タオルの企画、開発、生産に携わる中で、日々より良いタオルを追求している時、私が知る限りで極上の素材『海島綿』と極上の加工『スーパーZERO®️』(＊スーパーZERO®️は、浅野撚糸株式会社の登録商標です。)を組み合わせて、随一の産地『今治』で織り上げたら、今まで見たことがないタオルが生まれるのではないかと、ふと思い軽い気持ちでサンプルを作ってみたら、、、なんと私史上、今まで見たことがない光沢、風合いのタオルが出来上がってしまいました！
思わず ”うなる” とはこのことでした。
その感動を是非、皆様にも感じて頂きたく今回こちらに掲載する運びになりました。
最後まで読んでいただき、このタオルの良さを伝えられればと思います。

海島綿＝シー・アイランド・コットン。

その稀少性から、「繊維の宝石」と呼ばれている、西印度諸島産の綿の原点であり頂点と言われているのが海島綿です。

　普通の綿の繊維長が20~25mmであるのに対し、超長綿は繊維長35mm以上の物を指します。その超長綿の中でも、海島綿は最上位の繊維長を持っています。

　繊維長が長いと糸を紡ぐ際に撚り回数が少なくて済むので、柔らかくしなやかな糸ができ、なめらかな肌触りとシルクのような光沢が生まれます。

　つなぎ目が少なく強度のある糸になるので、その糸を使えば、耐久性が高く、軽く、吸水性、放湿性にも優れた生地を作る事ができます。また、海島綿は超長綿の中でも素材自体に含まれる油分が多いので、洗濯を繰り返しても比較的長く、その風合いを保つ事ができます。

　　　　　　　　　　　・　・　・　・　・　・　・　・　・

一般的に高級綿と言われている超長綿の収穫量は全綿花の僅か1.7％ですが、海島綿はその超長綿全体の中で0.01％しかありません。つまり、綿全体の中では数十万分の一しかないのです。

今後、農業の技術革新が進んでもこの綿花の特性上、手摘みでしか収穫できないため、飛躍的に収量が増えることはないと言われています。まさに、カリブ海地域だけに育つ、神様からの贈り物なのです。

世界でもっとも優れた綿がこの限られた土地だけに育った理由は、その気候風土にあります。年間平均気温26～28℃で、昼夜の温度差が少なく、年間総雨量1,100㎜～1,200㎜、年間総日照時間3,000時間以上という気象条件。綿木の発芽成長期が雨季、開花時期が乾季という気象サイクル。さらに水はけの良いアルカリ性の土壌で均一で節の少ない優れた綿が育つ風土となっています。

当社は、そのような地域で育まれた素晴らしい素材と、今まで長いお付き合いをさせていただき、数々のハンカチーフを生み出してきました。

今回は、この世界に誇れる素材の良さを全身で体感していただきたいと、満を持してタオルを3サイズ作成いたしました。

スーパーZERO®️とは、魔法の撚糸です。

綿糸を水溶性糸と合わせて、綿糸とは逆方向に撚ります。それをタオルのパイルに織り込み、水溶性糸だけを溶かすと、糸にすき間ができて綿糸が膨張します。

この撚糸を使用して織り上げることで、軽いのにボリューム感たっぷり、吸水性が高い、ふんわりした風合いが持続するタオルが生まれます。

　洗濯を重ねることで、よりふんわりとした風合いになるなんて、毎日使うのが楽しみになりますね。

スーパーZERO®️加工のタオルには、他にもうれしい機能があります。

海島綿×スーパーZERO®️のタオルは、やさしく拭くだけでしっかり吸水してくれます。

髪の毛のタオルドライは毎日のことだから、摩擦が少ないことや、吸水性の高さはうれしいですね。

⚫️バスタオル：約60cm×120cm

便利な大判です。
大きな面積で、ふわふわの肌触りに包まれ、拭き心地の良さを体全体で感じてください！

⚫️エニータイムタオル：約34cm×120cm

バスタオルの横幅を半分にしたものです。
しっかりと吸水できるサイズでありつつ、ハンガーで干すことができるのでお洗濯が楽になる非常に便利なサイズです。最近特に注目されているサイズです。

