一口飲んだ方が、「これ、本当にどぶろくですか？」とおっしゃいました。もっと濃くて、なんとなく飲みにくそうな、自分とは関係ないお酒だと思っていたーーとも。

私たちは、石川県金沢市で100年以上にわたり味噌・醤油を作り続けてきた蔵です。そんな私たちが、発酵の知恵と遊び心を活かして生み出したのが、フルーツを使ったお酒「ヤマト・シーサイドどぶろく」です。

「ヤマト・シーサイドどぶろく カシス」は、

カシスのフルーティな香りと酸味 。
米糀から生まれたやさしい甘さ 低アルコールで飲みやすい。
原料の玄米甘酒には140ml当たり1000億個の乳酸菌が入っている。
麹菌、乳酸菌、酵母と3種類の発酵菌を同時に摂ることが出来る。

という特徴を持ち、ビールや強いお酒が苦手な方の家飲みにもぴったり。 味噌・醤油づくりで培った発酵技術を活かし、 からだにやさしいクラフトなお酒として仕上げました。

今回、シリーズに新たに加わるのが、甘酸っぱくて香り高い「カシス」味。 まるで甘口の赤ワインのようなやさしい味わいです。 家飲み時間にやさしく寄り添う、癒しの一杯をお届けします。

お風呂上がりのリラックスタイムに湯上がりの体に、カシスの爽やかな酸味が心地よく染み渡ります。

週末の“自分時間”に お気に入りの音楽や映画と一緒に、グラスを片手にゆったりと。

お風呂上がり、グラスを片手に。リラックスできる贅沢なひととき。

夜、冷蔵庫からグラスに注ぐ。その瞬間が毎晩楽しみになります。

ふわりと広がるカシスの香り。とろりとやさしい糀の甘みが身体にしみわたり、
呼吸が自然と深くなる感覚。

そんな“至福のひとときをもたらす一杯”を、ぜひ味わっていただければ嬉しいです。

おしゃれな乾杯にぴったりです。 氷を浮かべてストレートでも、炭酸水で１：１に割っても。

冷やしてストレートで 冷蔵庫でしっかり冷やして、グラスに注いでそのまま。
カシスの香りが引き立ちます。

炭酸水で割って“どぶろくスプリッツァー”に
軽やかで飲みやすく、食前酒にもぴったり。

クラッシュアイスと一緒にロックで
夏の暑い日にぴったりの爽快な飲み方です。

ヨーグルトやバニラアイスにかけて“発酵デザート”に
意外な組み合わせですが、クセになる美味しさです！

今回のプロジェクトは、先行して2025年4月に発売した第一弾「ヤマト・シーサイドどぶろく　柚子」に対して、「この新しいどぶろくの可能性」を感じたことからスタートしました。

6月、金沢の発酵レストランで“どぶろく柚子”を提供した際、
たくさんのお客様が、コメントを寄せてくださいました。

「フルーティでとても飲みやすいですね！これがどぶろくなんですか！？初めて飲みましたがこんなに飲みやすいなんて驚きました」

「家飲みにもすごく良さそう。強すぎるお酒って苦手で、すぐに酔っちゃうんですけど、これなら甘酸っぱくてすっきりしていて、私にも飲めます」

「炭酸割りとても美味しいので、おかわりしたくなります」

「ビールは苦手で、甘めのお酒が好きなんです。

どぶろくって、もっとつぶつぶして濃いものかと思っていたけれど、
これは全然違う。香りもよくて、飲んでいて心地いい」

どぶろくというより、モダンでカクテルみたいですね。

その言葉が、私たちの背中を押してくれました。
心と体にやさしく寄り添う、発酵ならではのおいしさは、ちゃんと伝わるんだ、と嬉しくなりました。

そして今、米糀と果実と発酵のチカラを最大限に引き出し、香りと深みをさらに追求して作ったのが「どぶろくカシス」です。

どぶろくカシスは、“わたしのリセットタイム”のパートナーです。

発酵の知恵から生まれた、どぶろくカシス。
とろりとした口あたりに、カシスの果実感がやさしく広がります。

甘酸っぱさと発酵の深みが重なり合い、まるで赤ワインのような余韻。
これは、日々を丁寧に暮らす人のための、静かで上質な“夜のごほうび”です。

 糀菌・乳酸菌・酵母菌。
『ヤマト醤油味噌』が大切にしてきた“発酵三兄弟”が、あなたの毎日を応援します。

発酵により生まれた自然由来のまろやかさとコクを楽しめる、からだにうれしいどぶろく。どぶろくカシスは、飲むたびに身体の声に耳を澄ませたくなる、“発酵の知恵”をぎゅっと詰め込んだ、毎晩のたのしみです。

