前回も好評をいただいたクロコダイルプロジェクトでしたが、お客さまから『かぶせタイプもスリムで良かったけど、ファスナータイプでスーツの胸元に入るようなお財布があると便利だなぁ』というご意見が寄せられておりました。

私たち自身も春夏に向けて、これから欲しいのは、薄いお財布かな？と思っておりました。今回、お客さまのニーズにもお応えするべく、商品化することができました！

職人が思わず唸った、今までにはない、スリムなフォルムで大容量なお財布となっております。

スーツの胸ポケットやバッグの中にすっきり納まり、携帯性は抜群です。

カード、紙幣から小銭まで全てを収納しきる機能性を持ち合わせております。

見た目がスタイリッシュでも紙幣が数枚しか入らなかったり、コインポケットがあっても、ファスナーに手間取ったりと必要な機能が一つでも欠けていたら、いつの間にかストレスを感じて疎遠になってしまうことも少なくありません…

当社のスリムウォレットが目指したのは、すべての機能を搭載した上でのスタイリッシュさ。

紙幣はもちろん、お釣りで受け取る小銭までしっかりと収納して、16枚のカードを収納でき、それでいてかさばらない…そんな相反するワガママを形にいたしました。

軽くて薄い！でも収納力は抜群です！
お財布機能とカード収納が満載で、大容量の薄型ウォレットです。L字ファスナーなので、開閉アクションもスマートです。

カード、紙幣、コイン、領収書やレシートなどを収納する空間を、『全て内部に格納』することで、外観面はクロコダイル革継ぎ目なしで仕上げました。

外観は、各面に継ぎ目なしの合計２枚革で、たいへんダイナミックで贅沢な仕様となっております。※貼り合せはコバ部のみとなっております。

L字ファスナーを開くと、センターには、ファスナーレスのコインポケットを装備。ワンアクションでコインにアクセスができてスマートです。
※もちろんお財布を逆さまにしても中身はこぼれません。

カードが合計16枚入れられる左右のカードポケットと、紙幣や領収書、レシートを分けられる束入ポケットを左右に装備。カードポケット前には、2つのフリースペースがあり、チケットやお札はもちろん、使い道も自由（フリー）です。

縦11cm 横20.5cm 幅1.5cm　※カード16枚、紙幣10枚、小銭20枚を収納した際の厚み幅は、約2.5cm程度で、わずらわしさを感じないスマートサイズです。

カードが16枚も収納できますので、キャッシュレス派の方にもおすすめのスリムウォレットとなっております。

当社のクロコダイル革は、フランスのエルメス社が最上級の原材料を確保するために立ち上げたH.C.P（エルメス・キュイール・プレシュー）社の革を採用しております。

野生生物保護のもとで飼育され、『ワシントン条約＝CITES』により適正に輸入された『クロコダイル』の革となります。

皆さまのお好みに合わせて、3つの革からお選びいただけます。

『ヒマラヤ』は、竹腑から丸腑へのグラデーションバランスが良い、世界のスーパーブランドでも使用されている『ナイルクロコダイル』を採用しております。

雪解けのヒマラヤ山脈を彷彿とさせるグラデーションが特徴です。

ヒマラヤは、染色は一切せずに、選び抜かれた原皮だけが織りなす『天然のグラデーション』となっております。

『藍染』の藍は、持つ人の心身を落ち着かせ、創造性を高めてくれる色です。

藍染めは、『JAPAN BLUE』と呼ばれており、日本独特の染色技法です。当社の藍染は、東京手染め職人による『国産藍染め』にこだわりました。

藍染めは、1枚の革の中でも『濃淡』があり、奥行のある表情が特徴です。使い込むほどに革に深みが出てくる『エイジング』もお楽しみください。

『黒』は、凛とした佇まいで、シックな装いを醸し出します。（マット仕様）

マット加工なので、使用していくことで、深い光沢（エイジング）が出てきます。

ビジネスシーンでも使うなら、こちらはおすすめです。

数量限定オプションにて、外装革を全面ヌバック加工を施工いたします。
（下写真：当社参考商品　藍染ヌバック）

ヌバック加工は、あたたかな雰囲気が感じられるだけでなく、丈夫で汚れにも強いため、財布やかばん、椅子やソファなどの高級家具に使われることもあります。

ヌバック加工とは、革職人による皮革表面を毛羽立たせた加工のことで、いわゆる『起毛革』に分類されます。

ヌバックの特徴は、ツルツルした肌触りのスムースレザーとは異なり、表面が起毛することで、柔らかくしっとりとした触り心地です。（下写真：黒ヌバック）

毛足は短く、マットの独特な質感は上品な印象を与えやすいうえ、あたたかいイメージももたらします。（下写真：藍染ヌバック）

特に、クロコダイルのヌバックは、使い込むことで色が濃くなり艶が出てきます。（下写真：ヒマラヤヌバック）

クロコダイルならではのダイナミックなエイジングを楽しむことができるでしょう。

クロコダイル製品にとって腑柄は、他の素材にはない魅力があります。
1枚1枚個体差による腑柄模様の違いもありますし、使用する部位（革の部分）によっても表情は異なります。
数量限定オプションにて、外装面に使用するクロコダイル革の部位をお選びいただけます。
※スリムウォレット外装の表面と背面は、同一の部位となります。

