米粉とすだちのパウンドケーキとは？

こんにちは！　山形・庄内を拠点に6次化プロデューサーとして活動する野菜みらい計画です。今回のプロジェクトは、

山形のお米 × 柑橘への挑戦 = 山形そだちの逸品を創造する

山形県が庄内地方で10数年取り組んできた北限のすだちが成木となり、実りを迎えました。野菜みらい計画は、山形のブランド米はえぬきの米粉とコラボし、新商品「米粉とすだちのパウンドケーキ」を開発しました。

全国の皆様に、はえぬき米粉の美味しさと扱い易さ、さらに地域の挑戦が実った「北限のすだち」を知って頂き、応援して頂きたくて、Makuake限定でご紹介いたします。

商品の特徴 - 米粉‐

山形のブランド米はえぬきは山形の気候や風土に最適化され、山形で生まれて山形で育つ「生え抜き」という言葉に由来したネーミングです。飯米としては食味がよく、水分と甘みのバランスが絶妙、さらりとした食感ですが、噛むほどに甘みが広がるのが特徴です。

米粉専用品種ではありませんが、実は、驚くべき可能性を秘めたお米なんです。

米粉は作るお菓子の種類によって異なる食感を生み出すおもしろい食材です。

米粉のケーキはグルテンフリーでお腹にもたれない軽やかな食後感、健康志向の方には嬉しいし、やわらかく、しっとり、ご高齢の方もお子様も一緒に同じお菓子を楽しめます。

はえぬき米粉の美味しさと扱いやすさに関心をよせて戴きたくて、このパウンドケーキを是非召し上がってみてください。

はえぬき米粉でお菓子をつくると、

副材料と馴染みがよく、米の甘みが感じられ、しっとり、なめらかに仕上がります。

粉合わせをしっかり行なうと米の旨みとコクがでます。はえぬき米の特徴です。

商品の特徴 -すだち果汁・皮-

生地に加えるすだちの皮は焼成後も深緑を維持し、果汁は合わせる材料と調和し、やさしい酸味をつくりだします。

甘酸っぱいすだち果汁のアイシングをトップにかけ、皮をおろしてトッピング。袋を開けた時に、ふわっと柑橘の香りが立ち、さわやかな癒される瞬間が感動的です。

すだちは勿論、山形・庄内産「北限のすだち」を用いています。

すだち果汁のアイシングをかけ、すだちの皮をトッピング

山形で新しい柑橘が育った -北限のすだち‐

山形県は「地球温暖化に対応した農林水産研究開発ビジョン」に基づき、庄内地方で複数の柑橘類の適応性試験を実施してきました。すだちが庄内地方で適応性が高いことが判り、庄内総合支庁は2014年に栽培実証や生産拡大を進める事業を開始し、庄内地区５市町で17の農家が栽培を始め、8～10年経過、冬の寒さを乗り越えて成木となり、2022年頃からすだちの果実が収穫できるようになりました。山形県は北限のすだちとしてブランド化を目指し、関係機関一丸となって進めています。

雫をまとう北限のすだち　2025年9月上旬撮影

神々が宿る霊峰、月山の麓で育ったすだち

鶴岡市のあさひスダチ会は、会長の佐藤 勝さんを含む4人のメンバーで2017年からすだちの木を植えて育ててきました。鶴岡市朝日地区は出羽三山のひとつ、霊峰月山の麓です。豊かな栄養と適切な水はけの土壌、特有の昼夜の気温差を利用し、良質なワイン用ブドウが育ちます。冬は積雪量が多く、すだちの木はすっぽりと雪に埋まってしまいます。豪雪地ならではの環境は功を奏し、寒風から守られ良好に越冬し、順調に育ち健全な成木となりました。

3月 雪解け 厳冬期は木が雪に埋まる　　　収穫 伊藤さん（左）と佐藤さん（右）　

米の匠が育てた「はえぬき」の米粉

押井秀勝氏、自社精米プラントにて

はえぬきは、倒れにくく量産できる上に品質が安定しており、飯米としては食味がよく、適度な粘りにコクと旨みがあります。今回のはえぬきは、株式会社ライズ・イン代表取締役社長の押井秀勝氏の特別栽培米で、適切な土づくりが発揮する品種特性を生かし、米本来の甘みと旨みを引き出しています。精米は最新鋭の清潔な自社精米プラントで行い、HACCPの考え方を取り入れた工程管理と低温管理も徹底するこだわりです。

