一升瓶に詰めたワインを皆さんはご存知ですか？

一升瓶と聞くと、大半の方が日本酒か醤油を連想されると思います。しかし、ワインの産地として有名な山梨県では、一升瓶に詰めたワインが昔から存在しているのです。

（左）720ml瓶　（右）1,800ml瓶

今回は、甲州種を100％使用した白ワインを酸化防止剤無添加・マクアケ限定で一升瓶に詰めてお届けします。

インパクト抜群！なぜ一升瓶にワインを入れた！？

昔から葡萄栽培が盛んだった山梨では、ワイン作りが始まった当初は農家自身が飲む為にワインを作っていました。当時はわざわざワイン専用の瓶を用意せず、空になった日本酒の一升瓶を再利用してワインを詰めていました。

日本酒で晩酌をするように、この一升瓶ワインで農家は晩酌を楽しんでいたのです。また、冠婚葬祭など大勢の人が集まる場では、大量のワインが振る舞われたことから、一升瓶が便利だったのです。

現在、日本ワインのクオリティ向上に伴い720mlボトルに詰めるワインが多く、一升瓶に詰めるワインは少なくなっています。

そこで今回は、レトロ感覚で見た目でも珍しい一升瓶に酸化防止剤無添加の甲州種を100％使用した白ワインを詰めてお届けします。

世界に認められた葡萄品種『甲州』

山梨県で発見された日本固有の品種である「甲州」は白ワイン用葡萄品種です。その生産量は山梨県が日本一です。(参照元：平成28年11月 国税庁課税部酒税課調査分)甲州を使用して作られた白ワインは柑橘系の香りで味わいは軽やかでスッキリ。和食ととても相性が良く、特に魚介類・魚卵などと合います。

この甲州種はワイン用葡萄として日本初の「国際ブドウ・ワイン機構」に品種登録されました。(参照元：山梨県 産業労働部 産業支援課ホームページ)

甲州種ブドウの遍歴と特徴

山梨県が生産量1位の甲州種ブドウは生食用として長い年月市場に普及しておりました。

近年、巨峰やシャインマスカットなど新品種の台頭で生食用としての取引が減り、甲州種ブドウを栽培する農家も減っていきました。そのために甲州種は淘汰・絶滅の危機に瀕しました。

そんな折、山梨県のワイナリー組織が取り組んでいた甲州種のブランド化と海外輸出を目的とした事業で一躍注目されるようになり、ようやく復活の兆しが見えてきたのです。

以下、koshu of japanより抜粋文

日本固有のブドウ品種

甲州ブドウは古くはコーカサス地方からシルクロードを経て中国に渡り、奈良時代に日本にわたってきたとされるブドウ品種です。果実味と酸味のバランスが良く、山梨の気候風土に適した品種で、ワインにおいては甘口から辛口への転換を期に国内外で評価を高めています。

ワインに適した血統

2004年にシャルドネやカベルネソービニヨンなどの醸造に適したヨーロッパブドウ（ヴィティスべニフェラ種）のDNAを持つことが明らかに成り、2010年にはワインの国際的審査機関であるOIVに品種登録され、ラベルに「KOSHU」を記載してヨーロッパに輸出する事が可能となりました。

和食に合うワイン

瑞々しさとバランスの良い酸味、優しいけれど芯の有る味わい。繊細で微妙な料理の味を損ねずに、逆に引き立てる控えめな品の良さを持つ甲州は素材の持ち味を大切にする繊細な和食との相性は抜群です。

醸造製法について

白ワインの製法　

①除梗・破砕→②圧搾して葡萄ジュースに→③醗酵→④澱引き・熟成→⑤濾過・瓶詰め

酸化防止剤を添加しないだけではございません

■濾過（ろか）

ワインの透明度を上げるため濾過をするのですが、弊社では一切の添加剤を使わずに濾過ができるクロスフロー方式の濾過機を使用して瓶詰めをしております。

クロスフロー方式とは簡単に説明すれば、ミクロ単位の穴の開いた濾過面にワインを通過させるだけの方法です。添加物でワインのうま味成分やポリフェノールなどの栄養成分を除去しすぎないよう瓶詰め前の一回のみ行い、酒石酸の除去も致しません。

そのためワインのダイヤモンドと呼ばれる酒石の結晶やオリ（澱）の沈殿も起こります。それはワイン中の成分ですので飲んでも問題ございませんし、正にマクアケ限定の証でもございます。

■栽培

弊社オーナー所有畑と契約栽培の篤農家が丹念に育んだ葡萄しか使用いたしません。（ワイン畑と呼んでます）

契約栽培の内容一部：除草剤は使用しない。化学肥料は使わず有機肥料で栽培する。防除は最低限に抑える。など

■葡萄の搾汁

ブドウ果汁の搾汁時にフリーランとプレスランを分けて醸造いたします。フリーラントとはブドウを破砕した時に圧力を掛けずに自然に流れ出す果汁の事です。作業も大変ですが、フレッシュでコンディションの良い果汁で発酵させるために贅沢にフリーランを使用いたします。