今日、頑張ったわたしに。やさしい味わいがそっと寄り添う
明日がちょっと楽しみになる、そんな静かなごほうび時間を楽しんでください。

この「どぶろくカシス」は、3つの要素が絶妙に絡み合っています。

ふわりと立ちのぼるカシスの果実香 とろりとした口あたりと、糀のまろやかな甘み 酵母の生み出す奥深さと、軽やかな後味

まるで赤ワインのような香りがしながらも、
飲み心地はやさしくて、心までじんわり温まる。

ビールや辛口のお酒が苦手な方にも、
「あ、これはちょうどいい」と感じていただける味わいです。

A. 米糀、乳酸菌、酵母菌を菌体のまま摂ることができます。どぶろく、味噌、しょうゆもろみは、３つの成分を同時に摂ることができる食品です。

A.お酒は強くないけど、少し楽しみたい方、ビールの苦味が苦手な方、一日の終わりに、ふっと力を抜きたい方におすすめです。

・甘すぎないお酒を探している方
・ホームパーティーで話題になるおしゃれなお酒を選びたい方
・食事に合わせて、新しいペアリングを楽しみたい方
・発酵に興味がある方
・ワインの代わりに和のニュアンスを楽しみたい方もぜひ！

発酵の力を、味わい尽くす。

糀の奥深さを味わっていただきたくて、ヤマト醤油味噌が長年培ってきた発酵の知恵と、素材の持ち味を活かした逸品を組み合わせた、特別なリターンもご用意しました。

どぶろくの芳醇な味わいに寄り添う、糀ビーフや味噌漬け、チーズケーキなど、発酵食品とのペアリングを通じて、味の世界観を深めていただけます。

“飲んで美味しい”だけでなく、“合わせて楽しい”発酵の魅力を、ぜひご自宅で体験してください。

糀ビーフは糀に漬け込むことで、素材本来の旨みが引き立ち、ほどよくやわらかな食感に仕上がっています。友人とのホームパーティーに見た目も華やかで、話題性も抜群。

西洋の発酵食品チーズと糀が出会って生まれた絶品チーズケーキです。地元金沢の牛乳と当店の糀（こうじ）を使用した、豊かな甘みとチーズのコクが感じられる生地を流し込み、丁寧に焼き上げました。

このように甘いものと合わせて“デザート酒”として チーズケーキやアイスクリームとの相性も◎。食後の一杯にもおすすめです。

リターン商品一覧

新商品のどぶろくカシス、そして人気のどぶろく柚子を中心に、単品から、糀・発酵のチカラを存分に感じていただける糀ビーフやチーズケーキなどとのセットまで多彩にご用意しました。 特に「ヤマト醤油味噌」が手がける食品ブランド「まごはやさしいこ」は、豆類（ま）、ごま類（ご）、わかめ・海藻類（は）、野菜類（や）、魚類（さ）、椎茸・きのこ類（し）、芋類（い）、糀（こ）を使用した手軽に召し上がっていただける人気シリーズ。 そのうち、鶏トロの金沢白糀漬け、さわらの加賀味噌漬け、ふくいサーモンの加賀味噌漬けを３種MIXでお届けします。 私たちの遊び心が詰まったTシャツもおすすめです。

