

つまりこれを揃えるというのは、本当に自己満の世界です

財布と名刺入れを同じ革で揃えるなんて、オシャレですよね

ぜひ揃えて頂きたいアイテムです

価格は5,800円

ヴィエンティの魅力は十分にお伝えしましたが、そもそも縫わない長財布なんて、耐久性は本当に大丈夫？という不安も抱かれているかもしれませんね

その不安を払拭するため、3年間の製品保証をお付けいたします

自然破損等は無償でお直しするという物です（注意①発送料のみご負担願います②自然破損の対象はこちらが判断した場合に限ります。ただし蓋革のめくれ・はがれや、コインストッパー部の破損等はほぼ無条件に自然破損に適応する見通しです）

またこれに当てはまらない破損でも、可能な限り対応し、割安で修理いたします。

保証書は、配送伝票の備考欄に発送日等を記載しているので、その備考欄を含む配送伝票を切り取った物とします。

万が一の際は、弊社メールアドレスに修理依頼のご連絡の上、発送願います。

到着後確認し納期や、必要な場合は修理費などのご連絡をいたします。

突然ですが、服・オシャレの面白さを伝えるYouTubeチャンネルイタリアオンエアを開設しています

5万円ワイシャツ・40万円革ジャンなど、なぜこの価格になるのか等の解説動画や、安くてオシャレに見える理論などの内容です

ほぼ全ての動画が女性服にも当てはまります。どういうニットが耐久性がよいのか、足に合う靴はどうやって判断するのか等、ご覧頂ければ、きっとあなたの服選びが変わるはず。

出来るだけ専門用語はかみ砕いているので、初心者の方でも安心！

「目指せ大人のオシャレ！“超”初心者向き講座」

「手持ちのスラックスを5万円級の見た目・履き心地にする方法がある！？」

ぜひ一度ご覧頂き、面白そうだ・応援してやるよ！と思ってくださった方は、どうかチャンネル登録をお願いします。※動画の投稿頻度は多くて月1,2回程度です

またイタリアオンエアのチャンネル登録済みと分かる画面をMakuakeメッセージより共有されるメールアドレス宛に送付していただいた方には、ご支援頂いた財布をオリジナルボックスでお届けいたします。

ヴェンティはできるだけ多くの方にお使い頂けるよう、販売価格を相当下げています。財布本体の原価と手間賃、マクアケ様の手数料でいっぱいいっぱいなので、梱包に回せる余裕はありません。

なので通常発送は傷がつかないようにしただけの、超簡易包装です。ただ、わざわざチャンネルをご登録いただいた方には、ちょっといい包装で用意させていただこうという訳です。商品お届けまで登録して頂ければ、後は解除で構いませんので、ぜひ前向きにご検討ください。

Googleアカウントをお持ちでない方は下記のように進めてください

ヴェンティは縫製を行わないという特異な製法で構築されています。しかし、どうしても現状解決し得ない点がございますので、それらを紹介いたします。

①表革に型が付く

内にカードポケットがある側が、どうしても下記のような線が出てしまいます。もちろん、それだけ丁寧に薄くした革だからとも言えます。

②端の隙間から芯材が見える

蓋革で内部パーツは覆われていますが、端だけは隠せません。またこの箇所もしっかり芯材を入れる事で蓋革を守る役割をしておりますので、ご理解頂ければ幸いです。

資金の利益分は、全て開発費に補填させていただきます

前回の企画でもお伝えしましたが、私はエキゾチックレザーが好きで、一般の方にも手軽に楽しんで頂ける加工、製品づくりを目指しています

その中でもギラギラとした派手なイメージのクロコダイルを払しょくする、カジュアルな見た目のヌバッククロコ（表面を起毛させた状態）開発に取り組み、加工開発には成功しました

ただし現在の方法は途方もない時間がかかり、とても手軽な金額に抑えられないので、もっと効率よく・美しく・ミスの少ない方法を模索中です

クロコは単価があまりに高いので、今回の資金はこの仕入れ費にも充てる見通しですが、更に細かいところまで縫える革用ミシンも導入を検討しております

とにかく皆様からご支援頂きます資金は、私欲等には一切振らず、100%新しい製品づくりに充てる事をお約束します。成功した暁にはまた皆様へ還元できるような、真新しい企画をし背負ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

VENTI (Buffo made in Osaka)代表

喜多岡 史典