ローマ法皇に献上された極上ワイン 法皇庁御用達【Vino da Messa】

イタリア・ピエモンテ州にあるワイナリー《 Ca'Richeta／カ・リケッタ》で生産されるVino da Messaは、ローマ法王庁アルバ教区の監督および認可のもとに造られるローマ法王庁御用達のミサ用ワインです。
献上されるワインは防腐剤や香料など人工的なものを一切添加してはならず、自然に発酵させる必要があるなど、厳格な教会法の規定に従って造られます。
製造本数も限定されていますが、ワイナリーの現当主エンリコ・オルランドから日本の皆様にも味わっていただきたいということで、このたびその一部を提供していただけることになりました。
この機会に希少な「聖なるワイン」をぜひお楽しみください。

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リターン品の配送が完了するまで、Cantina Inc.はCa'Richetaの日本における独占販売権を有する正規代理店です。詳細に関しては、ページ下部のリスク＆チャレンジをご確認ください。

Vino da Messaは甘口の白ワインです。チーズやナッツなどのちょっとしたおつまみも、甘口ワインがあればさらにおいしく楽しめます。とくにクセのあるチーズとの相性は抜群。適度に塩味が入ることで双方の美味しさが引き立ちます。
またデザートワインとして、チョコレートやチーズケーキ、アイスクリームにもよく合います。

ワイナリーCa'Richetaのあるピエモンテ州はイタリア北西部に位置します。ピエモンテはイタリア語で「山の麓」という意味をもち、その名のとおり北側・西側にアルプス山脈、南側にリグーリア・アペニン山脈と三方が山に囲まれた地形が特徴です。
山岳部・丘陵部・平野部のゾーンがほぼ均等にあり、土壌も気候も地域によってさまざまなため数多くのブドウ品種が栽培されており、バラエティに富んだ個性あふれるワインが造られています。

バローロ、 バルバレスコ、アスティ、ランゲなどの上質なワインの生産地は「ピエモンテのブドウ畑の景観：ランゲ＝ロエロとモンフェッラート」として世界遺産に登録されています。ピエモンテ州は格付けトップのD.O.C.G.ワインを18銘柄、D.O.C.ワインを41銘柄も生産しています。これはイタリア全20州のなかで最も多い数で、生産するワインの実に85％以上がD.O.C.G.とD.O.G.ワインです。
波のように続く葡萄畑に覆われた丘、その合間に点在する中世の城を中心とした集落を望むことができ、葡萄畑とシャトーが延々と続くこの景色はピエモンテならではの美しさです。

今回お届けするVino da Messaは、このピエモンテ州のカスティリオーネ･ティネッラ村にある200年の伝統を誇るワイナリー《 Ca'Richeta 》で造られています。

《 Ca'Richeta 》の歴史は19 世紀末に遡ります。カスティリオーネ･ティネッラ村にあるモランド家は 60 ヘクタールを超えるブドウ畑を保有していました。しかし20世紀の到来と2つの世界大戦は、モランド家とその財産の運命を大きく変えました。
第一次世界大戦の頃、エンリケッタ・モランドと彼女の義理の娘ヴァレンティーナがその農場を支えていました。しかし戦争で夫を失って未亡人となったヴァレンティーナは、4人の子供たちを育て家族を守るために所有するブドウ畑の一部を売却しなければならなかったのです。 
そして第二次世界大戦後、ヴァレンティーナの息子ジュゼッペ・モランドが売却したブドウ畑の一部を買い戻し、家業を引き継ぎました。
ジュゼッペの跡を継いだのは、エンリケッタの曾孫の長男であるエンリコ・オルランドでした。彼は意志の強い高祖母エンリケッタの名前を受け継ぐだけでなく、先祖の土地への愛着も受け継ぎました。
このようにして200年を超える歴史が、その技術と精神とともに脈々と引き継がれています。

（1950 年の写真）

現当主のエンリコ・オルランドは、アルバのウンベルト 1 世農業技術研究所の醸造学者であり、この地の伝統と自然との共存をテーマにワイン造りを続けています。
エンリコはトリノ大学で醸造技術を学びし、イタリアや外国のさまざまなワイナリー （フランス、スペイン、カリフォルニア）でワイン製造の経験を積み、その後カスティリオーネに戻り、この農場を継ぎました。
社名のCa' Richetaはこの地方の方言で「リケッタの家」という意味で、 エンリコが、女手ひとつで果敢に家族の伝統を守ってくれた高祖母エンリケッタさんの勇気と忍耐力に捧げて名付けたものです。
エンリコはブドウの育成からボトリングまで生産のすべてを管理し、最高のワインを造るという情熱を持ってカスティリオーネ･ティネッラ村で伝統の味を守り続けています。

“ブドウ畑で長い一日を過ごした後、 立ち止まってブドウの木を眺めていると、この疲れを幸せに感じます。私の前には祖父のピヌティンが、その後に曾祖母のヴァレンティーナが、その更に前はリケッタが多大な労力を費やし始め続けてきたこの仕事を、今こうして続けることができて本当に幸せです。
つぼみ、葉、房が目の前で成長し、それが私のワインに命を吹き込み、 私たちの歴史、そして私たちの土地を、ワインを通じて私の友人たちに少しでも伝えることができることを大変誇りに思います”
　　— エンリコ・オーランド

エンリコはワイン造りに注ぐ愛情と哲学と持ち、環境に最大限配慮したワイン造りを行っています。
そのため、ほとんどの作業は手作業で行われ、除草剤や化学肥料は一切使用しません。また、酵母は自然酵母のみで、清澄・濾過は行いません。