⚫️タオルハンカチ：25cm×25cm

海島綿×スーパーZEROの良さを手軽に実感して頂けるサイズとして、タオルハンカチをご用意しました。

※それぞれ、割引やセット販売も行っているので是非この機会にお買い求めください。

今回、『スーパーZERO®️』で奇跡の復活を成し遂げた岐阜県の浅野撚糸さんで海島綿の加工をしていただきました。

1967年創業の浅野撚糸さんは、約半世紀にわたり培われた優れた撚糸技術で、撚糸が極めて困難な素材の糸でも見事に撚り合わせる日本有数の撚糸工場です。
そのような他にはない撚糸の開発に取り組むことで、日本の撚糸業の起死回生に取り組んだ浅野撚糸さん。

そちらで、5年もの歳月をかけて完成されたのが、知る人ぞ知る『スーパーZERO®️』です。

2023年4月に東日本大震災で被災した福島県双葉町に新たな撚糸工場を設立し、復興から次への発展を担う活動をしています。

愛媛県今治市にある正岡タオルさんに生産して頂きました。
正岡タオルさんは、大正10年創業当時から受け継がれる「本物を作り続けること」にこだわり、最良の素材、水、織りの技術を揃え、伝統と革新のなかで磨かれた、使うごとに心地よい高品質のタオルをつくっています。
一流ホテルからの高いニーズにも対応し、本物を作り続ける老舗工場です。

1879年創業のブルーミング中西株式会社。

初代中西儀兵衛が、日本橋葺屋町（現在の人形町）に、欧米雑貨洋物商を開店。
ハンカチーフ・手袋・洋傘を扱い、文明開化の先人として人々の注目を集めました。

以来140余年、ハンカチーフを中心に繊維製品の企画販売で培ってきた経験や知識を活かして、

「ブルーミングは世界中の人々にモノ作りを通して潤いと豊かさを提供します」

という企業理念のもと、新しい商品を生み出します。

・WEBサイト・・・https://www.blooming.co.jp
・Instagram・・・https://www.instagram.com/blooming1879/

・Twitter・・・https://twitter.com/bn_labo

ブルーミング中西の開発部門の発信用として、BN_LABOというアカウント名でTwitterを開設しました。Makuake掲載商品や開発商品をコンスタントに発信していきますので、フォローをよろしくお願いします。

今回の『うなるタオル』を開発した堀越です。
日々最高のタオルを追求している中で、極上の素材と極上の加工を今治で作ったらどうなるか軽い気持ちでサンプルを作ってみたところ私が知る限りでベストなタオルが出来上がりました。
何が良いのかは一言で表すことができず、ついうなってしまいました。
上記で説明している通り軽くて吸水性があり、ボリュームがあるのはもちろんですが、何といっても拭き心地が抜群です。一拭きで水滴はまず残らず、軽く拭き取ることができます。５歳の娘が使うとあったかいとも言っていました。暖かくなる機能は無いのですが風合いが良くそのように感じ取ったのだと思います。その表現は間違っていないと思います。
開発秘話になりますが、下の写真のように糸が長くくるくるになっている部分があるのがわかると思います。通常のタオルの工程では見受けられない様子です。
海島綿が柔らかすぎるために起こる現象だと考えられます。この現象は生産者泣かせでもありますが、良いタオルを作るために苦労をしながら作ってもらっています。
そんなこだわりのあるタオルをこの機会に皆様のもとに届けたいと思いますので応援購入よろしくお願いいたします！

●9/1 Makuake開始
●10/2 Makuake終了
●10/3 プロダクト生産開始
●12/下旬 順次発送予定