米を知り尽くす五つ星米マイスターの押井さんは、米粉専用品種でない「はえぬき」を理想的な製菓用米粉仕様にするために、製粉会社とタイアップしてきました。米は特別栽培米の一等米を用い、製粉法はでんぷん損傷の少ない湿式・気流法で、適正に粒度と吸水性を調整して仕上げたものです。

米粉スイーツ誕生ストーリー 、なぜ米粉？

昨今、グルテンフリーなどの食スタイルが注目され、米粉の認知が増え、需要は拡大しています。更なる利用拡大に向け、米粉の特徴を生かした利用方法の定着やコストダウンが必要な状況です。そこで、米粉専用品種でない地元の米を活用し、これらの課題を解決することをめざしチャレンジすることにしました。

この挑戦は簡単ではなく、米の品種や製粉法によって出来栄えや食感が変わり、レシピ構成や作り方も改良する必要がありました。米粉自体を研究し何度も試作を繰り返すこと約5年間、ようやく辿り着き、米粉スイーツの新境地を切り開くことができました。地元の主食用米なので、コストダウンも実現できます。

出会いが導いた商品開発

北限のすだちと出会ったのは2024年秋。その当時、農業振興を目的とした任意団体、藤島農産物元気食楽部の加工部会長でもあった押井さんから、米粉スイーツの商品開発の依頼を受けました。話題性のある商品にするため、北限のすだちとコラボすることを提案いただいた。規格外すだちのご提供もあり、レモンケーキを参考にして米粉とすだちのパウンドケーキを試作してみました。やさしい酸味、はえぬきの米の甘さとコクが絶妙のバランスで、男性やお子様も絶賛のおいしいケーキができました。地域のお祭りで100人へ試食提供、アンケートの結果が良好で購入要望もあり、本格的に商品化をすることにしました。その後、一年かけてレシピと形の改良を繰り返し、2025年収穫のすだちで作ることを目標に、デビューを準備してきました。

2024年の試作品　　　　　　　　　　　　　試食会でお子様にも人気

このパウンドケーキを通じて、山形・庄内産はえぬき米粉と北限のすだちを全国の皆様に知っていただきたくて、Makuake限定販売としてデビューすることにしました。

商品詳細 ‐米粉とすだちのパウンドケーキ‐

ついに完成した商品、自信作です。

しっとり、なめらかな食感、ふわっと香るすだち、やさしい酸味のケーキです。卵もヨーグルトも山形県産で、米の旨さ、バター、乳成分のコクが絶秒に調和しています。すだち果汁のアイシングをかけ、すだちの皮とアーモンドスライスをトッピングしています。幅15㎝、奥行き6㎝、高さ6㎝、重量350gです。

●商品名：米粉とすだちのパウンドケーキ　●名称：焼菓子　●原材料名：グラニュー糖（国内製造）、卵、米粉（山形県産はえぬき）、食塩不使用バター、生クリーム、アーモンドパウダー、粉糖、無糖ヨーグルト、アーモンドスライス、すだち（果汁、皮）／ベーキングパウダー（一部に卵・乳成分・アーモンドを含む）

●内容量：1本（W 15cm x D 6cm x H 6cm、350g）

●賞味期限：製造から7日間　●保存方法：直射日光を避け常温で保存

●栄養成分表示（一本あたり）この表示値は、目安です。

熱量 768Kcal、たんぱく質 125g、脂質 37.5g、炭水化物 99.6g、食塩相当量 0.2g

本製品に含まれる特定原材料（28品目中）　卵・乳・アーモンド

※本製造所では大豆、くるみ、落花生、りんご、オレンジ、キウイフルーツ、バナナを使用した製品を製造しておりますが、本製品自体には含まれておりません。

＊卵、無糖ヨーグルト、すだちは山形県産を用いています。

スケジュール

11月15日　Makuakeスタート

12月18日～12月31日：早期リターン（3パターン）の発送（※12月1日（月）16:00までにお支払い・入金を完了（現金決済を含む)の方が対象です）

2026年1月20日：終了

2026年2月中：通常リターン（5パターン）を順次発送

リターンについて

リターンは７種類、8パターンをご用意いたしました。

主役の米粉とすだちのパウンドケーキと本プロジェクトに登場する米粉、すだち、そして精白米（はえぬき、つや姫）の組み合わせとなります。

精白米は令和7年産の新米をご用意します。

はえぬき：山形県の気候に最適化された米で、米粒の一つ一つがしっかりしており、弾力があり、噛むほどにしみ出る甘みが特徴です。

つや姫：山形県が総力をあげて取り組み、10年以上かけて開発された品種で、白くツヤのある炊き上り、上品な甘み、適度な粘りとやわらかさがあります。

今回はクリスマスと年末年始に召し上がって頂けるように、【早期リターン】を設定しました。早期リターンは早割やお得な内容になっております。北限のすだちは、早期リターンのみに含まれます。

