ごぼう茶市場シェアNo.1の株式会社あじかんが、ごぼうの可能性を追求した新しい挑戦をスタートさせます。ごぼうには優れた栄養価があるのに、日本での消費量は減っていくばかり。ごぼうをいろんな人にいろんなカタチで食べてもらう機会を増やしたい。ごぼうの力をもっと多くの人たちに知っていただき、健康づくりのお役に立ちたい。

　この想いであじかん「ごぼうプロジェクト」を新たに立ち上げ、第一弾商品として生まれたのが、このGOVOCE（ゴボーチェ）です。見た目や風味、くちどけは、チョコレートに似ていながら、カカオを一切使わずに、栄養豊かで美味しい新スイーツに仕上げました。その中に込めた私たちの熱い想いやこだわりをご紹介していきます。

　ごぼうを手軽に、おいしく、食べていただくために商品化したものが「GOVOCE（ゴボーチェ）」です。GOVOCEはごぼうの「GOBOU」と、デザートを意味するイタリア語の「DOLCE（ドルチェ）」、声を意味するイタリア語の「VOCE（ヴォーチェ）」を掛け合わせた造語です。

　 我々のごぼうを楽しんで頂きたいという思いとお客様の声を今後も大切にしたいという思いが含まれています。

「あじかんごぼうプロジェクト」第一弾商品の「GOVOCE（ゴボーチェ）」をMakuakeにて数量限定でお届けします！

畑からGOVOCEができるまでにかかる期間はおおよそ1年弱。

日本国内で自給自足ができるスイーツなのです！

ごぼう栽培の詳細を知りたい方はこちら↓のサイトをご覧ください。

ごぼう栽培日記 アーカイブ - ごぼう天国 (gobou-tengoku.com)

洗浄されたごぼうは、「カット・乾燥」、「焙煎」、「粉砕」、「加工」の工程を経てGOVOCEになります。

こうして生まれたGOVOCEを、ようやくお届けできるようになりました。

　GOVOCEの素材原料となっているのがあじかん独自素材の「MelBurd（メルバード）」です。カカオを使わないチョコレート風のスイーツ素材です。

　「とろける」という意味の「Melting」、「芳醇」という意味の「Mellow」、「ごぼう」という意味の「Burdock」の頭文字をそれぞれ取り、「MelBurd（メルバード）」と名付けました。

　プラントベース食品の開発中に、失敗作として生まれたのが「MelBurd」です。

※プラントベース食品：卵や乳を使わない食品のこと。例）大豆肉

　卵を使わないマヨネーズを検討していた私（平尾）は、他に面白い食品が作れないか模索していました。その時にココアバターという馴染みのない食品を見つけました。名称にバターとつくため乳製品だと思い込み、乳を使わない（ココア）バターを作ることにしました。ココナッツオイルとココアパウダーを混ぜたところ、出来上がったのはチョコレート...ココアパウダーを使っているのでチョコレート風味がしても不思議ではないですし、バターでもありません。失敗したと思い、捨てようとしました。

　しかしその時に、弊社の主力製品であるごぼう茶の「茶葉」は食べても美味しいと営業部隊が言っていたのを思い出しました。そのまま入れると口に残るため、細かく砕いた茶葉をココアパウダーの代わりに、ココナッツオイルと混ぜてみました。意外にも美味しく、どことなくチョコレートに似た風味を感じました。

（図）当時の試作品

　これがカカオ不使用のチョコレートっぽい素材「MelBurd」の始まりです。よく調べると、ココアバターは植物由来なので、最初からプラントベース食品でした…私が無知だったから、この発明（失敗作）が生まれたのだと思います。

　MelBurdがどことなくチョコレートっぽいのには、3つの理由があります。

　生のごぼうにはチョコレートの香りは含まれていません。弊社では独自技術でごぼうを皮ごと焙煎しており、その過程でチョコレートの香りが発生するのです。

　焙煎ごぼうのチョコレートらしさの要因を解明するために、市販のチョコレートとMelBurdの香りの分析を行いました。

　その結果、チョコレートから検出した香りのうち、10種類が論文で報告されている香りであることが分かりました。MelBurdにはそのうち8種類が含まれており、香りの成分は意外と似ていることを突き止めたのです。

