半身麻痺の方々の気付きから生まれた『半身ベスト＆バッグ』

ーそれはある女性からの一通のメールから始まりました。ー

女性は2018年に脳卒中で左半身が動かなくなり左腕を固定するアームスリングという器具が欠かせない生活になったひとりの女性から

「動かない腕を補助するスリングという器具があるんですが、それが服に付いてたら便利なのに・・・」

と、以前から交流があった、アパレル会社Lead in Fashion伊藤社長にメールが来ました。

女性はリハビリ仲間や、自分と同じ境遇の人が大勢いることに触れ、『年間180万人もの方が罹患すると言われている脳梗塞で動かない腕により生きづらさを感じている人に何かできないか。』との趣旨を聞いた伊藤社長は即答で、、

「・・・それ、うちでつくります！！！」

自分が大変な状況なのに、苦しむ人の役に立とうとする女性の姿に感動し、このプロジェクトは始動しました。

「患者さんがおしゃれに着飾って外出し、明るい気持ちになってほしい」と願い、試作を繰り返し完成したのが本製品です。

そんな伊藤社長の想いに感銘を受け今回、弊社とのコラボ企画『伝統の武州正藍染×半身ベスト＆バッグ』がスタートしました。

日本が誇る伝統文化を身に纏い、誰でもカッコよく着用できる。

今回のプロジェクトは株式会社Lead in Fashon様とのコラボ企画です。

【特許庁登録製品】

意匠登録第1715478号

年間180万人もの方が罹患すると言われている脳梗塞、それによりこれまでの生活が一変してしまいます。それまで便利だったものが、すべて不便なモノに代わってしまう..

半身麻痺の方でも、私たち健常者でもカッコよく着れるベストを広めたい！

半身麻痺の方の「あったらいいな」を叶えるプロジェクト。

一般的にアームスリングはTシャツを着た上でスリングを肩に掛け、動かない腕を通します。と、文章では簡単に書いていますが、健常者の方は想像してみてください。片腕だけでT シャツを着ることの難しさを。さらにその上からスリングを肩に掛ける大変さを。それだけではありません。健常者が何気なく行っている日常動作は途方もなく大変な事なのです。

