iPad(Air, Pro11インチ)の性能を引き出す 　ケースを開発しました。

ビジネスにおいてiPadの便利さはわかるけど、落とすことに気を遣ったり、鞄から出し入れする煩わしさ、アップルペンシルの収納場所に不安を感じることはありませんか？

そんな悩みを解消しビジネスをスマートに成功に導くケースです。

その造形の存在感、マットブラックの高級感に目を引かれたお客様とのアイスブレイク（商談始めの雑談）に活用できそうですね。

現場での打合せにiPadを導入してみませんか？

高額な機器を使うことに躊躇してしまう現場での打合せ。VERTEX CASEのホールド感と堅牢感がサポートします。

開発者自身、営業を兼ねてお客様との打ち合わせは基本現場です。その時iPadを使用したいのだけども・・・落とした時の怖さ・・・が有りました。 結局紙とバインダーになってしまうです。

しかし諦めきれない私はなんとか常用で使用できないかと模索します。そして閃きました。「落とさなければよい」と

これはデバイスを保護する物の本質なのではないでしょうか？ 世の中には落とした時のことを考えた商品が多数存在しています。しかし落としてしまったら後の祭りですよね？ 被害がゼロになる確証はありませんよね？ 私は不安を商売にする世の中に疑問を呈します。

※「落とさない」がコンセプトではありますが、「落ちない」ことを保証するものでは有りませんので、ご了承願います。

コンセプトを受け継いだiPhone版の開発

この疑問はiPhoneで更に明確になります。 そうiPad以上に現場での写真撮影に使用するからです。しかし既に落とす恐怖に慣れて常用してしまっている私がいました。恐ろしいことです。

もし落としてしまったら後悔は必須、それ以前に落としたらお客様に多大なご迷惑をお掛けすることになり、賠償金問題にまで発展する可能性があります。そう考えるとなんとしてでも落とせないと強烈な感情が湧き上がってきました。そして落とさないシステムの開発に着手します。

大画面 iPhone への挑戦

２０２１年iPhoneの活躍の場を更に模索します。

注目したのはProMaxシリーズに搭載されている【LIDARセンサー】。これはカメラで撮影した画像を３Ｄデータとして取り出せるもです。これを現場の測量作業に活用できれば、今までスケールなどで原始的に図っていた寸法を、撮影するだけで素早く正確にCAD上で計測できると見込みました。

しかしiPhone13 ProMaxは予想以上に「重く」「デカい」モデルであり、価格も１５万円以上と落としやすいけど【落とすことを許さない】商品でした。

したがってこのiPhoneこそ【VERTEX CASE】が必要だと確信し開発を急ピッチで行いました。

結果ノーマルiPhone版とケースの厚みは変わらないスタイリッシュな商品に仕上がりました。また付属しているハンガーの厚みがPROの突出したカメラと同等の高さになり、違和感が無くなりました。

そして、副産物として小型のスマホのように片手で画面の隅々を操作することができました。

こうして完成した【VERTEX CASE】シリーズ、私個人としては無くてはならない存在になっております。１年の実地試験、フィードバック、改良、機能追加、を終えて遂に世に送り出す準備ができました。・・・（開発中に新しいモデルが出てしまって焦りました(笑））

三脚コネクターの開発

iPhoneのカメラの利便性を更に向上できないか？ マルチハンガーを更にマルチにしたい！そのような意気込みで開発に挑戦しました。

三脚接続部に金属ナットを埋め込む構造を採用し、ねじ山が壊れる心配がありません。

このオプションにより、三脚や自撮り棒に素早くセットができます。

デザインへのコダワリ

正直一番苦労した点がケースの外観デザインでした。

「派手に目立ちたくないけど、存在感は主張したい」

「普通は嫌だけど、イタイ人になりたくない」

そのような相反する内容を絶妙なバランスで表現できたモノが本当のデザイン哲学なのだと私は思っております。

私のデザインとの戦いは2021年極寒の1月から始まります。正月休みを全て犠牲にして設計、そして満を持してアイデアを具現化した試作品を親しい知人に渡したときの返答です。　

「機能はすごく優れているのは分かるよ。でもデザインがゴツくてカッコ悪いから使うのはちょっと・・・」

正直かなりショックを受けました。忖度を含めた言葉は本当にショックでした。

当時の自分の作品は下の画像です。当時思いつく全ての機能をこれでもかと注ぎ込んで、時間と労力を皆様が思う数倍以上犠牲にしていました。

（2021年1月試作品・・・リアルメモ帳、リアルボールペンホルダー、大容量名刺入れ etc・・・ 当時アップルペンシルが無いiPhoneに画期的なケースができたと自負しておりました。）

