創窯420年の薩摩焼伝統の窯元‣荒木陶窯十五代目/荒木秀樹（現代の名工）は、お殿様つかいで豪華絢爛な色絵錦手を施されることが多く、贈答品としてや、晴れの場で重宝されることが多く、一般的には手が届かない超高価な器だった『白薩摩』を、

より多くの皆さんに“暮らしを彩るうつわ”として愉しんでいただきたいと、

およそ20年をかけ、伝統の窯元伝承の作陶技法と 西部工芸展・朝日新聞社大賞 ／ 日本伝統工芸展・入選 等を受賞した、日本大学芸術学部美術科彫刻専攻科時代に培った彫刻技術を融合させ 彫文模様と波文模様を器に表現し 料理が映える

新たな伝統 『彫文白薩摩』『波文白薩摩』

を生み出しました。 また、新たな伝統品開発にあたって

・焼成時に起きる亀裂を防ぐ為、新たに陶土を開発

・釉薬を厚く掛けても、器から流れ落ちにくい釉薬掛け技法を開発

し、彫文部への釉だまりで白薩摩の器の特徴の一つ

光を受けて様々な表情を見せてくれる貫入」

の美しさを際立たせました。

“暮らしを彩る”和食器として お楽しみください！

暮らしを彩る彫文テーブルウェアシリーズの中から、今回ご提案するのが

彫文の「飯碗」「汁碗」「サラダボウル」と

波文「角皿」「箸置き」

の五種の彫文・波文の器。

●料理が映える、新伝統の“彫文白薩摩のお碗とお皿”●

従来の白薩摩の色絵錦手にかわり、彫り技法を器に施し、新たな伝統として生み出した “料理が映える白薩摩彫文の器”。

※貫入（かんにゅう）とは
作成工程の中で表面にできるひび状のもので陶器の素地と釉薬の膨張・収縮率が異なるため焼き上げた際に生じるもの。

●新たな伝統品をつくるために重ねた二つの工夫●

生地に5ミリ以上の彫りを施すと、焼成時に収縮の変化が起き、器に亀裂が入りやすくなる為、幾度も失敗を重ねる中から、亀裂が入りにくい陶土（生地）を調合し、

彫り模様への釉溜まりを強め、光の濃淡を強調 するため、釉薬を厚く掛けても器から流れ落ちにくい釉薬掛け技法を開発し、 新たな伝統品「彫文白薩摩の器」を創り上げました。

●日本工芸会正会員で“現代の名工”が、ひと器ひと器を作る作家モノ●

今回ご紹介する彫文白薩摩の器は、すべての工程を現代の名工・荒木秀樹がひとつひとつ丁寧に仕上げた作家モノです。

注）窯元が出す器には、窯モノと呼ばれ窯全体でつくるものと、作家モノと呼ばれ、作家自らがつくるものとがあります。

▼土練り（菊練り）工程

▼轆轤工程

▼成形工程

▼彫り工程

特に彫り技法は、

第35回記念西部工芸展（日本工芸会※・朝日新聞社主催）で大賞を受賞した「彫文壺」の幾何学文様の彫文技を「彫文飯碗」「彫文汁碗」「彫文サラダボウル」に、

第68回伝統工芸展（日本工芸会※主催）で入選した「象嵌皿」で用いた 地元吹上浜の風景を思わせる波文技を「波文角皿」に

「波文箸置き」に表現しました。

※公益社団法人日本工芸会は、重要無形文化財保持者（いわゆる人間国宝）を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体。現在、工芸分野重要無形文化財保持者含め正会員約1,200名が所属。

また、全ての器を作家名 荒木「秀樹」の名入りでお届けします。

薩摩焼は江戸時代には、「白もん」と呼ばれる『白薩摩』と、「黒もん」と呼ばれる大衆向けの雑器の『黒薩摩』がありました。 白薩摩の器は、白い陶土を成形し透明釉をかけたもので作成工程の中で表面にできる細かいひび状の「貫入※」が特徴で、光を受けて様々な表情を見せてくれる「貫入」は白薩摩の見どころの一つ。

※貫入（かんにゅう）とは
作成工程の中で表面にできるひび状のもので陶器の素地と釉薬の膨張・収縮率が異なるため焼き上げた際に生じるもの。

ただ、お殿様つかい由来の器で透明釉の上に豪華絢爛な色絵錦手を施されることが多い白薩摩は、贈答品としてや、晴れの場で重宝されることが多く、一般的には手が届かない超高価な器でした。

