私達は岐阜県土岐市の洋食器メーカー、
城山製陶所です。

暑い夏に美味しい冷酒。冷えているうちはとても美味しいのに、
食卓に並んでいるうちにどんどんと温かくなっていってしまった経験はありませんか？

そんなお酒好きな方の悩みに、
洋食器メーカーである私達が本気で向き合いました。

外でお酒を楽しむ機会が減った今だからこそ、
おうちで冷酒をもっと楽しむ工夫はできないだろうか。

こだわったのは、「素材の味×親しみやすい見た目」を実現する器でした。

お酒の素材そのものの味を器や入れ物で変化させることはできません。しかし、素材の温度を操ることで味を変化させられたら。

そして、それを見た目もおしゃれな洋食器で実現できたなら。

そんな想いから、BeakBowlは生まれました。

BeakBowlが実現する
２つの新しい"晩酌"

氷ポケットで薄まることのない、
日本酒本来の味わいを花冷えでいつまでも。

お酒を呑む際、素材の温度により味が変化するお酒の代表といえば「日本酒」。中でも冷酒は日本酒を冷やすことで口あたりスッキリ、どなたにでも親しみやすい爽やかな味わいになります。

冷酒は温度別に呼び方が異なります。

約0℃~5℃に冷やした冷酒を「雪びえ」

約5℃〜10℃に冷やした冷酒を「花びえ」

約10℃〜15℃に冷やした冷酒を「涼びえ」

冷酒ならではのさわやかな香りとすっきりとした味わいは「花冷え」によって最大限に引き出され、暑い夏の夜に涼しさをもたらします。

ガラスのおよそ1.5倍の熱伝導率を持つ磁器で作られたBeakBowlで花冷えの冷酒を美味しく、そしてより長い時間お楽しみください。

こだわった「見た目」。とっくりを可愛く、親しみやすいものに。
みんなでお酒を楽しみ、その様子や美味しかったお酒をインスタグラムなどのSNSでストーリーやタイムラインを埋める。そんな日常もコロナウイルスの蔓延により大きく様変わりしました。居酒屋やレストランでお酒の写真や動画をSNSにアップすることも、「お酒を嗜む」楽しみ方の一つだったはず。

冷酒をもっと多くの方に親しんでほしいというコンセプトを置くからには、見た目にもその親しみやすさを反映させたい。

そしておうちで楽しむお酒であってもオシャレにSNSで自慢してほしい。

BeakBowlはその名の通り、球体(Bowl)からくちばし(Beak)が出たような見た目で今までにないユニークな形状と氷ポケットの内蔵を実現しました。

一見とっくりには見えないインテリアにも溶けこむBeakBowlで「映える晩酌」を体験してください。

BeakBowlの仕組み

冷酒をいつまでも冷やし続ける、BeakBowlの構造をご紹介します。

BeakBowlの内部はお酒そのものを入れる「メインルーム」と氷を入れる「氷ポケット」に分かれています。

この独立した氷ポケットにより、溶け出した氷水で冷酒を薄めることなく冷やし続けます。

BeakBowlの仕様

【本体のサイズ】
クチバシ方向 115mm
横 102mm
高さ 98mm
内容量 320cc

【おちょこのサイズ】
口径 72mm
高さ 46mm
内容量
満水 120cc
適量 約70cc
(BeakBowlいっぱいに冷酒を入れた場合、
おちょこ4~5杯分になります）

