■無駄をそぎ落とした機能美

シースにステンレス部品を組み込むことで、本体とストライカーを一つの形状に融合。
これさえあれば焚き火が始められます。

一見ファイヤースターターに見えないからこそ、これを使って火起こしを始めたら、周りから驚かれることでしょう。

■材質のこだわり

経年による変化を楽しめるよう、真鍮とウォルナットを選定しております。
特にウォルナットは木材の中でも非常に硬い部類に入るため、過酷なアウトドアシーンでも耐えれる強度を持っています。

■使わないときはインテリアとして

キャンプシーンはもちろんのこと、使っていないときはインテリアやキーホルダーとしてご利用いただけます。
あなたと過ごす時間が増えるほど、より深く成長していきます。

一般のファイヤースターターは芯が無くなったら廃棄するものです。

しかし拵-KOSHIRAE-ではユーザーに末永く使ってもらうと工夫として、替え芯方式を採用しております。
これはユーザーファーストだけを意識したものではなく、地球への環境負荷を下げることを意識したためでもあります。

シースを回転させることで本体から外すことが出来ます。

シースにあるステンレス部品がストライカーとなっています。
初回使用時は芯材の表面にある黒い部分を削り、銀色の素材を露出させます。
削り終わったらストライカーで芯材を鋭くこすりつけることで、火花が飛びます。

[写真](ストライカーの部分を説明する)

ウォルナットに限らず、木材は乾燥に非常に弱い材料のため、メンテナンスオイルを利用したメンテナンスをお願いいたします。

商品名でもある「拵-KOSHIRAE-」は、日本刀の外側の装飾のことを指す「拵」を由来としております。

今でこそ日本刀は美術工芸品としての地位を築いています。

しかし本来は戦いの道具であり、美しい装飾は性能には全く関係ない部分です。
ですが所有者の方たちは「ただの道具」としてではなく、「愛情」を持って刀を美しくしていきました。

だからこそ大切に持ち続け、数百年も守り続けられる「宝」として現存しています。

本商品も「ただの道具」ではなく、日本刀のように「長く愛される道具」になることを願い、「拵-KOSHIRAE-」と命名いたしました。

「拵-KOSHIRAE-」では本体とシースを締めこんだ際に角がピッタリと揃うよう、真鍮とウォルナットを接着した状態で削る「共削り」という加工方法を採用しております。

これは単に「角を揃えるため」だけでなく、仮に別の「拵-KOSHIRAE-」のシースを、別の本体に締めこんだとしても、角がピッタリと合わないようにしています。

つまりピッタリと合わさる関係は、大海の貝殻と同じく、この世で一組しかなありえない組み合わせとなります。

「あなただけ」のファイヤースターターを、ぜひ自分色に育て上げてください。

２０２３年１１月上旬
拵-KOSHIRAE-生産開始

２０２３年１２月下旬
プロジェクト終了

２０２４年　１月下旬～
順次発送開始予定

※ご注文状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。

■ブランドの理念と由来

BRIDGES FACTは「人と自然を繋ぐ"架け橋"を創る」を企業理念として活動しています。

ブランド名の由来ですが、キャンプ道具を"架け橋"と捉え、これを多く創造する意気込みを表現するため「BRIDGE'S」にしました。
そして、これらの"架け橋"を生産する工場（Factory）を省略して"FACT"としました。

このブランドはキャンプを通じて感じた「人は自然なしでは生きていけない」という思いから、機械設計者がひとりで創業しました。

BRIDGES FACTでは以下の三つをミッションに掲げています。

Near：人々に自然をより近く感じてもらいたい
Experience：多くの人に自然の良さを実際に体験してもらいたい
Love：我々の道具に愛着を持ち、長く大切に使ってもらいたい。

これらを道しるべに、BRIDGES FACTは今日も皆様に愛される商品を開発しています。

■プロフィール

BRIDGES FACT代表　伊藤

BRIDGES FACTの代表にして、現役設計者でたった一人の従業員。

元々キャンプやスノーボードが好きなアウトドア派で、休日は家にいない日の方が多いくらい自然の中にいました。
そんな中、キャンプ中に「人は自然なしでは生きていけない」ということを感じ、自分の技術をそこに投入したいという想いから起業しました。

設計は使う人だけでなく、加工する人やコストのことを考えながら形状を決めていくためとても大変な作業です。
ですがお客さんの笑顔を考えると不思議と続けられる作業でもあります。

今回の「拵-KOSHIRAE-」も私が持っている技術を全力で注ぎこんだ商品となります。

■工場を持たない"工場"

ブランド名の由来に工場（Factory）が入っているにも関わらず、BRIDGES FACTでは自社工場を持っていません。

ものづくりを進めていくい上で製造現場は必要ですが、個人ではなかなか準備をすることはできません。
しかし幸運なことに私には助けてくれる仲間がいました。

個人事業主である私の依頼にも嫌な顔ひとつせず、時には厳しい意見も忌憚なく意見してくれる加工屋さんがいたからこそ、BRIDGES FACTはものづくりを続けられます。

これも一つの縁であり、"架け橋"だと思っています。

これからも様々な加工業の方との"架け橋"を築いていくことで、目では見えない"大きな工場"を創り、より多くのお客様に愛される商品を作れる環境を整えていきます。