スリングという器具が服に付いていたら…！

アームスリングは左半身や右半身に運動麻痺のある人が不自由な片腕を固定する際に使います。

通常のアームスリングはベルト式ですが、本製品はそれとは全く異なり、僧侶が着用する『袈裟（けさ）』に似た曲線的なデザインが特徴です。

服の上から着ることでオシャレなコーディネートができ、小物を収納するポケットも備わります。

半身麻痺の方も片手で着用できて、腕を固定できる全く新しいデザインです。

片麻痺の方の意見を聞き、リハビリの専門家、先生に見てもらい、意見を取り入れポケットの位置や長さ、ディティールを調整しながら作成しました。

普通に着てもオシャレで、ベスト、バッグとして機能します。

本製品は半身麻痺の方だけの装具ではありません。

『伝統の武州正藍染』を身に纏い、健常者もオシャレ着として、バッグとして普段から着用して欲しい製品です。

健常か麻痺か。服かバッグか。何のために使うのか。

そのようなカテゴリーを取っ払ったボーダレスな製品です。

【小型犬のワンちゃんもすっぽり入り、ペットスリングとして】

【お買い物に、エコバッグ代わりとして】

ボーダーレスファッションアイテム半身ベストポケットは、右腕用、左腕用を用意しどちらの腕でもスリングポケットに収めることができます。

また、ポケットの奥に行くに従って、深くなっていきますので、入れたものが落ちません。500mlペットボトルなどがすっぽり入るサイズ感です。

両面にポケットがありますので、表に出ていない面のポケットはシークレットポケットになります。パスポート、財布などの貴重品を入れておくのにも便利です。

身頃部分全部が大型のバッグになっていますから、ノートパソコン、タブレット、A4ファイル、カップ麺なども余裕で入ります。

脱いだ衣類なども入り大容量！！

サイドからでもモノが取り出せる仕様です。

ジャケットスタイルでも楽しめます！

モデル178cm（Lサイズ着用）

片麻痺の方だけでなく、健常の方にもとても使い勝手がよいアイテムです。

使い方はあなた次第！

旅行、アウトドア、ガーデニング、スポーツ観戦、エコバッグ、カットソーとの重ね着でオシャレに！

藍染特有の経年変化を楽しむ。自分で育てる。

「使う人」「使い方」によって、どこにもないオリジナルの「味」が徐々に出てきて使い込むほど美しさが増します。それがより愛着あるモノへ変化していきます。

※経年変化例（使うほどにゆっくりと経年変化で優しい風合いに変わっていきます。）

古くから剣道着として使用されてきた藍染刺子生地は、経年変化に負けず丈夫で長くお使いいただけます。

古きを訪ね新しきを知る「温故知新」の想いを込めてカタチに変える。

私たちは生地に注目し、その中でも江戸時代から繋いだ伝統「武州正藍染刺子生地」を使用したアイテムをつくり広めています。

明治5年創業の老舗染工場で糸から職人技術により丁寧に染め上げ織られたブランド藍染生地、【武州正藍染刺子織】を使用します。

⚫︎【武州正藍染/ぶしゅうしょうあいぞめ】

手作業で糸をほぐし、染めの状態を目で確認しながら染められます。

藍の葉からとった染料を発酵建てで発酵させて染めるのが特徴で、染の手法は糸の段階で染める糸染めと、布にしてから染める型染の二方法があり、糸染の生地を使用します。

糸が芯から染め上がり、織り上がった時にあたたかみのある自然な縞「青縞（あおじま）」と呼ばれる、美しい自然のストライプが生まれます。

それは、糸から染めるといいう、手間をかけた手法のみに現れる、職人の誇りの証です。

●【刺子織/さしこおり】

頑丈でいて他にはない特有の凹凸が魅力です。

現在では残念ながら製造しているメーカーのない古い織機を、大切にメンテナンスを繰り返しながら使っています。

やわらかい織物の風合いを守るため、あえてこの織機を使用しています。

そこから織られた生地は、独特の風合い、存在感を放ちます。

その美しい凹凸はまさに芸術作品です。

【こちらの生地は検査機関にて抗菌・防臭作用が実証されています。】

今回使用する生地は、ブランド藍染である武州正藍染刺子（ぶしゅうしょうあいぞめさしこ）の二重（ふたえ）生地を使用しております。

二重生地は、通常の一重生地よりも厚みがあり、ふんわりとした質感で高級とされている生地です。

頑丈でいて特有の凹凸が魅力です。

〜起案者からのメッセージ～

今回のプロジェクトは株式会社Lead in Fashon様とのコラボ企画です。

年間180万人もの方が罹患すると言われている脳梗塞、それによりこれまでの生活が一変してしまいます。それまで便利だったものが、すべて不便なモノに代わってしまう。そんな方々も私たち健常者と同じ命です。私たちはそんな方々が少しでも同じ生活が送れるようにまずは半身麻痺の方でも、私たち健常者でもカッコよく着れるシャツを製作してみんなで着たいと思います。

日常生活に支障があるということが「障害」と位置づけるならば、健常者が当たり前のようにできる仕事にも支障があるということです。つまり「仕事＝収入も」極端に制限されるという事。想像できますか？体が思い通りに動かないことで生きていくための選択肢も減ってしまうことを。

でも希望は捨てないでほしい。障害のあるあなただからできることがある。世の中に必用とされる商品を創り出せるのだから。

サイズについて

-モデル 男性 178cm Lサイズ着用-

サイズ適応身長

S サイズ/ 150cm~165cm

M サイズ/ 165cm~175cm

L サイズ/ 175cm~185cm

お洗濯について

Q.洗濯や お手入れはどのようにしたら良いですか？

A.お洗濯は、他のものへの移染、または風合いを保つため単体でやさしく手洗い（押し洗い）いただくか、ネットに入れてお洗濯ください。お洗濯後は強い直射日光による日焼けを防ぐため、陰干しをお願い致します。

Q.乾燥機は使えますか？

A.藍染生地の痛みが出る可能性がございます。また、裏側生地に使用している65/35クロスは、強度としなやかを兼ね備えた生地ですが、乾燥機で縮みがでる可能性がございますのでお控えください。

リターンについて

私たちがこの製品に込めた想い、願い。

日本は島国、世界のどこにもないオリジナリティーある文化、技術がたくさんあります。

世界ではMADE IN JAPAN が価値を高めている中、時代は変わり、海外の文化やモノがあふれています。

「日本」を身近な日常で感じるアイテムを届けたい。

また、職人の伝統技術を途絶えさせることなく後世に伝えていきたいと願っております。

そして、ものが溢れている時代だからこそ、一つのものを大切に。

ものが溢れている今、一つのものを大切に使い続けることは、新しいものを手に入れるより大変なことですね。

共に過ごす"時間"を重ねていくことで、ものへの愛着が湧き、いつの日か"相棒"と思える存在になれたらと願っております。

よろしくお願い致します。

ENN株式会社

ENN LIVING WORKS