創窯420年の薩摩焼伝統の窯元荒木陶窯十五代目・現代の名工の荒木秀樹は、殿様つかいの器だった豪華絢爛な『白薩摩』を、多くの皆様に “暮らしを彩る器” として愉しんで頂きたいと、白薩摩の見どころのひとつである「貫入」の美しさをより際立たせるため、日本大学芸術学部美術科彫刻専攻科時代に培った彫刻技術を生かし、白い陶土に彫文と波文を施し、彫った部分の釉溜まりで 色の濃淡をつくり、

より貫入の美しさを際立たせる、料理が映える 新たな伝統 『彫文白薩摩』『波文白薩摩』を生み出しました。

慶長4年（1599年）に串木野で薩摩焼最初の窯を築陶した薩摩焼伝統の窯元。 荒木陶窯の始祖は約４2０年前、慶長３年（1598年）島津義弘公に随伴して鹿児島県串木野（島平）に上陸した渡来陶工の朴平意。 上陸地の串木野に築陶した串木野窯で、主に黒薩摩と白薩摩の生地を焼き、その後、慶長８年（1603年）に下伊集院村大字苗代川（現在の日置市東市来町美山）に移住し窯を築き、島津義弘公の庇護奨励のもとに製陶を開始。
その後、1782年からは白薩摩の捻物細工を開始、1844年からは錦手（白薩摩上絵付）も開始。これは千利休の門人であった島津義弘公の茶道趣味と薩摩藩の産業奨励のためであったと云われています。

薩摩焼は「白もん」と呼ばれる豪華絢爛な色絵錦手と「黒もん」と呼ばれる大衆向けの雑器に分かれますが、1867年（慶応３年）には、島津藩が単独で出品したパリ万博に色絵錦手を施した白薩摩製陶品を薩摩焼として出展。その豪華絢爛な薩摩焼はヨーロッパの人々を魅了し、世界に「SATSUMA」の名を轟かせました。

朴平意を始祖にもつ荒木家は創窯以来420年以上、幾多の歴史的苦難を乗り越え、今日の十五代目荒木秀樹まで薩摩焼（苗代川焼）伝統の技を継承し、薩摩焼（苗代川焼）伝統の技と心を今日に伝えている薩摩焼伝統の窯元です。

荒木陶窯十五代目 荒木秀樹（1959年生まれ）

現代の名工
日本工芸会正会員 日本陶芸美術協会会員・日本伝統工芸士会会員
鹿児島県美術協会会員・苗代川焼伝統保存会会長
日置市美術協会副会長

１９８３年 日本大学芸術学部美術科彫刻専攻卒
１９８５年 同大学研究課程修了
２０００年 苗代川焼・朴家１５代襲名

薩摩焼伝統の窯元・創窯420年の荒木陶窯・朴家十五代目で薩摩焼を代表する陶芸家の一人で日本伝統工芸会正会員で日本伝統工芸士。2020年には、伝統的ろくろ成形・釉薬製造・焼成などに関する技能と薩摩焼ではこれまでなかった幾何学デザインの彫文技法の確立が認められ“現代の名工”へ 。 荒木秀樹が作る“彫文白薩摩” は、彫刻科出身ならではの造形技術と伝統の窯元の伝承技術が融合した、“暮らしを彩ってくれる” 新たな伝統と 評されている。

表彰歴
２００８年 九州経済産業局長功労者表彰
２０１１年 鹿児島県優秀技能者知事表彰
２０１２年 伝統的工芸品産業功労者表彰
２０１２年 経済産業大臣表彰
２０１５年 鹿児島県中央会会長表彰
２０２０年 「現代の名工」
卓越技能者厚生労働大臣表彰
２０２１年 秋の褒章 黄綬表彰

受賞暦
１９８９年 ながさき陶磁展（創作部門） 長崎県知事賞
１９８９年 九州新工芸展 鹿児島県知事賞
１９９３年～鹿児島県美術協会展 会員推挙・特別賞５回
１９９３年～鹿児島陶芸展 県議会議長賞・優秀賞 特選１３回
１９９３年～南日本美術展 奨励賞２回・秀作賞
１９９７年～日本伝統工芸展 入選５回
２０００年 西部伝統工芸展 第３５回記念朝日新聞社大賞
２００１年～一水会展（陶芸部門） 一水会賞２回
２００４年 全国伝統的工芸品公募展 （財）伝産協会会長賞
２００７年 日本伝統工芸士会展 入賞
２０１３年～日本陶芸美術協会陶美展 入選６回
２０１９年 鹿児島陶芸展招待者推挙

