2021年始動予定のARTOCU『職人とお客様を結ぶプロジェクト』は染色職人が色を発信する場を作ることで、お客様との繋がりを生み、新しいモノを創り出すプラットフォームです。

その先駆けとして、染色職人の感性から生まれる色や人柄を皆様に知っていただくため、Makuakeだけの特別な色と体験をご用意しました。

職人の感性から生まれる色をまとったフラグメントケース。ここにしか無いMakuake限定の色鮮やかな５つの色を職人が色に込めた想いと共にお楽しみください。

職人とお客様の距離を縮めたいという想いから、工房見学やメンテナンス講習などの体験をご用意しました。染色職人の技術や、染色に対する想いなどを感じていただければと思います。

※数量限定となっております。

ARTOCUのベースとなるyuhakuの染色技術をご紹介します。

yuhakuの染色は一般的な染色とは異なり、多くの工程を経て生まれます。それは一般的な染色と比べてもわかります。

「一般的なレザーへの染色」

革の鞣し工場にて、革と染料を樽に入れて漬け込む方法や、スプレーを使って上から塗る方法が主流となっています。

「yuhakuの染色」

絵を描く様に4～8色の染料を重ね作り出すグラデーションは、色のついていない革からすべて職人の手で、下色染め・革の状態確認・裁断・グラデーション染色・保革・艶出しなどの加工を行います。色鮮やかで絵を描く様な染色を生み出すにはこれらの地道な工程が欠かせないのです。さらに、工場では使用済みの染料は廃液として処理されますが、yuhakuの染色は必要な分だけ布や筆に染み込ませて使うため、廃液ゼロで非常に環境に配慮したサスティナブルな染色技法となっています。

染色工程について詳しくご覧になりたい方は下記のページをご覧ください。

https://yuhaku.co.jp/article/4085/

yuhakuの染色職人は日々の染色以外に新しい色の研究も行っています。しかし、その中でもyuhakuの商品となるのはごく一部。その裏には美しくも複雑すぎるが故に表に出ない色が幾つもあります。そこで、職人の感性から生まれる独特で美しい色をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いからアートプロジェクト“ARTOCU-アルトカ-”という企画が始まりました。

ARTOCUは今後、職人の感性が生み出す色を入り口としたセミオーダーの専門ショップという形を通して、職人とお客様を結ぶプラットフォームとなるべく、準備を進めて参ります。

職人であると同時にクリエーターでもある彼らが、Makuakeのために染めた職人の感性から生まれる色をご紹介します。

職人と聞くと歳を重ねた熟練の技を持つ人をイメージしますが、yuhakuの職人は２０代〜３０代の職人で構成されており、中には美大・芸大でアートを学んでいた職人などもおります。一人ひとりの個性をお楽しみください。

サファイアの原石から着想を得て染色しました。光の当たる角度で色が変わって見える、複雑な色の構成をイメージしています。今回の染色は単純に色を重ねるだけではなく、薄い色と濃い色を混ぜ合わせる際に起こる色の抜けを利用し、偶然性の高い表現方法となっています。この色を通して、手染めの奥深さと偶然性が生み出す美の特別感を感じて頂ければ幸いです。

新緑の中、空を見上げた時の日の光と、目前に広がる自然が織り成す色を、手染めで表現致しました。淡い色味のみを織り交ぜて深みを出すこの染めは、少しでも傷があるとそのまま染めに影響を与えてしまう為、大量生産には向かず、また染めにも繊細な技術が必要になるため、今回の企画にて生産する事に致しました。

今までの染色にない、柔らかい表現をお楽しみください。

気軽に触れ合う文化は日本にはあまり馴染みがない。

それでも親しい人や偶発的な他人との関わり合いには幸せを感じていた。

今の状況の中では、人と触れ合う事に躊躇してしまうことがある。

そのことに少しばかり寂しさを覚える。

革には生前の面影があり、持つことで温かみを感じることができる。

そこに偶然できた色の重なりを筆でなぞり形を掘り起こした。

人の顔や踊ってる姿、自然の風景など見え方感じ方は様々だ。

一枚一枚革の表情や色の重なりが異なるので、自分だけの風景を想像できる模様となっております。

ぜひお手元でお楽しみ下さい。

もともとパステルカラーの淡い美しさに興味を持っていました。今回はその淡い美しさを引き立てるため“暗闇の中に現れる儚く幻想的なオーロラ”を表現しています。

”

熱帯にある原始の森には、たくさんの色の果実が熟れ、止まっているように流れる穏やかな河がある

暗い樹々の奥深くには、モルフォ蝶が冷たく儚く、輝いている

どうしてモルフォ蝶は目の醒めるような、青銀を選んだのだろう。

”