このお酒に込めたのは、味や香りだけではありません。
「仕事終わりの疲れた身体に、やさしい時間を」
「一日の終わりのごほうびに、ほっとできる一杯を」

そう願いながら、米糀と向き合ってきました。

これは、“どぶろく”と呼ぶにはもったいないほど繊細で、
“和モダン・カクテル”と呼びたくなる、やさしくて美しいお酒です。

改めまして、ヤマト醤油味噌の社長、山本晴一です。

1911年（明治44年）創業の醤油・味噌屋が、なぜ今、濁酒（どぶろく）づくりに挑戦するのか――そう思われる方も多いかもしれません。

創業当時は、船乗りだった初代が金沢の港から小舟で北海道・天塩町まで渡り、農家を一軒一軒まわって醤油と味噌を届けていたと聞いています。

その後、二代目が醤油、三代目が味噌を受け継ぎ、私は四代目になります。私は味噌醸造に欠かせない「米糀（こめこうじ）」を活用し、玄米甘酒や甘糀を甘味として使った醤油ぽん酢や糀ドレッシングなどの開発に取り組んできました。

実は四代目はもう一人──技術者の弟です。
私は販売とマーケティング、弟は開発と製造を担い、兄弟ふたりで発酵の可能性を追求してきました。

今年春、「その他の醸造酒」の製造免許を取得し、ようやく、初めての「玄米と柚子」のどぶろくを300L醸造。甘酸っぱく爽やかな味わいに、多くの反響をいただきました。

そして今回、いよいよ第二弾──
“紫黒米とカシス”を使った、香り高く奥深いどぶろくのお酒が完成しました。

このプロジェクトの発端は、2005年。弟が開発したのが「玄米甘酒」です。糀の持つ力に感動し、その魅力を広めるために「糀部」という社内の料理教室を立ち上げたのもこの頃です。

「家族が私の糀料理を楽しみにしてくれているの」という声に混ざって「たまには外でも糀料理を食べたい」というつぶやきも。そこで〈発酵美人食堂〉をオープンしました。糀をベースにした料理が少しずつ高評価を得るようになりました。

同じ頃、弟は日本初の「甘酒博士」として工学博士号を取得。私は“風呂屋のナントカ社長”で、湯（言う）だけですが、「強い思いを言葉にすることが“実現”の第一歩だ」と信じ、「糀のテーマパークをつくりたい」と語り続けた結果、お客様や仲間の応援が大きな支えとなり、2015年、北陸新幹線開業を機に念願の“糀パーク”をオープンしました。

糀を“見て・食べて・学べる”場所として、多くのお客様にお越しいただいています。

そして今度は、「どぶろくカシス」です。
新しい“発酵体験”を、一人でも多くの方に届けたいと考えています。

その1：人との出会い

一人目の恩人：M先生
2000年、米国でマクロビオティックを広めたM先生が、ボストンからわざわざ金沢までお越しくださり、私たちにこう言いました：

「味噌をつくるために、米糀を自社で製造しているでしょう？ それを使って糀甘酒をつくってみたらどう？ しかも、せっかくなら精白米じゃなくて玄米で“玄米甘酒”をやりなさいよ！」

当時は人も技術も設備もなく、「うちでは無理だ」と感じていましたが、弟が加わり技術面がクリアに。少しずつ人・技術・設備の課題を乗り越え、2005年、玄米甘酒の製造・販売を始めました。

