「大人のブレザー」とは

20世紀初頭、英国調のカチッとした仕立てのラウンジスーツが常識だった頃、肩パッドを排したナチュラルショルダーと、ウエストをほとんど絞らない袋(サック)のようにゆったりとしたシルエットがアメリカで生まれ若者に人気を博したのが、No.1サックスーツ(1型ブレザー)の原型です。

そんな出自の通り、堅苦しさがなくリラックス感のある着心地で、フォーマル、カジュアル、スポーティー、様々なシーンで着こなせる1型ブレザーは、コロナ禍の影響でオン・オフの境界も曖昧となり、カジュアルスタイルで過ごすことが増えた今だからこそ、もっとも活躍する1着です。また、機能最優先の合繊素材が巷に溢れかえるなか、良いものを長く着ていただきたい思いで「タスマニアウールブレンド」を採用しました。

トレンドに流されず、今を、そしてこれからを生きる男にこそ似合うのが『大人のブレザー』なのです。

「着こなしの悩み」

服装における大きな悩み、永遠の課題、それは着こなし方ではないでしょうか。

雑誌を賑わすトレンド、ハウツー本のウンチク、そしてネットにも情報が溢れ返り、何を、何と、どう着ればいいのか？それは自分に似合うのか？大人として恥ずかしくないのか？考え始めると憂鬱になりませんか？そんな悩める方にこそ手に取っていただきたいのが、この『大人のブレザー』です。これさえあれば、変り続ける流行なんかもう気にしなくても大丈夫です。

「様々なシーンで」

～タイドアップで～

ネクタイを合わせれば、ビジネスは勿論、ちょっとしたパーティーでも自信が持てる。

～スポーティーに～

トラッドの定番、チルデンニットを組み合わせて往年のアイビースタイル。

～休日にリラックス～

Tシャツの上に羽織るだけで、休日でもくだけ過ぎない嗜みを心得た大人の休日スタイル。

～世代を超えて～

古臭さ、堅苦しさへの反骨から生まれた1型ブレザーは若者たちにこそ似合う。細かいルールなんか気にせず、イマドキのスタイルで自由に着て欲しい。

世代を超え、思い思いの着こなしを楽しめる1型ブレザーは、これから先も長く愛着を持って着続けられる永遠の定番。

「こだわりのディテール」

～タスマニアウール混～

オーストラリア南東にあるタスマニア島で採れる羊毛でスーパー100'sの細さは世界総生産毛量の中でも非常に少ない貴重なもの。表情豊かで美しいホップサック(斜子織り)という織物に、このタスマニアウールをブレンドした非常に上質な素材を使用しています。

～ナチュラルショルダー～

肩パッドを排除し、文字通り自然な肩のラインのままなので、見た目も、実際の着心地も、軽く、ソフトに仕上がっています。

～アメリカンダーツ～

一般的なジャケットに見られる脇を切り替えた細腹(サイバラ)と呼ばれるパーツを無くし、斜めに走る「アメリカンダーツ」を配することで、ウエストの絞りを最小限に抑えボクシーなシルエットを表現しています。ゆったりした見た目と着心地を生み出しているポイントです。

～シングル3ボタン・段返り～

シングルブレスト3ボタンですが、古い印象の上2つ掛けではなく、クセもなくすっきりと軽やかな見た目の「段返り(中1つ掛け)」のデザインです。また、メタルボタンは紋章などの模様をあえて入れずに、プレーンで飽きのこないものを採用しました。

～パッチ&フラップポケット～

ビジネススーツに見られる玉縁ポケットではなく、パッチ(貼り付け)ポケットはカジュアルな表情を作る重要なポイント。更にフラップ(雨蓋)を付けることで、よりスポーティーでアクティブな印象を醸しています。

～フックベント～

後ろ中心のベントは、鍵型のフックベントになっています。これは型紙を合理的に作るために20世紀初頭にアメリカ人が生み出したモノで今では1型ブレザーの典型的なデザイン特徴になっています。

～袖口2個ボタン～

フックベントと同様に、アイビー(トラッド)ジャケットのアイコンとも言える袖口2個ボタン付けは、クラシックスーツやビジネス向けジャケットなどと一線を画すポイントです。

～遊びごころ～

衿の美しさを形作るのに重要な役割を担う裏衿に使用するカラークロスという布地に今回は敢えて赤色を採用。普段は全く見えない部分ですが、脱ぎ着の瞬間などのふとした時にチラッと覗く赤色は、大人の遊び心です。

～快適ポイント～

蒸し暑い季節でも快適に着られるよう、背中に裏地のない背抜き仕立てにしています。温暖化が進む日本では、この背抜き仕立てが通年対応仕様になってきています。

「パターンのプロ監修のシルエットと着心地」

日本とイタリアで習得したパターンメイキング技術をベースに、オリジナルのノウハウを構築し、服作りにおける重要なテーマである審美性・機能性・着心地の3つを高次元でバランスを取ることを心がけ、運動機能、素材特性を踏まえた上で、トレンドを反映した「今」のシルエットを築き、理屈だけでなく動きやすさと着心地といった体が喜ぶ服作りを追求しています。

「サイズ表」

「男子の嗜み研究所について」

スーツを中心としたドレスアップスタイルから、カジュアルウェア、スポーツウェア、下着、そしてグルーミングまで。さらに食事・酒・料理・趣味・スポーツなど、素敵な大人の男性をプロデュースすべく、あらゆる嗜み事について日々研究を続けています。