・氷ポケットにはコルク栓が付きます。

Colors of BeakBowl

洋食器といえば光沢のある色合いを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

今回私たちは「今までにないもの」にこだわり、このBeakBowlを製作しました。色にも当然こだわりたい。採用したのは「マット釉」でした。

５色のマット釉で彩られたBeakBowlの球体部分は光沢が抑えられ、乾きたてのふんわりとしたタオルのような触り心地を演出しています。

柔らかな色と触り心地のBeakBowlは、冷酒を飲みながら過ごす落ち着いたひとときに溶け込んで行きます。

白梅色（しらうめいろ) : 淡い桜色のような優しい色合いは心穏やかな気持ちにしてくれます。お花見のお供にも連れて行ってください。

雪色（ゆきいろ) : 光沢のない雪のような白色はどこか透明感を感じさせてくれます。静かに一人で楽しむ安らぎの時間にどうぞ。

淡水色（うすみずいろ) : 青緑色を薄めていくと出来上がる大人しい色調。夜風が気持ちいいこれからの季節に。

亜麻色（あまいろ)：見た目の可愛らしさを色で表現しました。亜麻を紡いだ糸の色のようで黄色がかったグレージュの装いです。

薄墨色（うすずみいろ)：クールに冷酒を楽しみたい、カッコつけなあなたに。

特徴的な形状を実現した
がば鋳込みという製法。

氷ポケットのついた冷酒用の徳利はガラス製のものをイメージされる方が多いのではないのでしょうか。

氷ポケットのついた陶磁器製の冷酒とっくりが珍しいと言われる理由は、製造方法の難しさにあります。

洋食器の製法は様々で、カップやボウル、プレートなどを作る「ロクロ成形」。楕円や四角などの変形物を作る「圧力鋳込み成形」などがあります。

BeakBowlのように複雑な構造の製品は、成型上上記の製法では作ることができません。

そこで用いたのは型枠に泥を流し込み形作る「がば鋳込み製法」です。

泥を型枠に流し込み、適度な厚みになったのを見計らって余計な泥を捨てます。

泥の水分量やph値などの管理、排泥のタイミングなど熟練の技術者による細やかな調整が必要となる、非常に難易度の高い製法です。

現在がば鋳込み製法を取り扱える技術者は非常に少なくなり、いつまでもこの技法を継承していくことが難しくなっています。

今回このBeakBowlでがば鋳込み製法によって生まれる自由度の高い造形により多くの方が触れ、この製法の可能性を感じていただきたいと心から願っております。

そして未来の継承者の方がBeakBowlをきっかけに生まれて欲しいな...

そんな想いも込められております。

BeakBowlに込められた想い

BeakBowlは今まで広まることの無かった陶磁器の価値を
世の中にさらに広めたいという、共通した親子の想いから生まれました。

「陶磁器メーカーとして、価値ある物を創り出したい。陶磁器の可能性を世の中に広めて行きたい」

数多くのお客様の期待に応え続けたいという強い想いの傍、長きにわたって築きあげてきた技術で新たな製品を世に打ち出したいというメーカーとしてのプライドを、当社の代表が別の仕事をする息子へ打ち明けたことで物語は動き始めます。

2人の目指す姿は「伝統と新しい技術から生まれる器を自ら産み、多くの人に届ける」ということ。

美濃焼職人は本当に熱い人が多い。そんな職人たちによって積み上げられた伝統技術には、まだまだ世の中で必要とされる「器」を作り出せる可能性がある。

代表はもちろん、息子である私もずっと同じ想いを抱いておりました。

父である代表は全力で製品を開発し、私はそれをあらゆる手段で世の中に広めるというそれぞれの役割のもと、当社の新しいブランドが立ち上がります。

「JOZAN」

「私達が本当に良いと思う物だけを、できる限り多くの人に届けよう」

洋食器メーカーが本気で作った冷酒とっくりを、手にとってみていただければと思います。

BeakBowlのお届け方法について

BeakBowlはとっくり本体1個とおちょこ2個を１セットとしております。

ご注文いただいたセット１つ１つ専用のギフトボックスに丁寧に梱包し、心を込めてお送りします。

ご自身用としてはもちろん、大切な方へのギフトとしてもお送りいただけます。

スケジュール

2022年 5月プロジェクト開始

2022年 6月プロジェクト終了

2022年 7月初旬 リターン発送開始

2022年 8月初旬 リターン発送完了予定

資金の使い道

BeakBowlの製品化

がば鋳込み製法技術者の育成

実行者紹介

昭和43年に創業した当社はまもなく創業55周年を迎えます。
これまではOEMによる航空機ビジネスクラス用食器の製造を主としており、
長きに渡って高い品質にこだわり洋食器の製造を行ってきました。

新ブランド・JOZANがお送りする、陶磁器で叶う機能性とカタチのユニークさをまずはBeakBowlで感じてみてください。

有限会社城山製陶所
岐阜県土岐市土岐津町高山154
代表取締役：安藤公成