経年変化を味わい、育てるTシャツ

『「顔料染め（ピグメント）」が生み出すあなただけのオリジナル色』

こんにちは、Amifactory（アミ ファクトリー）と申します。創業70年の香川県にある生地加工、裁断、縫製、プリント、製品洗い、製品染め、プレス、仕上げまですべて自社で行っている一貫縫製工場です。

育てるTシャツは、創業以来培った技術とデータと職人の拘りが詰まったシンプルな「Tシャツ」です。

本プロジェクトの目的は、創業70年続く独自の技術と蓄積したデータを未来に継承すること。そして多くの方々に染色による経年変化の魅力を知っていただき、Tシャツを「育てる楽しさ」を体験し、長く愛用いただく事です。

そのために、私たちはオリジナルのモノづくりに挑戦します。

顔料染めならではの「経年変化」を楽しんで頂くTシャツです。

長く着て頂けるように染色だけでなく、生地・生地加工・縫製・シルエット・仕様に拘りました。

顔料染めは繊維の表面に色を固着させる手法のことで、長く着る事で色落ちするのが特徴です。色落ちする事で独特な色味に育ち古着やヴィンテージの感覚が生まれます。

着れば着るほど色の変化を楽しむことができ、自分だけの色合いを味わうことができます。

これまで蓄積した染色レシピは膨大な数になり、今回顔料染めの赤・ネイビー・パープル・ピンク・カーキと、職人の長年の経験から硫化染料を使い特殊な染め方で生み出した「スミクロ」カラーを加えた6色展開にしました。

製造工程の中で、一般的にはあまり行われない３度の乾燥工程（トリプルタンブラー）をすることで、洗濯しても縮みやほつれが少ない耐洗濯性の高い仕上がりになります。また、表面が少し毛羽立った独特な風合いが生まれるのが特徴です。

３度の乾燥工程（トリプルタンブラー）は手間も時間もかかります。

しかし、これまで子供服を手掛ける工場として、子供たちが公園でタフに遊んでも丈夫で耐久性が高い商品を作るにはどうすれば良いかを研究しつづけた結果、たどり着いた究極の工法であり、AmiFactoryが誇る手法です。

「トリプルタンブラーの特徴であり本製品で耐洗濯性試験は実施しておりません」

生地や材料と手間が掛かるため限定数量の生産になります。

Tシャツ（カラー6色）

パープル・ピンク・赤・ネイビー・カーキは顔料染め、スミクロは硫化染料を使った特殊な染色（真っ黒ではなく、濃いグレーのような独特な色です）

ハーフパンツ（カラー6色 Ｔシャツ同素材でセットアップ可能）

プリントTシャツ（カラー6色）

プリントの動物の意味は、日本の製造業は減少傾向にあり、アパレル製品の国産比率は2%台まで激減しており、メイドインジャパンの危機的状況にあります。そこで、絶滅危惧種の動物をモチーフに重ね合わせました。

セットアップ

着用イメージ

サイズ表（生地加工・染色方法の影響で、個体差がありサイズ表の数値が前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。）

Q1 : 素材と混率は？

Ａ: 本体 綿100％

Q2: 縮みますか？

Ａ:タンブラー乾燥工程の為、従来のＴシャツに比べ縮みにくい仕上がりです。（ご家庭の乾燥機によっては多少縮むこともあります）

Q3 : 洗濯時の注意点

A : 洗濯の際は色移りする可能性があります。特に濃い色は色落ちしやすい傾向ですので他のものと別にして洗濯されることをお勧めします。また、雨や汗で色移りの可能性もございます。

Q4 : 染めむら

A :生地加工・染色方法の影響で染めむらがあり、ひとつひとつ個体差がございます。大量生産品にはない、「味わい」としてお楽しみください。商品には個体差が生じることをご理解ください。
また、サイズ表の数値が前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。

育てるTシャツ（6色×3サイズ）

育てるハーフパンツ（6色×2サイズ）

育てるプリントTシャツ（6色×3サイズ）

7月：プロジェクト終了
8月：縫製・発送
プロジェクトの進捗状況は、活動レポートまたは弊社のSNSにて報告させて頂きます。

私たちは、1952年大阪で創業し創業70年になる香川県善通寺市の縫製工場です。子供服を手掛ける工場としてモノつくりをしてまいりました。

日本の縫製工場の現状はメーカーの下請けとして業務が多く、バブル崩壊以降ファストファッションの台頭、生産の海外移転の影響など、様々な背景のもと厳しい経営環境が続いております。

日本には技術力の高い職人を抱える縫製工場が多かったのは過去のことです。今は、このような状況や後継者不在で廃業を選択する工場が増えています。くわえて、コロナ禍で経営危機に陥っている工場も増えています。私たちも同じ状況にあります。このままでは、創業70年間蓄積した技術やデータが継承されない。

既存の取引先であるメーカーやブランドに配慮し、オリジナルブランドを作ることを避けてきましたが加工賃が下がり・原材料が値上がり・受注が減少したこの厳しい環境を変えていかないことには、未来はありません。培った技術で生き残りをかけた挑戦をしたい。
その想いから、オリジナルをはじめました。

最後までご覧頂きありがとうございます。生地加工・染色担当の河邊智彦です。父親が営む縫製工場に生まれ門前の小僧で見よう見まねで子供の頃から仕事を覚え、根っからの機械好きと何でも自分でやりたい想いが強い為、どんどん工程を増やし機械を入れ、自分でメンテナンスしながら試行錯誤を繰り返して参りました。還暦を超えましたが、編立機械を入れて新しいものつくりに挑戦したい夢もあります。

父親の病で引き継いだ工場は、苦労の連続でしたが、縫製職人の家内と夫婦二人三脚、加えて長年協力してもらう職人さんに支えてもらい之まできました。

20代の頃アメリカで出会ったヴィンテージアメカジのコットンに魅了され拘ってきました。今回このような機会を頂き感謝いたしております。

皆さんが普段着る普通の『Ｔシャツ』ですが、着る事で1日気分があがるようなモノつくりを目指しています。私たちの想いや技術が詰まった『 Tシャツ 』がたくさんの方々の目に触れ、日本のモノづくりにご興味を持って頂ければ嬉しいです。