当時の未熟な私は知人の反応を受け入れることができず、取り憑かれた様にアマゾンへの出品を決意しました。しかし結果3ヶ月間１個も売れず（問い合わせもゼロ）、会社に多大な迷惑をかけて販売を終了します。申し訳ございませんでした。（サンクコストバイアスという言葉をその後学びました。（笑））

以上、失敗を経てそこで学んだことは

デザインは機能を凌駕する！！

自分を表現するものは便利なものより【カッコいいもの】

個人的な見解ですが、これが人間社会の本質なのだということです。便利で快適なものが優先されれば、人々はパジャマや作業着を着て、スーツを着る人は居なくなると思います。人は本能的にカッコよく(美しく)自分を表現することを求めていると思います。

開発を諦めかけていた私はここで２つの奇跡と出逢います。

１つ目の出会いは作業着スーツとして成功したWWSさんの服です。ワークウェアスーツは作業着としての使い勝手、耐久性と、スーツのドレス感を両立した素晴らしいヒット商品です。

私はWWSさんの成功を見て、機能性とデザインを両立すれば、これ以上にないヒット商品が誕生するのだと感じました。

２つ目はケースの開発を諦め、自分個人用で最後の一個を記念に作っている3月の大雨の時でした。なんと最後の最後で停電が起こり、３Ｄプリンタ造形が途中で止まってしまったのです。

しかしこのトラブルが奇跡でした。３Ｄプリンタ造形物は軽量化の為に内部構造を格子状の空洞にします。この空洞が造形中断によりカバーの表面に浮き上がったのです。この模様は樹脂成形では到底できない緻密さと精度を誇り、スマホカバーに類を見ない圧倒的な存在感を与えたのです。プラスして滑り止めの効果もでました。

長くなりましたが、こうして機能性とデザインを追い求める開発が再スタートし現在に至ります。

【そぎ落とす】ではなく【積み足す】への設計思想変換。

【VERTEX CASE】は全て３Ｄプリンタを使用して製造を行っております。

昨今のプロダクトデザインは「シンプルにスマート」が主流と感じます。Ａｐｐｌｅ製品はその代表ですね。

しかしシンプルになることによって失うものも有ります。私の考えるケースはあえてスマートさを残しながら、便利な機能を積み上げることを目指しました。「そぎ落とし」と「積み上げ」相反するものへの挑戦です。

３ＤプリンタはＡМ(Aditive Manufacturing)と呼ばれ、積層することによって立体物を造形する手法のことです。この機械の根本的概念と【VERTEX CASE】の設計思想は面白いことに合致しております。

また、３Ｄプリンティングは機械加工の用に材料を削り出す物ではないため、廃棄物がほとんど出ません。その為これからの地球環境を考えた理想の製造方法だと認識しております。

弊社が保有しているカーボン３Ｄプリンタは量産では成しえない様々な機能、強度を実現してくれます。欠点は２台のプリンタを使用しても、１日１セットしか造形できない（iPadの場合）ことです。 この商品を私と同じ思いをされている多くの方にお届けしたい。そのためにはプリンタを増設したいと考え今回のMAKUAKEプロジェクトに挑戦しました。

そして私の人生のテーマはテクノロジーを駆使して「日本の工業を興す」ことです。自分のiPhone、iPadに対する強い思いと、アップルのテクノロジーをもっと日本の工業の発展に生かして頂きたいと願っております。誠に勝手ではございますが皆様のご支援を頂ければと思います。宜しくお願い致します。

積み上げる人生

余談ですが１０年ほど前、ある知り合いの芸術家の方に「島田くんのアートは何かを付け足していくものだね」と言われたことが有りました。当時は意味がわかりませんでしたが、３Ｄプリンタと出会った私の生き方、人生における方向性を的確に予言して頂いた言葉だと気付きました。

私はこれからも積み上げる人生を歩みます。そして支援して頂いた皆様からのご意見をフィードバックし製品に取り入れ続けることをお約束します。厳しいお言葉でも構いませんのでご意見、ご指導を宜しくお願い致します。

機能紹介 iPad（11インチ用）

・iPad-AIR(第4世代)10.9ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用

・iPad-PRO(第3世代)11ｲﾝﾁ 2021年ﾓﾃﾞﾙ用

をご用意しております。

１２インチモデル、MINIモデルは開発中です。

※アップルペンシルは充電しながら収めることが可能

ハードケース故にクイック縦置きが可能

クイック縦置きは一時的なものとしてご利用下さい。大きな揺れによって転倒する場合がございます。転倒によって破損したデバイスの修理は保証できませんのでご了承願います。

