老舗アケタ・オカリーナの歴史を存続する

アケタ・オカリーナ オーナーの明田川荘之（アケタガワショウジ）です。アケタ・オカリーナは1928年創業以来、90年以上の長い歴史があり、オカリーナを取り巻く環境は変化してまいりました。

そんな中、新型コロナの影響を大きく受け、現在危機に瀕しています。

日本にオカリナをもたらした、私の父である故・明田川孝が築きあげたアケタ・オカリーナをここで終わらすわけにはいかない。

どうかご賛同いただける方は、ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。

アケタ・オカリーナが生む音色

まずはこちらをお聞きください。

これがアケタ・オカリーナの音色です。

比較的最近、多くのメーカーが参加するオカリーナ・フェアがあり、発言力のある某有名音楽雑誌編集長さんから「何でアケタさんだけ他と音が違うの？」「それはうちのやり方だと作るのが大変だから」と言われ、作り方を簡単に説明したところ、「やっぱしそうだったんだ！」と大騒ぎになったことがありました。

その後、そこの社長さんとも話し、前記がいかに重要か逆に知らされました。

父・孝は芸大彫刻科以前の若い時から海外のオカリーナに接し、創業時には楽器の進展に強く思いをはせていました。粘土でできていることと、閉管楽器（ラッパのある開管楽器とは違いツボ状）ということが楽器としての魅力を発散させているのですが、逆に音程など厄介さを生んでいるのです。

オカリーナは内部の側面が、水を吸う・音を吸う、柔らかい状態で、この楽器特有の丸いまろやかな音がします。その音を維持するためには、以下の点が大切です。

・低い焼き温度
・2度焼きはしない
・粘土時の十分な水分
・チジミのある粘土を使用（音程は上がりますが）

などなど内部の硬い側面は避けたい、というのが本来のオカリーナのはずです。プラスチックや磁器は全く別物です。

上記で挙げた点を避ければ、まずは焼いても音程は上がらず、作業は一気に楽になりますが、内部がプラスチック的に硬くなり、これが増えるとオカリーナ本来の文化が失われます。

閉管でラッパから調律出きず、焼くと音程（キー）が変わってしまうのをある程度防ぐ「12穴式（11個以上の総称）」、吹き口が2つあり2オクターブ出る「ダブレット」や「プラスチック」、これらは言うまでもない明田川孝〜アケタの発明です。

※ダブレットとプラスチックは、音質要因で2つとも現在休み中

多くのお弟子さんを世に送り出した

日本にオカリーナをもたらしたアケタは、長い間オカリーナ制作を独占して参りました。父・孝が亡き後は、私 明田川荘之が引継ぎオカリーナ教室を始めたり、通信教育を始めたり、新たな販路も開拓。作る・吹くお弟子さんもたくさん世に送り出しました。

正規の楽器としてアケタは、イタリア（イタリアが発祥）と共に世界の老舗であり、孝が育てあげたお弟子さんは、現在はそれぞれのメーカーや工場を掲げて活躍されています。

だからこそ、日本のオカリーナ文化を築いたアケタが倒れるわけにはいかない。

本物を実感してほしい「J model」の音を

上記写真は、孝が生前に作った机の上で撮影した「J model」全種類。今でもこちらの机は居間で大切に使用しています。

そこで、雑誌社の驚きを自己の緊急事態と思って、孝やイタリアの原点に戻って欲しいのです。まずはアケタが作るオカリーナを吹いて、数少ない本物を実感して欲しいのです！

イタリアから日本へと・・・素焼きの側面の穴々から、音の粒子が外へ飛び出て、皆さんを夢と歴史のオカリーナ旅物語に誘ってくれます。

オカリーナの音こそ、まさに夢。その総結晶が「J model」なのです。私、明田川荘之が厳選した製品の中から入念に再調整した逸品！自信を持っておすすめします。

「J model」とは？

弊社にはスタンダードシリーズから初心者に吹きやすいシリーズなど、各種展開しています。その製品の中から、オーナー自ら厳選しさらに一つひとつ入念に微調整させていただいたモデルが、「J model」。

アケタ・オカリーナ史上最高峰とも言える逸品です。この微調整は、私オーナーしかできない。いわばスタンダードシリーズに魔法をかけるようなもの。
ぜひ本物の音色を実感ください！