玄米甘酒には、ブドウ糖、必須アミノ酸、ビタミンB群類が含まれています。

そして、「玄米の生どぶろく」を作るきっかけも、M先生のこの言葉からでした。

二人目の恩人：東京在住のTさん
2005年、玄米甘酒の販売を始めた直後、Tさんから感謝の手紙をいただきました。

お母様も摂取していただいだそうです。「玄米甘酒って、こんなに素晴らしいものなんですね。ありがとうございます」と感謝の言葉をいただきました。

困難が次々と立ちはだかる時期でしたが、このお手紙に救われ、どんな状況でも事業を諦めずに続ける力をいただきました。

三人目の恩人：土地を譲ってくださった大野町・お隣のご主人
小学生の頃にお世話になっていたご主人が、ある晴れた日、私を呼び寄せて笑顔でこう言いました：

「ここから見える白山の姿が、金沢で一番綺麗やぞ！ 川面越しに見えるのは、大野町のこの場所だけなんや！」

そのご主人が、「土地を譲りたい」と言ってくださったのです。

その思いを形にするため、金沢天晴 山藤濁酒研究所には、白山を一望できるテラスを設けました。ぜひ、金沢イチの“天晴（アッパレ）”な景色をご覧ください。

その2：並行複発酵ではない、シンプルなどぶろくづくり

清酒は複雑な「並行複発酵」で造られますが、当社のどぶろくはワインづくりに近い、シンプルなアプローチ。

ワインはブドウ果汁（＝ブドウ糖）に酵母を加えるのに対し、玄米どぶろくは玄米甘酒（＝ブドウ糖）に酵母を加えるという、明快な工程です。

この製法により、糀菌・乳酸菌・酵母の三種の菌が菌体で自然に取り込めるメリットがあります。

その3：製法と味わいの革新

玄米どぶろくはアミノ酸の旨味こそあるものの、酵母や原料米由来の香りに課題がありました。

そこで、弟（甘酒博士）が開発した特許製法の“糀ジャム”に着目。果実の美味しさを活かす製法で作られた「カシスの糀ジャム」を副原料に使用したことで、カシスの香りが効いた“複雑系どぶろく”が完成！

まるでワインのようなニュアンスを持ち、弟の天才的発想に舌を巻きました。

作業場に貼られていた手書きメモには、こんな言葉が――

【つくりかた】
技術を革新して 手を鍛える
生活を直視して 空想にふける
緻密に企て 偶然を呼び込む
限りを尽くし 社会に委ねる
信念を曲げず 自在に動く
そうやって 進歩を怠らず
経験を心に蓄え 作っていけば良いのだと思う。

出典元：皆川 明 minä perhonen

弟の信念に、私は再びしびれました。

「人間って素晴らしい！可能性は無限」――そう思わせてくれる瞬間でした。

このどぶろくプロジェクトは、多くの方々の支えによって実現しました。心からの感謝を込めて、ご紹介させていただきます。

M先生：「せっかくなら玄米でやりなさいよ！」という助言がすべての始まりでした。

玄米社長・荻野さん：日本での玄米甘酒普及を後押しいただきました。

元ソニーのT様：たくさんの励ましと温かい愛情をいただき、ありがとうございました。

大野町のM様（お隣のご主人）：この土地を譲っていただき、大野町唯一のどぶろく醸造所が誕生しました。

H銀行の皆様：新たな挑戦に対し、力強い融資の応援購入をありがとうございました。しっかり返済いたします！

税務署のご担当者様：免許取得に向けた丁寧なご対応に感謝申し上げます。

酒販店・飲食店の皆様：雲をつかむような私の説明にも最後まで耳を傾け、応援の書類にご協力いただきありがとうございました。

建築・設備・デザイン関係の皆様：醸造所がここまで形になったのは皆様のおかげです。

幹部・社友の皆さん：「どぶろくやるぞ！」という唐突な宣言にもついてきてくれてありがとう。まだ「売れている」には至っていませんが、これから一緒に盛り上げていきましょう！

神様・仏様・雪子さま：毎朝の味噌汁と寝かせ玄米®、私の活力の源です。
（「寝かせ玄米®」：寝かせ玄米は「株式会社結わえる」の商標登録です。）。

そしてこのページをご覧の皆様：数あるプロジェクトの中から私たちを見つけてくださり、本当にありがとうございます。

製造を担当する弟は、天才肌の職人です。自然に笑顔が溢れる心がおどるような味を、間違いなくお届けします。

このプロジェクトにご参加いただけること、心より感謝申し上げます。

この大野の町には、港町ならではの素朴で飾らない雰囲気が漂っています。
同じ金沢市内でも、ここには独自の空気感があります。

海風が通り抜ける開放感、下見板を貼った古い町並み、千年以上続く夏祭り、
そして地元の人が話す、柔らかな金沢弁。遠くには美しい白山の姿。

白山の頂から伏流水が地下を通って届き、井戸水の味わいも格別です。
この地に来てみないと分からない良さがあります。

ここでしか感じられない美味しさ、香り、風味を、どうぞ一緒に味わってください。

そして、この場所で、皆さまと“発酵のある暮らし”を共有できたら嬉しいです。

お時間があれば、ぜひヤマト醤油味噌本店の「糀パーク」へお越しください。
心よりお待ちしております。