[ ウェアリングルの紹介]

ウェアリングル（Wearingeul）は、文学作品をさまざまな感覚で改めて鑑賞して楽しめるようにデザインされたブランドです。本につける香水「ブックパフューム」から文学の味と香りを表現する文学ブレンディングティープロジェクト、文学作品を色で解釈する「文学インクプロジェクト」まで、いろんな感覚のプロジェクトを進めています。

[文学の色を読むプロジェクト]

「文学の色を読む」プロジェクトは、作品の雰囲気やキャラクター、メッセージなどを全体的に鑑賞し、それをベースに「作品を色で表現するとどんな色になるのか」という質問の答えを「筆記/ドローイング用インク」を介して具現するプロジェクトです。しかし、単に１つのカラーだけでシンプルに表現しません。濃淡の差による自然なグラデーションができるもの、縁が目立つもの、パールでキラキラ効果のあるものなどさまざま表現ができます。また、使用する人や筆記具によって同じインクでもまったく違う、新しい姿に変わることがあります。さまざまな表現ができるインクで、作品のいろんな面を新しく解釈し、文学作品を色で吟味することができるプロジェクトとして企画しました。

今回ご紹介する「Becoming Witch Ink Set」の他にも『ジキル博士とハイド氏』の原作をモチーフにし、ジキル博士がハイドに変身する「善悪分離実験」をインクで具現化した「ジキルトゥハイド(Jekyll to Hyde)」インクを企画、製作しました。また「夏目漱石文学インク」も製作しました。現在は、世界中で愛されている多様な文学作品に独特の観点をプラスし、「世界文学インク全集プロジェクト」も手掛けています。

「文学の色を読む」プロジェクトは、作家の主観的な作品に対する解釈やそれを色で実現する時の解釈が加えられます。できる限り一般的な解釈を考慮しますが、作品に対する意味や色の解釈は、鑑賞する人によって異なりますので、ご了承ください。

Wearingeulが「文学の色を読む」オズの魔法使いスピンオフインクプロジェクト、「Becoming Witch」で戻ってきました。オズの魔法使いに出てくる東西南北の魔女たちが登場する世界をモチーフに、魔女になりたいあなたをピッタリの属性を持った魔女にしてくれるプロジェクトです。ライマン・フランク・ボーム(Lyman Frank Baum)の小説、オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of OZ)の世界観をベースにしつつも、原作には具体的に表現されていない設定は想像力を働かせて工夫しました。

※オズの魔法使いインク

『オズの魔法使いインク』では、主人公であるドロシー（Dorothy）、ブリキ男ヒッコリー（Tin Woodman）、ライオンジーク（Cowardly Lion）、案山子ハンク（Scarecrow）の４つのキャラクターを筆記用とドローイング用インクで表現しました。

今回は第２弾Becoming Witchをご紹介します！

Becoming Witchは、青黒いカラーに銅色のフラッシュが出てくるWicked Witchインクと、 「Frost」、「Mind Control」、「Healing Light」、「Flame」、4つの属性を持った魔法のグリッターポーションを組み合わせ、氷の属性、火の属性、闇(精神)の属性、そして光(回復)の属性を持つシマリングインクに仕上げることができるDIYインクキットです。

Wicked Witchインクにはグリッターが入っておらず、同封されたバイアル瓶(小分け瓶)にインクと各属性のグリッターポーションを加え、新しいインクを作ることができます。何より、この4つのグリッターポーションは、Wicked Witchインクの他にもグリッターが入っていないインクに入れて、自分だけのオリジナルインクに仕上げることができます。

[1] Wicked Witch(ウィキットウィッチ) インク 30ml
Dark Navy Blue + Copper Sheen

(ダークネイビーブルー + 銅色のフラッシュ)

魔女独特の雰囲気を具現化したWicked Witch(ウィキットウィッチ)インクは、魔法グリッターポーションのベースインクとなります。Wicked Witchインクは、タークネイビーブルーカラーに銅色が鮮明にフラッシュするインクで、別途のグリッターポーションを加えなくても魅力的な色味を出します。

使い方によっては、ダークネイビーメインか銅色フラッシュメインとしてどちらかの色が多めにあらわれる形でもお使いいただけます。

Wicked Witchインクは、銅色のフラッシュがはっきりあらわれるインクとなっており、字幅Ｍ以上の万年筆に入れて使用すると、万年筆でもある程度フラッシュを確認することができます。もちろん、フラッシュがよく見える紙に書くことが求められます。色が濃いめで可読性が高いので、筆記用、筆写用にうってつけです。

ディップペンやガラスペンに入れて使用すると、より鮮明にフラッシュします。ただし、 フレックスニブを使用する場合、Wicked Witchインクは濃いめの色がベースとなっているので、ネイビーブルーがブルーブラックに見えることもあります。

[2] Magic Glitter Potion(魔法グリッターポーション)