『私だけの本物とこだわり』と呼ぶにふさわしい限定オプションを、ぜひ堪能していただきたいと思います。

内装革には、じっくりと時間をかけてなめされた「国産牛のヌメ革」を採用いたしました。繊維の詰まったハリとコシがあり、たいへん丈夫な革です。

お財布を開いたとき、上品で落ち着いた大人の雰囲気を醸し出したかったため、革色にもこだわりました。

色味は、稀少なワイン系パープルで、『当社商品専用』で染め上げました。大人っぽさと神秘的な美しい仕上がりとなっております。

国産牛のヌメ革ですので、エイジングによって増していく『上品な光沢・質感の深み』を楽しめます。

仕切り部分は、貼り合せではなく、あえて一枚革にすることで、薄さと柔軟性を持ったポケットとなります。コインやカード以外の『立体的なモノ』も収まります。
（左写真：スマートキー収納）
（右写真：スマートキー収納時の幅約3cm）

YKK®のEXCELLA®(エクセラ)はエレメントひとつひとつに磨き加工を施しています。開閉時の滑らかさが自慢のファスナーで、引手はクロコダイル革を採用しております。

毎日使うお財布ですので、ファスナー部の使い心地にもこだわりました。
※YKK®、EXCELLA®(エクセラ)はYKK株式会社の登録商標です。

エキゾチックレザーには、手縫い・ミシン両方の技術を会得した職人にしか出せない縫製の美しさがあります。

エキゾチックレザーのミシン縫いは、職人の高い技術が要求される作業となります。

革を重ね、厚さが均等ではないため、ミシン縫いでの力の配分など非常に高度な技術を必要とします。

職人の手から創り出される革製品はいわば手技の極み。
道具の特性と商品との相性を考え、一つ一つ熟練職人による手作業にて製作しております。

『コバ』という言葉をご存知でしょうか？
耳にすることがないかもしれませんが、「コバ」とは、革をカットした「裁断面」のことを指します。

コバ色を黒にすることで、製品全体の表情が引き締まって、より美しい製品となります。
コバはなぜ重要なのか…
コバを何も処理しない状態にしておくと、革の線維がほつれてしまって、「革と革の貼り合わせ部分の割れ」や「コバの黒ずみ」などが起きてしまいます。

ですので、コバの仕上げは、『製品の美観と耐久性』を大きく左右する重要なポイントとなるのです。
当社のコバ処理は、下処理後、『仕上げ材を塗布-乾燥-磨き』を3～5回繰り返しております。

クロコダイル革の耐久性は牛革製品の10倍以上にもなると言われており、丁寧にお手入れをすれば末永くご愛用できます。

基本的には、ご使用後に『柔らかい布』で丁寧に拭いて汚れやホコリを取り除いて日陰に保管して下さい。

全般的な革同様に、クロコダイル革も本質的に水を嫌いますので、なるべく水に触れるのを避けて下さい。革を濡らした時は、なるべく早く乾いた布(やティッシュペーパー)で水分を拭き取ってください。
その後、型を整えて、陰干しを行ってください。

革の選別から、革染色・縫製・検査・出荷までを一貫管理し、関連企業さまに『想い』をお伝えすることで、共感と賛同をいただきました。
その結果、東京品質で、徹底したコストパフォーマンスも実現する事ができました。

プロジェクト終了後、応援購入を頂いた順から製作・発送準備にかかります。

＊自然災害等の影響でリターンのお届けに遅れが生じる可能性がございます。
＊応援購入の数量が想定を上回った場合、製造工程上の都合により出荷時期が遅れる場合があります。
＊発送及びプロジェクトの内容に関して変更等があった場合は、迅速に活動レポートなどで応援購入者様にご報告させていただきます。

当社は、2018年から革卸業や製品の製造販売事業に携わっております。昨今では、エキゾチックレザーの頂点である、『クロコダイル』や『パイソン』などのプロジェクトを実施しております。

また、本プロジェクトも、革製品に対する正しい知識を身につけている『レザーソムリエ』が商品開発に携わっております。

レザーソムリエは、
革の持つ魅力を深く理解し、愛着を持って革製品を製作・使用する従事者が取得する『日本革類卸売事業協同組合』が認定する資格です。
生きてきた素材を大切に…
合成素材は、欠点も少なく様々な用途に活用できるのですが、地球に還らない素材もあります。

革は食肉の副産物であり、天然素材の代表的なものであるとともに、『自然の生命の恩恵を受けた限りあるエコ資源』であります。
生活用品として用いる場合には、その生き物の持つ特徴が欠点となる場合もございます。しかしながら、その欠点を認めながら、長所を活かす使い方を開発・提供することで、愛着が生まれ、『生きてきた素材』を大切に利用する文化を醸成することが大切だと考えております。
今回は、老舗の皮革製造業、抜型業、革抜業、縫製業の職人と試作を繰り返して、プロジェクトに至りました。