＜早期リターンお届け予定＞
2025年12月末までにお届け
※12月1日（月）16:00までにお支払い・入金を完了(現金決済を含む)が対象となります。それ以降にお支払い完了された方は通常通りプロジェクト終了後の配送となりますので、ご了承ください。

1．米粉とすだちのパウンドケーキ　1本

【早期リターン】限定20個、通常価格から早割15％OFF（2025年12月中お届け）

【通常リターン】（2026年2月中お届け）は通常価格

2．【早期リターン限定】北限のすだち 200g（8-10個）、パウンドケーキ　1本

・北限のすだちは【早期リターン限定】セットのみに含まれす。

3.【早期リターン限定】やまがたセット（米2種類のキューブ各2合、米粉300g、すだち100g、パウンドケーキ　1本を詰めこんだセット）

・令和7年産 特別栽培米「はえぬき」「つや姫」各２合(300g)、はえぬき米粉300g、北限のすだち100g（4－5個）、米粉とすだちのパウンドケーキ　1本

・北限のすだちは、【早期リターン限定】セットのみに含まれます。

４．【通常リターン】はえぬき米粉500g、米粉とすだちのパウンドケーキ　1本

5．【通常リターン】はえぬき2kg、米粉とすだちのパウンドケーキ 1本

６.　【通常リターン】つや姫2kg、米粉とすだちのパウンドケーキ 1本

7．【通常リターン】つや姫、はえぬき各2kg、米粉とすだちのパウンドケーキ 1本

本リターンは限定10セットです。（米とケーキの梱包箱は分けて、2個口でのお届けです）

Q＆A

Q1：北限のすだちはいつ収穫し、収穫後はどのように保存していましたか？

A1:すだちは2025年9月上旬から10月上旬まで、約一か月間収穫しました。予措（よそ；果皮の水分を飛ばす作業）後に冷蔵庫で保存しております。

Q2：米粉の湿式・気流法とはどのような製粉方法ですか？

A2：米に水分を含浸させて硬度を和らげてから、高速の気流を発生させて米同士を衝突させて粉砕する方法です。でんぷん損傷を抑え、水分調整やシャープな粒度に粉砕されます。

Q3:特別栽培米とはどんな米ですか？

A3:特別栽培米とは、農林水産省が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に従って、そのお米が生産された地域の慣行レベル（各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況）に比べて、節減対象農薬の使用回数が50％以下、化学肥料の窒素成分量が50％以下、で栽培されたお米を指します。

Q4:五つ星お米マイスターとはどんな資格ですか？

A4:お米マイスターは一般財団法人日本米穀商連合会（日米連）が主宰する、お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある「お米の博士号」ともいえる資格です。お米マイスターは、米の特性（品質特性・精米特性）、ブレンド特性、炊飯特性を見極めることができ、それぞれのお米の特長をいかした「商品づくり」や、お米の良さを消費者との対話を通じて伝えることができます。

実行者紹介

野菜みらい計画 、代表の三浦眞紀子です。

5年前に故郷にUターン、行政、商工会・商工会議所、教育機関と密接なパイプを作り、山形・庄内地方を拠点に食の6次化プロデューサー、地域プランナーとして活動しています。地域の食材に新しい価値を吹き込むをコンセプトに、6次化コンサルタントの他、自らも食品製造業として、生産者様と一緒に規格外の農作物を活用し、新しくてユニークな商品開発・製造販売を行っています。地元の食材、主に植物性食材に焦点をあて、添加物を含まず素材を生かすコンセプト、プラントベースやグルテンフリーの商品も手がけます。

Uターン後、地元の調理学校の洋菓子専科を1年履修、基礎を学び、さらにオンラインで複数の講師に米粉のお菓子作りを学び、何度も試作しスキルアップしてきました。米粉が注目されてきた数年前から地元の米「はえぬきの米粉」を研究し続けて5年、たどりついた米粉スイーツの新境地。米粉の特徴を知り尽くし、菓子の種類によって工夫し応用できるようになり、地元の産直やイベントで販売、評判上昇中です。