▪ 東の魔女のような氷属性の魔女になれるFrost

▪ 西の魔女のような闇属性の魔女になれるMind Control

▪ 北の魔女のような光属性の魔女になれるHealing Light

▪ 南の魔女のような火属性の魔女になれるFlame

▶ グリッターポーションとは？

4つの魔法の属性を持つ液状グリッター10mlです。それぞれ異なる色のグリッターが入っていて、珍しいカラーとなっているので、Wicked Witchインクと一緒に使用するとユニークな色に仕上がります。Wicked Witchインクだけではなく、一般のインクに入れて使用しても独特な組み合わせとなります。

グリッターポーションはDIY用の液状グリッターで、グリッターが入っていない普通のインクに自分の好みに合わせて少量を足すことで、シマリングインクを作ることができます。グリッターポーションは、インクと10:1の割合で配合することを基準に作られています。10mlのインクにグリッターポーションを入れるとしたら、1mlを入れるだけでも十分きれいなシマリングインクにできあがります。

[2-1] Frost Magic Glitter Potion 10ml - Ice

(霜魔法グリッターポーション)

東の魔女の代表的な属性である「氷魔法」が盛り込まれたライトブルーの魔法グリッターポーション。Frostというその名の通り、霜を思わせる水色のグリッターは、インクが完全に乾くと氷の宮殿のように眩しく輝きます。

グリッターポーションの瓶の中では、まるで螺鈿貝粉のように美しく光ります。インクに足すと冷たい感じが出るグリッターポーションです。

Wicked Witchインクに入れて使用すると、強烈なネイビーカラーの中で明るく清らかな、氷晶のような感じがする東の魔女インクになります。

対照的な色味のカラーや無彩色、暗めのインクと相性がよく、クールトーンのインクと一緒に使用するとほのかな青が加わることで、より明るく光る効果があります。

[2-2] Mind Control Magic Glitter Potion 10ml - Dark

(マインドコントロール魔法グリッターポーション)

黒魔術を使う西の魔女の代表的な属性は、「闇」です。精神を操り、現実を狂わせる魔法を得意とする西の魔女の得意技である「Mind Control」グリッターポーションは、奥深くありながらも不思議な、同時に邪悪さが共存する赤紫色のグリッターが入っています。バイオレットカラーのグリッターは、まったく同じ系列の色と一緒に使用しない限りその独特な色を維持し、存在感を発揮します。

誰よりも邪悪な魔女に見えるカラーがネイビーベースの上で銅色のフラッシュと混ざって強烈なイメージを持つ西の魔女インクに仕上がります。

Mind Control魔法グリッターポーションは、欲望の塊として、とてつもなく純粋で優しそうな色味のインクに入れて使用してみてください。どこかひねくれているように見えながらも可愛い魅力のあるインクになるでしょう。

[2-3] Healing Light Magic Glitter Potion 10ml - Light

(癒しの光魔法グリッターポーション)

限りなく優しい北の魔女の代表的な属性、「光」魔法。攻撃力はありませんが、回復魔法だけは誰にも負けない魔女であるだけに「Healing Light」は光の欠片と思われるほど強烈で明るい金色のグリッターです。普通の金色のグリッターとは違って、明るい色の上でもしっかりゴールドカラーが目立つグリッターポーションです。

少量を使っただけでも「Healing Light」グリッターは鮮やかにあらわれます。10:1の割合で配合することをお勧めしますが、暗いカラーのインクにこの魔法グリッターポーションを入れる場合は、それより少ない量でも十分です

明るめのインク、パステルトーンのインク、遊色がはっきりしたインクとの相性がバッチリです。持っているインクが地味で目立たないという方は「Healing Light」魔法グリッターポーションを足してみてください。失った活気を取り戻すことができます。

[2-4] Flame Magic Glitter Potion 10ml - Fire

(炎魔法グリッターポーション)

優しい心の持ち主でありながらも一番強い南の魔女は「火の属性」を持っています。赤い色を放つ火の属性の魔法は華やかできれいに見えますが、相性をきちんと知っておくことが大切です。淡いパステルトーンや温かみのあるウォームトーンのインクでは、優しくて心温かい魔女であるだけに、本来のインクの色にきらめきを少しプラスしてくれるだけのFlame魔法グリッターポーションですが、対象色のブルー、ブラック、グリーン、グレーベースのインクでは容赦なく赤い光を放ちます。

Flame魔法グリッターポーションは、ベースインクを覆って見えなくしてしまうグリッターポーションではありません。むしろベースカラーの周りでかすかに輝くグリッターポーションです。ですが、Flameグリッターポーションを足したインクは、グリッターを使わなかった時のインクを忘れてしまうほどインパクトのあるカラーに生まれ変わります。

Flame魔法グリッターポーションは、暗いほどよりきれに輝きます。強烈な炎でくすんだインクの色を蘇らせてみてください。あ、でも入れすぎると燃えてしまうかもしれませんよ。

[3] Emerald Castle Glitter Potion 10ml

(エメラルドの城グリッターポーション)

