富士山の雪が約25年かけて地下に浸みて伏流水となり湧水として三島市の至る所から湧き出て流れる町。その三島市広小路で1932年（昭和7年）創業。芝町の和菓子屋「菊屋」の次男坊が開く洋菓子専門店として開店。ホテルやレストランで出される洋菓子はあっても、路面店の独立店舗としては当時はまだ珍しく、伊豆・沼津三島を訪れる観光客や文化人の多くがチンチン電車の広小路界隈で待ち合わせやお食事をされたと言われています。

源頼朝や北条早雲（伊勢新九郎・後北条）の旗揚げの地であり東海道の宿場町、箱根・伊豆への玄関口にある三島市。多くの文化人も昔から訪れている事でも知られています。町の至るころに碑文も散見していて、作品の制作や取材旅行で、有名な作家だけでも正岡子規（明治25年）、島崎藤村（明治40年）若山牧水（大正9年）は作品を残し、昭和は多くて書ききれませんが三島所縁の方々でも、小出正吾（児童作家）井上靖（三島から沼津へ通っていた）新田次郎（取材旅行で「武田信玄」や「新田義貞」に三嶋明神を登場）編集者・清水文雄がペンネームを思いついた三島からの富士山の風景の見事さから命名した「三島由紀夫」など

そして、数多くのエピソードが市内に残っている『井伏鱒二と太宰治』

太宰治は、昭和9年と昭和14年にも三島で滞在していて昭和13年「満願」16年「老（アルト）ハイデルベルヒ」にも三島の清流のことなどを登場させてます。

当店「ララ広小路店」での事（当時の若き祖母との恋バナ？）などを友人に語ったことなどが同人誌などに書かれていたらしく、今でも年に数組の「太宰治ファングループ」の方々が太宰作品の読み聞かせ会などを企画されてご来店されています。三島市の公式ページにも以下の通り。

※三島市のホームページから転載させて頂きました。

太宰が通っていた当時、若かりし頃の祖母・千代子のお姿はこちら

地元静岡新聞に『太宰も惚れた"看板娘"逝く 』と、平成21年に、享年96歳で亡くなった時に使われたのもこの写真でした。

但し、生前の祖母・千代子曰く「どの書生さんが後に有名作家に成るかなんて分かる訳がないじゃ有りませんか」と。東京下町生まれで江戸っ子・風流人だった若き祖母と話を合わせる若い書生さん達が大勢押し寄せるほどの看板女将であった事は間違いないようです。

本プロジェクトは、富士山伏流水の美味しい水を使い、小麦粉、バター、酵母、塩、砂糖、卵、牛乳などクロワッサンの全ての材料の厳選素材を日本各地やフランスから輸入して、その厳選素材の良さの全てを表現できるパン！

朝から元気になれるパン！

ちょっと高級でプレミアムな、『8つの厳選素材クロワッサン』を作り、皆様にいちはやくお届けするプロジェクトです。

【8つの厳選素材】

今回はMakuake特別企画としてお取り寄せできる厳選素材を選んでみました。

①フランスA.O.P認証発酵バター『La VIETTE』（日仏商事）

②北海道江別市産小麦粉「香麦」（江別製粉）

③北海道「想いやり生乳」（想いやりファーム）こだわりの高級の生乳

④静岡産、朝どり新鮮卵（井指産業）元気な鶏から毎朝いただく卵

⑤あこ天然酵母＆小麦麹発酵素材「SANACARPE®」元気の素「乳酸菌入り」（有限会社ソーイの特許取得商品です）

⑥天日干し「赤穂の天塩（あましお）」（お日様の元気がたっぷり）

⑦天然ヴァニラで作る自家製ヴァニラシュガー

⑧富士山伏流水・三島の水です。

写真の「三島梅花藻」水の中で咲く花です（パンに直接使うわけではありません）

以上はプレーンタイプのクロワッサン用の厳選素材です。

他にも「変わり種クロワッサン」として「全粒粉入りクロワッサン」（ミネラルたっぷり）

「紅麹入りクロワッサン」

「紫芋入りクロワッサン」（食物繊維、少し甘いです）など次々に作り続けています。

富士山伏流水の美味しい水を使えることは、三島でお菓子やパンを私たちが作る意義でもあります。
 

ネット検索しても「冷凍クロワッサン」「クロワッサンを、自宅で焼き立て」など焼き立てなら美味しい！が、しかし、焼き立てのサクサク感をご自宅まで運ぶのは至難の業なので、どうしても冷凍生地のまま流通させるのがネットでは主流な様です。宅急便が発達した今にちでも「焼き立て感」をお届けするのは中々難しいのが難点でした。

そこで、『半焼き冷凍』を試してみました。

「半焼き冷凍」とは、本来は時間短縮やデパートなどスタッフの入出時間が限られているインストアベーカリーなどで流通の発達、急速冷凍の発達と共に技術革新された手法です。