据え置く場合は下記のマルチハンガーを利用して下さい。

マルチハンガーをスリットに差し込み安定したスタンドモードが可能

製品仕様

・本体材質：ナイロン６樹脂とカーボン繊維の混合材（ONYX）

※本製品は3Dプリンタ製品です。機械の特性上、表面の模様が多少ムラになってしまいますのでご了承願います。

適用：

・iPad-AIR(第4世代)10.9ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ

・iPad-PRO(第3世代)11ｲﾝﾁ 2021年ﾓﾃﾞﾙ

寸法：204.6×280.8×17.5 mm

質量：73.72g

※iPad本体は付属しておりません。

※ショルダーストラップは付属しておりません。

機能紹介 iPhone Pro Max（6.7インチ用）

PRO MAXタイプのみ下部に足が有るためクイック縦置きが可能です。

クイック縦置きは一時的なものとしてご利用下さい。大きな揺れによって転倒する場合がございます。転倒によって破損したデバイスの修理は保証できませんのでご了承願います。

据え置く場合はマルチハンガーを利用して下さい。

※下記画像のスタンド方法はiPhone(無印)用で紹介しております。

製品仕様

・本体材質：ナイロン６樹脂とカーボン繊維の混合材（ONYX）

※本製品は3Dプリンタ製品です。機械の特性上、表面の模様が多少ムラになってしまいますのでご了承願います。

適用：

・iPhone１３PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPhone１２PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

寸法：86.2×171.7×13.37 mm

質量：43.67g

iPhone本体は付属しておりません。

三脚コネクターは別売りです。

機能紹介 iPhone （6.1インチ用）

マルチハンガーを外して、サイドのスリットに差し込んで縦置きができます。

製品仕様

・本体材質：ナイロン６樹脂とカーボン繊維の混合材（ONYX）

※本製品は3Dプリンタ製品です。機械の特性上、表面の模様が多少ムラになってしまいますのでご了承願います。

適用：

・iPhone１３、１２(PRO)6.1ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ

・iPhone１３、１２PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ

寸法：80.0×153.0×13.12 mm

質量：34.66g

iPhone本体は付属しておりません。

三脚コネクターは別売りです。

機能紹介 オプション三脚コネクター

※三脚は付属しておりません

※雲台は付属しておりません

Ｇ1/4規格のネジを使用している三脚で使用できます。

製品仕様

・本体材質：ナイロン６樹脂とカーボン繊維の混合材（ONYX）

※本製品は3Dプリンタ製品です。機械の特性上、表面の模様が多少ムラになってしまいますのでご了承願います。

・適用：VERTEX CASE iPhone用、iPhonePRO用

製造では”連続カーボンファイバー”３Ｄプリンタを活用し、機械加工では 難しい形状を再現

カーボン＋ナイロンの特殊素材【ONYX】でなければ実現できなかった強度と精度。

通常樹脂の製品を作る時には金型を使用した樹脂成型を行います。しかし「VERTEX CASE」の複雑な形状と必要精度の確保する為には、3Dプリンタを使用するのがベストと判断しました。

CAD設計は3Dプリンタの特徴を考慮した専用設計となっております。

従って素材は「ONYX」という「ナイロン６」と「チョップドカーボン」の複合材を使用することにより必要な強度を実現しています。

使用３Ｄプリンタ

機器特徴

材料特徴

スケジュール

２月 ２２日：プロジェクトスタート

４月中旬：プロジェクト終了

５月上旬：リターンを順次発送

６下旬：全てのリターンを発送完了予定

リターンについて

・iPad-AIR(第4世代)10.9ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPad-PRO(第3世代)11ｲﾝﾁ 2021年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPhone１３(PRO)6.1ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPhone１３PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPhone１３(PRO)6.1ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ ＋ 三脚コネクター セット

・iPhone１３PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ ＋ 三脚コネクター セット

・iPhone１２(PRO)6.1ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPhone１２PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ

・iPhone１２(PRO)6.1ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ ＋ 三脚コネクター セット

・iPhone１２PRO MAX 6.7ｲﾝﾁ 2020年ﾓﾃﾞﾙ用ｹｰｽ＋ 三脚コネクター セット

資金の使い道

皆様から応援して頂いた資金は、増産用プリンタの購入及び、新規プロダクトの開発資金として使用したいと考えております。

実行者紹介

開発、販売： Suyzen 島田剣太

https://alchart.thebase.in/

製造： 高木マシナリー株式会社

http://www.tkslimited.co.jp/