中世ヨーロッパで実際に天気予報に使われていたストームグラスという化学ガジェットがあります。セレクトショップなどのお店で並んでいるのを見たことのある方も多いかと思います。
ストームグラスは天気によって中の結晶が成長したり目に見えないほどこまくなったりと日々少しずつ変化していきます。この変化によって中世の人々は天気予報ができると考え、航海中に嵐が起こるのをあらかじめ察知できるのではないかと活用されていました。

ところが現代においても密封された液体の中の結晶が徐々に変化するメカニズムはまだ明確に解明されていません。
Temptubeは中世のアナログな天気予報器具に現代の技術を併せた天気予報ガジェットです。

天候によって日々変化し続ける結晶に様々な環境データを投影することで室内空間の一角を天気予報で演出します。

Temptubeは天候によって日々形を変えるストームグラスの中の結晶にセンサーで取得した実際の気温・気圧を光のアニメーションに変換して投影するインテリアガジェットです。

以下の3モデルを用意しました。

●Temptube Lite

ストームグラスとLEDライトを内蔵したグラススタンドを一体化したシンプル版

●スタンドアローンモデル

気温/気圧・湿度センサーを内蔵し、センサーの値からリアルタイム生成した光のアニメーションをガラス管内の結晶にディスプレイするスタンドアローン版

●Wi-Fiモデル

環境センサーに加えインターネット上から実際の天気予報を取得し、24時間先までの予報をアニメーションとしてストームグラス内に投影するモデル

お手持ちのPCやスマートフォンからTemptubeにアクセスすることで操作可能です(専用アプリをインストールする必要はありません)

Temptubeは元々のストームグラス、内臓センサーともに環境の影響を受けます。窓際など寒暖の差が大きな場所に設置していただくと、よりダイナミックな変化が観察できます。

Wi-Fiモデルのみ初回起動時にPCやスマートフォンから天気予報を取得する地域とWi-Fiのアクセスポイントの設定を行ってください。

【仕様】

●外装素材

木材(ウエンジュを予定)・耐熱ガラス

●サイズ / 重さ

・Temptube Lite / 60mm×60mm×200mm / 500g

・Temptube スタンドアローンモデル / 60mm×60mm×200mm / 600g 

・Temptube Wi-Fiモデル / 100mm×100mm×250mm / 800g

●電源

 AC5Vアダプター付属

●センサー(※1
気温・湿度・気圧センサー

●無線対応規格(※2

IEEE802.11n、IEEE802.11g、IEEE802.11b (総務省の工事設計認証を得た国内正規品使用)

●その他

プロダクト取り扱い説明書付属

(※1)Temptube Liteには内臓しておりません

(※2)Wi-Fiモデルのみ使用しております

※仕様・デザインは予告なく変更する場合がございます、あらかじめご了承ください。

プロジェクトスタート現在

Temptube Lite、スタンドアローンモデル・・・プロトタイプモデル完成済み

Wi-Fiモデル・・・デモ版完成済み

2016年11月〜2016年12月末

・スタンドアローンモデル・Wi-Fiモデルの量産基盤の設計

・外装デザインのFix

・スタンドアローンモデルファームウェア設計

・Wi-Fiモデルファームウェア設計

・Wi-Fiモデルコントロールパネル・App版のUIデザインFix

〜2017年1月13日

・最小ロットで量産基盤のプリント発注

〜2017年1月31日

・スタンドアローンモデルファームウェア実装完了

・スタンドアローンモデル用量産基盤を使用した組み上げ及び動作テスト

〜2017年2月17日

Wi-Fiモデルファームウェア実装完了

Wi-Fiモデル用量産基盤を使用した組み上げ及び動作テスト

〜2017年2月21日

App版Temptubeのプロモーションコード配布準備

2017年3月1日〜3日

量産型基盤・各種素材・ハードウェアパーツの発注

2017年3月10〜

ご注文順に順次製品の発送

※画像は開発中のものになります

横井 秀和(Hidekazu Yokoi)
1983.10.18生まれ。
奈良県出身
Webデザイナー・フロントエンドエンジニアを経て、ずっと作りたかったものを作るためにフリーに転向。

堺 大輔(Daisuke Sakai)
1984.07.19生まれ。
映像ディレクター・Webディレクターを経て2016年よりフリーへ転向。

横井と堺によるAhare.jpは今後も継続して面白不思議なガジェットやインスタレーションを製作していきます。Temptubeプロジェクトはそのはじめの一歩としてAhare.jpのプロダクトをサポートしていただいた皆様に直接お届けする事を最優先の目標としてMakuakeで公開させていただく運びとなりました。