2016.03.07
本文
たのしみにしています。
2016.03.08
nakamurahideyuki
ご支援ありがとうございます。谷崎作品は、発表当時、何かと物議をかもしました。「痴人の愛」は、ヒロイン・ナオミの行動が「良風美俗を損なう」と検閲当局から再三注意された末、朝日新聞を降板させられました。また「細雪」は、発表されたとき、日本は太平洋戦争を戦っており、軍部から「時局に合わない」と掲載を禁じられました。「痴人の愛」も「細雪」も、今では日本の文学史に残る名作とされています。また「鍵」という作品は国会で「猥褻文学に当たらないか」と問題になりましたが、現在は、老人の性を扱った文学の嚆矢として高く評価されています。時代の枠組みにおさまりきらなかった強烈な谷崎の個性は、当時の人々より、むしろ現代人にこそ、理解され喜ばれるのではないでしょうか。 弥生美術館 中村圭子
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