「冷凍クロワッサン」では難しい【発酵】と言う工程をこちらのパン工房で行い初期の焼成から仕上げ手前まで約８０％まで焼成して【急速冷凍】してしまいます。（到着後の解凍クロワッサンをそのまま焼くか、一晩冷蔵解凍しながら）朝の忙しい時間の合間に、オーブンで温めて「焼き立てを頬張る！」

決してレンジでチン！ではなくて「オーブントースター」（一部魚焼きグリルでも実験済み）でお召し上がりください。

8つの厳選素材の購入代金として使わせて頂きます。

フランス高級発酵バターの輸入コスト（直輸入商社様）と天然ヴァニラの仕入れ。北海道から小麦粉や牛乳を仕入れるコスト。朝どり卵の仕入れ。あこ天然酵母や小麦麹乳酸発酵液「SANACARPE®」の仕入れ。天日干し・天塩の仕入れ。「三島の水」は、今でも美味しいですが更に美味しくなるように「軟水器」の購入もしたいです。（お勧めが有れば教えてください）

今回は開発途中の為、包材その他は業者さんなどを探しながら模索しながらの為「既存の包材」を購入させて頂きます。（包材屋さんも探しています）

申し遅れましたが、三島・ララ洋菓子店3代目店主・菊川儀明です。

プロフィールの詳細以外にも「夏休みこどもケーキ教室」などもしたりしてます。

二代目・恒明が、昭和50年頃から独学で始めた「天然酵母パン」。美味しいのですが、手間暇かかり過ぎ尚且つ重～い。天然酵母マニアなお客様は、そのもっちり感や歯ごたえのあるずっしりした重量感で虜に成り、毎週でもご注文いただく方が多いのですが、一般的に今のコンビニなどで軽いパンを沢山食べる若者は「重い」と敬遠してしまいがちです。

平成までのレシピも、無添加、無糖、無塩（塩分少な目）、油脂なし、卵無し、牛乳無し・・・と、少な目「削減」「減少」「間引き」「低い」（低糖質）などマイナスな「氣」ばかり。（これ以上病気を進めない為に！みたいな病人用「健康食」の感覚？）

バブル期前からこの世界に入った昭和40年生まれの自分は、フランスや東京で「嗜好の食」「贅沢な食文化」「究極の食材」など「プラス思考」が染みついていて（不健康と言われようが）マイナスの物を食べて体に良いのは分かっていても、何処かしっくりこない『元気に成る気がしない』

小さなお子様から、育ち盛りの高校生、毎日頑張っているお父さん、忙しいお母さんにも

朝から『元気が出るパン！』が、必要なんです。

勿論、一緒にヨーグルトやシリアル、みそ汁や納豆ご飯と同等かそれ以上のパワー（カロリー）が必要なはずなんです。

若い頃の記憶も「本当に美味しい物」は、シンプルで且つ、ベーシックな物。そして素材の良さを十分に引き出している者は絶対美味しいし、『元気になる！』と実感していました。

失われた30年、マイナスな「氣」だらけの平成時代を生き延びられたので、新しい令和の時代は「本物の美味しさ」を追求しようと、この企画が降ってきました。

一番シンプルで、毎朝食べても飽きないパン。

ベーシックなのに技術力やレシピ・方法論が沢山あるパン。

各お店の色、シェフの考え方が分かるパン。そうです『Croissants』クロワッサンです。

ここで、余談ですがマリーアントワネットがオーストリアから嫁いだ時のデンマーク人のパン職人が担当していたペストリーの生地・デニッシュから作られたのがクロワッサンの始まりとされています。あの『パンが無ければビエノワズリー（クロワッサン）を食べればよいのに』と、的外れな事を言ってしまってパリジャンたちの反感を買った話はあまりにも有名ですよね。
※ 翻訳家や歴史家によって解釈が違い、諸説あるようです。

「ブーランジュリー（パン屋）」と「パティスリー（ケーキ屋）」とその両方が混在している「ブーランジュリー・パティスリー」は、フランスでも商品構成や価格帯が違うのをご存知ですか？

そしてパン屋さんとケーキ屋さんで『クロワッサン』が微妙に違うのです。出してはいけないとか成否の問題ではなく。

「三日月クロワッサン」はマーガリン入りで量産が可能な比較的安価。

直線的な「菱形クロワッサン」は純粋にバターだけを使ったビエノワズリー類に入るお菓子屋さん的なパンなのです。

【リスク＆チャレンジ】

本製品は、現在生産中で、８月中に支援者に配送を完了する予定です。プロジェクト終了後には迅速に支援者への配送を開始する予定ですが、原料の調達状況の問題で配送が遅れる可能性があります。