製品について

【浅草文庫】に使われている表革は、真っ白に鞣した牛革に、江戸小紋の技術で染上げ、寸分のズレがないよう金型で凹凸をつけています。熟練の職人しかできない業で、染め・型押しされた白革を「文庫革」といいます。今回は「文庫革」を使い、キャッシュレス時代に対応したメンズ向けのコンパクトカードウォレット制作いたしました。

何度もサンプルを作成し、半年をかけてコンパクトで使いやすい商品を開発しました。職人の染めの経験と、縫製の技術を集約させた1点です。

熟練の職人による縫製。

友禅職人による捺染。

シックなデザインはビジネスシーンにもぴったり。

こだわりは表側の「文庫革」だけではありません。使い勝手と収納力。小さいのに大容量。

「手ぶらで街に出かけよう」をコンセプトに誕生した、コンパクトカードウォレット。

今までご使用のラウンド長財布や札束入れから本製品に替えても、機能や収納力は十分満足いただけるでしょう。ジャケットの内側ポケットやズボンのポケットにもすっぽり入るサイズです。通勤時の定期券入れや、コンビニエンスストアでの買い物にも便利です。

一番の特徴である上下カードポケットは使い勝手が良く、出し入れもスムーズ。

小銭を入れたり

鍵を入れたり。

アイデア次第で便利に使用できるオープンポケットが2か所。

紙幣10枚、領収証なども入れることができる収納力で、カードが使えないシーンにも対応。

ラウンド長財布の収納力を、キュッと凝縮したポケットに楽々入るコンパクトカードウォレットです。

仕様

自社生産なので妥協はしません。こだわり抜いて何度も試作を重ね、持ちやすく、使いやすいサイズを追求しました。カードや紙幣を入れても持ちやすいのが本品のこだわりです。

お手入れ方法

表面の革は、コーティングを施しているのでクリーム等でのお手入れは不要です。汚れてしまった場合は固く絞った布で表面を優しく拭いてください。

近年、アルコール等を使用する機会が増えてきましたが、アルコール等で濡れた手で製品を触ると、革にダメージを与えてしまう可能性がございます。手を完全に乾かしてから製品をご使用ください。

サイズ

閉じた時：約 W10.2 × H7.5 × D1.7cm

開いた時：約 W10.2 × H22 × D0.4cm

重さ

約59ｇ

素材

表革：牛革（小紋柄の文庫革）

内革：牛革

生産

日本（東京都台東区）

仕様

内側：カードポケット×4、オープンポケット×2（カードや小銭等）、札口×1（紙幣10枚収納可能）

外側：カードポケット×1

カラー

6色：金色、銀色、黒、赤、緑、藍

実行者紹介

東京・台東区に工房を構える【浅草文庫】の製造責任者の齊藤と申します。弊社は、元々着物メーカーでした。職人の高齢化や着物生産数の減少により、日本が誇る伝統技術である友禅を絶やしまいと着物以外で技術を後世に繋ぐことが出来ないかという思いから生まれたのが【浅草文庫】です。わたしたちは【浅草文庫】コンパクトカードウォレットを制作するために、デザイン・仕様・素材を8か月間かけて何度も繰り返し、問題点の洗い出しのために型紙、縫製サンプルを制作し続け、このたびプロトタイプを完成させました。

日本の職人の細かい手仕事をぜひとも手に取っていただきたいと思います。