自分で仕上げるデキャンタセットについて

先に720mlフルボトル2本をお召し上がりください。

一升瓶から空になったフルボトル2本にワインを移し替える。（手順は以下）

一升瓶はフルボトル2.5本なのでハーフ分のワインは移し替えたときにお飲みください。

入れ替えたフルボトル2本のワインは空気と触れて、熟成が再度進みます。お好みの時期に味わいの変化をお楽しみください。

リターン内容について

①1,000円コース

・会員証1枚
（弊社全商品10％割引：有効期限4月末）
※ワイナリー併設のショップにて会員証を持参すると、全商品が10％割引で購入できます。例：2,000円→1,800円で購入可能！
（当社ワイナリー併設のショップのみ有効）
※本プロジェクト掲載期間終了後、封筒にて発送予定。
（1月中にお届け予定）

②4,000円コース

・会員証1枚
（弊社全商品10％割引：有効期限4月末）
※当社ワイナリー併設のショップにて会員証を持参すると、全商品が10％割引で購入できます。例：4,000円→3,600円で購入可能！
（当社ワイナリー併設のショップのみ有効）

・一升瓶甲州ワイン1,800ml×1本（酸化防止剤無添加甲州種100％辛口）
※本プロジェクト掲載期間終了後、箱詰めして発送予定。
（1月中にお届け予定）

③7,000円コース

・会員証1枚
（弊社全商品15％割引：有効期限4月末）
※当社ワイナリー併設のショップにて会員証を持参すると、全商品が15％割引で購入できます。例：7,000円→5,950円で購入可能！
（当社ワイナリー併設のショップのみ有効）

・一升瓶甲州ワイン1,800ml×2本（酸化防止剤無添加甲州種100％辛口）
※本プロジェクト掲載期間終了後、箱詰めして発送予定。
（1月中にお届け予定）

④7,500円コース（デキャンタセットA）

・会員証1枚
（弊社全商品15％割引：有効期限4月末）
※当社ワイナリー併設のショップにて会員証を持参すると、全商品が15％割引で購入できます。例：7,500円→6,375円で購入可能！
（当社ワイナリー併設のショップのみ有効）

・一升瓶甲州ワイン1,800ml×1本（酸化防止剤無添加甲州種100％辛口）
・フルボトル甲州ワイン720ml×2本（酸化防止剤無添加甲州種100％辛口）
※一升瓶とフルボトルとに詰めるワインは同じものです。
※本プロジェクト掲載期間終了後、箱詰めして発送予定。
（1月中にお届け予定）

⑤16,000円コース（デキャンタセットB）

・会員証1枚
（弊社全商品15％割引：有効期限4月末）
※当社ワイナリー併設のショップにて会員証を持参すると、全商品が15％割引で購入できます。例：16,000円→13,600円で購入可能！
（当社ワイナリー併設のショップのみ有効）

・一升瓶甲州ワイン1,800ml×4本（酸化防止剤無添加甲州種100％辛口）
・フルボトル甲州ワイン720ml×2本（酸化防止剤無添加甲州種100％辛口）
※一升瓶とフルボトルとに詰めるワインは同じものです。
※本プロジェクト掲載期間終了後、箱詰めして発送予定。
（1月中にお届け予定）

スケジュールについて

12月末　プロジェクト掲載終了

2018年1月　瓶詰め開始→順次発送します。

※今回のワインは10月までに仕込んだ今年のワインです。皆様さまがこのページを見ているときは醗酵が進んでおります。

ワイナリーについて～矢作洋酒(株)～

私は矢作洋酒株式会社の4代目社主です。

曽祖父の向山惣太郎が組合組織でワイン醸造と販売を始めたのは大正3年のことです。

その後、祖父の向山伝、父の向山健次と受け継がれ、昭和37年に株式会社となり、今に至ります。

曽祖父の時代から山梨県は果樹王国として知られていました。昭和初期の時代にはワイン醸造場が約3,000以上あったと言われております。

そんなワイン産地の山梨県で私たちは長年続いてきた醸造技術を用いて、山梨県産葡萄を100％使用したワイン製造を行っています。

かつて山梨県は、稲作の田んぼが果樹畑になり、果樹の作付面積が増えることで、果樹王国として知られてきました。

しかし、現状では果樹農家の後継者不足のために担い手がおらず、耕作放棄地が増えていることも事実です。

そこで日本ワインを守るためにも皆さんの日本ワインに対するイメージを変えたいと思っています。

日本ワインの消費量があがれば、ワイン産業が活性化して原料葡萄の需要も高まり、耕作放棄地問題の解消に向かうものだと信じております。

海外ワインに引けをとらない山梨県産日本ワインへの支援を、どうぞよろしくお願いします。

Q　開封前のワインの保存方法を教えてください。

A　温度変化が少なく、光の当たらない、涼しい場所で保管してください。今回お届けするワインは、冬のあいだは冷蔵庫の外の保管でも問題ありません。（もちろん冷蔵庫でもよいです。）