こちらの染色では、モルフォ蝶の鱗粉をイメージし、金属光沢加工を施しています。

量産品ではできない、より複雑性を持った染色方法になります。

神秘的で美しいという感覚の確かさと、不確かな世界の上でわたしたちが存在する不安定さの、二面性を感じていただければと思います。

今回のMakuakeでは、職人自らが染色革に相性の良いダークカラーのレザーをセレクトし、コンパクトで機能性の高いフラグメントケースをお届けいたします。

必要な物がコンパクトにまとめて収納でき、財布を小さくしたい方や、サブの収納アイテムとしても活用でき様々なシーンに取り入れやすいアイテムです。

●メインポケットには小銭やお札を折って入れることができ、キーチェーンも付属しております。

●外側には4枚のカードポケットと、サブポケットが１箇所ございます。

●サイズ：横132 × 縦77 × 厚さ12 (mm)
●重量：54g

染色部分には普段yuhakuが使用している上質な革の中から、職人自らが表現したい色に合わせて革を選びました。その他ダークカラーの革はフランス原皮を使用した上質な国産キップを使用しております。成牛の革に比べきめ細やかで滑らかな肌触りが特徴となっております。

海外のメゾンブランドからも注目された、国内の高い技術をもつ染色と制作の職人が1点1点お作りします。細かく美しいミシンステッチや、丁寧に仕上げたコバは高い完成度と上品さを引き立たせます。

フラグメントケースに加え、染色職人とお客様に繋がりが生まれる体験をご用意しました。

染色職人の普段の作業風景が見られる横浜工房にご案内いたします。工房の見学と、ご希望の方には実際に革に色付けをする染色ワークショップも実施いたします。

※見学は１組(3名以内)ずつの予約制とさせていただきます。

※ご予約は2021年1月以降でお客様のご都合よろしい日時にて承ります。

※ご予約可能日は横浜ショップの営業日となります。(平日および第2・4土曜日)

※お越しいただく交通費はご負担いただきます。

yuhaku横浜本店にて、普段の革のお手入れ方法を染色職人が講習します。メンテナンス方法に加え、オススメの道具などをご紹介いたします。

※講習は１組(3名以内)ずつの予約制とさせていただきます。

※ご予約は2021年1月以降でお客様のご都合よろしい日時にて承ります。

※ご予約可能日は横浜本店の営業日となります。(平日および第2・4土曜日)

※お越しいただく場合、交通費はご負担いただきます。

yuhaku独自の色のメンテナンスサービスの磨き直しを無料で１回お受けいただける“磨き直しカード”を差し上げます。可能な範囲で革の補色や保湿メンテナンス、小キズの修理などを行います。

●有効期限：2021/9/1〜2021/12/31

※通常、フラグメントケースの磨き直しメンテナンスは¥3,000程度の費用が必要となります。

※この磨き直しサービスは今回ご支援いただいたフラグメントケースのみにご利用いただけます。

2020年

11月 : Makuake掲載

12月 : Makuake掲載・製作開始

2021年

01月 : 製作・完成次第納品

02月 : 全数納品完了予定

Makuake開催期間中(11月〜12月)、yuhkau横浜本店にて、職人が生み出した色を実物にてご覧いただけます。是非、お越しください。

※Makuake商品の購入はできませんので、あらかじめご了承ください。

今回集まった資金は、今後のお客様と職人をつなげるより良い環境づくりの資金として活用いたします。

●リターンの制作費用

●色の研究開発費用

●ARUTOCU専用オンラインページ立ち上げの費用

ARTOCU-アルトカ-は、職人とお客様を結ぶプラットフォームとなるため、オンラインやSNSなどを通して職人自ら発信することで、お客様とストーリーを共有し、アート作品を購入する感覚でレザーアイテムを購入できる体験を構築することを重視します。そこで生まれた形が、職人の感性から生まれる様々な色を入り口としレザーアイテムを作るセミオーダーシステムです。

染色職人の個性を生かした他にはない多彩な色合いを生み出すことで、ワンランク上のアート性を持ったレザーアイテムの展開を目指します。セミオーダー専門サイトARTOCUは2021年2月の始動を目指しており、今までのyuhakuとも、今回のMakuakeとも違う、特別な色彩をご用意しますので、是非お楽しみください。

私たちは染色を基調に、色にこだわりをもった製品を提供します。
絵を描くように、複数の色を手作業で重ねる染色はyuhakuの職人だけが持つ技術です。

革一枚一枚と向き合い丁寧に染め、磨き上げることで、透明感を持ちながらトラや血筋など革本来の表情を生かし深みのある色に仕上げることができます。

タンナーでつくる色は、素材と色の掛け合わせを考慮しながら、希望どおりの色が完成するまで何度も試作を重ねます。こうして出来上がる色は、すべて感性によって作られるもの。

それは不完全な完全。

デジタル化が進む現代において、人の感性から生まれる色はかけがえのない存在であると信じています。

また環境への配慮として、全て手作業で行われるyuhakuの染色は廃液を一切出さず、汚水を生み出すことはありません。
私たちはこの独自の染色技術に誇りを持ち、未来の伝統工芸に昇華させることを目指します。

https://yuhaku.co.jp/