ビジネスシーンでのスーツのポケットに

他人とは違う、洗礼されたデザインのボールペンでステータスUPを。

手紙を書いてみませんか？

いつの時代も手書きの文字には暖かみがあるものです。

仕事のサインはお気に入りのペンで

書類のサインはもちろん、話のネタとしても。

市場には蒔絵ボールペンという名称で複数のボールペンが売られていますが、それらの多くは印刷技術の進化によるものです。

しかし、本プロジェクトの蒔絵ボールペンは一本一本職人の手描きによるものです！

その蒔絵を手掛けるのは、石川県にある「輪島屋善仁」。江戸から二百年余りの歴史を持つ輪島屋の名を継ぐ唯一の工房です。

輪島屋善仁は「日本漆芸史上最良のものづくりを目指す」という信念の通り、材料の漆からこだわり、輸入ではなく高品質な日本の漆を栽培するという取り組みから品物の制作は始まっています。

蒔絵(まきえ)とは漆(うるし)で文様を描き、その上に金、銀粉などを蒔く(まく)漆芸の加飾技法で、器や家具、刀の鞘や甲冑などといった品物に利用されて来ました。

この技術はとても難しく手間と時間がかかるため、豪華な装飾として知られています。

―お気に入りのモノと人―

人々は昔から何かを残すため、あるいは誰かに何かを伝えるために

書きしるすことをしてきました。

メモをとるとき、書類を書くとき、記録をつけるとき＿＿。

その活躍は普段の暮らしに溶け込み、多くの方は意識しません。

そんな筆記具には実は大きな魅力があります。

良い筆記具、お気に入りの筆記具を使う時、“筆記する”という行為が楽しい時間や、趣味の時間へと変わるのです！

いつもは退屈な書類への記入、少しおっくうな荷物の受け取りサイン、ちょっとしたメモ書きなど。

日常のちょっとした時間が楽しい時間へと変わる。そんな小さな積み重ねが日々を豊かにすると考え、作り手としてはそんな筆記具を目指しています。

―育てる筆記具―

製品には木製品や革製品のように、使い込むごとに風合いが増してゆくものがあります。

漆もそんな素材の一つで、天然素材ならではの美しい風合いによって日々表情を変え、自分だけのものが出来上がってゆきます。その独特な高級感と所有感は唯一無二のボールペンとして末永くご使用いただけるでしょう。

また、本体は真ちゅう製なので程よい重量感で、筆記する際の助けになると同時にその書き味は高級感を醸し出します。

博愛(はくあい)

キャッチフレーズ

【貴方に出会えたことの喜び】

作者の言葉

“クリスマスなど特別な日に、ゴールドのアクセサリーと薔薇の花を100本贈るのが定番になっていた時代を、新鮮に感じる人もいれば懐かしく思う人もいるでしょう。

いくつもの人の愛情、そして幸福が降り注ぐようにとイメージしました。。”

後軸には五本のバラが描かれています。

意味は『貴方に出会えたことの喜び』

前軸には上から下へ向かって舞い落ちる花が軸を一周するようにデザインされています。これは集まった花から愛が降り注ぐ様子を表現しています。

日常にさりげなく華を添えられます。

亀(かめ)

キャッチフレーズ

【鶴は千年、亀は万年】

作者の言葉

“亀をモチーフにしたペンです。縁起が良いといわれている亀ですが一般的にペンに表現されている状況をあまり見ません。

長生きのお祝いの贈り物として、また国外の方向けに漢字などを使ったデザインを採用しました。

「鶴は千年、亀は万年」という言葉のように亀は長寿の象徴です。また他にも夫婦円満、金運アップの象徴でもあります。”

後軸には金をふんだんに使用し亀の甲羅の模様が描かれています。

中央部には篆書体（てんしょたい）で亀の文字が入っています。

前軸部分には亀が描かれています。長寿の亀の甲羅には海藻がたくさん付き、その姿は蓑亀(みのがめ)や緑毛亀(りょくもうがめ)などと呼ばれ大切にされてきました。この亀にもたくさんの海藻がついています。

本体は黒漆色と朱漆色があり、二本セットでコレクションや贈り物にも適しています。

朧月(おぼろづき)

キャッチフレーズ

［携帯できる美術品］

作者の言葉

“どのようなデザインが欲しいか周囲の方に聞き取りを行うと、桜や梅などの花。月や雪などの季節を感じる自然の風景といった意見が多く見られました。

情景などの一場面を題材としたデザインが作られていなかったため、日本の風景として想像できる夜桜と月をデザインとして採用しました。”