ワインセラーも周囲の自然と歴史的な建築構造を最大限に尊重して設計され、使用される材料もすべて環境に配慮したもので、屋根や壁の断熱材にいたるまで天然素材を使っています。
完全に地下にあるワイン熟成エリアには、自然な温度を維持するための断熱材、夏の暑さから断熱する自然な冷たい夜間換気などを備えています。
給湯などに要するエネルギーも、ソーラーパネルとバイオマスを使用したクリーン・エネルギーを使っています。

ブドウ畑での慎重な作業（剪定、房の間引き、収穫時の選別）によって、 Ca'Richeta のワインはその土地だけが生み出すことのできる香りの伝統を守り続けています。
レーズン、ハチミツ、イチジク、アーモンド、アプリコット、ピーチなどの香りが豊かで、 口に含むと繊細でバランスの取れたボディと余韻があります。そして時間の経過とともにさらに優雅さと調和を生み出します。

甘口のワインを作る際にはアパッシメントという、ブドウを乾燥させて果実のエキスを凝縮するという特殊な醸造法を使うことがあります。このことによって普通のワインでは味わえない濃密にして個性的な風味が産まれます。
ただしブドウを乾燥させると、その量はおよそ3分の1程度まで減ってしまうので、普通のワインに比べて大量のブドウを使うことになります。そのために高級ワインに使われることの多い醸造法でもあります。
Vino da Messaもこのアパッシメントを行いますが、一般的には陰干しするのが普通ですが、Vino da Messaは房のまま樹に残して自然乾燥させています。
エンリコはアパッシメントを自然に行うべきという考えを持っているので、温風を当てたり、わざと温めて乾燥を促すことは絶対にしません。じっくりと乾燥させることで、アロマや糖度がしっかり凝縮していくのです。
濾過や清澄も一切行わず、自然酵母だけを使用しています。そしてオーク樽で24～48ヶ月かけて熟成を行います。
これらの徹底した拘りによって、自然の恵みが凝縮された、まさに“精霊のワイン”が産まれます。

食前酒として楽しむ

Vino da Messaのような甘口ワインは食欲を増進する働きがあると言われ、食前酒として楽しむのもおすすめです。チーズやナッツなど簡単なおつまみも甘口ワインがあればさらにおいしく楽しめます。そして甘口ワインには「相反する味のもの」もよく合います。たとえば塩分の強いブルーチーズやアンチョビなど、ちょっとクセのあるおつまみとの組み合わせも、甘口ワインの複雑な風味やフレッシュな風味とで互いを引き立て合ってくれます。

食事と一緒に楽しむ

食事に甘いのはちょっと、と思うかもしれませんが、甘口白ワインは意外と料理に合わせやすく食中酒としてもおすすめです。特にチーズやスパイスの効いた料理と相性がよく、普段ワインを合わせないタイ料理やインド料理、中国料理にもマッチします。

デザートワインとして楽しむ

甘口白ワインは食後酒としていただくデザートワインには最適。ケーキ、チョコレート、フルーツタルトなど甘いデザートと合わせることで種類の違う甘さをよりしっかり引き立てます。アイスクリームにかけて食べるのもおすすめ！普通のバニラアイスもレストランのデザートに変身します。

品名：Vino da Messa
容量：375ml
醸造所：CA’RICHETA, Castiglione Tinella, Piemonte.
製造法：ローマ法王庁アルバ教区の監督および認可の下、聖餐用ワインの教会法の規定に従って生産
品種：モスカート・ビアンコ、ソーヴィニヨン・ブラン、その他白ブドウ品種
ブドウ畑の場所：Castiglione Tinella, Piemonte.
標高：250 m
土壌：泥灰土・石灰質
植栽システム：ギュイヨ式剪定エスパリエ
製造国：イタリア
保存方法：冷蔵庫（10℃～15℃）にて保存

私たちCantina Inc.はイタリアの食や文化に魅せられた友人たちが集まってできた会社です。
スローフード発祥の地イタリアから、小さな作り手による日本未販売のオーガニック・ワインやオーガニック・オリーブオイルを輸入し、日本の皆さまにお届けいたします。

【本プロジェクトについて】
このプロジェクトは、イタリアソムリエ協会の国家資格を持つ、イタリア在住の佐藤百香合さんという素敵な女性ソムリエと出会ったことから始まりました。
Ca'Richetaをご紹介くださった佐藤百香合さんからのコメントです。
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最近は自然派ワインとして流行りに乗った表面的なワインも多く出ていますが、Ca'Richetaが造るのはそれらとは格別に違う、本物の自然派ワインです。
家族経営で代々続くCa'Richetaの現当主エンリコ・オーランド氏は、こだわりが強く、人望のとても厚い、優しい人です。私が彼と出会ったのは10年くらい前になります。イタリアに来たばかりの外国人なのに精一杯の思いを伝えてくれました。その思いが、10年経った今でも私の心の中にあり、確実に育ち現在に至っています。
Vino da Messaはローマ法王に献上されている甘口パッシートですが、冷やして飲まれ、程よい酸味があり、複雑味のある味わいで、食後のデザートと一緒に、また就寝前の一杯にピッタリです。
熟成させ、寝かせれば寝かせるほど、甘口ワインにも関わらず、フレッシュさを保ちつつ、サフランの香り、貴腐香、カラメル、複雑に香りが合わさり、より瞑想ワインとなり、またより立体的で厚みのある味わいになります。それだけポテンシャルのある甘口ワインです。小さな村の小さな生産者が、真面目に誠実に手がける自然派ワインを、是非お試しください！

プロジェクトに関する情報
・プロジェクトの属性：輸入商品
・代理店によるサポート：代理店による日本語カスタマー対応および保証
・プロジェクト実行者 ：Cantina Inc（日本）
・製品者 ：Ca'Richeta（イタリア）
・製造者 ：Ca'Richeta（イタリア）