　共通の香り成分を持っているものの、焙煎ごぼうをそのまま食べてもチョコレートらしさを感じません。実は製造工程にも秘密があります。

　焙煎ごぼうは、焙煎の香りだけでなく、弱い香りを100種類以上持っており、複雑な香りになっています。そのため、そのままではチョコレートらしい香りが隠れてしまい、せっかくの香りを感じられないのです。そこで弊社では、MelBurdの製造時に一定の温度を保ち、弱い香りを飛ばすことにしました。そうすると、チョコレートと共通の香りが際立つのです。さらにごぼうが本来持つ芳醇な香りも洗練され、食べやすく調和した風味を実現することができました。

　MelBurdは原料の粒子サイズにもこだわっています。最初の試作品はざらざらした食感で口当たりは最悪でした。その理由は、砂糖やごぼうの粒子でした。

　チョコレートの製造条件を調査したところ、人間の舌がざらつきを感じない粒子サイズは0.02mm（髪の毛の5分の１の太さ）と分かりました。そこで、MelBurdも原料を極限まで微粒子化したところ、チョコレートと同じなめらかな口どけが実現できたのです。

　広島大学 生物生産学部 生物生産学科 教授 上野 聡 先生が専門としているのは、食品物理学という分野です。チョコレートやマーガリンのような「油脂」を含んだ食品の物理的な性質を調べておられ、なかでも“チョコレート”研究に最も精力的に取り組んでおられます。

「品質がいいものはおいしいですよね。そこで私はチョコレートの物性というものを詳しく調べています」と上野先生。「物性」とは物質の物理的性質。「食品物理学」はこうした食品の構成物質の物理現象を理解しようという学問です。食品をより豊かによりおいしくするために、さまざまな角度から研究を行っています。

「おいしいチョコレートっていうのは、独特のとろけ感だったり、舌触りや歯ごたえ、噛んだ時の固さとか、それぞれ微妙に違っています。人間の舌は非常に繊細にできていて、そうした感覚を感じ取っているのです。この感覚を総じて「食感」と呼びます。」

「この食感、いわゆるテクスチャーというものが悪くなるとおいしくない。例えば、バレンタインの手作りチョコって、実はそれほどおいしくないでしょ？」と先生。MelBurdには、ココアバターを使用せず、ココアバターにそっくりな物性を持つココアバター代用油脂を使い、その食感を再現しているのです。

・初めて食べた試食品は正直、苦くて食感も悪く美味しくなかった。

・その後、何度か油脂のアドバイスをし、その都度、改良されていく様子を見ることができ、直近の試作品は食感的に問題ないレベルになっていた。

・ごぼうには健康的なイメージがもともと備わっているため、カカオと同様に美味しく健康的に食べられるスイーツとしてのポテンシャルに期待している。

・欲を言えば苦味を感じにくい配合に改良されれば、もっと消費者に受け入れられるであろう。

⇒この先生のアドバイスを真摯に受け止め、完成したのが「GOVOCE」です。

チョコレートとはまた違うごぼう風味がクセになる人が続出！

ビターで甘すぎず、大人な味なので、お酒にも合いそうという声もありました。

食物繊維たっぷりのごぼうを手軽にスイーツとして摂れるのも魅力の一つです。

　ニュースリリース後に、トレンド情報としてテレビ番組でもご紹介いただきました。メディアにも注目された「GOVOCE」を販売するのは、Makuakeが初めての機会となります。

テレビ東京「ワールドビジネスサテライト（トレンドたまご）」撮影風景

●テレビ東京「ワールドビジネスサテライト(トレンドたまご)」2023年6月28日放送
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/trend_tamago/276918
●中国新聞　2023年10月3日掲載
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/368290
●日本経済新聞　2023年10月17日掲載
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC122JT0S3A011C2000000/
●舌肥
https://www.shitakoe.com/2023/10/03/ajikan/govoce