後軸には、春の夜空に浮かぶ月がデザインされています。

前軸には月明りに照らされた桜が咲いています。

その柄はとても繊細で本物の花のように眺めるだけでも楽しめます。

−−−インクについて−−−

使用しているインクは信頼の日本製で、適度な粘度でゆったりとした筆記ができる油性を採用しています。

クロスタイプ芯は簡単に交換が可能です。

このプロジェクトは、金属深絞り加工を営む【島田製作所】を筆頭に、未来のデザインを担う若者が集まる【中央情報大学校】、伝統工芸・漆蒔絵の【輪島屋善二】が手を取り合い、2019年に発足しました。

当初は未来のデザイナーの育成という目的のほか、海外から来た方へ日本の伝統工芸をアピールする目的があり、最終的に2020年には販売に至る予定でした。

プロジェクトに参加した学生達は自らのデザインが商品になることを夢見ながらたくさんのアイディアを練り、今までの商品にはない独自の価値を提案できるデザインを完成させました。

しかし、パンデミックの影響で旅行はおろか外出もままならなくなってしまったことにより、試作まで進んだ蒔絵ボールペンの製造・販売計画は中断、それから一年以上の月日が経ってしまいました。

そんな中、本体軸の製作を手掛ける島田製作所のもとへ一本の電話がありました。

電話の相手は、プロジェクトに参加した生徒の親御さんでした。

「デザインが採用されたと本人から聞いたのですが販売はしていないのですか？ 」

この問い合わせをきっかけに、一年以上も宙に浮いた状態だった計画が再び動き始めました。

蒔絵ボールペンを販売するにあたって一番ふさわしい場所はないか？

検討を重ねた結果、多くの人に見てもらう機会があり、実際に対面の必要が生じないクラウドファンディングという形をとることにしました。

【中央情報大学校】

2018年4月、群馬県高崎の地に情報技術とデザイン、電気が融合した専門学校として開校。本プロジェクトに参加したクリエイティブデザイン学科プロダクトデザイン専攻では、商品を企画するにあたって必要な知識や考え方、表現を学びます。

身の周りの全てのものにはデザイナーがいます。世の中にあふれるデザインの中で、より美しく、より機能的なデザインでユーザーの心を掴むには、製品に対して深く理解し、考えることが大切です。

“デザイナー”という職業に明確な区切りや資格はなく、名乗ればデザイナーになれてしまいます。だからこそ信頼できるよう経験と実績を積むことが必要になります。

このようなプロジェクトを通し、多くの人に認められる仕事ができるよう、中央情報大学校では多数の実績のあるデザイナーが指導に当たっています。

【輪島屋善仁】

輪島屋善仁は石川県輪島市で主に漆器を手掛ける工房です。

江戸から二百年余りの歴史を持つ輪島屋の名を継ぐ唯一の工房であります。

輪島屋善仁のものづくりは、材料の漆の栽培から始まり、“漆器は日本だけのものではなく、人類の財産ととらえ、時代を超えて日本漆芸史上最良のものづくりを目指す”ということをテーマに掲げています。

【島田製作所】

群馬県で金属プレス業を営む町工場で、深絞り加工と呼ばれる一枚の板から継ぎ目のない軸を制作するプレス技術を得意とし、主にボールペンや万年筆のボディなどの製造をしています。

その取引先は日本の主要な万年筆メーカーをはじめとする文具メーカー、化粧品、理化学研究の分野など多岐に渡ります。

プレスだけでも一つの品物が出来上がるまでに10～15工程近くかかり、その後磨きや表面処理といった多数の工程を経てペンのもとになる軸が出来上がって行きます。

また、組み立ても行っており、今回のプロジェクトにおける蒔絵ボールペンの組み立てもここで行われます。

島田製作所では熟練の職人によるプレス型の製作や、難加工材への挑戦などプレスに対して情熱を持って取り組んでいます。

4月16日 プロジェクト掲載

6月1日 プロジェクト募集終了・同時に製作開始

10月末 お届け予定

今回Makuakeにて販売に至れることを感謝して特別価格でご案内させていただきます。

また、セットでの販売にも大きく割引が適用されておりますので、この機会に普段使いはもちろん、贈り物やコレクションなどにご活用下さい。

ー資金の使い道－

今回のプロジェクトは学生のデザインを世に送り出すことが目的のため、資金の大部分は製作費に充てられます。

本プロジェクトの実行者を務めるのは、ペン本体軸の製造と、完成品の組み立てを担う島田製作所です。

弊社はプレス品を製造する町工場で、地域や人との関わりを通してこのプロジェクトを発足するに至りました。

この場を借りて、プロジェクトに関わる皆様、応援して下さる皆様に心から感謝申し上げます。