リターン

今回はリターンとして、「J model」より5つの種類をご用意しました。Makuake特別価格でご提供させていただきます。

・JT-1C（ピッコロ） Makuake特別価格 17,500円
・JT-2F（コルネチーノ）Makuake特別価格 17,500円
・JT-3G（ラリーゴ） Makuake特別価格 17,500円
・JT-5C（コルネッタ） Makuake特別価格 20,500円
・JS-5C（ソネット） Makuake特別価格 20,500円

それぞれMakuake限定で、アケタオリジナル「ホイッスル」（非売品）を1個お付けします。

さらに、ジャズピアニストである明田川荘之のソロCD『世界の恵まれない子供達に／アケタズ・ディスク』（3,000円相当）もセットでお付けいたします。日本ジャズ界の総力で作り出した一大傑作をお聞きいただけます。

ちなみにCDジャケットの写真は、私の娘たちの小さい頃。

JT-1C（ピッコロ）

アケタ・オカリーナの中では一番高い音域の「T-1C」。ピッコロと言われ、小鳥のさえずりのような可愛らしい音色がします。よく通る音なので、みんなで合奏する際一番目立ちます。小さなサイズなので子供にもおすすめです。

JT-2F（コルネチーノ）

キーの特性もあり、落ち着いた音色がする「T-2F」。サイズも程よく、女性の手でもすっぽりとおさまります。指孔の間隔も広すぎず狭すぎず、運指操作しやすいため、初心者におすすめの器種です。

JT-3G（ラリーゴ）

オカリーナの父・明田川孝が葉巻をヒントに考案した形状の「T-3G」。他の器種に比べて細長く、アケタ・オカリーナ群で唯一とも言える、倍音の高いソが出ます。数あるタイプの中でも、最もクリアな音色と言われています。

JT-5C（コルネッタ）

「T-5C」は、オカリーナ群の中心にある楽器。合奏に向く「S-5C（下記で紹介）」に対し、その重厚な豪快さは大地を感じさせ、ソロに向きます。特に野外の大きなライブでは欠かせない楽器で、私が演奏する際も必ず登場します。もちろん合奏にも。

JS-5C（ソネット）

明田川孝の妻・カヅが、女性のために「T-5C」に対比させて開発した楽器が「S-5C」。息があまりいらず、ソフトで合奏に適しています。しかしソロで使う人も多いとか。指孔に突起がついているため、押さえやすく初心者にもおすすめです。

アケタオリジナル「ホイッスル」

オカリナと同じ素材を使って、手のひらサイズの小さなホイッスルを作りました。
鳴らすと音はこんな感じ。

2穴開いており、そこを押さえるとちょっとした音の変化を楽しめます。
また紐やチェーンを通せる穴があるので、首からぶら下げることもできます。

※チェーンは付属しません。

ホイッスルは、素焼きの状態でお届け。好みの色やデザインに塗っていただくことも可能です。あなただけのオリジナル 小カリナ（ホイッスル）を作ってみては？ お子さんのプレゼントにもおすすめです。

こんな人におすすめ！

・好きな曲を自分で吹いて演奏してみたい方
・友達と一緒にオカリーナの合奏がしたい方
・今持っているオカリーナの音に満足していない方
・子供と一緒にオカリーナを吹いてみたい方
・音楽好きな方へのプレゼントとして
など

スケジュールについて

2020年12月8日（月）Makuake販売開始

2021年2月27日（土）Makuake終了日

＊3月より順次配送いたします。

資金の使い道

ご購入いただいたお金はアケタ・オカリーナ存続のために、以下の用途にて大切に使わせていただきます。

・オカリーナ製作費
・ジャズライブハウス「アケタの店」の運営費
・自社レーベル「アケタズ・ディスク」CD制作費

実行者紹介

明田川荘之（アケタガワショウジ）

1950年生まれ、東京都出身。愛称「アケタ」。オカリーナ製作者・奏者、ジャズピアニスト。オカリーナの父、彫刻家故・明田川孝の長男で、国内外の公演やTV・FM・雑誌出演、文筆業など幅広い分野で活躍中。父の意志を継ぎ現在、オカリーナの研究製作および演奏活動を通じて後進の育成に力を注ぐ。19歳でジャズ界にプロ入りするも、オカリーナをジャズに導入し、独自の奏法や芸術性を確立。日本オカリーナ界・ジャズ界の中心的一人だ。90年以上の伝統を誇る「アケタ・オカリーナ」、45年以上の歴史を持つライヴハウス「アケタの店」、ジャズとオカリーナのレーベル「アケタズ・ディスク」を構え、総じて株式会社アケタのオーナー。

最後に、アケタ・オカリーナをジャズバージョンで。お聞きください。