究極の柔らかさとリラックス感。日本の伝統技法「和晒し」で仕上げたオーバーシャツ。

はじめに、和心衣（wagoromo)は、日本の心を込めたものつくり（伝統素材・技術）を通じて、着心地を追求し、心和む商品を提案しております。また環境にも人にも優しいという点から、天然素材に拘って物つくりをしております。今回は和心衣の代表的な素材でもある「和晒しの技法」で仕上げたコットン100％のダブルガーゼ生地を使用した、レディスオーバーシャツのご提案です。

今回のポイントは肌触りとリラックス感に拘りました。「和晒し　わざらし」という言葉は聞いたことはございますか？釜で炊くように晒していく製法なのですが、和晒し釜自体が日本には数えるほどしかございません。肌触りを追求する、高級寝具の生地で使われる製法です。今回その「和晒し」の製法で生地を仕上げました。またデザイン面、縫製仕様面にも拘り、リラックス感も追求しました。是非見て下さい。

綿は植物なのではじめは淡い茶褐色をしていて、それを糸にして織布工場で整織され淡い茶褐色の生地になります。晒(さらし)とは天然の綿花のもつ脂質や不純物、糸にする際に添加されるサイジング糊という物質などを除去し、色素や匂いを除去し洗浄漂白加工することをいいます。晒には大きく分けると二種類あり、現在一般的な洋晒と日本伝統の製法「和晒」があります。和晒は大きな釜に織りあがった生地を引っ張ったりも伸ばしたりせずそのままの状態で、最低限の薬品を使用し丸4日間かけて焚いてじっくり漂白してゆく工法です。綿繊維の奥まで処理ができるので脂質や不純物、糊、色素などをしっかり除去し柔らかな吸水性のいい状態になります。また、繊維にストレスを加えない加工のため繊維の1本1本の形状が壊れることなく、空気を含んだふんわりと柔らかい生地に仕上がります。

和晒は時間と手間がかかるので、現在は世界的に主流な洋晒がほとんどです。洋晒は生地を焚くのではなく、たくさんのローラを通し4時間~5時間ほどで漂白していく方法です。

①和晒し釜に生地を入れていく

②四日間炊き込む　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　精練、漂白まで生地を動かすことなく漂白します。

③生地の取り出し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水分を含んでいるので１反５０kg以上の重さがあります。

④脱水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１反ずつ脱水していきます。

⑤ミシンで生地を繋ぎ合わせ、その後染めるものは染色に、白のままのものは乾燥～仕上げとなります。和晒しの工程はここまでとなります。

通常の晒し方法（洋晒）では、４～５時間で終わる作業を、和晒では計５日間かけて、繊維に負担をかけずに行います。それが柔らかさの秘訣です。

カラーは2色ご準備。

孔雀青（くじゃくあお）・・ほんのり緑みを帯びた青

壷菫（つぼすみれ）・・渋く濃い赤紫色

モデル着用写真は太陽光もあたっており、少し明るめに見えております。カラーイメージは上の2枚の写真が近いかと思います。（実際太陽光にあたると、モデル着用のようなイメージです。）

素材はコットン100％のダブルガーゼ生地　和晒しで仕上げたダブルガーゼは、柔らかさが何よりも魅力です。また通気性・吸水性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく。1年中快適に着て頂けます。

上の写真のように、洗うほど膨らみが増します（同生地のカラーホワイト）。以前実施したホワイトシャツのご購入者様からは、着るほどに風合いがいいというコメントも頂きました。※今回ホワイトはございません。

背中にもサイドタックを入れた、ゆったりとしたシルエット。肩回り、腕回りも楽な着心地のドロップショルダー。柔らかなシーツに包まれる着心地。ウェストからヒップラインもしっかり包み込む丈感。

生地量はたっぷり使用してますが、重量は約200gと軽量です。

女性らしい小ぶりな衿。ブランドネームも優しいコットン素材。

カフス、剣ボロ使用なので、腕まくりもスムーズ。

釦は天然の貝釦を使用。また釦付けは根巻仕様。根巻とは釦と生地の間に糸を巻き付けて釦を浮かせることにより、釦の開閉が驚くほどスムーズになります。また釦も取れにくいのも特長です。根巻は縫製工場様はひと手間かかるんです。その手間が着る人の楽に繋がります。

サイズ　フリーサイズ

首回り43cm バスト123cm（133cmタック含む)

裾巾130cm（133cmタック含む）　

肩巾58cm　裄丈72cm　着丈73cm

秋からの通勤スタイルで。シャツ1枚で着ると肌触りが非常に良いです。

肌寒い季節はタートルネックのセーターの上にも羽織れるサイズ感です。生地をたっぷり使用しておりますが、重量はたったの約２００ｇしかございません。

モデル身長164㎝

モデル身長162cm

素材・・綿100％

洗濯機で洗えます。洗濯絵表示の指示に従って下さい。

縫製工場は福島県にあるトミックス様で丁寧に作成致します。創業25年の実積のある工場で、重衣料商品以外はなんでもできます。1番の魅力は、丁寧な仕事。縫製面はもちろんなのですが、釦付けひとつをとっても、根巻が基本というような工場様です。私の主観ですが、着る人を考えて縫製されている感じがします。

Q.返品について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A.Makuakeでの販売に関しては、商品の返品を承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Q.初期不良品への対応や保証について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A.到着後14日以内にご連絡頂けますようお願い致します。　　

2025年8月26日プロジェクト開始　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2025年9月21日プロジェクト終了

2025年10月25日頃から発送開始予定

株式会社HEAL'S（ヒールズ）の代表の歳川真輝（としかわまさき）と申します。この度は弊社プロジェクトを見て頂き誠にありがとうございます。今回ご紹介します、和晒（わざらし）。アパレル目線ではなく寝具ではどのような生地を使用しているのだろうかと調べていった結果、巡り合えた技術です。人生の3分の一は睡眠です。それであれば、アパレルとは違う拘りが寝具業界にはあるのではと思い調べていきました。なかなかアパレルの範疇で物事を見ていたら新しいものは発見できません。とても素晴らしい技法を知ることが出来ました。これからもどんどん日本の素晴らしい物つくりを発信していきます。和心衣にはいろいろな想いを込めております。素材メーカー様、副資材メーカー様、縫製工場様との協力（調和の心）、また日本の伝統素材、技術に拘る（日本の心、和の心）、そうすることによってお客様に心和む着心地を感じて頂き、商品に携わって頂けた皆様が心和む、そういうものつくりを目標にしております。今回このプロジェクトに携わって頂けましたすべての皆様に深く感謝申し上げます