　縄文時代に大陸から伝わって以来、各地に固有の品種や調理法が生まれ、和食に欠かせない食材になった「ごぼう」。「食物繊維とポリフェノール」が豊富であることが判明した2010 年頃から、世界でも研究対象として認知が広がっています。

　2010年 12 月に私たちが発売した焙煎ごぼう茶は、13年間で自社通販と店販で確実にごぼう茶ファンを獲得し、現在では、約55億円の市場規模のシェアトップメーカーとなり、健康茶の定番となりました。ここまでになれた要因は様々ありますが、独自の焙煎技術で美味しさを追求したことは間違いありません。現在でも美味しさの追求に日々研究を続けております。

　また、私たちは、焙煎ごぼうが健康茶に留まらず、様々な加工食品に応用できる「機能性素材」として可能性を秘めていると考えています。美味しさと健康を兼ね備えた「ごぼう」の魅力を広く知っていただき、少しでも多くの方の健康で豊かな食生活に役立てていただければ幸いです。

　何と言っても「ごぼう」の一番のポイントは、食物繊維とポリフェノールです。ごぼうは、水溶性食物繊維イヌリンと、不溶性食物繊維をバランスよく含んでおり、他の野菜と比較してもダントツで食物繊維が多いことが分かります。

　イヌリンはヒトの消化管では消化・吸収されにくい食物繊維です。このイヌリンが大腸にまで届くと、腸内細菌、特にビフィズス菌などの善玉菌のエサになり、結果的にすっきりした毎日につながります。

　ポリフェノールが多い野菜としても知られています。この図は、日本人が摂取する代表的な野菜のポリフェノール含有量を示したもので、2009年に学会発表、2010年に論文として発表されました。

ごぼうプロジェクトのビジョン

　ごぼうをもっと手軽に食べていただきたい。この想いでごぼうを摂取しやすく加工したものが「ごぼう茶＝焙煎ごぼう」です。

　皮を剥かずに丸ごとごぼうを使用して裁断、乾燥、焙煎した「ごぼう茶」は、ごぼうの栄養素を余すことなく摂取でき、皮のもつ旨味を増し、ポリフェノール活性も維持された、健康素材です。（特許第5661263号）

　私たちあじかんは、この「焙煎ごぼう」を「飲む」から更に「食べる」へ発展させ、「ごぼうの価値の提供範囲」を広げたいと考えています。

　2023年度より、社内で「ごぼうプロジェクト」を立ち上げました。

　このプロジェクトは、「ごぼうがより身近な食品として、活躍する場面や機会を創造し、健康で豊かな社会に貢献すること」です。また、その先に「ごぼうが世界的な健康食材として食べられている未来を実現すること」も視野に入れております。

　私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。

「GOVOCE」を通じて今までにない「ごぼう」の新しい魅力に触れていただけるよう、「ごぼうの常識」を超えていく活動を続けていきます。これからも私たちの活動を応援していただけると嬉しいです。

みんなでシェアできる「GOVOCE」の単品セットと「焙煎ごぼう美茶」とのセットを数量限定でご用意しました！全セット送料込み、お得な早期割引もありますのでぜひお早めにご予約ください！

お届けまでのスケジュール（予定）

・2023年11月10日：Ｍａｋｕａｋｅプロジェクト開始

・2024年1月30日：Ｍａｋｕａｋｅプロジェクト終了

・2024年2月初旬より順次発送予定

実行者紹介

　あじかん「ごぼうプロジェクト」の一環として、「GOVOCE」発売に向けたプロジェクトが始動。 関連部門から幅広い年齢層のスペシャリストが集まりました。当社にとって、ごぼうの新スイーツ「GOVOCE」の販売は新たな挑戦になります。皆様に喜んでもらえる商品になるように、 日々、メンバーで試行錯誤しながら作り上げてきました。ごぼうの常識を超えたスイーツ、「GOVOCE」をぜひ味わってみてください！