木口に美しいストライプが現れる不思議な木の板【Paper-Wood】で作る木製品をお届けします。

Paper-Woodは開発後、国内において著名なデザイナーや建築家の様々なプロジェクトに使用されてきました。小物製品は海外流通がメインで、国内では現在、限られた範囲で扱っていただいています。
今後は小物製品も国内で広めていきたいですし、より多くの方にPaper-Woodを身近に感じて欲しいです。
Paper-Woodを使った特注品の受注製造等にもチャレンジしていきたいと考えています。


【Paper-Wood】とは
色のついた再生紙を北海道産の木単板の間に挟みこんで生まれた新しい合板。
カラフルで美しい木口断面は独自の表情と質感を持ち、数々の建築やインテリアに使用されています。
塗装と違い、色が剥げることもありません。
合板は全て北海道の自社工場で丸太から加工しています。
また、安全な接着剤を使っているので子どもにも安心です。

【Paper-Woodで使用している材料の紹介】

■シナの木
色が白く、他の樹種と比べて木目が穏やか。
シナの木を使った合板は加工性がとても良く、狂いも少ないので、精度が必要な抜型の材料に使用されることが多いです。
この合板は木口断面がきれいなので家具や棚、ロッカー用の材料としても使用されています。
樹皮はシナ皮と呼ばれ、繊維が強いので主にロープの材料として使われてきました。
榀の木(シナノキ)という文字はアイヌ語の「結ぶ」という意味の語源に由来しているといわれています。
 

■白樺
北海道を代表する木で白い幹が特徴。
北欧では高級材として使用されることが多く、白樺を使った合板はスピーカーの材料や家具としても人気が高いです。シナを使った合板と同じく、木口断面がとてもきれいなため、棚やロッカー、カウンターテーブル等にも使用されることが多いです。
シナ合板に比べると比重が大きく、少し重たいのですが、強度があるため図書館のロッカー等、通常よりも強度が必要な場所に最適です。
白樺の木は、日本で「森のナース」とも呼ばれています。台風や山火事で荒れ地になったところから真っ先に芽を出し、森を再生させることで、このように呼ばれるようになりました。

■スツール「PWスツール」：キッチンでもオフィスでもアクセントになります。
 

■ウォールシェルフ「cap」：オブジェを置いても楽しめますが、何も置かなくても絵になります。半円状の天面にも一部ストライプが見えるようにデザインされています。
 

■トレイ「mokume」：切り口を変えて斜めに削り出しても紙と木の美しい断面が現れます。

【Paper-Woodはどのようにして生まれたのか】

「日本の素晴らしい素材をより多くの人に広めたい」という思いを胸に「合板の可能性を広げられる方法はないか」と模索している中で、ご縁あって様々な異素材を挟んだオリジナル合板の研究をしていた「DRILL DESIGN」さんと「FULLSWING」さん、2つのデザインスタジオと出会いました。
共に試行錯誤を繰り返しながら研究を続け、2008年にカラフルな再生紙と北海道産の木材を貼り合わせ、木口断面に今までにないデザイン性を持たせた合板【Paper-Wood】を共同で開発しました。
2010年にはGOOD DESIGN AWARDを受賞。あらゆるプロジェクトで使用されるようになりました。

2016年にプロダクトブランドのPLYWOOD laboratoryをスタート。ニューヨークのMoMAをはじめ、イギリスのVictoria&Albert、シンガポールのRed Dot Design Museumのショップでも採用されています。

【MAISON＆OBJECT in PARIS】

毎年パリで開催されている世界最大規模の展示会「MAISON＆OBJECT」にも2016年から出展しています。
世界中の建築家やデザイナー、バイヤーから注目を集めています。



 

【リターンについて】
Paper-Woodを使った小物や家具を実際に使っていただきたいです。
ご自身でお使いになって北海道産木材の良さ、木口断面の美しさ、そして職人の手で丁寧に作られたあたたかみを是非感じて下さい。
プレゼントにしても喜ばれると思います。

デスクを彩るスタイリッシュな文房具やお部屋のアクセントにピッタリの家具、多彩なアイテムを名入れやMakuake限定カラー、特別割引等の特典付きでご用意しました。

■ニューヨークMoMAをはじめ、海外でも人気「ペーパーウェイト」
■カラー選択OK！「フォトフレーム」大小セット
■名入れOK！Makuake限定カラー「名刺入れ」
■「ドキュメントトレイ大小」＆「置き時計」の3点セット
■Makuake特別割引「スツール」

 

【滝澤ベニヤ株式会社】
1936年に創業。
北海道芦別市で広葉樹の合板・単板を製造しています。
ほとんどの合板メーカーが海外から単板で購入している中、滝澤ベニヤではロータリーレース(大根のように桂むきをしていく工程)で単板から製造しています。

【合板はすべて北海道の自社工場で生産】
「木材は北海道産であること」「人の手で丁寧に製造すること」にこだわり、木口面に穴などがないように1枚1枚すべてを人の目でしっかりチェックをし、大きな節などは埋め木加工を施して断面に節が出ないよう工夫をし、補修します。
滝澤ベニヤの合板は木口テープを貼る等の後処理をせず、そのまま使用が可能です。

単板の貼り合わせやプレス加工の工程でも、ゴミや重なりのチェックをして進めていきます。すべての工程を丁寧に行います。



貼り合わせで使用する接着剤は、ホルマリン等のVOC対象14物質が含まれていないものを使用しています。
シックハウス症候群や自立神経失調症を引き起こす心配はありません。
子どもたちが利用する保育園や幼稚園、学校等の施設での安全性にも配慮をしています。

【木材の保管】
木材の仕入れは木の葉が落ちた後の11月・12月からスタート。
4月・5月までに1年分の丸太を仕入します。丸太は暑いところに放置しておくとすぐに腐り始めたり割れたりするので、夏場は水をかけて温度を下げ、保管しています。



【ASAHIKAWA DESIGN WEEK】
日本有数の家具の産地、北海道・旭川にて毎年開催される「旭川デザインウィーク」。産地の展示会としては通算64回、2015年よりリニューアルをして「ASAHIKAWA DESIGN WEEK（通称ADW）」となって4回目です。

ものづくりに取り組む各社の新作紹介や世界的デザイナーのトークイベント、毎年好評のオープンファクトリー等、世界に誇れる高度な木工技術とデザイン性を持った旭川のものづくりを地域全体で発信していきます。
私たち、滝澤ベニヤも出展予定です！

［会期］6/20(水)～24(日)
［会場］旭川デザインセンター　★入場無料