大魔法使いオズが住んでいるエメラルド城を砕いて作った(違います)エメラルド城グリッターポーション。氷、火、闇、光の中でしっくりくる属性が選べなかった方は、大魔法使いの弟子になってみるのも良いでしょう。宝石のエメラルドを粉にしたらこんな感じかなと思うくらいほのかで神秘的なエメラルドグリーンのグリッターポーションです。

暗い色の上に鮮やかなエメラルドグリーンが浮かび上がるので、ベースカラーが明るすぎるとはっきり見えなくなるかもしれません。神秘的なエメラルドグリーンの魅力をお楽しみください。

リターン紹介

※ Becoming Witch Set

「Becoming Witch」セットは、Wicked Witchインク30mlと4種類の魔法グリッターポーション10ml、そして東/西/南/北の魔女に出会える4つの5mlバイアル瓶とスポイトがゴージャスな一つのパッケージになっている「魔女の魔法属性が選べるオールインワンセット」です。どんな魔女になりたいかはこのセットで体験してから決めることができます。使い捨てのスポイトの容量は1mlで、0.25mlごとにメモリが表記されています。

Becoming Witch Setのパッケージ構成は以下の通りです。

▪ Wicked Witch Ink 30ml x1
▪ Frost Glitter Potion 10ml x1
▪ Mind Control Glitter Potion 10ml x1
▪ Healing Light Glitter Potion 10ml x1
▪ Flame Glitter Potion 10ml x1
▪ 5ml バイアル x4
▪ 使い捨てスポイト x8
▪ 説明書 x1

小分けにしやすい5mlのバイアル瓶には、それぞれ東/西/南/北魔女のラベルが貼ってあります。一つ一つの属性を考慮してWicked Witchインクと組み合わせてください。バイアル瓶は直接小分けにしていただけるよう、何も入っていません。4人の魔女のインクを全て作った後も、グリッターポーションを入れていないWicked Witchインクが使えるようにたっぷり30mlのインクを用意させていただきました。

パッケージの中のインクとグリッターポーション、バイアル瓶は梱包用のスポンジに包まれています。そして、その上にはオズの魔法使いに登場する地図が広げてあります。

※ 魔法グリッターポーション単品

魔法グリッターポーション単品を購入される場合、グリッターポーション専用ボックスに入れてお届けします。

グリッターポーション使用上の注意

1. インクとグリッターポーションは、10:1の割合で配合することをお勧めします。これより少ない量を入れるのは構いませんが、グリッターポーションを入れすぎるとインクが薄くなったり、グリッターでインクが見えなくなる場合があります。なるべくインク10ml当たりグリッターポーション1mlの割合で使用してください。特に、万年筆に入れて使用する場合は、お勧めの割合またはそれより少なめに入れてください。

2. グリッターポーションのグリッターは、最初は容器の底に沈殿している場合がありますので、瓶を逆さまにしてゆっくり振ってから使用してください。強く振ってしまうと、泡が発生して正確な量の確認が難しくなることもあるので、ご注意ください。

3. グリッターポーションは、Wearingeul(グルイプダ)製のインクだけではなく、他社のインクにも幅広くお使いいただけます。ただし、ブランドごとにインクの成分が異なり、中には当社のグリッターポーションとの相性がよくない場合もありますので、全てのインクとの相性は保証しかねます。他社のインクに入れて使用する場合は、最初から本体に入れず、一部を小分けにして一度テストされることをお勧めします。

4. グリッターポーションのグリッターは、ベースとなるインクの色によって、グリッターそのものの色とは異なる色味を出すことがあり、インクと混ざってはっきりあらわれない場合があります。ベースになるインクとの組み合わせによってグリッターのあらわれ方に差が出ることがありますので、配合の際に参考にしてください。

5. 使用後は、瓶の入り口をしっかり拭き取ってから蓋をしてください。瓶の入り口にインクがついたまま蓋をすると、付着したインクが固まって開けにくくなる場合があります。

6. グリッターポーションは、グリッターが完全に沈んだ時肉眼で確認できるグリッターの高さに差が出る場合があります。同じ量のグリッターでも、粒の大きさによって差があり、また、インクと10:1の割合で配合した際にバランスがちょうどいい量やペンに入れる際に適した量がグリッター別に異なることから発生する必然的な現象であることをご了承ください。

メーカー紹介

Wearingeulは、文学作品をモチーフに作品の色を見つけ、インクで表現するプロジェクトを展開しています。今回ご紹介する「Becoming Witch Ink Set」の他にも『ジキル博士とハイド氏』の原作をモチーフにし、ジキル博士がハイドに変身する「善悪分離実験」をインクで具現化した「ジキルトゥハイド(Jekyll to Hyde)」インクを企画、製作しました。また「夏目漱石文学インク」も製作しました。現在は、世界中で愛されている多様な文学作品に独特の観点をプラスし、「世界文学インク全集プロジェクト」も手掛けています。

プロジェクトに関する情報
・メーカー所在地：韓国
・原産国：韓国
・発送国 : 韓国