▼黒米ごはん、塩麴ナムル、味噌汁、塩麴チキンの生春巻き、甘酒ピクルス、茄子の揚げ浸しを「飯碗」「汁碗」「角皿」で。

▼鮭の出汁麹茶漬けを「飯碗」「汁碗」で。

▼ゴーヤの甘酢昆布和え、もずくの天ぷら、野菜の揚げ浸しを「角皿」に盛って。

▼「サラダボウル」に新鮮な野菜を盛って。

▼野菜の揚げ浸しを「サラダボウル」で。

▼お茶漬けを「飯碗」「汁碗」で。

▼晴れの場の器として

▼海鮮丼を「サラダボウル」で。

※上記料理画像提供：上級麹士・フードコーディネーター 中原ゆかりさん

▼リターン品「彫文飯碗」

▼仕様詳細

サイズ／口径12.3 ×底径5.2 × 高さ6.3（cm）

重さ／211g

※手作り商品の為、サイズ・重さは表示サイズと若干異なる場合があります。

素材／ 陶器

生産／日本（薩摩焼・苗代川焼）鹿児島県日置市東市来町美山

定価／17,600円（税込）

※白薩摩用の陶土に、彫りを施し、釉薬をかけ焼成した商品のため、色合いや風合いが個体ごとに異なります。

▼リターン品「彫文汁碗」

▼仕様詳細

サイズ／口径12.0 ×底径5.2 × 高さ8.2（cm）

重さ／284g

※手作り商品の為、サイズ・重さは表示サイズと若干異なる場合があります。

素材／ 陶器

生産／日本（薩摩焼・苗代川焼）鹿児島県日置市東市来町美山

定価／17,600円（税込）

※白薩摩用の陶土に、彫りを施し、釉薬をかけ焼成した商品のため、色合いや風合いが個体ごとに異なります。

▼リターン品「彫文サラダボウル」

▼仕様詳細

サイズ／口径16.3 ×底径8.5 × 高さ6.2（cm）

重さ／359g

※手作り商品の為、サイズ・重さは表示サイズと若干異なる場合があります。

素材／ 陶器

生産／日本（薩摩焼・苗代川焼）鹿児島県日置市東市来町美山

定価／22,000円（税込）

※白薩摩用の陶土に、彫りを施し、釉薬をかけ焼成した商品のため、色合いや風合いが個体ごとに異なります。

▼リターン品「波文角皿」

▼仕様詳細

サイズ／横辺27.0 ×縦辺11.0 × 高さ1.7（cm）

重さ／491g

※手作り商品の為、サイズ・重さは表示サイズと若干異なる場合があります。

素材／ 陶器

生産／日本（薩摩焼・苗代川焼）鹿児島県日置市東市来町美山

定価／22,000円（税込）

※白薩摩用の陶土に、彫りを施し、釉薬をかけ焼成した商品のため、色合いや風合いが個体ごとに異なります。

▼リターン品「波文箸置き」

▼仕様詳細

サイズ／上部横辺5.5・下部横辺6.0 ×上部縦辺2.0・下部縦辺2.7 × 高さ1.5（cm）

重さ／35g

※手作り商品の為、サイズ・重さは表示サイズと若干異なる場合があります。

素材／ 陶器

生産／日本（薩摩焼・苗代川焼）鹿児島県日置市東市来町美山

定価／２個セット 6,600円（税込）

※白薩摩用の陶土に、彫りを施し、釉薬をかけ焼成した商品のため、色合いや風合いが個体ごとに異なります。

応援購入頂きました彫文白薩摩の『飯碗』『汁碗』『サラダボウル』『角皿』『箸置き』は贈答品としてご利用される方の為に、すべて『荒木陶窯オリジナル箱入り包装』で発送させて頂きます。

※発送及びプロジェクトの内容に関して変更等があった場合は、迅速に活動レポート などで応援購入者様にご報告させていただきます。

生産者：荒木秀樹（荒木陶窯十五代目）1959生まれ

現代の名工 日本工芸会正会員 日本陶芸美術協会会員 日本伝統工芸士会会員

プロデューサー：荒木亜貴子

今回のMAKUAKEプロジェクト参加にあたり、殿様つかいだった豪華絢爛の『白薩摩』を “暮らしを彩る”器” として普段つかいで多くの皆様に愉しんで頂きたいと、日本大学芸術学部美術家彫刻専攻科時代に培った技術と創窯420年の窯元の伝統技法を融合させ、独特の感性で新たな伝統として『彫文白薩摩』『波文白薩摩』を生み出しました。

荒木陶窯Onlinestore店長： 尾上一久 （1952年生まれ）

この機会に伝統の窯元十五代目で現代の名工が生み出した新たな伝統『彫文白薩摩のテーブルウェア』をお手に取って戴ければ嬉しいです。

最後までお目を通していただきありがとうございました。

荒木陶窯MAKUAKEチャレンジチーム一同